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せっかく北欧風のおしゃれなダイニングテーブルを買ったのに、上にどんどん物を置いてぐちゃぐちゃにする人がいます。
使っているとき散らかるのはあたりまえですが、誰も使っていないのに物置と化したテーブルってありますよね。
テーブルに投資したお金がもったいないですから、テーブルはテーブルとして使えるようにしましょう。
この記事では「テーブルの上が片付かない」とストレスを感じている人に、すっきりとしたテーブルをキープするコツをお伝えします。
なぜテーブルがぐしゃぐしゃになるのか?
最初にすぐにテーブルの上が散らかる理由を書いておきます。
それはよけいな物を置いてしまうからです。
あたりまえですね。誰でも想像つきます。
関係ない物を積み重ねさえしなければ、テーブルはいつもきれいなのです。
そこで、テーブルの上によけいな物を置かないクセをつけることを意識してください。以下にそのステップを書きます。
ステップ1:テーブルの上を片付ける
まず、ぐしゃぐしゃのテーブルの上を片付けます。のっているものをすべて取り去ってください。
人によってはダイニングテーブルに常駐させている物があるでしょうが、そういうものもいったん全部取っ払ってください。
もういらない物は捨てます。塩コショウ入れ、花瓶、果物カゴ、テーブルセンターなどテーブルの上に戻すものは、とりあえずキッチンのカウンターにのせておきます。
キッチンのカウンターもぐしゃぐしゃでスペースがない場合は、椅子の上にのせてください。椅子の上はあいてますよね?
テーブルの上にあった物をすべて撤去したら、ふきんやウエスできれいにふきます。
きれいになったテーブルを脳裏に焼き付けてください。目指すはこの状態です。写真にとっておいてもいいでしょう。
その後、どうしてもテーブルにのせなければならない物だけ戻します。
最低限の物だけにしてください。常駐させるものが多ければ多いほど、テーブルの上が散らかる可能性があがります。
我が家のテーブルには果物をいれるカゴとバナナスタンド(バナナを吊り下げる物)をのせています。
テーブルの上をきれいにする具体的な方法はこちら⇒机の上の正しい片付け方:「きれい」のキープは難しくない
ステップ2:1週間毎晩テーブルの上を考えながらリセットする
多くの人はステップ1で終わり、またもとの日常に戻ります。
時間が経過すればまたテーブルの上がぐしゃぐしゃになります。そしてまた片付けて、また散らかって、また片付けてを繰り返して一生が終わります。
テーブルの上を散らかさない生活習慣を身につければ、この負のループから抜け出せます。
べつに難しいことではありません。小学生でもできます。
テーブルの上がきれいになった次の日から1週間、毎晩テーブルの上をリセットします。そこにあるべきでない物を取り除きます。
このとき、いったいどんな物がテーブルの上にのっているのか、考えながら撤去してください。
別にいらないのに余計な物をもらってしまうクセに気づくこともあるでしょう。
1日で山のように物がのってしまう場合は、半日に1度リセットするなど調節します。
ステップ3:テーブルに置かれてしまう物の置き場所を決める
たまたまその日だけテーブルにのっていた物はべつにいいですが、2回3回と同じ物がのっていたら、それらについては置き場所をしっかり決めてください。
いつもいつも郵便物がのっていたら、郵便物を置く場所をべつに設定するのです。それはどこでもいいのですが、ダイニングテーブルの上以外の場所にします。ここにのせるから散らかるのです。
私は夫あての郵便物があったらテーブルの上にのせておきますが、彼は手紙を見つけるとすぐに、自分の部屋にもっていきます。テーブルの上にのせてから6~8時間以内にその郵便物は消えています。
夫は私書箱を使っているので、自宅に送られてくる郵便物は多くありません。
私あての郵便物は、テーブルには置かず、すぐその場で中を改めて捨てるなり、紙ばさみにいれるなりしています。
このほかにどんな物がテーブルの上に乗っているでしょうか?
鍵や財布、メガネといった貴重品で毎日持ち歩くものは、玄関の下駄箱の上など入り口のそばに、置き場所を決めるといいでしょう。
もちろんそれぞれに置き場所を決めてもいいですが、忘れもの、失くしものが多い人は、まとめて置いたほうがいいです。
私は財布はバッグにおさめ、机の一番下の引き出し(左側)に入れてます。鍵は冷蔵庫の脇にぶらさげています。
iPhoneはデスクの右側の所定の位置に置いてます。充電しているときは別の場所に移動しますが、ふだんは壁にそって並んでいる2体のぬいぐるみの足元にあります。
このように置き場所をきっちり決めてください。置き場所を忘れそうならメモしておくか、置いたところを写真にとっておくといいです。
ステップ4:ちゃんと置き場所に戻す習慣をつける
これまで無意識にテーブルの上にのせていた物の置き場所がきっちり決まったら、次は毎回そこへ戻すクセをつけます。
これは意識すればできることです。
外から帰ったら、手荷物を意識的に所定の位置に戻す練習をしてください。やたらとたくさんの物を持ち歩いていると、それぞれを所定の場所に戻すのに時間がかかります。
よって、手荷物を少なくすることを心がけるのも効果的です。
バッグの中身を減らす方法⇒重いバッグは肩こりとストレスのもと~バッグの中身の断捨離は欠かせない
郵便物の置き場所を決めたのに、なぜかテーブルの上に置いてしまうことが続くなら、なぜできないのか、その理由を考えてください。
こんな理由からちょい起きをしてしまうのかもしれません。
1.郵便物の置き場所が不適切
遠すぎたり、出し入れのしにくい場所だと、ついついテーブルの上にちょい置きしがちに。
紙類の収納場所の見つけ方⇒家中に紙がたまる5つの理由。これがわかれば、書類の整理は簡単になる。
2.所定の置き場所に置くことを忘れる
忘れないように付せんにリマインダーを書いて、玄関のドアに貼ったり、スケジュール帳に書きます。
ダイニングテーブルの上や周辺の壁に、「ここに関係のない物を置くな!」と書いた紙を貼っておいてもいいです。
3.忙しくてうっかり置いてしまう
子供を保育園に迎えにいって、一緒に帰ってくる場合、家に入るやいなや、子供が「ジュース飲みたい」「アイスちょうだい」とわめくので、うっかりテーブルに物を置いてしまうことがあるかもしれません。
その場合はテーブルの脇に箱や紙袋を置いておき、そこに投げ込んでください。
子供の用事が終わったら、紙袋から郵便物を取り出し、所定の位置に移動させます。
とにかく、テーブルの上に置いてはいけないのです。
このほかにも人によって、所定の場所に物を置くことができない理由はさまざまでしょう。
「なぜできないのか? できるようにするにはどうしたらいいのか?」と考えて、対策をたててください。
習慣付けは、無意識にできるようになるまで、続けます。
今週は郵便物、来週はバッグ、再来週は図書館の本というように、1つずつターゲットを決めて、所定の場所に戻す練習を粘り強くします。
人によっては、外から物を持ち込むのではなく、テーブルの上で作業してそのまま放置してしまうから片付かないのかもしれません。
この問題も出したものをしまう場所をしっかり決めて、そこに戻す習慣をつければ、解決します。
5.家族が勝手に関係のない物を置くなら
一人暮らしなら、テーブルの上の物のなさ加減は、自分一人でコントロールできます。
しかし家族がいると勝手にいろんな物を置くことがあります。
相手が子供なら、子供にもしまいやすい他の置き場所を作ってあげて、一緒に片付ける練習をすることで解決します。
問題は相手が大人の場合です。
世間にはものすごくだらしない人もいます。しかしこういう人にもその人なりの暮らしのルールがあるので、それはできるだけ尊重したほうがいいです。
頭ごなしに、「こら!テーブルの上に物を置くな!」と怒っても、望んでいる結果は得られません。
ダイニングテーブルは公共の場所だから、自分の物は自分の部屋(スペース)に置くように頼んでみましょう。これは別に無茶なリクエストではありません。
そのとき、なぜ、ダイニングテーブルの上をいつもきれいにしたいのか、理由を伝えてください。いつもきれいなテーブルをきれいにするメリットをいくつかあげておきます。
●探しものが減る
●食事の支度がラクになる
●見た目が美しい⇒視覚的ノイズの軽減⇒ストレスの軽減⇒家族の心身がより健康になる
●ほこりが減る⇒家族がより健康になる
紙類はほこりをふやし、虫をおびきよせます。
ほこりの話⇒部屋のほこりを簡単に減らす9つの方法。まずほこりの元を断て。
虫が好む家とは?⇒虫を寄せつけない家にする7つのポイント。できるだけ自然な方法を使います。
●家事担当者のセルフイメージがあがる
ぐしゃぐしゃのダイニングテーブルを見るたびに、罪悪感にさいなまれています。
●テーブルを100パーセント活用できる
散らかっていなければ、テーブルの上でさまざまな作業ができます。
要するにきれいなダイニングテーブルを保つことは、家族の心身の健康にいいし、みんなの幸福度もあがるのです。
家族の説得に苦労するときは、こちらの記事を参考にしてください⇒家族が家事を手伝わない5つの理由。原因をクリアして解決に導く。
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以上のステップをあきらめずに、自分のペースで続けてください。必ずいつも片付いているテーブルが出現します。
尚、ダイニングテーブルの上で物を収納しようと思わないほうがいいです。テーブルは物置き場でもないし、物入れ場でもありません。所持品は少ないほうが、片付いた家になります。