犬と私

ミニマルな日常

ペットがいるから家が片付かない問題の解決法。

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を飼っていて、ペット用品エサがたくさんあるから片付かない、という質問をいただきました。

今回はこのメールに回答します。

メールがやや長いし(原文は1860文字。読みやすさを考えて難しい漢字をひらがなにしたので少し増えています)、後半、ペットの話じゃないことも書かれていますが、あえて全文紹介します。

週末なのでじっくりおつきあい願えれば幸いです。

台風のフー子さんのメッセージです。

犬猫のせいで物がたくさんあります

件名:ストックと災害時のペットの必須物について

筆子さま

初めてお便りさせていただきます。

書きたい事が多過ぎる上、長文になるクセもあるので、ご迷惑になるかもしれませんが都度都度メッセージさせていただき、

一度メッセージした内容が今後かぶらぬようノートに下書きし、送信済みBOXもチェックするということに決めてお便りさせていただくことに致します。

初めまして。

昨年からずーーーっと何度もメッセージしたかったのに、あれやこれやと襲いかかる家族問題や仕事に追われゆとりもありませんでした。

優先順位はどれも急ぐことばかりなのですが、そこは完璧ちゃんにならぬよう、どれも急ぎでもひとつひとつに。

断捨離、片付け、やる時は一気にけっこうします。そして捨てたり処分したものに後悔はありません。

今、滞っているのは飼っているネコ2匹とイヌ2頭に関する物についてです。





2LDKに夫と暮らしています。

震災前どころか、母譲りの(2回のオイルショック恐怖経験者)ストック癖が当たり前かつ、ないと不安になるのが普通でした。

が、一部屋すべてがヒトの過ごせない部屋でいることにも嫌でたまらず、まずは災害が起きたとしても

人間は3日程頑張れば助けがくる、と思うようになり物凄い大量のトイレットペーパー、ティシュ、水、簡易トイレ等の追加購入はせずにどんどん使い、

買い足さないので減ってスペースは確実に増えてきており、まだヒトは居住スペースとまではなっていませんが実践を続けます。

しかし、私の問題はここからです。

ネコ達は腎臓・泌尿器系の病気で病院処方の療法食、猫砂や猫トイレは頭数プラス1という大前提のもと3つあり、

万が一の時はイヌネコに援助などあるはずもなく、と大量の猫砂は8L×10袋とか、犬もトイレシートは2頭で1日10枚と換算し、スーパーやペットショップのはお高いので楽天でまとめ買いし

ラスト100枚になると”買わなきゃ!”になります。

犬が寝室で寝る時のシートは繰り返し洗って、何度でも使える布トイレシートを使っていますが、災害時は洗う水も自由にはならないのでその時には使えません。

フードに関しては、家を倉庫にしないために2月に一度5袋送ってもらうようにしています。

加えて、私は何年も一緒に暮らして一緒に寝ていたのに、突如猫アレルギーを発症し重度の喘息にもなりかなりお薬漬けです。

季節の変わり目や換毛期になると救急車で点滴を受けに行くこともしばしばです。いくら雑巾掛けや掃除機、フロアモップをしてもアレルゲンは空中に空気よりも軽く常に常に舞い上がっています。

可愛くて大切な愛おしい猫たちと寝ることも叶わなくなり、NHKスペシャルで放送していたアメリカのネコアレルギーが治る注射がなぜ未だ日本に来ないのか、

呼吸器内科の先生に訴えても治験に参加すると言っても、なしのつぶてです。

猫トイレのあるストック部屋には犬は入らせることはできません。猫のウンチは犬にとってソソル匂いなので食糞し結果、病院送りになるので、

出窓や高さのあるストック部屋は猫たちの特別室となっています。

これまで皆さんからのお便りを拝見してきて、ペットに関するお話がなかったかと思い、まず1発目のご相談はこのことにしてみました。

毎日11時前に届くジャーナル、とても勉強になり、筆子さまのおかげでできることが増えてきたことも感謝でいっぱいです。

昨夜、主人と一緒に【 ザ・トゥルーコスト ファストファッションの裏側 】をやっと観ることができ、

衝撃と共にファッションや途上国の政治はもちろんのこと、モンサントの映画も観たので、このやるせない気持ちと

それとはまた裏腹に『大きな事はできなくても1人1人の行動しかない!』と、大切に手に入れた着る物、まだ手元にある祖母、母からの日本の着物を将来的に活かして生きることも考えました。

昔の日本人は綿の着物でもほつれては直し、丈を短くして小さな子に受け継ぎ、最後は雑巾にまで、と本当に大切にしてきましたね。

家電も10年やそこらで故障するものはほとんどなく、今の家電も保証期間は短く、

直すだけで部品やらなんやらを言われ挙句、買った方が早いとか安くすむという、でもこれが経済といえるのでしょうか。

本当にザ・トゥルーコストは、多くの方に観ていただきたいと思います。

はっ!また話がそれ始めてしまいました!

今日は、ここまでにさせていただきます。

ご多忙の中、最後までお目通し下さりありがとうございました。

お返事もちょうだいできればとてもうれしく、また、ペットのことで他の読者の皆さまのご参考になるのであれば、すべて引用可です。

毎日、ありがとうございます。

台風のフー子より

フー子さん、お便りありがとうございます。

いつもブログを読んでいただき、大変うれしく思います。

「急ぎ」だそうなので、早めに回答いたしますね。

質問のメールには質問を書くべき

フー子さんのメール、長いわりには、肝心の質問が書かれていませんよね?

先日も書きましたが、質問メールに、質問をちゃんと書かないと、見当違いの答えが返ってくる可能性があがる、と思ってください。

この記事です⇒冷蔵庫の中が食べ物でいっぱいです。どうしたらいい?←質問の回答。 最後の部分に書いています。

フー子さんの家に犬や猫がいて、ペット用品やエサの買い置きがたくさんあるのはわかりました。で、フー子さんは、いったいどうしたいのでしょうか?

自分はどうしたいのか考えて、そのゴールを達成するために、いま、自分ができることを1つひとつやっていく、という方法をおすすめします。

いつも私がブログに書いていることです⇒この先どうしたらいいのかわからないと悩んだらこれを読んでください。

片付かない理由に目がいきすぎている

ペットに関する質問メールをとりあげるのはこれが初めてですが、対象は違っても、本質的に同様の質問には、これまで何度も答えてきました。

「私はもっとシンプルに暮らしたい、部屋の中を片付けたい、だけど、あんなことや、こんなことや、そんなことのせいで、そうできない、どうしたらいいですか?」という質問です。

フー子さんのメールは、物を減らすことができない理由(言い訳)について、じつに雄弁に物語っているパターンです。

このように、問題に意識を向けすぎているご相談は少なくありません。

最近で言えばこの方⇒友達が欲しいけどできない。だって傷つきたくないから←質問の回答。

この質問もそうです⇒物の置き場所が決まらず部屋がカオスです。どうしたらいいですか?

この方も、メールはそんなに長くありませんが、行動できない理由をたくさん書いています⇒趣味で使う服や道具を捨てられないと悩んだらこうしてみる。

いずれも、ご本人は単に状況を説明しているつもりなのだと思います。

ですが、私から見ると、片付けられない言い訳や、そうできない理由をリストアップしているにすぎません。できない言い訳で頭がいっぱいになっているから行動できないのです。

まあ、人間誰しも、「できない理由」をどんどん思いつくものです。私だって同じです。

みんな、コンフォートゾーン(自分が快適でいられるエリア、何も考えなくていい場所)にいたいのです。

コンフォートゾーンの説明はこちら⇒いつまで続けるの?部屋がきたない人の3つの困った特徴。

こちらの動画でもコンフォートゾーンの話が出てきます⇒よりよく生きる技術としてのクリエイティビティ(TED)

フー子さんは、必死でコンフォートゾーンの中にとどまろうとしつつ、一方で生活を変えたい、と思っているからうまくいかないんじゃないですか?

アクセルとブレーキの両方を踏んでいるので、心に思いっきり負荷がかかっています。

物が増える問題の解決法

このブログを開設してそろそろ2年半です。

そのあいだに、読者の方の「捨てられない理由」「片付かないワケ」をたくさん聞きました。

子供がいるから片付かない、母親に物を押し付けられるから物が増える、忙しいから散らかる、などなど。フー子さんの場合は、「ペットがいるから片付かない」ですね。

この問題の解決法は3つあります。

1.物を増やす原因になっているものを取り除く

2.問題の捉え方や解釈を変える(思考を変える)

3.1と2の両方をやる

フー子さんの場合を考えてみましょう。

1.物を増やす原因⇒ペットあるいは自分の環境

ペットがいるから物が増えているわけです。今すぐペットを手放すことは難しいでしょうが、今後はダウンサイジングしていくことを検討してはどうでしょうか?

そもそも、すでに猫アレルギーで、重いぜんそくの症状があり、薬漬け。季節の変わり目と猫の換毛期に救急車で点滴を受けにいっている状態なのに、なぜ、いまだに猫を飼っているのですか?

医者に猫アレルギーが治る注射の導入をせまるより、猫の里親を見つける努力をするべきではないでしょうか?

アレルギーの注射はよく効くものは副作用が強いし、副作用の少ないものは長期の治療が必要で費用がかさみます。すでに薬をいっぱい飲んで、体を痛めつけているのに、この上注射を打つなんて、私なら絶対いやです。

筆子が薬をあまり使いたくない話⇒薬なし生活~薬はすべて断捨離しアロマテラピーで健康管理

病気なら仕方がありません。ですが、フー子さんの場合、アレルゲン(猫)を遠ざければ、薬も注射もいらないのです。

まあ、フー子さんにとっては、自分の体の健康より、「猫が自分の家にいる状態をキープする」ことのほうが大事なのでしょう。

とはいえ、救急車を呼ぶのに、税金が使われていることはご存知ですよね?

「わたしは猫アレルギーだけど、猫を家に置いておきたい」というフー子さんの欲望のために、使わなくてもいい税金が使われている、という見方はできないでしょうか?

猫がいなければ、たくさんのペット用品とエサはもちろんのこと、猫だけのための部屋も、薬も救急車も、きつい掃除も不用になります。

2.問題の捉え方を変える

猫を手放すことはできない、猫の存在はゆずれない、猫を飼うことは私の人生にとって絶対必要なのだ、猫を手放すぐらいなら死んだほうがまし、ということなら、問題の捉え方を変えてください。

つまり、そんなにたくさんの猫グッズをストックする必要があるのか? ということです。

日々のストック品としては、そんなにいらないですよね?

冷蔵庫の記事にも書きましたが、ネットスーパーに注文すれば、ペットのえさなんてすぐに届きます。

もしかしたら、こだわりのある特殊なエサを購入しているのかもしれませんが。

次に、緊急事態に備えてどれぐらい持つか、ですが、自分で持てない分はストックしても仕方がないと思いませんか? そんな物持って、逃げ出せないでしょう?

以前、記事にしましたが、「非常用持ち出し袋」は、持ち出す余裕のあるときしか、持ち出せないのです⇒防災用品や非常時持ち出し袋のミニマリスト基準はどれぐらい?質問にお答えしました

フー子さんの家には、すでに人間用の持ち出し袋(リュック?)があると思います。もしものときは、ご主人がかつぐことになっているのでしょう。

きっとフー子さん用のリュックもあるでしょうね。

地震で地面がグラグラゆれて、棚や本箱からバラバラと物がおち、割れたとき、ご主人はリュックをかつぎ、猫を抱いて逃げる。フー子さんは、自分のリュックをかつぎ、犬を連れ出す。

犬はバスケットに入っているのか、リードにつないでいるのか、そのへんはわかりませんが。

すると、もう2人とも手一杯だから、猫砂なんて持って出られませんよ。フー子さんは、ぜんそく持ちで体力が弱っているから、ちゃんと逃げられないかもしれません。

フー子さん、「ザ・トゥルーコスト」をごらんになったそうですね。

あの映画には、倒壊したバングラデシュの縫製工場のビルや、ブラックフライデーに売り場に殺到する人々の姿が出てきました。

地震が来たときも、同様のパニック状態になると思います。そんなとき、たくさんのペット用品を持って逃げられるのでしょうか?

「ザ・トゥルーコスト」について⇒「真の代償」The True Costはファストファッションの真実を暴く映画 ~これでもあなたは安い服を買い続けますか?

無事に逃げおおせたとしても仮設住宅の問題があります。仮設住宅の多くは、ペットの入居を認めていますが、スペースに限りがあるので、「人間用のスペースをうちの猫にあてがってください」、と言っても通らないでしょう。

「なら、車中泊してください」と言われるかもしれません。フー子さんは、猫と同じ車の中にいるとアレルギーが出るから、車の外に寝るんでしょうね。冬だと寒くて大変ですよ?

「まさか、そんなこと起きません」と思うかもしれませんが、災害時のペット用品の手配を心配して、たくさんストックしているのなら、ここまで考えるべきではないでしょうか?

実際、いま、フー子さんの家の中で起きていることは、ペットのために、人間の住環境が損なわれている状況ですからね。

逃げ出す必要のない状態で被災したら、流通は止まらないでしょうから、ペットグッズの手配ができない、という心配はそんなにないでしょう。

だからそこまでストックはいらない、と考えることはできませんか?

優先順位について

フー子さんは、メールに「優先順位の高い問題がたくさんある」と書かれています。どれも急ぎなんだ、と。

ということは、どれもそんなに優先順位は高くありません。

「あれもこれもみんな大事、みんな急ぎ」と思うからいろいろなものを抱え込むことになるのです。

フー子さん、仕事、ペットの世話、掃除などで忙しいかもしれませんが、時間を作ってこの本を読んでみてください。

グレッグ・マキューンの「エッセンシャル思考」です。

Amazonへ⇒エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考とは、大事なものにだけ意識をむける思考です。

この本には、priority(プライオリティ)という言葉には、昔は複数形はなかった、という話がでてきます。

priority は最優先事項だから、1つに決まっていたのです。

ところが、時代が経るにつれ、人間は、「あれも、これも大事なんだ」と欲ばり始めました。そして、いつのまにか、priorities という複数形ができたそうです。

フー子さん、もしかしたらいろいろ欲ばりすぎているんじゃないでしょうか?

本当に大事なことは何なのか考えて、それだけにフォーカスすれば、もっと暮らしはシンプルになるはずです。

*****

今回は、ペットとシンプルライフというテーマでお送りしました。

私はペットを飼っていないので、実情にそぐわない回答をしたかもしれません。

もし、ペットを飼いつつ、シンプルに暮らしている方がいらっしゃったら、ご意見をお聞かせください。





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