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今週火曜日に紹介したどすこい!さんのメールから、今回は服の整理に関して、具体的にアドバイスします。
服が多すぎて、布団の上や周囲に散らばっているそうです。
まずメールをシェアしますね。
服が片付かない
現在両親と実家に同居していますが、自分に割り当てられた洋服の収納スペースがタンスの引き出し1段のみです。
手持ちの服はそれに収まるような数では当然なく、新しい服を買えば、紙袋ごと布団の上に放置することになってしまいます(現状、そのようになっています)。
ここのところ日本では寒暖の差が激しい日が続き、秋物で大丈夫と思っていたら急に冬物が必要になったり、またその逆になったりして、服を買い続けていた結果、紙袋(中身入り)が本と一緒に布団の横を占めるようになってしまいました。
余談ですが、部屋のハンガーも洗濯カゴも、収納先の見つからない洋服でごった返しています。
せめて一週間に一回は布団のシーツを洗濯したいのですが、現状ではそれもできません。以前シーツの上をクモが這っていたこともあります。
どすこいさん、こんにちは。
テキストだけでなく、衣類も布団の上にのっているんですね。
基本的に、服もテキストと同じで、余分なものを一掃すれば、収納スペースはそんなに必要ないし、布団の上を侵食することもありません。
以下の手順をお試しください。
どすこい!さんのメールの前半はこちらで紹介しています⇒積んであるだけの英語のテキストは全捨てがおすすめ
1. 手持ちの服を把握する
まず自分がどんな服をどれだけ持っているか調べてください。
今、服がたくさんあるようですが、全部を着てはいないと思います。すべて必要なら紙袋に入れたまま放置する現象は起きません。
私なら、まず、手持ちの服を一箇所に集めますが、可能でしょうか?
スペースの制約があってできないときは、少しずつ手持ちの服をリストにするといいでしょう。
具体的なやり方はこちらの記事を参考にしてください⇒徹底的に在庫を調べる:本気で服の買いすぎをやめたいあなたへ(その2)。
現在、タンスの引き出し1つだけが収納スペースだそうですが、アウターなどは、引き出しに入れませんよね?
家のどこかにあると思います。
そういう服も全部調べて、手持ちの服を把握に努めましょう。
2. 不要な服を捨てる
服の全体像をつかんだら、いらない服を捨ててかさを減らします。
収納が限られているなら、入れるものを減らさない限り解決できません。
残したい服:
・実際に着ている服・本当に必要な服
・手入れが簡単で着心地のいい服
・しわにならない服(引き出し収納でも大丈夫な服)
できるだけ、今の収納スペースにおさまる量に抑えてください。
3. 新たに収納スペースを見つける
今の収納スペースだけでは、必要な服が全部入らないなら、新たに収納スペースを見つけましょう。
これは、むやみに収納を増やすことを勧めているのではなく、現実的に問題を解決をする方法です。
たとえば、以下のようにすれば収納スペースが増えます。
・家族が使っていないラックや開いている棚を一段もらう
・自分の部屋にある収納スペースの一部を服用にする(ほかのものを捨てて、服を入れる)
・もし部屋にスペースがあるならバーなどを置いてかける
・オフシーズンの服だけ別スペースに移す
自分の服だからといって、全部自室に置いておく必要はありません。
私も若い頃、服をたくさん持っていましたが、一部は母が使っていた部屋の押入れのケースに入れていました。
家中のスペースを再点検しても使える場所がないなら、以下の方法のうち、できそうなことをやってください。
・家全体で断捨離をして必要なものを収納するスペースを生み出す
・季節用品などふだん使っていないものを外部の倉庫に預けて、空いたスペースに服を入れる
・ミニマリストになって服を減らす(20着前後にすれば、タンスの引き出し1つと、ハンガーが12本ぐらいかけられるスペースがあれば全部収納できます)。
4. 紙袋で放置しない
服を、買ってきた袋の中に入れたまま放置すると、部屋がますます散らかるし、中身も忘れてしまいます。つまり服を買った意味がありません。
そこで、買ってきたら袋から出し、服は服を置く場所、紙袋はゴミ箱へと適切な場所まで持っていくことを習慣にしましょう。
洗濯かごの中やハンガーがぐしゃぐしゃになっているのは、収納がうまくいっていないからです。
部屋の片付けが苦手なら、シンプルな収納の原則を守るようにしましょう。すなわち、
1)持ち物の総量を減らす⇒すると収納が簡単になる
2)しまう場所を決める⇒置き場所があいまいだとそのへんに散らかる
3)戻しやすい収納にする⇒取り出しにくいと結局しまわない
今のやり方は、収納の基本原則のどれにもあてはまりません。
どすこい!さんにとって一番効果的なのはものを減らすことだと思います。
5. 布団をちゃんと使えるようにする
布団の上やまわりを片付けて、寝る場所として布団がちゃんと機能するようにしましょう。
布団が使いにくいと、ストレスになるだけでなく、睡眠の質も下がるし、衛生的でもありません。
まず、布団の上に置かれている服や紙袋、テキストを全部撤去して、シーツをはずして洗いましょう。
どすこい!さんの目標は万年床をやめることですが、それができていないとしたらこのゴールのハードルが高いからです。
最初は、布団の上にものを置かないことからはじめ、次にふとんの周りを片付けて、最終的に万年床もやめるというように段階を踏んでいくといいと思います。
布団まわりをきれいにできると、「生活を整えることができた」という達成感が生まれるので、自己肯定感もあがります。
自己肯定感が回復すれば、さらなる片付けの意欲もわきます。
6. 少しずつ改善する
前回の記事とこの記事で私がアドバイスしたことを読んでも、「そんなの、無理」と思うかもしれません。
また、ものがいっぱいあると、「どこから手をつければいいかわからない」と感じて何もできないかもしれません。
そんなときは、毎日少しずつ、できることからやりましょう。
一気に片付けようとせず、自分の生活に合った小さな改善を積み重ねてください。
疲れやすさ、集中力の波、強い不安などのせいで、片付けがしにくいときがあるかもしれません。
こんなとき、一回ごとの負担を最小限にして、コツコツ作業をすることが効果的です。
1日5分、紙袋1つ、布団の上だけなど範囲を小さくして、片付けてみてください。
布団の上がきれいになると、視覚的ノイズが減るのでストレスも減るし、気持ちも落ち着きやすいのではないでしょうか?
とはいえ、私は医療が専門ではないので、治療を受けるついでに、部屋の片付けについても相談して、アドバイスをもらうといいでしょう。
1人で片付けるのが難しいなら、友人や業者など外部のサポートを使う方法もあります。
それでは、どすこい!さんの悩みが少しでも軽くなることを祈っています。
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服が部屋に散乱している読者にアドバイスしました。
服が多すぎて収納スペースに入らないなら、部屋の中で散らかるし、収納スペースがなさすぎても服は散らかります。
服が布団の上を占領してしまう根本的な理由を考えて、対策を立て、少しずつ片付けていきましょう。
片付けが苦手な人ほど、本、服、雑貨を持ちすぎないほうが生活しやすくなります。
そもそも、買ったものが部屋に散らかっているだけなら、買ったかいがあまりないと思います。
数を絞れば、部屋はすっきりするし、持っているものをちゃんと使う暮らしになります。














































