たくさん靴がある玄関

断捨離テクニック

空気のようになってしまったガラクタを発見する方法。あるのが当たり前になっていませんか?

よくも悪くも、人間はどんな環境にも慣れるので、たくさん不用品を持っていても、それをガラクタと認識できないことがあります。

ずっと前からそこにあって、いつ見てもそこにある。そのため、すっかり光景の一部になってしまったガラクタ。

あなたの家にもこんな不用品がきっとあるはず。

日々、せっせと断捨離しているのに、ノーマークになってしまっているガラクタを見つけるコツを5つ紹介します。



1.振り出しに戻る

どんな家も家具も、最初は何も入っていませんでした。

その状態にいったん戻します。

そこにあるものを全部取り出して、からっぽの状態にしてください。

目指すは、この状態に本当に必要なものだけをおさめた状態です。

からっぽにしたら、必要なもの、大好きなもの、どうしても手元に置きたいものだけを戻し、残りは処分します。

「365日のシンプルライフ」方式です⇒映画『365日のシンプルライフ』の感想:「物を捨てる」映画ではなく、大切な物を選ぶ話

この方法を家1件、部屋1つ単位でやると大変な作業になるので、小さい場所をターゲットにしてください。

ダイニングテーブルの上のみ、ソファの上のみ、引き出し1つの中だけ、洗面所のカウンターの上のみ、洗面所の引き出し1つだけ、ガレージだけ、化粧ポーチだけという具合です。

ガラクタがあるのに慣れてしまった人は、目やにがいっぱいついた状態で、部屋の中を見ています。

そこにあるものを全部取り去るのは、目やにを強制的に取る方法です。

大丈夫です。

ものを全部出しても、目は痛みません。

それどころか、とても心が軽くなり、スッキリするでしょう。

そのスッキリした感覚を、しっかり胸に刻み込んでください。





2.他人にチェックしてもらう

あなたの目はガラクタに慣れきっているので、そうじゃない人、つまり他人に、部屋の中の様子をみてもらいましょう。

家族、親戚、親しい友人を呼んで、「いま、断捨離中なんだけど、この部屋の中に、捨てたほうがいいと思うものある?」と聞いてください。

自分自身のことを考えてみればわかるでしょうが、他人のものの大半はガラクタに見えます。

ものはその持ち主にとってだけ大事なことが多いのです。

人が不用品を捨てられないのは、それが生活する上で必要だからとか、生きる心の糧になっているからではありません。

ずっとそこにあるし、捨てるのは面倒だし心が痛むから、持ち続けているだけです。

つまり、執着しているだけ。

なぜ人は、物に執着してしまうのか? 物と健全な関係を持つには?

ガラクタの指摘要員には、嘘をつかない率直な人(筆子みたいなタイプ)を選ぶと効果的です。

そういう意味では、子供がいいかもしれません。

子供は思ったことをさらりと口にしますからね。

他人に、「あれも、これも全部ガラクタに見える」と言われても、怒ってはいけません。

淡々とメモをとったり、スマホで写真を撮ったりして、記録しておき、後日、処分を検討してください。

3.片付け以外のプロジェクトに打ち込む

毎日のように断捨離をしていると、視界が狭くなって、ガラクタを発見しにくくなることがあります。

もし、そんな状態に陥っていたら、しばらく、片付けとは関係のないプロジェクトに打ち込んでください。

1ヶ月ぐらい全然関係のないことをやって、その後、改めて部屋の中を見てみると、前には気づかなかったガラクタを発見できます。

今とは違う場所の片付けに打ち込むのも、視点を変えるのに役立ちます。

実家の片付けで煮詰まっているのなら、自分のクローゼットの中を片付けてみる、キッチンの片付けで行き詰まっているのなら、お風呂場を片付けてみる。こんな具合です。

目先を変えると、新鮮な気持ちで断捨離できます。

4.違うルーティンを入れてみる

3番のバリエーションです。

いつもとは、違う片付けルーティンを入れてください。

いつも同じ時間に、同じような場所を、同じように、同じような思考で片付けていると、ガラクタを発見できません。

違うルーティンを入れて、同じ視点しかない状態をこわしてみます。

すると、見る場所や見る時間が変わるため、前にはなかった視野や気付きを得られますから、ガラクタも見つかります。

どんなものも、それを見る場所や時間、そのときの心境が変わると、かなり違って見えます。

いま、毎朝15分、断捨離をしているのなら、夜やってみるとか、気分転換に、「27個捨てましょブギ」をやってみるとかするといいでしょう。

「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)

物理的なガラクタが見つからないときは、デジタルなガラクタを捨てることにしばらく専心してもいいですね。

デジタルなガラクタをためこむ恐ろしさとは?:ミニマリストへの道(61)

5.まっさらな目で見てみる

探しものをしているとき、なくしたと思ったものが、いつもそれがある場所や、一度探した場所から、出てきた経験はありませんか?

私はあります。

「ない!」と思って、あわてて、あちこち探したあげく、実は目の前にあったとか、財布のいつもの場所にあったということが、本当にあります。

思い込み(勘違いともいう)に支配されていると、見つけることができないのです。

できるだけ思い込みをはずして、まっさらな目で、部屋にあるものを1つずつチェックしてください。

そのさい、例外を作らないこと。

聖域として、片付けを避けていた場所やものも、ちゃんと見てください。

過去に読者の方から、なんとなく聖域となっているものがあったが、片付けてみたら、ガラクタがわんさか出てきたというメールを何通かいただいています。

たとえば、子供のおもちゃや趣味の文房具、自分が書いた原稿など。

本棚ひとつ分の野望ガラクタを捨てて、部屋の浄化がすすむ。

「ガラクタが見つからないなあ」と思ったら、あえて、「ここは手をつけないでおこう」と無意識に思っていた場所もチェックしましょう。

「片付けているのに、スッキリしないんだよね」と思うとき、必ず、まだ片付けていない場所や、手つかずで放置しているカテゴリーがあります。

昔は、聖域扱いしていたものや場所も、時間がたてば、ふつうの片付け対象エリアや、ものになっていることはきわめてよくあります。

番外:よく見る

最後に、あまりにあたりまえの方法ですが、じっくりとよく見てください。

通り一遍、ざーっと見ただけですませると、空気と化したガラクタを見つけることができません。

脳はいろいろな事象を過去のパターンと照らし合わせて解釈しています。

詳しくはこちら⇒脳はどうやって新しいアイデアを作り出すのか(TED)

捨てるものを見つけようとするとき、片付けている場所や、1つひとつのものに対して、「これは大事なものか、否か」という検討を一からしているわけではありません。

外的刺激をそんなふうにいちいち精査していたら、とても大変な作業になります。

私たちは過去の体験から得たデータやパターンをつかって、ある程度予測をたてたうえで行動しています。

そのため、目の前にあるものをしっかり見ていません。「これはきっとこんなもんだ」という解釈で済ませています。

その証拠に、目の前にあって視界に入っているはずのものでも、意識を向けなければ見えません。

塗り絵をするとき(私の趣味)、トマトってどんな色だっけ(赤いということはわかっている)、いちごのつぶつぶの色って、黒でよかったっけ? と、はたと思うことがあります。

そういうとき、Googleで画像検索をして、写真を見てみると、「ああ、こんな色だったか」「ああ、こんな形だったんだ」と気づきます。

これまで、トマトやイチゴを何千回、何万回と見ているのにもかかわらず、すべてを見て、記憶しているわけではないのです。

ガラクタを発見したいときも、目の前にあるものをよく見てください。

よく見るために、写真や動画をとるのも効果的です。

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*****

すっかり部屋になじんでしまったガラクタを見つける方法をお伝えしました。

たとえ空気のような存在になっている不用品でも、場所、時間、管理の手間を取られているのは、存在感の強いガラクタと何ら変わりありません。

まめに見つける努力をし、見つけたら、できるだけ早く手放しましょう。





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