白かったはずのシャツ

ミニマルな日常

誕生日に服を4割捨てたら、衣替えをしなくてすむようになった。 

読者の断捨離体験をシェアするお便り紹介コーナーです。今回は、2018年3月にいただいたメールを中心に、4通紹介します。

内容は以下のとおり。

●誕生日に服を4割捨てた
●買わない暮らしを実践していた先輩
●思考の断捨離をしている話
フリマに参加したら片付けが格段に進んだエピソード

まずhisaさんのお便りです。



誕生日に服を4割捨てた効果

件名:誕生日に向けて捨て始めました

はじめまして、

ミニマリストの生活に憧れて色々検索していたところ偶然筆子さんのブログに行き着き、すっかりはまってしまい1か月になります。

私は使える物を捨てるのにものすごく抵抗がある性格で、物を買うのが大好きです。

たまたま生まれてからずっとあまり広くない家にしか住んだことがなく、母が物も買うけどいらないものもすぐに処分する性格で、いつも捨てろと叱られて育ったので、かろうじてゴミ部屋に住むこともなく、なんとかなっていた状態でした。

それでも母には物多いといつも言われてますが(苦笑)

今回筆子さんのブログと出会って、最低限に捨てて、物が多い生活ではなく、本当に厳選したものを残して、捨てることをやってみたくなって、たまたま休日が誕生日と重なったのもあり、やってみました。

結果、思ったより時間もかからず洋服を40パーセントくらい処分できました。

やるまではブログ読んでは、時間かかりそう、めんどくさいな、どうしよう、疲れてるし、と言い訳をつけて先延ばしにしてたのですが、誕生日という理由をつけてやってみて本当によかったです。

衣替えをしなくてもクローゼットに全ての洋服が入るようになり、安いから買った無難な洋服を無理して着なくてもよくなりました。

なんだか、嬉しくなってコメントしました。

できる限り洋服を家から出しましたが、ゴミの日とかリサイクルに出すまで、家の中にまだ一部の洋服があるので、絶対中を見て戻さないようにしようと思ってます。

あとは買わないようにすること、捨てることを続けることですね。

まだ洋服だけなので、家中やったら大げさですが、考え方が変わりそうな予感がします。

この度はきっかけをありがとうございました。





hisaさん、メールありがとうございます。

クローゼットの中がすっきりしてよかったですね。

hisaさんのお母さんの気持ち、よくわかります。

私は娘に「捨てろ」とはあまり言いませんが、「新しい物を買うのはかまわないけれど、必ず古い物を処分するように」とは言います。

娘には「ほかのお母さんは、あまり買い物するな、と言うのにママは変わっている」と言われます。

誕生日とか記念日、給料日など、特別な日に物を捨ててみるのはいいアイデアですね。とくに誕生日に片付けをすると、これからの1年、新しい、前とは違う自分になるきっかけにもなります。

hisaさん、素晴らしい1年になることをお祈りしています。

次は、よくお便りをくださるIさんです。

メリハリのあるお金の使い方をしていた先輩

件名: よけいな物を買わない暮らし

筆子様

いつもblog楽しみしてます!

3/16付の、お金の貯め方の盲点。あなたもきっと見逃しています。の記事の中の、よけいな物を買わない暮らしが1番の節約になると、いう記述を読んで自分のお金の使い方の遍歴を思い出していました。

子供の頃→もらったお年玉は次の日に使うタイプ

高校時代→バイト代 もらった次の日に使うタイプ

会社員時代(20代前半)→私はもらった給料は右から左へ

貯金など全くせず、給料前はもちろんお金は残っておらず服、化粧品、交際費など 断捨離に出会う前の典型的な「物があふれているわりにお金を持ってない人間」でした。

その時の職場の1つ歳上の先輩が、ある日、軽自動車を現金一括購入したと聞き 「どのようにしてお金をそこまで貯めれたのか」聞いてみたことがあります。

先輩は美人な人でいつも良さそうな服を着ていたしお化粧もきちんとしていました。付き合いをケチっている感じでもありません。

先輩の答えは「服は気に入ったものを長く着ているし、化粧品はなくなったら次のを買う。普段から物はそんなに買わない方なんだ」と教えてくれました。

その時の私は、服は去年のは嫌だと毎シーズン買っていたし、着ていない服もあふれていたし、化粧品など使い切ったことがなかったので衝撃でした。

先輩は買わない暮らしを実践し、メリハリのあるお金の使い方をしていたのです。

しかし当時のわたしは衝撃を受けたわりには「物欲のない人なんだな~」という感想で終わり、その後20代後半に断捨離に出会うまでは浪費家から抜けることはありませんでした。

現在は3年前の出産を機に仕事も辞めてしまい、自分の収入というものはないので、強制的に買わない暮らしができています。

逆にここまで強制的な状況じゃないと買わない暮らしがえきない自分にも呆れますが(笑)子供がもう少し 大きくなったらまた働きたいと思っていますが、

その時は買う暮らしに戻るのではなく この気づきを大切に、買わない暮らしを続けていきたいと思っています。

元々大好きな服や化粧品ですが たくさんない方がむしろ心地よく生きていけるものですね!

いつも長文すみません。読んでいただけるだけで 嬉しいです。

Iさん、お便りありがとうございます。

とても堅実な先輩ですね。

そばにどれだけいいお手本があっても、本人にその意識がないと、全く影響を受けませんね。

でも、いまは、Iさんは、その先輩のことを思い出しているし、これからは大丈夫ではないでしょうか?

Iさんの浪費ぶりは私と似ています。ただ、私は子供のころは、お年玉を貯めていました。

近所に店がなかったし、特に買いたいものもなかったからだと思います。私(昭和34年生まれ)が子供のころ、お金を使った場所は、せいぜい近所にあった駄菓子屋(私は一文菓子屋と呼んでいました)ぐらいでした。

お好み焼き屋さんもありましたが、一人では行きませんでした。

おもちゃは、デパートで買うものであり、一人ではデパートに行けないし、親が行くのも数ヶ月に一回だったと思います。

それを考えると、いまは子供でも学生でも主婦でも、物を本当に買いやすい時代ですね。100均、コンビニ、スーパー、ネットショップとよりどりみどりです。

こんな時代だからこそ、「お金を使わない戦略」は絶大な効果を発揮するのではないでしょうか?

この方もそう言っています⇒1年間、買い物せずに暮らしてみたらこんなにお金が貯まった(TED)

Iさん、これからも、買いすぎない暮らし、少ないものを大事にする暮らしを楽しんでください。

買わない暮らしの始め方⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。

次は、心の断捨離を心がけている団子ママさんのお便りです。

義理母の残した食器をようやく半分処分した

件名: 思考の断捨離を進めています

こんにちは筆子さん。

毎日の更新ありがとうございます。先日のカーネギーの記事、とても興味深く読ませていただきました。

『人を動かす』を早速手入れて読み進めています。

筆子さんに紹介してもらえなければ、多分出逢えなかった本だと思えます

それと並行して故人となった義母の残した食器を半数処分いたしました。

7年前の震災にも耐えた(我が家は震度6地域)食器は息子である主人の気持ちの整理が着かないまま、それでも約半分を震災に備える必要性をうったえて減らし、先日主人と一緒に残った食器を大幅に減らすことに成功いたしました。

長い道のりでした。

題名の思考の断捨離ですが、先日アルバイトを辞めました。

社長の奥様から依頼されて、奥様不在中(お休みがとれなくて家事や遊びに行けないので、その時間の確保)のお店番をしていたのです。

来客がない場合は掃除をすることもあわせてお願いされていました。

しかし、社長は『掃除には何の生産性もない』と、契約上ない仕事を押し付けたり、奥様が不在なのが不服で、いらない当てこすりをしてくるのです。

私の契約者は奥様ですので、契約上ない仕事は出来ないと相談し、奥様に出勤していただくことになりました。

生活のためにアルバイトをしている訳ではなかったこと、必要な物にお金を使っていたこと、無駄使いの習慣がなくなっていたこともあり、そんなにストレスを感じるアルバイトを無理に続ける意味はありません。

今、カーネギーの『人を動かす』を読んでいて思うのは、頭ごなしな言い方(怒られているような口調)でお願いされても、受け取り手は責められている様で素直に行動できないです。

やはり、人を動かすことと言うのはナカナカ難しいものだな、と言うことです。

長くなりましたが、読んでいただきましてありがとうございました。

最後に、この社長は斉藤一人さんが大好きで本やCDをたくさん所有しております。掃除は大嫌いな様ですが。

団子ママさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

お義母さんの食器が半分片付いてよかったですね。お義母さんは、食器をコレクションされていたのでしょうか。

ものすごく、食器を持っている人っていますね。

日本は地震のみならず、台風や大雨など自然災害が多い国なので、食器をたくさん持つなら、それなりの理由や覚悟が必要だと思います。なんとなく持っていて、誰も使わないまましまってある、というのは一番まずいケースでしょう。

バイトをやめた件ですが、雇い主に怒鳴られながら仕事をすることはないですね。

もしその社長さんにまた会うことがあったら、カーネギーの本をプレゼントするといいかもしれません。

ただ、自己啓発本も、片付け本と同じで、ただ読んでいるだけでは意味がないです。

本人にその情報を取り込んで、自分の生活に活用する意識がないと、「ああ、なかなかいいこと書いてある」で終わって、何も変わらないですね。

団子ママさん、これからもお元気でお暮らしください。

カーネギーの本のことを書いた記事はこちら⇒友達が欲しいけどできない。だって傷つきたくないから←質問の回答。

すぐにチェックしたい方はアマゾンへどうぞ。

最後は、まいさんのメールからフリマの体験に関する部分を紹介します。

きのういただいたばかりのお便りですが、フリマに参加しようかどうか迷っている、という質問メールをくれた方に読んでもらいたいので、早めに紹介しますね。

フリマに出したらものすごく片付けが進みました

お久しぶりです。

毎日ブログ、読んでいます。

年末から、身近な人が立て続けに亡くなり、日常の片付けがままならない日もありました。

でも、本当に少しずつですが、今年初めにたてた家の中のものを数えるという目標に向け前進はできていると、思います。

数えることを意識して減らしていっています。「後で」や、「そのうち」は、ないかもしれない。

35歳ですが、時間が有限なこと、強く感じます。

GWも後1日。

今回のGWは、「小さな子がいるから一緒に行動すべき」という考えを捨て、義母に子どもを任せ、日常の片付けの積み残しをこなしてみました。

写真を見てボーっとしてしまう時間も多かったけど…。

今回メールさせていただいたのは、フリーマーケットの記事を読んでです。

3回出店しましたが、片付けがすごく進みました。

理由の1つ目は、「捨てる」は無駄にする罪悪感があっても、「欲しい人に渡す」だと手放すハードルが下がるからです。

もう1つの理由は、明るい太陽の下に自分がしまいこんでいたものを出し、次々他人が手に取っては戻すのを見ていると、物の状態が客観的に見られて、手放しやすくなるからです。

大切だった、けど改めて見たら人が欲しがる状態ではなくなっていたみたいな。

///後半は省略します///

まいさん、こんにちは。メールありがとうございます。

不幸が続いて大変でしたね。ですが、残された人は、ゆっくりと日常に戻って生きていくしか道はないです。

できれば、自分の命ができるだけ輝く方向で。

さて、フリマの体験談、ありがとうございます。片付けが格段に進んだとのこと、よかったです。

フリマに限らず、いつもと違うことをしてみると、新たな視点が得られるから、物を手放しやすくなるだろう、と思います。

私も、所持品を数えるチャレンジをしてみたい、と考えています。

まいさん、これからも、ご自身の目標に向かって、少しずつ前に進んでください。

フリマに出店しようかどうか迷っている、という記事はこちらです⇒子供の物を捨てられないと悩む人へ6つのアドバイス。

まいさんの今年の目標はこちらで紹介しています⇒シンプルライフを目指す私の今年の目標(前編)

*****
いつもたくさんのお便り、ありがとうございます。

メールを紹介するときは、ほぼ原文のままのせていますが、読みやすさを考えて、適度に改行を入れたり、難しい漢字をひらがなにしたりしていますこと、ご了承願います。

テニヲハの間違いに気づいたものは、直すこともあります。

それでは、次回のお便り紹介コーナーをお楽しみに。





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