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ガラクタをためたくないなら、買い物習慣を見直すべきですが、そうするために、できるだけ自分軸で暮らすことをおすすめします。
自分軸重視で生きるコツを、5つ提案しますね。今回は、前編で2つです。
まず、自分軸とは何か定義しておきます。
自分軸って何?
自分軸は、私はこうしたい、私はこうありたい、こんなふうに暮らしたいと思う気持ちです。
自分軸 イコール 自分の要望、自分の信条、ポリシーとも言えます。
自分軸で生きることは、自分の気持ちに正直に生きること。生きる基準が自分にある状態です。
自分軸をベースに、日々の意思決定を行い、行動していると、あまりストレスがたまらないので、無駄な買い物が増えません。
逆に、他人軸で生きていると、他人の要望(しかし、それは自分が勝手に想定しているもの)をベースに、暮らすことになるので、ストレスが増えます。
なぜなら、自分は他人ではないから。
他人の要望にそって行動するのは、あやつり人形として生きるようなものです。
これはつらいですよ。人間は自分の意志がありますから。
自分と他人が違うなんて、考えてみればあたりまえのことですが、人間は他人と協調しながら生きているので、うっかりすると、他人軸に重きを置いて生活しがちです。
特に、子供のとき、いつも、親が自分を誰か(兄弟とか)と比べていた、とか、親にあまりかまってもらえなかったので、親に認められるために、いろいろ無理をしてきた、なんて事情があると、大人になっても、他人の評価をことさら重要視してしまうでしょう。
ですが、これは考え方の癖なので、自分で直すことができます。
必要以上に人の目が気になる、世間体を気にしすぎる、他人が自分をどう思っているのかびくびくしながら生きている、なんて人は、これから書く5つのどれかを試して、自分軸を大事にする生活に切り替えてください。
ストレス解消のための買い物が減りますよ。
1.毎日振り返る
行動や習慣を変える第一歩は、自分がそうしている、と気づくことです。
人と自分を比べて、勝手に落ち込むというアホらしいことを自分はしている、ということに気づくために、毎日、振り返ってください。
毎日やりたくないときは、週に1度でもいいです。
ですが、週に1度だと、自分のしたことを思い出せなかったりするので、30日間チャレンジで、しっかりした自分軸の構築を目標にし、その期間だけは、毎日振り返るといいでしょう。
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
振り返りながら、こんなことを自問してください。
その日、他人軸すぎた行動をしなかったか?
他人に変に気を回して、がまんすることはなかったか?
嘘の自分を演じてしまったことはなかったか?
SNSで見た見知らぬ他人の生活と自分の生活を比べなかったか?
誰かをねたまなかったか?
人をねたむのは、本能的な行動ですが、毎日、振り返りをしておくと、「あ、自分軸じゃないことしてるじゃん」と気づくので、ねたみを引きづらなくなります。
他人軸優位の行動は、自分の言う言葉や、書くものに現れますので、友達や同僚にどんなことをしゃべったか、メールやテキストにどんなことを書いたか考えてみるのもいいでしょう。
振り返りは、客観的に淡々と行ってください。いちいち、自分をジャッジし、ダメ出しをすると逆効果です。
自分を責めるのをやめる方法~自分を「ダメ人間」と思っても誰のためにもなりません。
振り返って、自分軸じゃなかった、と思うことがあったら、翌日は、ほんのちょっとだけ、自分軸を太くさせることを、心がけてください。
2.自信をもつ
自信がないと、他人の評価を追い求めてしまうので、自信をもつようにします。
自信をもて、と言われても、自信なんて、生まれないかもしれませんが、まずは、自分を信じることが必要です。とりあえず、自分を信じましょう。
自信をもつ方法は過去記事に書いているので、参考にしてください。
ここでは、2つのワークを紹介します。
1)得意なことをもっと得意にする
誰でも特技や得意なことの1つや2つあると思います。その技術をもっと磨いてますます得意になってしまいましょう。
私の場合は、ブログの記事を書くことが得意ですが、このスキルを磨くために、毎日更新しています。
もう一つ、私には得意なことがあり、それは、事務仕事です。
事務仕事が好きで上手なので、子供が小さいころは、よく小学校にコピー取りや小冊子作りのボランティアに行きました。
私の娘の通った小学校では、低学年のうちは、教科書はなくて、先生がマスター本を必要に応じてコピーしたものを使っていました。
今は、ボランティアに行っていませんが、「メールに添付ファイルを付け忘れない方法」みたいな記事は、まめに読んで、事務仕事がうまくなるよう努力しています。
さらに、最近は片付けも得意になってきたので、定期的に娘の家に行って、片付けを手伝っています(全部やると、娘のためにならないので、あくまでサポートするだけです)。
特技は、すごいことでなくてもかまいません。
料理が得意なら、よりおいしく作れるよう研究するとか、時短できるよう工夫するとか、そういうことでいいのです。
得意なことを得意にすると、自信がつくばかりか、課題を見つけて努力するのに忙しくなるので、人の言うことなんてどうでもよくなります。
他人と自分を比べて落ち込む人が、全員暇だとは言いませんが、そういうことでうじうじ悩むことに時間を使っているのは確かです。
後ろ向きなことに時間を使わず、もっと前向きで楽しいことに時間を使いましょう。
2)成し遂げたことをリストアップ
これまでの人生で、自分が成し遂げたことをリストアップしてください。
そんなすごい偉業を並べる必要はありません。
先月、買わない挑戦に成功した、1000個捨てを達成した、居間の床が、10%余分に見えるようになった、あのとき、忘年会の幹事を立派に果たした、などなど、ちょっとしたことでいいのです。
エッセオンラインの記事で、私が昔、会社の忘年会でカタツムリを演じた話を書きましたが、これだって成し遂げたことの1つです。わりと受けていましたから。
忘年会と言えば、人前でピアノを弾いたこともあったし、カラオケでジュリーやカーペンターズの歌を歌ったこともあります。
そういえば、私は以前は、お菓子作りが趣味だったので、小学校のベークセール(手作りお菓子を売って資金を集める)には、手作りの焼き菓子をよく持っていきました。
世の中には、一から焼き菓子を作らない人もいて、私が作ったお菓子を見て驚いていた人もいました。
こんなふうに考えてみれば、これまで成し遂げたことや、ちゃんとできたこと、人の役にたったことなんていくらでも出てきます。
ただ、ふだんは、そういうことには目を向けず、できないことばかりを見ているから、自信がないのです。
このワークは、自信をつけるだけでなく、たっぷりあるマインドの養成にも役立ちます。
ブレインダンプを利用してやってみるといいでしょう⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
たっぷりあるマインドが普通になると、子育ての仕方も変わるので、小さいお子さんを育てている方には、とくにおすすめのワークです。
考えてみると、全く、意識していませんでしたが、私もよく娘をほめていましたし、今でも、「すごいね~、Sちゃんは」と言うことがよくあります。このブログでもたびたび娘の偉大な点を書いていますよね。
これを世間の人は、親ばかというかもしれません。
ですが、子供のすばらしいポイントを見つけて、口に出してほめることを繰り返していると(わざとではなく、ごく自然に)、お子さんはいいセルフイメージを持ちます。
セルフイメージは、ある程度いいほうが幸せに生きられるので、子供に本当に幸せになってほしいなら、自分がたっぷりあるマインドになって、子供のよいところや、できたところをしっかり見て、指摘するべきなのです。
テストの点がどうだとか、よその子に比べて、うちの子はどうだとか、そういうことにばかり目を向けるのは、自分も子供も不幸にする行為です。
たっぷりあるマインド⇒なぜ私ばかりが(怒)、と思う人は『足りないマインド』を『たっぷりあるマインド』に変えればよい。
関連記事もどうぞ⇒自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)
この続きはこちら⇒自分軸で生きる方法(後編)~自分の道にフォーカスする。
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自分軸をもって暮らすコツを2つ紹介しました。
他人軸重視から、自分軸重視に変えるのは、そんなに難しくないと思います。
1年ぐらい、まじめに振り返りをやって、翌日、少しでも自分軸重視に近づく行動を積み重ねていけば、「私は私、人は人」という考え方が腑に落ちるでしょう。
それでは、この続きをお楽しみに。