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捨ててよかったものを振り返るシリーズ、3回目は、トイレブラシを紹介します。
13年ほど前に、トイレブラシを使うのをやめました。
なぜトイレブラシを使うのをやめたか?
トイレブラシを使うのをやめた理由は
見た目がよくないし、汚いし、邪魔だから
これです。
トイレブラシが汚い話は過去記事に詳しく書いています⇒こんなに汚いトイレブラシは断捨離するしかないと思いませんか?
ブラシも汚いですが、ブラシを受けるホルダーも汚いです。
子供が生まれてから、エコロジー志向が強くなったのも、トイレブラシを好意的に思えなくなった理由の1つです。
トイレブラシはたいていプラスチックなので、全然エコではありません。
最近シリコン製のトイレブラシも出ていますが、ハンドルはプラスチックですよね?
「トイレブラシを捨てた」という表現は正しくありません。
「使うのをやめた」です。
なぜなら、我が家にはずっと夫が常備していたトイレブラシがありましたから。
現在、夫は、ブラシではなく、ハンドルにスポンジがもよもよとついた(たぶん体を洗うボディブラシの古いやつ)を、ヨーグルトのコンテナに突っ込んで、便器の足元においています。
私の夫は、肉やジャンクフードをたくさん食べるせいか、もともと胃腸に問題があるのか、排泄に時間がかかるタイプです。そして、よくトイレを詰まらし、汚します。だから、自分の掃除道具がセットしておきたいのです。
彼は、「便器に自分の手をつっこんでごしごしこするなんて、ありえない」と思っています(たぶん)。
「ブラシなんてなくても、自分の手で充分じゃん?」という発想はありません。
その点、日本では、素手でぞうきんを使ってトイレを掃除する経営者や校長先生(たいてい男性)がいますから、日本人は、手でそうじするというコンセプトになじみやすいでしょう。
使うのをやめて得られるもの
トイレブラシを使うのをやめると、いろいろなメリットがあります。
さまざまな悩みから解放される
トイレブラシを日常的に使っていることで生じる悩みから自由になります。
トイレブラシを使っていると、こんなことを悩むと思います。
・どんなブラシを買えばいいのかな?
・どれを買えばいいのかな? できるだけシンプルで使いやすいのがいいんだけど。
・トイレブラシを清潔に保つにはどうしたらいいのだろう?
・トイレブラシの洗い方って? 頻度はどのぐらい?
・どこにトイレブラシを置けばいいのだろう? 隠す? 見た目の素敵なものを買ってインテリアの一部にする?
このようなことを考えなくてすむようになります。
トイレが広々とする
トイレブラシがない分、スペースがあきます。
残念ながら我が家のバスルームには、夫のスポンジと、トイレ用洗剤(ライソルのトイレットボールクリーナー)が置いてあるので、私がトイレブラシを使わなくても、広くはなりません。
(夫が置いている洗剤も私は全然使っていません。このボトルは、もう何年も前からトイレにあり、ほこりだらけです)。
1人暮らしなら、トイレブラシを捨てれば、即、ひろびろとしたトイレになるでしょう。
掃除が楽
邪魔なブラシがなくなるから、拭き掃除が楽になります。
我が家にはマットもありません⇒その玄関マット、本当に必要? マットを捨てると手に入るもの。
買わなくてすむ
買うものが1つなくなり経済的です。
シャンプーの記事でも書きましたが、トイレブラシを買おうと思って店に行ったり、通販ショップをのぞいたりすれば、予定外のものまで買ってしまうのが人の常です。
プラゴミが減る
自分が出すプラスチックのゴミが少し減ります。
トイレブラシの代用
このようにいいことばかりで、デメリットはありませんが、トイレブラシを捨てると、「じゃあ、何を使って掃除すればいいの?」と思うかもしれません。
いくつか案を書いておきます。
素手で掃除
私のように素手で掃除するのが一番簡単です。
手に適当なもの(たわし、ウエスなどの布切れ、ぞうきん、トイレットペーパー、その他)を持って、それで便器をこすります。
私がよく使うのは、トイレ掃除専用のせっけん(せっけんをじかにこすりつける)、そのせっけんをネットに入れたもの(果物がはいっているネットを、捨てずにいくつかバスルームに常備。このネットはお風呂の掃除にも使います)。
私は使ったことがありませんが、ラップやビニール袋も、素材はプラスチックでトイレブラシの仲間ですから、使用済みのものがあれば、そうしたものでこすってもいいでしょう。
ゴム手袋をして掃除
「どうしても素手はいや!」という方は、ゴム手袋をして掃除すればいいでしょう。
この場合「ゴム手袋を洗う」という手間が発生し、そのゴム手袋の保管場所や保管方法を考えなければなりません。
ゴム手袋は洗うのが面倒だし(ヘナを使っていたときは、私もゴム手袋を洗っていました)、手袋の内側がむれるし、使用感がよくないので、素手がおすすめです。
使い捨てのゴム手袋もありますが、ゴミが増えます。
長さのあるもので掃除
そのへんにある棒きれや、長さのあるものの先に、ウエスなどをゴムでくくりつけてこすります。
古歯ブラシや、割り箸だと、場所によっては長さが足らないかもしれません。
ほかの人に掃除をたのむ
素手でトイレを洗うことに抵抗がない人に掃除をたのみます。
高校生の息子さんやご主人などに。べつにお嬢さんでもいいですが、若い女性は、トイレに素手で手をつっこむのを嫌がるかもしれません。
特に、母親がそう思っているときは。
小学生ならやり方を教えればトイレ掃除ぐらいはできるでしょう。
家事を手伝ってくれた分は、お小遣いに上乗せします。
・・・ここまで書いてきて思うことは、やはり素手がベストだということ。
自分の腕の長さが、トイレを掃除するのにぴったりだし、手なら、細かいところもうまく掃除できます。
使い終わったら、洗うだけ。特に保管場所は必要なく、いつでもどこでも持ち歩けます。しかも、特別なときをのぞいて、交換や買い替えは不要。
こんなハンディな道具を使わないなんて、もったいないと思います。
まあ、なかには、関節炎や神経痛で、手を使うと痛みが生じる、という方もいるかもしれません。
しかし、そうでなければ、もっと自分の手を積極的に使うと、暮らしがシンプルになります。
そもそも、トイレは、使ったあといちいち水を流すから、そこまで汚れません。汚れるとしたら、たまにしか掃除をしないからです。
自分の手なら掃除の準備も簡単。これ以上、取り出しやすいツールを私はほかに知りません。
■このシリーズの過去記事■
シャンプーするのをやめたら、生活がとても楽になった:やめてよかったこと(その1)。
敷布団もマットレスも断捨離~ミニマリストのふとんはこれだけあればよい
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このブログを作る前に、やはり断捨離テーマで運営していたブログがあります。
そのブログで、トイレを素手で掃除する話を書いたら、「そんな人の家で出されたお茶は飲みたくない」というコメントをいただきました。
しかし、実際は、家の中に、細菌が集まっている場所はトイレ以外にもあります。
家の中で一番汚いのはキッチンの流しだそうですが、食器洗いに使っているスポンジも相当汚いです。
歯ブラシや、リモコン、スマホもけっこう汚い。ぬれた洗濯物にも細菌は繁殖します。
物をいっぱい持っている人なら、思い出の紙束を入れた箱の中も相当不潔でしょう。
自分の手は、いったん洗ってしまえば、そこそこきれいなんです。
まあ、どこまでバクテリアのいない生活を求めるか、個人差はありますが。
それでは、次回の「捨ててよかったもの」をお楽しみに。