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読者、シャンティさんの2つ目の質問に回答します。
友達付き合いをやめたいけどどうしたらいいか? という質問です。
人間関係の整理、断捨離という観点から回答をしますね。
1つ目の質問のメールを読んでいただくと、より、状況がわかるでしょう⇒無駄な買い物をやめたらお金が余るようになった。このお金、どう使ったらいいでしょう?
まず、メールをシェアしますが、うつ病や発達障害の人にとっては、かなり不愉快な内容です。
だから、引用はせず、個人的にメールで返信しようかとも思ったのですが、相談事に1通1通返信していると大変だし、うつ病の人との付き合い方について書きたいと思ったので、あえて、そのまま引用します。
あくまでシャンティさんがそう思っているだけなので、個人的に受け止めないでください。よろしくお願いいたします。
友達付き合いをやめたい
今までは時間とお金があり、なんとなくで買い物したり友達とランチしたりしていました。
でも筆子さんのブログと出会えて、なんとなくの買い物(ウォンツ)を辞めたら、友達とランチ行くのもストレスになってきました。
友達と会っても前ほど楽しくないのです。
毎度、同じような話をダラダラ話しながら、ほとんどが仕事や家族に対する愚痴を聞かされます。
前は私も同じ調子で言ってたのですが、最近は足りないマインドから抜け出せたのか、毎日幸せなのです。
でも「私は毎日幸せだよ」なんて言える雰囲気でもなく、適当に話を合わせるだけ。
そして、私から誘っているわけじゃなく、毎度誘われて行くのですが、問題ありの人物が多いのです。
ママ友だったり、元同僚だったり、お世話になったこともあるので、「友達辞めます」とは言いづらいのですが、本当はやめたいくらいです。
うつ病を患ってる人、超自己中な人、発達障害っぽいところがある人で関わりたくないですが、どの方も私しか相談できる友達いないのかと思うような感じで、会う頻度を減らして徐々に疎遠にしていこうとは決めているのですが、うつ病ひどくならないかとか、嫌がらせしてきそうとか少し心配です。
友達の辞め方について筆子様のご意見を伺いたいです。
シャンティさん、こんにちは。
毎日が楽しくなってよかったです。自分のためにならない友達付き合いの見直し方は5つあると思います。順番に書きますから、好きな道を選んでください。
1.自分が率先して雰囲気を変える
今は、だらだらと愚痴の言い合いをしている、非生産的で、ネガティブで、誰のためにもなっていない感じの集まりなんですよね?
シャンティさんは幸せなのですから、「私は幸せだよ」と言えばいいのです。
なぜ、言えないんでしょう。その理由を私は知りたいです。
私なら、「筆子ジャーナル読んで、モーニングページ書いて、ウォンツの買い物も控えるようになったら、お金もすごく余るようになったし、使い道に困るぐらいなのよ」などなど、シャンティさんがメールの前半に書いていたことを、友達にも伝えますよ。
まあ、一気にすべての情報を提供することはしませんが、「今、自分はわりと調子がいい」とは言うでしょう。
ふつう、自分の身に起きたいいことは友達にシェアしますよね? 何か便利な物を見つけたとき、おいしいものを食べたとき、幸せだと思ったこと、読んで感動した本など。なぜなら、友達にも同じように、幸せになってほしいから。
どんどんポジティブなできごとをご友人にシェアして、ついでに私のブログや本のことも話して、みんなでたっぷりあるマインドになってしまえばいいのでは?
そうすれば、友達付き合いももっと楽しくなります
たっぷりあるマインドになるおすすめの練習法6つ~もう十分ある、と考える。
2.ちょっと休む
付き合いを完全にやめるのではなく、お稽古事を休む感じで、友人と距離を取ってください。
付き合いを休んでいる間に、今後のことを考えるといいでしょう。
「今、プライベートが忙しいから半年ほど、集まりに行けない」と断ればいいですね。
断ること、できますよね?
断るのが苦手なら、断れる人になる記事を読んで練習してください。
3つだけリンクしておきます。
人の言いなり(ピープルプリーザー)になるのをやめる方法(TED)
断ることが苦手な人は、「断ったら、冷たい人間だと思われるんじゃないか、人付き合いの悪い人間だと思われるんじゃないか」などなど、自分に対する他人の評価を気にしていることが多々あります。
しかし、シャンティさんは、今付き合っている人たちとは、できればもう付き合いたくないわけです。縁を切りたい人たちから、どう思われようと、痛くもかゆくもありません。
3.フェードアウトする
誘われたら3回に1回は行かない、会ってもそうそうに帰るなどして、徐々にフェードアウトし、最後には完全に縁を断つ方法です。
時間はかかりますが、シャンティさんには、この方法が一番、心理的負担がないかもしれません。
誠実な方法とは言えませんが、多くの人が取る選択です。
誘いを断ると友人のうつ病がひどくなるんじゃないか、友人に嫌がらせされるんじゃないか、なんて心配は無用です。
メールから想像するに、上っ面だけの付き合いのようですから、ひとりぐらい抜けても、何も変わらないでしょう。
うつ病を患っている人は、治療を受けているから、いつものメンバーから1人抜けたことが気がかりなら、主治医やセラピストに相談します。
嫌がらせされるかどうかは、断ってみなければわかりません。
先日も、「友人づきあいをやめようとすると家まで押しかけてくる」とメールに書いていた読者がいましたが⇒友人が身だしなみに無頓着すぎて気になるときの対処法。
結婚を約束した恋人やストーカーならいざ知らず、集まりに来なくなったぐらいで、義理で表面的な付き合いをだらだら続けてきた相手に、自分の時間やエネルギーを使って、嫌がらせするとは思えません。
そもそも、嫌がらせをする理由がありません。
それともシャンティさんの友人は、皆、とっても暇なんでしょうか?
シャンティさんは時間があるかもしれませんが、多くの人は忙しいので、嫌がらせなんて不毛なことはしないと思います。
仮に嫌がらせされたら、その時、対策を考えればいいでしょう。
4.正面から話をする
友人に自分の気持ちを正直に話す方法です。
次回の集まりで、「こんな理由で、私はもうこんな付き合いはやめたいから、これ以上、誘わないでください。誘っても来ません」と皆に言ってください。
すると、他の人はいろいろ言うでしょう。
「え~どうして~? 私に悪いところがあったのなら変えるから、これからも会おうよ」
「そんなふうに思っているとは夢にも思わなかった。なんでもっと早く言ってくれなかったの?」
「実は、私もシャンティとはもう会いたくないと思ってたの。ちょうどよかった。もう来なくていいから」
他の人の気持ちを聞いて、友人関係を続けようと思ったら続ければいいし、「やはりもう付き合いたくない」と思ったら、「今までいろいろとありがとう。今後の幸運を祈っています」と言って、別れを告げてください。
5.一方的に縁を切る
ある日突然、相手が自分に連絡を取れないようにして、完全に縁を切る方法です。
SNSの世界で言われる「ゴーストする」方法に似ています。
ゴーストとは、こちらからはまったく連絡をせず、音信不通になること。SNSでつながっているときは、相手をブロックしたり、自分のアカウントを変えてしまったりします。
参考⇒人間関係の見直し方~突然リセットしないほうがいいと思う理由。
後味が悪いし、誠実な対応とはとても言えないので、おすすめはしません。
しかし、断ることが苦手な人には、心理的負担が少ないかもしれません。相手と何も話さなくてすみますから。
うつ病の人との付き合い方
最後にうつ病の人との付き合いについて私の考えていることを書きます。
このブログの読者には、うつ病、発達障害、パニックアタックをわずらっている人が少なからずいらっしゃいます。
そのような人たちを、「問題ありの人たち」と言うのは間違っています。
本人に問題があるからうつ病になるわけではないし、なりたくてうつ病になる人もいません。
うつ病の人は、ただ単にうつ病にかかっているだけの人たちです。
うつ病は、脳という臓器の不調だから、適切に治療すれば治ります。
心の病気は、骨折したり、子宮筋腫になって貧血になったりするのと同じようなものだと私は捉えています。
骨折したり、子宮筋腫になった人のことを、「問題あり」とは言わないですよね?
もし、本当にうつ病や発達障害の友人を傷つけたくないと思うなら、病気に対する偏見をなくし、どんな病気なのか理解する努力をしてください。
うつ病に関する本はたくさん出ているので読んでみるといいでしょう。
本を読んでみると、自分の接し方に問題があって、ネガティブな集まりになっていた、なんてことにも気づくかもしれません。コミュニケーションの質が悪い責任は、お互いにありますから。
それではシャンティさんの問題が早く解決しますように。どうぞ、お元気でお暮らしください。
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人間関係を断捨離するという考え方に違和感を感じる、というメールに回答します。
新刊の紹介記事:エッセオンライン
エッセオンラインで、新刊、『50歳からのミニマリスト宣言!』の紹介記事がアップされているのでお知らせします。
50代、いらないものを手放すコツ3つ。「捨てるのが苦手」な人でも大丈夫 | ESSEonline(エッセ オンライン)
この記事は、編集部が書いたものですが、内容は本に書かれていることの抜粋ですから、興味のある方はぜひお読みください。
紹介記事は、4月7日にもアップされますので、その時はまたお知らせしますね。お楽しみに。
私が新刊を紹介した記事はこちら⇒新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け中)
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読者のお便りに返信しました。
友達付き合いをやめたいとき、面と向かって話しにくいなら手紙を書くのもいいかもしれません。
電話やテキストもありますし、自分の気持ちを正直に話すのが一番いいと思います。