シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

素敵なミニマルクローゼットにしたくて、かえって服を買ってしまう問題の解決法。


ミニマリストになって、少数の素敵な服だけで構成されたワードローブにしたいと思っているが、そのために質のいい服を毎月のように買ってしまう。この買い物をやめるにはどうしたらいいか?

という質問をいただきました。

この記事で回答します。まずメールをシェアしますね。Fさんからです。

ミニマリストのおしゃれクローゼットにしたくて、服をどんどん買ってしまう私

件名:少ない服で生活するために、次々と服を買ってしまいます

筆子様

こんにちは。ご著書とブログのファンです!

今回、ご相談があって初めてメールさせていただいております。

私は部屋はスッキリさせていて物も少ないのですが、服だけがうまくいきません。

子供のころからファッションに興味がありましたし、働くようになってからは爆買いの連続。最も大きな要因は、自分の容姿をよく見せたいという願望なのだと思います。

ですが、昨今の断捨離ブームに影響を受け、6年前から減らし始め、推定300枚以上あった服は、1年前には120枚程度になりました。

ここからさらに減らしたいと思っており、最終的には通年50枚程度が目標です。

今回ご相談したいのは、さらに減らすにあたって、服や靴を次々と買ってしまう状態が1年ほど続いている件についてです。

断捨離ブームの次にはミニマリストブーム。

これに感銘を受け、1年前から目指したいと思うようになりました。

そうなると、少数精鋭を考えたくなります。(少数精鋭は、どなたかの影響だと思います。ブロガーさんか本か。)

少ない数を持つなら質を上げて、毎日のコーディネイトに納得できるような、本当に自分に似合う、気分が上がる物だけを持ちたい、という願望。

そのためには、本当に素敵で似合うお洋服をまず買って、「このラインナップで行こう!」と服を決めてから残りを捨てたいと思ってしまうのです。

ところが、買っても買っても、店頭で素敵に見えた服が、着て外出するとイマイチに思え、もっと素敵な服が必要、今度こそ少数精鋭のグループに加えられる物を見つけなければ、となってまた買ってしまう・・・この繰り返しです。

毎月2~3着ずつ買っています。安物ではないのでお金がかかります。

今の120枚を増やさないために、常に断捨離も必要です。

売るのは時間と労力がかかり疲れますし、捨てるのは心が痛みます。(どの服も、買って2~3年以内で、あまり着ていないから綺麗な状態なのです。気に入っています。)
もう疲れました。早く憧れの少数クローゼットを完成させたいです。

減らす為にどんどん買ってしまう、これをやめるには、どのような考え方をすれば良いのでしょうか?

Fさん、メールありがとうございます。

本も読んでいただいているのですね。とてもうれしいです。新刊はもう読まれたでしょうか? Fさんの場合、考え方を変えれば、納得のいくワードローブを作ることができると思います。

2冊めにはそのヒントを書いておりますので、機会があったらお読みください。

新刊のご案内⇒新刊「それって、必要?」本日発売です。読み方、使い方案を紹介。

さて、素敵で上質な物だけを持つミニマリストになりたい、と思う人は多いようです。なぜなんでしょうかね?

使ってない物を手放して、これまで便利に使っていて、自分としてもそこそこ気に入っている物だけを残せば、わりと簡単にミニマルになると思います。

そのうえで、何か必要な物が出てきたら買い足していけば、もう物はいたずらに増えないでしょう。

ドミニック・ローホーさんも、上質なものを持ちましょう、と言っていますが、私は、べつに(他人目線的に)ボロでも自分が気に入っていたらいいと思います。

ミニマルライフは自分らしく生きることですから。

Fさんには、考え方のアドバイスを3つ、実際に服の買い物をやめるヒントを4つお伝えします。

1.なぜミニマリストを目指しているのか?

Fさんはなぜミニマリストになりたいのでしょうか? そこを考えてください。ミニマルライフを追求することで、自分はどんなゴールを得たいと思っているのか、ということです。

話題になっているし、流行っているし、なんとなくおもしろそうだからミニマリストになることにした、という理由でもべつにいのです。

しかし、ミニマルライフは、今よりもっと生活を充実させたり、ラクに生きたり、楽しく暮らしたり、ストレスを減らしたりするための手段。服の買い物に悩む状態になってしまうのは、何かが間違っています。

日本のミニマリズムは、かなり商業主義に結びついていると思われます。

まあ、海外でもそういえますが。

日本では、ミニマリストになるためには、こういう物を買わなきゃいけない、とメディアが提案することが多い印象です。「おしゃれなミニマリストはこんな素敵な物を使っている」、「ミニマリストになるには、こういう物が必要なんですよ」という具合です。

少数精鋭にしなきゃいけないというのも同じ発想ですね。

Fさんの目指しているミニマリズムは、品質のいいものを持たなければ、成立しないのでしょうか?


2.完璧主義を手放す

完璧をめざすのはやめたほうがいいです。

「少数精鋭の服」ですが、これは自分が決めることなので、「いやいや、もっと素敵なお洋服がある」という発想を捨てれば、それ以上買う必要はなくなります。

「ミニマルなワードローブに完璧にふさわしい、おしゃれで素敵で質がよくて自分にすごく似合ってコーディネートもばっちり決まる服」なんてどこにもありません。

完璧なんて、この世にはないからです。

ないものねだりをしているから、いつまでたっても、納得できず、買い物が止まらないのです。

私のワードローブも自分では少数精鋭だと思っていますが、とくにおしゃれな物ではありません。

私の洋服(2015年バージョン)⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)

読者からは、「筆子さんはもう60歳近いし、カナダに住んでるからボロい服でもいいけど、私はそんなわけにはいかない」というメールをいただいたこともあります。

でもいいんです。自分で「これでよし!」と思っているのですから。

完璧主義の弊害⇒完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由

完璧主義をやめるには?⇒完璧主義を克服する7つの具体的な方法

3.すでに持っているものに光をあてる

服にかぎらず、物をどんどん買ってしまう人は、自分には何か足りないところがある、と考えています。

自分が不幸せなのは、自分に似合う素敵な服がないからだ、自分の性格に問題があるからだ、お金が足りないからだ、家柄がよくないからだ、美人じゃないからだ、可愛くないからだ、頭が悪いからだ、太り過ぎているからだ、やせすぎているからだ、などなど。

自分のなかの欠落している部分、だめな部分にフォーカスしすぎているのです。

その欠落を埋めるために、もっと素敵な服、もっとおしゃれなバッグ、もっと洗練された靴、もっと見栄えのいいクルマ、もっと広い家、もっと影響力のある仕事、もっと給料のいい仕事、もっと世間体のいい何かが必要だと感じてしまうのではないでしょうか?

そして手に入れようとします。

この、「もっと、もっと、もっとあれば幸せになれる!」というのはミニマルライフを目指す人の考えとは逆の発想です。モア・イズ・ベターですから。

Fさんは、ミニマルにしたいといいながら、考え方は従来どおりなので、物が減らないのでは?

問題の源は、自分の欠落感です。

欠落している部分、できていない部分ではなく、すでに持っているもの、すでにあるものに光を当ててみてください。

そうすれば、服で武装しなければいけない、という強迫観念が薄らぐでしょう。

以下の4つは、買い物グセを手放すヒントです。

4.制服化を試してみる

手持ちの服から、自分のユニフォームにできるものはないか調べ、制服を選び、それを中心に着てください。

先に新しく制服を決めてしまい、ほかをばっさり捨ててしまう人もいます。しかしFさんは、過去1年、毎月のように「もっと自分に似合う服、少数精鋭にふさわしい服」を追い求めて買ってきたのですから、たぶんもう必要な服は揃っています。

制服化のコツはこちら⇒少ない服でおしゃれを楽しむ方法。この秋からミニマルなファッションにしませんか?

5.期間限定で買わない挑戦をする

毎月服を買うのがクセになっているので、その習慣を断ち切るために、服を買わない挑戦をしてみてください。

買わない挑戦の始め方⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。

「1着も買わない」という制限をもうけることで、何が必要で何がそうでないのか、考える機会ができます。買わないといっても、全く買わないわけではありません。必要なものはもちろん買ってもいいのです。

6.333プロジェクトをやってみる

333プロジェクトは、3ヶ月間、33のアイテムだけを身につけるチャレンジです。

Fさんのように、おしゃれ好きな人に評判のいいプロジェクトなので、10月から3ヶ月間やってみてはどうでしょうか。

やり方はこちら⇒ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。

7.洋服ノートを作って服と自分の関係性の見直しをする

おしゃれが楽しくてたくさん服を買ったり、とっかえひっかえ服を着替えたりする。それはそれでいいと思います。

自分が心から楽しんでいるのなら。

しかし、好きで買ったはずなのに、家に帰って着てみると、いきなり色あせてみえる、だからまた新しい服を買う、やはり満足できない、お金もどんどん無駄になっていく。こんな状態は、服と自分の関係性がねじれています。

こちらを参考に、洋服ノートを作り、自分にとってファッションとは何であるのか、自分は服とどうつきあっていきたいのか、これからどんなおしゃれをしたいのか、そのあたりをじっくり考えてください⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。

その他、服の買い過ぎや断捨離に悩んでいる人むけにたくさん記事を書いていますので、時間のあるときに読んでください⇒洋服を減らしたいならこれを読め:ファッション関連記事のまとめ

こちらも読んでください⇒止まらない買い物を止める方法。ディドロ効果のワナを知れ。

以上の7つのヒントから、ピンときたことを実際に考えたり、実践してみてください。うまくいかなかったら、ご連絡いただければ、また別のアドバイスを考えます。

******

日々の服選びや服のショッピング、そしてメンテナンスに、時間とお金、体力という貴重なリソースをたくさん注ぎ込んでいる女性は少なくありません。

しかし、服はそこまで大事なものなのでしょうか? 

人生には、もっと大事なものがあるのではないでしょうか? そんなことも考えながら、ワードローブを見直してみるとよいでしょう。


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こんにちは。昭和34年生まれの50代主婦、筆子(ふでこ)です。持たない暮しを心がけているミニマリストです。好きなものは、小豆とナッツ。さらにくわしい自己紹介はこちらからどうぞ⇒はじめまして。筆子です

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