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週に1本ずつ書いているTEDトークを紹介する記事のまとめです。
今回は、2024年12月9日から、2025年4月21日までにアップした記事、20本を紹介します。
自信や創造力の話から、幸福、セルフケア、シンプルな暮らし方まで。気になるトークが見つかったら、ぜひ読んでみてください。
TEDトークのまとめ
タイトルは、How to uncage the confidence within(内にある自信をどう解き放つか?)
STEM分野での女性のキャリアを後押しする企業、AthenaのCEOである Holly Smithson(ホリー・スミスソンさん)のトークです。
人生で直面する困難なできごとを成長の糧にすることをすすめる内容。
つらいことがあるとき、自信を持つことを選択することで自己成長ができると伝えています。
タイトルは、The Simple Solution to Fast Fashion(ファストファッションのシンプルな解決法)。
起業家のジョセフィン・フィリップス(Josephine Philipsさん)のトークです。
ファストファッションの問題解決のために、消費者にもできることがある。新しい服をすぐに買うのではなく、今ある服を修理して大切に着る――そんな実践的な提案が語られています。
とても真っ当な意見ですが、過剰消費に慣れた生活を送っていると、少し意識しないと1つの服を長く着ることはできません。
タイトルは、The 15 minute rule (15分ルール)
ジャーナリストの Caroline Buchanan(キャロリン・ブキャナン)さんのトークです。
やらなければいけないけれど、なかなか着手できないとき、とりあえず15分間だけやってみることをすすめるプレゼンです。
処理を先延ばししているタスクがあるとき、ぜひ試してください。
タイトルは、Re-train Your Brain With Self-Care (セルフケアで脳を再トレーニングする)
心理学と認知神経科学に知見のある Dima Abou Chaaban (ディマ・アブ・シャーバン)さんのトークです。
セルフケアを通じて脳をリセットし、ストレスや燃え尽き症候群を防ぐ方法を教えてくれます。
セルフケアの重要性をうながす内容なので、特に忙しい人、ストレスが多い人におすすめ。
タイトルは、The Exercise Happiness Paradox(運動と幸福のパラドックス)
講演者は、フィットネスと栄養の専門家である Chris Wharton(クリス・ウォートン)さんです。
見た目よりも、運動を楽しむことに意識を向けるとよい、というメッセージです。
確かに、やせたいと思って義務感から運動していると、楽しくないですね。
タイトルは、Why we should eulogize the living(なぜ生きている者に賛辞を送るべきか?)
講演者は、Walter Green(ウォルター・グリーン)さん。彼は、米国最大のカンファレンスセンターマネジメント会社の会長兼CEOを25年勤め、現在はメンターとして活躍しています。
グリーンさんは、人が亡くなったあとに感謝の気持ちを伝える習慣を疑問に思い、生きている間に伝えるべきではないか、と考えました。
現在、「今すぐ伝えよう(Say It Now)」というメッセージを広め、感謝を伝える文化を作ることを目指しています。
タイトルは、It’s Not Manipulation, It’s Strategic Communication(操作ではなく戦略的コミュニケーションです)。
コミュニケーションの専門家、Keisha Brewer(ケイシャ・ブルーワー)さんのトークです。
ブルーワーさんは、戦略的コミュニケーションは人を操作することではなく、目的を達成するための効果的な伝え方であると語ります。
ポイントは伝え方。適切な言葉を選び、お互いに有益な結果を生むことを目指します。
断ることが苦手な人におすすめです。
タイトルは、Why You Should Embrace Mediocrity(なぜ、平凡であることを受け入れるべきか?)
社会言語学者の Crispin Thurlow クリスピン・サーロウ)さんの講演です。
現代社会では、優秀さや卓越性へを求めすぎてしまう現状があるが、平凡であることを受け入れることにも価値がある、と伝えています。
自己評価や生き方を見直すきっかけになるプレゼンです。
タイトルは、How to Reclaim Your Life From Work(仕事から人生を取り戻す方法)
ジャーナリストの Simone Stolzoff(シモーヌ・ストルゾフ)さんのトークです。
仕事=人生という考え方をするせいで、時間や人生の意義が失われていると伝える内容。
仕事に没頭しすぎている人が、人生のバランスを取り戻すヒントになるでしょう。
タイトルは You can be happy without changing your life(人生を変えなくても幸せになれる)。
幸福学の教授、Cassie Holmes(キャシー・ホームズ) さんの講演です。
幸福を得るために人生を大きく変える必要はなく、今の人生のままでも、時間の使い方を変えると幸福度があがるという内容。
時間が足りないと感じることがストレスを生み、不幸になります。また、時間の量よりも質が大切です。
タイトルは、The Secret to Making Someone Feel Special(誰かを特別な気分にさせる秘訣)。
旅の専門家のSarah Dandashy(サラ・ダンダシー)さんのトークです。
ダンダシーさんは、人を特別な気持ちにさせる秘訣は豪華さや高価なものではなく、期待を超える体験を提供することにあるといいます。
つまり、お金をかけるより、思いやりやクリエイティビティのあるものが喜ばれます。
人との関係を深めるヒントが詰まった内容です。
タイトルは、Why do we hate?(なぜ私たちは憎むのか?)
心理療法士の Jon Wilson Cooper (ジョン・ウィルソン・クーパー)さんのトークです。
内容は、憎しみの心理的なメカニズムと、それを克服する方法。
人は、共感疲労(compassion fatigue)を起こしやすく、他者への思いやりを失うと憎しみが生まれます。
思いやりのある社会を育てるのに役立つ内容です。
タイトルは The Luck Formula: The Secret to Being in the Right Place at Right Time (幸運の方程式:適切な場所・適切なタイミングにいる秘訣)。
起業家の Yin Noe(イン・ノー)さんのトークです。
ノーさんは、自分自身の体験をベースに、成功は単なる偶然ではなく、行動によって生み出されると伝えます。
タイトルは「Want to be more creative? Go for a walk クリエイティブになりたい? 散歩に行きなさい」。
心理学の研究者、Marily Oppezzo(マリリー・オペッツォ)さんのトークです。
オペッツォさんは、歩くことが創造性を高めるという研究結果を紹介し、アイデアを生み出すためのシンプルな方法として、ウォーキングを勧めます。
非常にシンプルなメッセージですが、歩くことはいろいろ思いつくのに役立つと私も思います。
タイトルは、Stop hating your body; start living your life(自分の体を嫌うのをやめて自分の人生を生き始めよう)。
ボディイメージの活動家のTaryn Brumfitt(タリン・ブルンフィット)さんの講演です。
自分の体を否定するのではなく、受け入れることの大切さを唱えるトーク。体は飾りではなく、夢を叶えるための重要なツールです。
完璧な体型を目指すのではなく、今の自分を大切にしようというメッセージが伝わってきます。
タイトルは、Getting Comfortable with the Uncomfortable(居心地の悪さに慣れること)。
アドバイスコラムニストの、Harlan Cohen(ハーラン・コーエン)さんのトーク。
不快なことに慣れることの大切さを語っています。
環境が変わったときなど、居心地悪く感じるときの対処法を学べます。
タイトルは、Why You Take Things Personally—and How to Stop(なぜ私たちは物事を個人的に受け取ってしまうのか、そしてその対処法)。
コミュニケーションとマネジメントの専門家のHeath Butler(ヒース・バトラー)さんのトークです。
バトラーさんは、人が物事を個人的に受け止めてしまう心理的な理由と、それを防ぐ方法をシェアします。
人間は、自分を守るという本能があるので、批判や変化を脅威と感じやすいので、ささいなことでも、自分への攻撃と捉えます。
それはたいていの場合、過剰反応です。
より冷静な視点を持つのに役立つトークです。
タイトルは Why self help will not change your life(なぜ自己啓発はあなたの人生を変えないのか?)
ジャーナリストのMarianne Power(マリアンヌ・パワー)さんが、自己啓発に取り組んだ体験を語ります。
パワーさんは、1年間、毎月1冊、自己啓発書を読み、その内容を忠実に実践しました。しかし、その結果は期待とは異なり、混乱を招きました。
前編では、4冊の自己啓発本を実践した部分を紹介しました。
後半は、さらに3冊読んで実践したパワーさんが最終的にたどり着いた部分を紹介しました。
自己啓発に頼りすぎることの危険性をユーモラスに伝えていますが、共感しすぎて苦笑いする人もいるかもしれません。
タイトルは、How to Tame Your Advice Monster(どうやって“アドバイスモンスター”を飼いならすか)。
ビジネスコーチのMichael Bungay Stanier(マイケル・バンゲイ・スタニエ)さんのトークです。
アドバイスをすることが必ずしも良いことではなく、むしろ相手の成長や自立を妨げることがあると伝える内容。
リーダーやコーチングに関心がある人にとって、とても役立つ内容です。
これまで書いたTEDの記事のまとめ
もっと充実した毎日をおくりたいあなたに:TEDの記事のまとめ、その(4)
シンプルに心軽やかに生きていきたい人のためのTEDの記事のまとめ(5)
過剰な思い込みをなくしたいあなたへ。TEDの記事のまとめ(7)
自分で問題を解決する力をつけたい人へ:TEDの記事のまとめ(8)
マインドセットを変えるヒントにどうぞ:TEDの記事のまとめ(10)
欲張るだけの人生をやめたいあなたへ:TEDの記事のまとめ(11)
脳の仕組みを知って、充実した人生を送る~TEDの記事のまとめ(13)
行動を変える秘訣を知りたいなら:TEDの記事のまとめ(15)
変化を恐れない! 常に成長したいあなたへ~TEDの記事のまとめ(19)
シンプルライフと自己成長に効く~TEDの記事のまとめ(20)
成功の秘訣からシンプルライフまで~これであなたも変われる!TEDのまとめ(23)
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TEDトークのまとめ、24本目をお送りしました。
だいぶ数が増えてきましたね。
一度見たトークも時間を置いて見直すと別の気づきがあるので、気に入ったものは何度も見てください。