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物を減らしてシンプルに生きたい。少ないもので豊かに暮らしたい。そんなふうに思っているふつうの人が、ミニマリスト方面に暮しを変えるコツを7つお伝えします。
いきなり物を全部捨てる必要はなく、少しずつ考え方と生活習慣を変えるだけ。そうすれば、遠からずミニマリストになれます。
ミニマリストは
●持ち物が少ない
●あまり物を買わない
●やることが少ない
●あまりほしがらない
こんな暮しをしています。
最小限の物しか持たないミニマリストの暮しは、誰にでも合っているとは思いません。
ですが、物があふれている今、もしかしたらこうした暮し方があなたのストレスを減らしてくれるかもしれません。
物が多すぎて、息苦しさを感じているのなら、少しずつ物を減らしてミニマリストになってみませんか?本当に大切な物を取り戻せるかもしれませんよ。
この記事では、ごく普通の人が少しずつ暮しをミニマルにするコツを7つ提案します。あなたができそうなことから始めてください。
1.最初に考えておきたい。自分にとってミニマルライフとは?
ミニマリストになる前に、自分にとってミニマルな暮しを何を意味するのか、考えておくといいです。
物を一気に捨てて、人生を様変わりさせたミニマリストたちが、本を出したり、テレビに出たり、ブログで情報を発信しています。
真っ白な部屋に、寝袋とパソコンだけで暮している人もいます。テレビや洗濯機も断捨離。何もない部屋の窓にはカーテンすらありません。
何もかも手放して、外部サービスに頼っているミニマリストもいます。家財道具は全部捨ててホテルに住み、食事はルームサービスか外食というような人たちです。
こんな人たちのことを聞くと、怖気づいてしまうかもしれませんね。ですが、ミニマリストの本質は、自分にとって大事なものだけを持つということです。
あなたにとってミニマルな暮しは何を意味するのでしょうか?
がらんどうのような部屋に住むことでしょうか?
とりあえず、家の中に詰まっているガラクタを断捨離することでしょうか?
物欲を手放して、消費する生活をやめることでしょうか?
家族を捨ててトランク1つで、旅に出ることでしょうか?
ミニマリストの生き方に「正しい」とか「正しくない」というのはありません。私は、ミニマリストは人や社会の意見にふりまわされず、自分の希望を尊重した、自分を大事にする生き方をする人たちだと思っています。
あなたが暮しをミニマルにすることで実現したい生活を思い描き、できればノートに書いておくと、途中で道に迷うこともないでしょう。
もちろん、途中で目的地を変えてもかまいません。
2.物を減らす
ミニマリストになるとき、1番最初にやるのは所持品を減らすこと。物持ちのミニマリストはいません。
しかし、これが難しいのです。
何もかもいきなり捨てる人もいますが、リバウンドすると思うので、少しずつ確実に捨てることをおすすめします。
物を捨てるには、こんなプロセスを踏むといいでしょう。
1)明らかなゴミを捨てる。
2)明らかに必要ないものを捨てる。
3)なくても暮らせるものを捨てる。
4)必要だと思っていたけど、自分の理想のミニマルライフにはいらない物を捨てる。
ミニマリストになるためには、単に不用品を捨てるだけでなく、物を削ぎ落とす必要があります。しかし、何もかも捨てる必要はありません。
自分の理想のミニマルライフに必要なものは残してください。
物の断捨離方法はこちらにいろいろ書いています⇒断捨離テクニック | 筆子ジャーナル
ミニマリストのなり方はこちらにも書いています⇒物を持たない暮しを望む人へ。ミニマリスト的ライフスタイルの始め方
3.できるだけ少ないものやサービスで暮らすことを心がける
多くの人は、これまで物をプラスすればするほど暮しが充実すると思ってきました。
「物があったほうが便利」
「洋服はたくさんあるほうがおしゃれになれる」
「物を持っているほうが、いざという時安心」
私たちはより快適で、より便利な暮しをしたくて物を買ってきたのだと思います。
ミニマリストになりたいのなら、「便利さ」「快適さ」ばかり求めるのはやめなければなりません。
たとえば、私はずっと湯シャンで髪もセルフカットしています。こうするとシャンプーを持つ必要がなく、美容院にも行かなくてすみます。
つまり所持品が減って、スケジュールも少しシンプルになり、節約もできるし、楽になるのです。
こんなふうにシンプルに生きています⇒セルフカットのすすめ。時間もお金も大幅に節約できる
自分がどんな「快適さ」「便利さ」「ぜいたく」にお金や時間を使っているのか考えてみてください。これまで快適さを求めて買っていた物やサービスがなくても大丈夫か、試してみることをおすすめします。
たとえば、毎日シャンプーで髪を洗っていたのなら、たまにはシャンプーを使わないで洗ってみるとか、アップル社から発売されるガジェットを毎回買っていたのなら、1回おきにしてみる、といったようなことです。
少し消費のスピードを落として、これはなくても大丈夫だけど、これがないと、自分の生活が成り立たない、自分のアイデンティティがおびやかされる、そんな物やサービスを見きわめて下さい。
4.いつも必ず「私はこれが必要なのか?」と自問自答する
ミニマリストになるためには、購買態度を変える必要があります。
物を捨てているとき、やたらと買い物をするべきではありません。そんなことをしたら、捨てるものが増えます。
お店でクレジットカードを差し出したり、財布を開く前に、「私はこれがどうしても必要なのか?」と自分に聞くクセをつけてください。
これまであたりまえのように買っていたものも、理想の暮しには必要ないものかもしれません。
衝動買いのやめ方はこちら⇒元浪費家のミニマリストが教える衝動買いの心理とそれを防ぐ5つの方法
5.新品を使わない人になる
ミニマリストになるために、最初はたくさん物を捨てる必要がありますが、いったん所持品のラインナップが落ち着いたら、今度は新品を使わない人になってください。
新品を使おうと思っていたら、また買い物をしなければなりません。
何かが必要だと思ったとき、手持ちのもので工夫して乗り切ったり、古いものをリユースします。
簡単なところでは、ウエスを作って掃除をするとか。
ウエスの作り方⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
できるだけ少ないもので生きていくためには、創意工夫が不可欠です。
6.使い捨てない
いくら買わない暮しをしていても、やはり物を買わなければいけないときはあるでしょう。
そんなとき、適当に間に合わせの物を買うのではなく、多少高くても、質のいいものを買います。安いものを買って使い捨てる暮しはミニマリストらしくありません。
ミニマリストは、適当に買ったものでいっぱいの部屋より、自分なりに選び抜いた少数精鋭のものを持つのです。
7.あきらめない
現代は、日々便利そうなもの、最新のもの、かわいいものが市場に出ています。インターネットがある今、買い物をするのは実に簡単です。
ミニマルライフをめざして、物を捨て始めたものの、何かのきっかけで、いらない物がいっぱいの部屋に逆戻りするときもあるでしょう。
私もシンプルライフをめざして何年もたちますが、時にすぐにゴミになるような物を買ってしまうこともあります。
今年になって買い物を1度失敗しています。足にぴったりあうスニーカーを買ったつもりなのに、いざ走り始めたら、足の甲が痛くなって、買い直したのです。
知らないうちにガラクタが部屋にたまっていたり、いつのまにか忙しい人に戻っていてもあきらめないことが大切です。
そこからまた、理想の暮しに向かって歩き始めればいいのです。