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物をためこまない暮らしの特徴を5つ紹介します。
いったん断捨離しても、そのうちまた、物を増えてしまうことってありますよね?
私も、過去にそうしたリバウンドを体験しました。
どれだけたくさん物を捨てても、物をためこむライフスタイルを変えない限り、物はまた増えます。
不用品を捨てながら、自分なりに、物をためこまない暮らしについて考えて、そういう暮らし方を心がけると、リバウンドしなくてすみますよ。
考えるヒントとして、私が思う物をためこない暮らしのポイントをお伝えします。
1.ストックがありすぎない環境
近い将来や万一の場合に備えて、食料品や日用品をストックしますが、このストックがありすぎない暮らしを心がけると、物のもちすぎを防ぐことができます。
ある程度、備蓄することは必要ですが、手持ちのストック品をしっかり把握して、ストックする量を増やしすぎないでください。
多すぎるストックをただちに断捨離すべき理由。過剰在庫は資産ではない
先日、「実家の片付けをしたとき、自分で使おうと思って実家から持ってきたラップを使うのに10年かかった」というお便りをいただきました。
消費するのに10年もかかるのは、極端な例だと思いますが、3年、4年、5年先の分まで、備蓄することはありません。
食品だったら劣化するし、食品じゃなくても、経年変化は起きます。
特に安物は。
どれだけストックを持つかは、人それぞれですが、3年分もあれば十分ではないでしょうか?
「3年分持て」という話ではありませんよ。私は、基本、ストックは持たず、なくなってから買っていますが、それで困ったことはありません。
不用品や押し入れの中で死蔵しているものも、備蓄と言えば備蓄です。
タオル、ハンカチ、ソックス、ストッキング、ノート、ボールペン、ラップ、アルミホイル、天ぷら油、缶詰、インスタントラーメン、袋菓子。
ご自身がいつもストックしているものを棚卸しし、「これを使うのは何年先になるだろうか?」と考え、3年以上持ちそうなものは、手放したほうがいいでしょう。
2.家にあるものの大半を使う暮らし
家の中にはいろいろな物がありますが、その大半を、そこそこ活用する暮らしを心がけると物は増えすぎません。
さしたる理由もないのに、しまってあるだけの物や、置いてあるだけの物を、極力なくすようにしてください。
100%、すべてを活用することは、むずかしいと思いますが、現在の死蔵品の半分は使うようにすると、「物をちゃんと使う暮らし」に近づきます。
死蔵品は、完全に死んでいるわけではなく、出番を待っている物たちだ、とあなたは言うかもしれません。
まあ、あまり長く待たせず、さっさと使ったほうがいいですよ。
家にあるものをちゃんと使うために、ストックの把握と同じように、何が死蔵品になっているのか、リストアップすることをおすすめします。
そのリストは、言わば、ウェイティングリスト(キャンセル待ちリスト)です。
今、使っている物がこわれたら、これらの品々の出番が来るわけですよね?
ウエイティングリストを作ってみると、そもそも、今の生活では、全く用途がないものを発見できるかもしれません。
家に入れるべきではなかったのに、何かのはずみでうっかり入れた物。以前は用途があったけれど、生活が変わって、その用途がなくなってしまった物など。
こうした、「この家にあるべきではない物」は、ウェイティングリストにのせておていても出番は来ないので、早めの処分がおすすめです。
私も、ここ数年、「所有している物をちゃんと使うこと」を心がけており、今年は、紙類と書籍の消費を心がけています。
3.付属品がゴロゴロしていない家
3つ目にチェックしたいのは付属品です。
付属品は、本体の機能を拡張させるためや、本体を保護するために使うものです。
家にある物それぞれについて、それは本体(本質的な機能をになうもの)なのか、付属品なのか見定めてください。
調べてみると、思ったよりたくさん付属品があることに気づくでしょう。
付属品が見つかったら、その付属品がどんな機能を提供しているのか考えてください。
パソコンの場合、本体はCPU(中央処理装置)ですが、CPUだけぼんとあっても、入力や出力するための周辺装置がないと、パソコンは使えません。
だから、モニター(ディスプレイするもの)や、キーボードは必要です。
しかし、そこまで必要ではない付属品もいっぱいあります。
たとえば、ティッシュの箱のカバーとか。
ティッシュはべつに割れ物でもなんでもないので、カバーつけて保護する必要性はそこまで高くありません。
多くの人はインテリアの一部として、見た目の美しさを向上させるために、カバーをつけていると思います。
この場合、「本当に見た目が向上していて、私の暮らしが豊かになっているのか?」と自問してください。
ティッシュの箱のカバーは、単体として見ると、美しいかもしれませんが、そばに物たたくさんありすぎたり、他のものと色が合わなかったりして、視覚的ノイズが増えているかもしれません。
カバーをかけたせいで、微妙にティッシュが取り出しにくい、なんてこともあります。
このように、1つひとつの付属品について、「この付属品は、本当に使う意味があるのかチェック」を行ってください。
使う意味のない付属品の所有を控えめにすると、物の数をおさえることができます。
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4.「なんとなく」の部分が多すぎない生活
なんとなく買う、なんとなくそのへんに置く、なんとなくためこむ。
こうした、「なんとなく」の部分を減らすと、物をためこみにくくなります。
別に物を買ってもいいし、床置きしたいならすればいいし、押し入れの中にずらっと並べておきたいなら並べてもいいのです。
「なぜ、自分はそうするのか?」という理由に見当がついているのなら。自分がしていることをよくわかっているのなら。
何も考えず、気の向くままに、物を買ったり、しまったりしていると、物はどんどん増殖します。
「ミニマリストの暮らしって、どんな暮らし?」と聞かれたら(聞かれたことはありませんが)、「いろいろな面に意図がある暮らし」と答えるつもりです。
特に意味もなく、なんとなく物をしまいこんだり、ただなんとなくYouTubeの動画を眺めたりせず、ためこむにしても、動画を見るにしても、その理由を自分で知りながら行う暮らしです。
「今から30分だけ、ぼーっとYouTubeの動画を見よう」と思って、ぼーっと見るような。
ミニマリストと言えど、人間なので、「知らないうちにこんなことをしてしまっていた」と思うことはありますが、何かをするとき、ゴールや、それを行う意味を意識するようになってから、時間の使い方に関して、後悔することが減りました。
5.「買わなきゃ!」というはやる気持ちの自覚
必要以上に物を買いすぎることが、物がたまってしまう一番の原因ですが、なぜ私たちは、そんなにたくさんの物を買ってしまうのか、考えてみたことがありますか?
目新しい商品について見たり聞いたりするたびに、いちいち「買わなきゃ!」と思っているから、毎日のように買い物してしまうのではないでしょうか?
多くの人が、小さいときから、ちょっと不便があったり、退屈したり、出かけたりするたびに、ショッピングをする生活をしています。
日常でも非日常でも、買い物がついてまわります。
その結果、新しい物の存在を知らせる刺激を受けるたびに、「買わなきゃ!」と条件反射する神経回路が強化されてしまったのではないでしょうか?
新しい商品の存在を知っても、「ふ~ん、そういうものがあるんだね」で終わっておけば、買わなくてもすむのに。
物をたくさん買い集めることが、人間の幸せにつながるという考え方がしみこんでいると、何かを見つけるたびに、「買わなきゃ!」と焦りにも似た気持ちになります。
「買わなきゃ!」と思ったそのとき、自分で気づいて、「あ、今、買わなければだめだ、と思ったけれど、よく考えたら、べつにそんなことないよね」と考えてください。
これができれば、物を買いすぎる暮らし、ひいては、物をためこみすぎる人生から、抜け出すことができます。
あれもこれも必要だから買う! この気持を手放して、無駄遣いをやめる方法。
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物をためこまないライフスタイルの特徴を5つ紹介しました。
物がたくさんありすぎると、自宅が、憩いの場から、ストレスを生み出す場所に変わってしまいます。
自分では気づかないかもしれませんが。
実は、物はあまりないほうが、ゆっくりくつろげます。
旅館やホテルもそうですよね? 最低限の物しか置いてないから、かえって快適です。