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家の中に物があふれている方から、処分の方法を教えてください、という質問をいただきました。
特にぬいぐるみと使いかけのノートがたくさんあるようです。
この記事で回答しますね。
まずメールを引用します。イニシャルRYさんからです。
ぬいぐるみと使える物、結局捨てられない
件名:家の中は乱れに乱れて
だいぶものを捨てられるようになりましたがぬいぐるみ ごみの中に入れられない。
あまったノート まだまだぜんぜん使えるよ そんな事思いながら結局捨てられないでいます。
過去を捨てるんだーと思いながらこれを使える人がいるんじゃない なんて一瞬思うとすてれずにいます。
結局すてれない 片付かないジャンで終わっています。
ぬいぐるみ 使える物処分の仕方教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
Yさん、こんにちは。メールありがとうございます。
切羽詰まった気持ちが伝わってくるお便りです。
さて、このメールを読んでも、Rさんの属性がさっぱりわかりません。
年齢はどのぐらいなのか? 学生なのか社会人なのか?
1人暮らしなのか、家族とともに住んでいるのか?
家の中が乱れている、とあるから主婦なのでしょうか? しかし、ぬいぐるみがたくさんあるから高校生か大学生?
使いかけのノートもたくさんあるようですから、やはり学生でしょうか?
過去を捨てると書いているから、もう少し年齢が上? アラサー?
皆目検討がつきませんが、20代半ばの会社員、一人暮らし、と想像して、回答します。
質問は3つだと解釈しました。
1.ぬいぐるみの捨て方
2.使いかけのノートの捨て方
3.まだ使える物の捨て方
順番に回答します。
1.ぬいぐるみの捨て方
ぬいぐるみを全出しして、どうしても手元に起きたいものだけ残し、あとは捨てる、という方法を試してください。
全出しとは、すべてをその場に出すことです。
必要なもの:家中に散っているぬいぐるみ、床に敷く大きな敷物、ゴミ袋2つ、タイマー(オプショナル)
ぬいぐるみは可燃ごみですが、状態がきれいな物は寄付したほうがいいと思います。
Rさんのように、「どうしよう、どうしよう」と思いながら、行動ができない人は、作業をできるだけシンプルにしたほうがいいです。
とりあえず、家の中にあるぬいぐるみを、残すもの、手放すものの2つに分けることから始めます。
寄付するものを選ぶのは後日行います。
以下のステップで断捨離してください。
ステップ1:床に敷物をしく
足のふみ場がないほどの汚部屋なら、そのへんに堆積している物をはしっこに寄せて、スペースを作ります。
作業場所を作ったら、あとで片付けやすいように、ピクニックマット、風呂敷、バスタオル、テーブルクロスのような、大きな敷物を床の上に起きます。
敷物をしくのは、作業途中で時間切れになったときに、片付けやすくするためです。
ステップ2:敷物の上にぬいぐるみをのせる
家中にあるぬいぐるみを敷物の上に集めます。
ステップ3:ゴミ袋を用意
ゴミ袋を2つ用意します。一つは処分するぬいぐるみ(捨てる物+寄付する物)を入れる袋、もう一つは残すぬいぐるみを入れる袋です。
ステップ4:15分間の断捨離
タイマーを15分にセットします。
ぬいぐるみを一つひとつ見ていき、どうしても手元に残したいものだけ残し、あとは全部ゴミ袋に投げ込みます。
べつにタイマーを使わなくてもいいのですが、使ったほうが集中できるし、決断も早くできます。
捨てるコツですが、決める時は一瞬で決めることを意識してください。ぐずぐずせず、さっさと、「いる、いらない」と選んでいきます。
ぬいぐるみの数にもよりますが、15分で決着がつくのではないでしょうか?
もし15分で終わらなかったら、ちょっと休憩して続きを行います。
捨て作業中、時間切れになったら、残ったぬいぐるみを敷物にくるんで、すみに寄せておき、別の機会に続きをします。
残すぬいぐるみは袋から出して、置くべき場所に置きます。
ステップ5:ぬいぐるみの処分先を考える
捨てるぬいぐるみが決まったら、別の日に、インターネットを使って、ぬいぐるみを寄付する先を探します。
使いかけのノートを1冊、机の上に出し、これにぬいぐるみの寄付先をリストアップします。
たとえば、
・もらってくれそうな人
・近所にある児童館のようなところ
・近所にある寄付センター
・ぬいぐるみを受け付けてくれる寄付団体
いま、私が検索してみたところ、以下のような団体でぬいぐるみを受け付けています。
ワールドギフト|ぬいぐるみを寄付募集。再利用により国際支援活動に役立てます
ぬいぐるみの寄付ならセカンドライフへ。ぬいぐるみの寄付が募金になります。
ご寄附のお願い | 特定非営利活動法人 国際子供友好協会 ホームページへようこそ
ぬいぐるみのリユースと寄付 | いいことシップ(ECO to SHIP)
ほかにもたくさんありますし、自分の住んでいる場所の近所で引き取ってくれるところがあるかもしれません。「住んでる場所(地名)+ぬいぐるみ+寄付」といったキーワードで探してください。
こちらの記事も参考にしてください⇒断捨離初心者のための上手な不用品の処分の方法、モノの捨て方
ステップ6:寄付するぬいぐるみを洗濯する
ぬいぐるみはファブリックなので、けっこう汚れています。寄付する前に洗濯をします。
ぬいぐるみの素材にもよりますが、手洗いがベストでしょう。しかし、私自身は、里帰りしたさい、実家の洗濯機で洗濯ネットに入れ、ふつうに洗濯しました。
ねずみ色だったぬいぐるみが真っ白になり、娘ともどもびっくりしたことがあります。
もちろんデリケートなもの用のやさしく洗うサイクルを選んでください。
洗濯したら、干して乾かします。
ステップ7:捨てるぬいぐるみは捨て、寄付するぬいぐるみは寄付
捨てるぬいぐるみは可燃ごみの日に出します。
洗濯して、乾いたぬいぐるみを箱に詰めて、指定先に送ったり、自分で持ち込んだりします。
以上がぬいぐるみの捨て方です。
ステップ4で、残すぬいぐるみがすごく出てしまったら、「残す、残さない」と選ぶサイクルを繰り返してください。
いまいくつあるか知りませんが、全体の2割を残すことをめざすといいでしょう。
ある程度、ぬいぐるみの断捨離が終わるまではぬいぐるみを買わないでください。
関連記事⇒ぬいぐるみの捨て方。連休中に子供とやる断捨離プロジェクトにおすすめ
2.使いかけのノートは使い切る
使いかけのノート、いったい何冊あるのでしょう?
50冊未満なら、メモ紙として使い切ったほうがいいと思います。
使い切る方法を説明しますね
必要なもの:使いかけのノート、ゴミ袋1つ、ホッチキス
ステップ1:ノートを出すスペースを作る
ぬいぐるみと同じ要領で、部屋の中にスペースを作り(机の上でもいいです)、敷物を敷きます。
ステップ2:ノートの全出し
敷物の上に家中にある使いかけのノートをすべて出します。
ステップ3:ゴミ袋を用意
すでに使った部分を捨てるためにゴミ袋を用意します。ノートは資源ごみか可燃ごみだと思います。
自分の住んでいる場所では、何ゴミ対象なのか、インターネットで調べ、該当のゴミ袋を用意します。
ステップ4:ノートのまだ使える部分を破り取る
まだ使える部分を破って(ちぎって)いきます。もう使った部分は、どんどんゴミ袋に放り込みます。
もし余白のほうが多いなら、使った部分を破って、捨てます。
ステップ5:残った紙を束にしてホッチキスで止める
ステップ3を終えた状態で、まだ使っていないノートのページが山になっているはずです。
適当な枚数を集めて、左はしをホッチキスで留めます。
その後、本体まるごと残っているノートと一緒に、箱や袋にいれたり、引き出しにしまいます。必ず一箇所に集めてください。
ステップ6:ノートを使っていく
あとはこの紙束をひと束ずつ使っていくだけです。
使い切る方法や、ノートに何を書くのか、といったことはこちらの記事に書いています⇒三日坊主なあなたに~ノートをきっちり使い切る方法はこれだ
何をノートに書いてもかまいませんが、特にRさんに書いて欲しいのは以下のことです。
1)自分が断捨離する目的やゴール
2)これから捨てたほうがいいと思うもの
3)なぜ捨てられず、片付けられない状態が続いているのか、その理由
4)3の理由を解決する方法や対策
5)具体的な断捨離の手順
私がこの記事に書いたような作業の手順をご自身で考えて書いてください。
6)モーニングページ
頭の中のごちゃごちゃを紙の上に出します⇒モーニングページの書き方、やり方を教えてほしいという質問の回答。
3.まだ使える物の処分の仕方
Rさんの言う「使える物」が具体的に何なのかわかりませんが、まだ使える物でも、使っていなかったら持っていても意味がない、と考えてください。
実際、そうではないでしょうか?
飾り物でも、ずっとしまい込んでいるなら、持っていてもしょうがありません。
実際に飾って、愛でて、ときどき手にとったり、季節を感じたり、楽しかったときのことを思い出したり、元気になったり、そんなふうに自分のエネルギーをチャージしてくれる物だけを持ったほうがいいです。
自分を豊かにしてくれる物だけを家の中に置くようにしてください。
特にRさんの場合は、物があふれて生活がしにくいようですから、「まだ使えるから」なんて理由で、物を持っていても、掃除が大変になるだけです。
使ってない物があったら、そのままにせず、以下のどれかをやってください。
1.実際に使う
2.捨てる
「いつか誰かが使うかもしれない物」は、「いま、自分は使わない物」ということです。
博物館に展示できるような物ならいざしらず、ガラクタとして、使わずに、そこら中に山にしておいてもしょうがないとおもいませんか?
このように考えることができれば、捨てられます。
実際の捨て方は、2で作ったメモ紙に書き出してください。
1日15分でいいので、捨てるプランニングをしたり、実際に捨てる作業をすることをおすすめします。
以下の記事も読んでください。
まだ使える物でも、使っていないなら捨てるべき:ミニマリストへの道(80)
「使える物を捨てるのはもったいない」こう思うからいつまでも片付かない。
捨てたいけど捨てられない。うじうじと汚部屋で考え込む生活を変える5つの方法。
ほかにも捨て方はたくさん書いていますから、毎日1つずつ過去記事を読みながら、どんどん捨ててください。意識が変わると思います。
記事はこちらから探せます⇒まとめのまとめ:捨てるコツをぎゅっと詰め込みました。
記事を読むだけでなく、読んだら必ず何か捨てるという行動をしてください。ごく小さな行動でかまいません。
2番で作ったメモ紙に、記事を読んだ感想や、その記事ですすめられている方法で捨てられそうな物、実際の捨てる手順、捨ててどうなったか、なぜうまく捨てられなかったか、など、まめにメモするようにしてください。
「何とかしなきゃ、何とかしなきゃ」と言っても、何も変わりません。
自分で考える⇒ノートに書く⇒行動する(実際に捨てる)⇒結果を見てまた考える。このサイクルをまわすことを意識してください。必ず部屋はきれいになります。