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ずっと断捨離していると、心身ともに疲れて頭が混乱し、捨てたほうがいいのか、残したほうがいいのか、わからなくなるときがあります。
そんな状況が続くときの立ち直り方を7つ紹介します。
1.いったん断捨離を休む
片づけはちょっと休憩して、ほかのことをしてください。
買い物習慣の見直しや、おまけ(景品)をもらわないチャレンジをするのはどうでしょうか?
捨てるほうを休憩しても、入れるほうをコントロールすれば、スッキリ環境に近づきます。
と言うか、片付いた部屋に住みたいなら、入れるほうのコントロールは必須なので、この機会に練習しておくといいでしょう。
2.情報を止める
頭が混乱しているときは、情報をシャットアウトしてください。
今は、物の捨て方を発信している人や媒体はたくさんあります。
インターネットだと、ポータルサイト、個人のブログ、YouTube、インスタグラムなどありますよね。
伝え方も、文字情報、写真、音声、動画、メルマガといろいろだし、内容も、捨て方だけでなく、部屋の片付け方、物を増やさない心得、汚部屋から脱出する方法と盛りだくさんです。
もちろん、昔ながらのアナログの本や雑誌もあります。
こういう情報は参考になるし、モチベーションをあげるきっかけにもなりますが、見すぎると頭が混乱します。
疲れていて、自分の判断に自信が持てないときは、過度に情報を受け取らないほうがいいです。
現代はふつうにしているだけで、たくさんの情報にさらされてしまうので、意識して止めなければなりません。
情報を止めても、ちゃんと断捨離できるので、安心して情報から離れてください。
捨てる・捨てないを決めるのは自分だし、自分の物なのだから、最善の選択をできる人がいるとしたら、自分だけです。
情報を取り込みすぎると、取捨選択するだけでも頭が疲れるので、思い切ってシャットアウトしましょう。
3.無になる時間を作る
頭が混乱しているときは、「無になる時間」を作って、脳の疲れを癒やしてください。
公園でぼーっとしたり、自然の中をのんびり散歩したりするといいでしょう。
自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
深呼吸や瞑想もおすすめです。
脳を癒やすときは、1人でしたほうがいいと思います。
友人とおしゃべりするのも楽しいものですが、自信を失っている時は、友人の言動に影響を受けてしまいます。
4.自分と向き合う時間を作る
自分と向き合って、状況を客観的に見る機会を作ってください。
今の自分の感情を客観視できれば、混乱はおさまります。
読者のお便りを読んでいると、「どうしてこんなことでいちいち悩むん?」とか、「こんなもの即捨てじゃないの」と思うことがあるでしょう。
しかし、その同じ人が、自分のことだと、うじうじ悩みます。
人のことなら、さっさと判断できるのは、責任を取る必要がないという理由もありますが、その状況を客観的に見ることができるからだと思います。
気持ちを客観的に見る方法で、一番手軽でおすすめなのは、思っていることを紙に書き出すことです。
ブレインダンプやモーニングページを試してください。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
紙に書き出すことを続けていると、自分の思考パターンに気づくことができます。
たとえば、筋金入りの完璧主義とか、いつも状況をコントロールしないと気が収まらないとか。
物事を考えすぎて、そこから抜け出せないとき、その背後で、毎回同じ思考パターンが発動しています。
悩み事をひとつひとつ解決していってもいいですが、「私にはこんな考え方のクセがある」と認識し、そのパターンごと変えてしまうと、何度も同じパターンにはまらずにすみますよ。
5.断捨離は長距離走と考える
断捨離は短距離走ではなく長距離走、つまりマラソンだと思ってください。
そんなに簡単には終わりません。
「短期決戦で行くぞ」と決め、「捨て」をがんばりすぎると、無理がたたって頭が疲れます。
YouTubeで、「断捨離が1ヶ月で終わった」とか、「半年で汚部屋がものすごくきれいな部屋になった」と報告している人もいるかもしれませんが、それは途中経過にすぎません。
人生がそこで終わるわけではないので、半年後には、また物が増えていたりします。
「ミニマリストです!」と宣言していた人が、「ミニマリストやめました。これからはゆるミニマリストで行きます!」と再度宣言することがありますが、人生とは、このように、刻々と変化していくものです。
未来の自分が何を求めているかなんて今の自分にはわからない(TED)
変化するのだから、物とどう関わっていくか判断することは、一生続きます。気長に片付けてください。
完全自給自足体制を敷かない限り、私たちは、死ぬまで物やサービスをお金と交換して手に入れ、使い続けますから。
6.新しいやり方を試す
ずっと同じやり方をしているせいで、飽きがきて煮詰まることがあります。
そんなときは、違うやり方を試してください。
1000個捨てをやってみるとか⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
ワンインワンアウトをやってみるとか⇒物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
少しでもお金にしたい一心で、毎回メルカリで売っているなら、思い切って寄付してみるとか。
「私にはメリカリで売るのが一番性に合っている」と思っても、煮詰まっているなら違う方法を試したほうがいいですよ。
7.行動にフォーカスする
「捨てようかしら、どうしようかしら」、「捨ててよかったのかしら、捨てなかったほうがよかったのかしら」とあれこれ悩むときは、悩むことに時間とエネルギーを注いでいるので、行動が止まっています。
よって、行動を始めれば、悩みは吹き飛びます。
行動したくないから、迷ったり、うじうじ考えたりするほうを、無意識に選択することもあります。
迷っている間は、次の行動をしなくてすみますからね。
迷うことは、いったん横に置き(または、1日15分だけと迷う時間を決めてしまい)、行動の量を増やしてください。
番外:失敗を恐れない
失敗を恐れていると、物事を決められないので、失敗を恐れないでください。
先日、学生証を捨てて後悔しているもやもやさんのメールを紹介しましたが⇒捨てたことを後悔しても無駄なのでさっさと次へ行こう、と言われてもうじうじ悔やむ人へ。
もやもやさんは、
自分が捨てるとした判断は良い判断だったのか悪い判断だったのか、わからなくなってしまい、(自分の決断に自信が持てなくなってしまい)お便りさせていただきました。
と書いていました。
実はこういう方はわりとたくさんいて、同時期に、断捨離ではない件で、「私のしたことは正しかったんでしょうか?」と人生相談をしてきた方がいました。
正しいも何も、もう終わったことなんだから、次に行くしかないですよね?
なぜ、そんなに、「私の判断は正しかった」「私は正しいことをした」と思いたいのか、そう思う必要があるのか不思議です。
物を捨てたことが、正しかったか、間違っていたかなんて、考える必要はありません。大事なのは今の生活が、充実しているかどうかです。
もやもやさんの返事にも書きましたが、正しいかどうかは、それを判断するタイミングや判断する人によって変わります。
歴史的事件の解釈だって、立場や時代によってずいぶん変わりますよね。
つまりその判断は絶対的なものにはなり得ないのです。それなのに、自分に自信が持てず、「これでよかったのか?」と悩む人はたくさんいます。
そういう人は、「いつも正しいことをしなくちゃいけない」「失敗しちゃいけない」という気持ちが強いのだと思います。
もし、あなたが、もう過ぎてしまったことなのに、「正しいことをしたかどうか」にこだわるタイプなら、「人生に失敗なんてない」と考えるようにしてください。
失敗した地点で止まれば、それは失敗かもしれませんが、そこから学んで前に歩み続ければ、その失敗は、学びを得られたかけがえのない機会となります。
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断捨離疲れの対処法をお伝えしました。
睡眠不足だと、脳が疲れるので、休息や睡眠はしっかり取ってください。