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母の日が近づいてきました。
今回は、ものを増やさずに喜ばれる贈り物の仕方を4つお伝えします。
高齢になった母親へのプレゼント選びは、少し難しいです。
新しいものを置くスペースもない。ものを管理する体力も、若いときのようにはいかない。
もうこれ以上ものはいらない、と母親に言われたり、狭くなった部屋にまた何か持ち込むのがためらわれたり。
それでも感謝の気持ちは伝えたいから、板挟みに悩むことがあります。
感謝を伝えることと、ものを増やさないことは両立できます。
今の母親の暮らしに寄り添う選び方をすれば、当人も自分も楽になります。
まずは本人に直接聞いてみる
いちばん確実な選び方は、本人に何がほしいかをたずねて決めることです。
サプライズで贈りたいかもしれませんが、高齢の母にとっては、思いがけない品物より、本当に使うものをもらうほうがうれしいものです。
娘や息子が思い描いている母の好みと、本人の好みには、たいていズレがあります。
電話やビデオ通話で、今年は何がいいかを率直に聞いてみてください。
「べつに何でもいいわ」などと言われるかもしれないので、選択肢を提示するといいでしょう。
切り花がいいか、新しいスカーフがいいか。
ハンドクリームか、入浴剤か。
具体的な候補を2つか3つ出すと、相手も選びやすくなります。
ネットショップや通販カタログを一緒に見るのも、よい時間になります。
遠方に住んでいても、電話口で、こんなのがあるよと読み上げると、親子の会話が生まれます。
選ぶ過程そのものが、すでに母の日の贈り物になっています。
親の今の暮らしを思い浮かべる
聞いても何でもいい、いらないと返ってきたり、あえてサプライズにしたいなら、母親の今の暮らしを思い浮かべてから選んでください。
高齢になると、暮らしの前提が変わります。
・住まいのサイズが以前より小さくなっている
・足腰が弱くなって、重いものや高い位置に置くものは扱いにくい
・視力や握力が落ちて、細かい文字や固いふたはストレスになる
・冷蔵庫の容量も収納スペースも限られている
こうした変化を念頭に置いて選ぶと、失敗が減ります。
私の母は2年ほど前、長く住んだ家を手放して、高齢者向けのサポート付きマンションに移りました。
実家は一軒家、今の住まいは、ワンルームマンションです。
家具も食器も、引っ越しのときにほとんど手放しました。
部屋も狭いし庭もなくなったので、私は邪魔になるものは送りません。
以前は花が好きな母に、寄植えや切り花を送ることもありましたが、今は大きなものは贈りません。
親の住まいが変われば、喜ばれるものも変わってきます。
物の多い実家で気づいた、お年寄りの住む家で物がどんどんたまる理由。
負担にならないものを選ぶ
贈り物を選ぶときの考え方を一つあげるとしたら、相手の負担にならないかどうかです。
高齢の母にとっての負担とは、①場所を取ること、②手入れの手間、③体力的に扱いきれないこと、④将来誰かが処分しなければならないこと、この4つです。
この軸から外れない品を選ぶと、喜ばれる贈り物になります。
使い切れる消えものを選ぶ
消えものは、高齢の母への無難な贈り物です。
たとえば、
・切り花の花束(鉢植えは水やりや植え替えが負担になる)
・好きなお茶やコーヒー
・お菓子や季節の果物
・入浴剤や石けん
・少しぜいたくなハンドクリーム
こうした品は、使い切ったあと場所に残りません。
母の住まいの容量を圧迫しないのが、いちばんの利点です。
ただし、本人の好みは考慮してください。
たとえば私は、香料入りのものは使わないので、香りのいい石けんやハンドクリームなどをもらってもよそに回すことが多いです。
量は、一人で使い切れるサイズを選んでください。
大袋のお茶や24個入りの入浴剤ではなく、小ぶりのパッケージを選びましょう。
豪華に見えるからと大きな箱を送ると、親は使い切れずに申し訳なく思うことになります。
食べ物や飲み物を送るときは、食事制限や服薬との相性を前もって確認してください。
母親が施設に入居しているなら、施設の方に持ち込みの可否も確認しておきましょう。
本人に直接たずねにくいときは、同居しているご家族を通じて確かめてください。
私は、母の誕生日も母の日も、毎年同じように血圧を下げる効果のあるコーヒーを送っています。
数年前に母からリクエストがありました。
あのコーヒーおいしいからまた送って、と言われるので、そのまま定番になりました。
高齢の母には、毎回違うものを用意して驚かせようとするより、気に入ったものを繰り返し送るほうが、いいかもしれません。
知っている味が届くという安心感そのものが、何よりの贈り物になります。
手元に残らない時間や体験を贈る
母の日はものを贈るものだと決めつける必要はありません。
ものを渡さない贈り方もあります。
・電話やビデオ通話で長めにおしゃべりする
・一緒に過ごす時間をつくる
・家事代行や食事宅配のギフト券
これらは、手元に何も残らないので、相手のものを増やしません。
特に遠方に住んでいて、なかなか会えないなら、一緒に過ごす時間そのものが、何より価値のある贈り物です。
実際に会えなくても、ビデオ通話を利用して、話してみてください。
お金のかからない母の日のギフトアイデア。ミニマリストのお母さんにオススメ。
義理の母への贈り物は夫を通じてリサーチ
義母へのプレゼント選びは、多くの方にとって悩みどころです。
実母と違って、義母の好みや日々の暮らしぶりは、細かいところまでわからないことが多いからです。
義母へのプレゼントを選ぶときは、こんな工夫をしましょう。
まず、夫にそれとなく情報を集めてもらうこと。
「お義母さん今なにかほしがってるものある?」と夫に聞いてみます。
夫なら自分よりも、住まいのサイズや健康状態も把握しているでしょう。
次に、義母の好みを優先すること。
実母に毎年コーヒーを送っていても、義母に同じものが合うとは限りません。
義母には義母の好みと暮らしがあります。
夫から聞いた情報をもとに、義母に合う別の品を選んでください。
最後に、夫婦連名で使い切れる消えものを選ぶこと。
重すぎるメッセージや高額なものは、かえって相手に気を使わせます。
気軽に受け取ってもらえるサイズ感を意識してください。
食事制限や服薬の事情は、実母のときと同じく、夫を通じて事前に確認しておきましょう。
ちなみに、私は義母にものを贈ったことがありません。
元夫があまり母親と仲良くなかったので、選ぶ場面がありませんでした。
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高齢の母親へのプレゼント選びのコツを紹介しました。
プレゼント選びで迷うとき、華やかなもの、高価なもののほうが気持ちが伝わると考えがちです。
しかし、高齢になった母にとっては、小さくても今の暮らしに合うもののほうが、よほどありがたいです。
私自身が母の日に贈ってもらえるとうれしいものは何か?
毎日お風呂にエッセンシャルオイルを入れているので、これをもらえるとありがたいです。
ただ、どうしても欲しいわけではありません。必要なら自分で買いますから。
手軽で、使い切れて、場所を取らないもの。
そんな贈り物が高齢の母親にはいちばん喜ばれます。














































