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今回は香害(香りによる健康被害)に悩んでいる読者のお便りを紹介します。
差出人のひょうさんは、症状が出るまで人工香料のことを気に留めていなかったが、改めて香料の問題を他の読者にも考えてほしいそうです。
ひょうさんのリクエストに答えて、人工香料にふれている過去記事を7本まとめますね。
まずは、お便りをシェアします。
人工香料がだんだん苦手になってきた:読者の体験談
件名:香害について
ためになる記事をありがとうございます。
今日は筆子様にあらためて人工香料の害について取り上げていただきたくメッセージを送らせていただきます。
日本では年々抗菌洗剤や柔軟剤のニオイや揮発性が増しており、ナノ化やマイクロカプセル化ですすいでもすすいでもその成分が落とせません。
その排水や衣類からの揮発で水も空気もすごく汚染されていると感じます。
使用している当事者は嗅覚が慣れ切ってそのとんでもないニオイを感じなくなったり、そもそも製品に嗅覚を阻害する成分が入っていたりするそうですね。
わたし自身は強い香りが苦手だし猫を飼っていることもあり、2020年ごろからまず柔軟剤の使用をやめました。
するとおしゃれ着洗剤のニオイもきつくて無理になり、やがて無香性と書かれた抗菌洗剤からも香りではないが刺激臭のようなものを感じるようになり使用をやめました。
髪や体を洗うものも無香料の全身シャンプー1本にと、持ち物を無香料にしていくたびにどんどん人工香料が気持ち悪くなり、自宅からは抗菌洗剤や人工香料を使用した製品をすべて撤去しました。
しかし世間では逆に100日香るアロマビーズだとか、コンセントにさして50日部屋中に芳香する製品だとか、どんどん強力なニオイをまき散らす方向に向かっています。
自分では人工香料製品を使用していなくても外出すれば移り香に悩まされ、日々の買い物すら呼吸が苦しく、家でも窓を開けることもできず、窓を閉めていても近隣から流れ込む揮発成分でしょっちゅう空咳がでるほどです。
いまでこそ自分が苦しさを感じるようになったからこんな風に書いていますが、最近になって筆子様のブログ内を「香料」で検索したらたくさんの記事がヒットして、えっ、筆子さんはかなり前からこんなに啓発してくれていたのに自分に症状がないときは気に留めていなかったんだ、と愕然としました。
申し訳ないことです。
わたしのようにだんだんと人工香料がだめになっていろいろな症状が出てくる人もいるし、ニオイなんて全然気にならないという人たちも慢性鼻炎だったり、いつもアレルギー薬や頭痛薬を常用していたりする方が多くて、症状の出方の違いであって、原因のひとつにその人工香料があるのでは、と思います。
実際わたしもまさかそこに原因があるとは気づかず、ずっと更年期症状だと思っていた慢性蕁麻疹が、こすらず簡単スプレーして流すだけという風呂用抗菌洗剤の使用をやめたら治りました。
ぜひ筆子様の読者の方々に今一度、人工香料に関する過去記事を読んでいただきたく、筆子様にあらためて過去記事を紹介していただけますようお願いいたします。
不調が出るまで気づかなくて当たり前
ひょうさん、こんにちは。
お便りありがとうございます。その後、体調はいかがでしょうか?
症状がないときは気に留めていなかった、と申し訳なさそうに書いてくださいましたが、これは気にしなくてもいいです。
不調を感じていないうちは、誰でも身のまわりにある化学物質を気にせず使うものです。
香りが原因かもと考えた時点で、ひょうさんの気づきは早かったのではないでしょうか。
不調の原因のひとつに人工香料があるという考え方には私も同意します。
症状が出てしまった人だけでなく、まだピンと来ていない人にも、入り口として私の過去記事を読んでもらえたらと思います。
人工香料は避けている、現在の私の暮らし
香りに関する記事は最近書いていませんが、私自身の香料との付き合い方は、昔も今もほとんど変わっていません。
自分で買う洗濯洗剤、食器用洗剤、石けんは、基本的に無香料か自然派のものを選んでいます。柔軟剤など、どうしても必要でないケミカルは使いません。
香りを楽しみたいときは精油(エッセンシャルオイル)を使います。
お風呂にラベンダーの精油を数滴落とすと、湯気と一緒にいい香りが立ちのぼってリラックスできます。
部屋焚き用のディフューザーで、季節に合う精油を選んで焚くこともあります。
手作りの掃除スプレーには、ペパーミントの精油を少し入れます。
香りそのものを全部避けているわけではなく、人工的に合成された強い香り成分を、持ち込まないようにしているわけです。
きつい香料を使わないことに慣れると、香りがやさしめ、ナチュラルとうたわれている香料入りキャンドルでも、ものすごくきつく感じて気持ち悪くなります。
つまり、今、香りが気にならなくても、それはただ、その香りに慣れているだけ。
少し香料から距離を置いてみると、それらがいかにきつい香りかわかると思います。
人工香料に関する過去記事7選
では、人工香料に関係する過去記事を7本まとめます。
香りそのものへの違和感から、家全体の空気の話まで、順番に読んでいただけるように並べました。
私が香水やオーデコロンを使うのをやめた理由。その香料は本当に安全か?
香水やお香を手放した理由として、合成香料に含まれる化学物質への不安を説明した記事です。
香り製品は癒やしの道具になる一方で、神経系や呼吸器、アレルギーに影響する可能性があります。
完全に避けるのは難しくても、生活から人工的な香りを少し減らすことで、体調や暮らしの質がよくなると提案しています。
人工香料の話の入り口として最初に読んでいただきたい記事です。
花粉症やアレルギーを悪化させる、意外な習慣を紹介しました。
先延ばしによるストレス、飲酒、室内プール、受動喫煙、コンタクトレンズ、合成香料、ウールの服など、症状を強めてしまう要因を取り上げました。
花粉を避けるだけでなく、化学物質や刺激物、ストレスを減らす生活全体の見直しが大切です。
慢性的な不調と人工香料の関係を考える手がかりになります。
フタル酸エステル(環境ホルモン)の毒性とは?プラスチック、ヘアケア製品、化粧品に入っています
プラスチックを柔らかくする可塑剤、フタル酸エステル(環境ホルモンの一種)について解説した記事です。
包装材、ビニール製品、香水、化粧品、ヘアスプレーなど身近なものに含まれていて、生殖機能や発がん性への懸念があります。
合成香料や古いプラスチック製品を避け、食品の加熱にはガラスや陶器を使うなど、接触を減らす工夫を紹介しました。
香料に含まれる成分そのものに踏み込みたい方に。
食器用洗剤を断捨離しそこないフロッシュに落ち着く~ミニマリストへの道(34)
手荒れをきっかけに食器用洗剤を減らした体験談です。
洗剤を使わないと手荒れは改善しましたが、夫の反対もあり完全にはやめられず、比較的手にやさしく少量で使えるフロッシュ(ドイツの自然派洗剤ブランド)に落ち着きました。
洗剤なしの水洗いや重曹も併用しながら、家族との折り合いをつけつつ、洗剤の量をミニマムにする暮らしを書いています。
無香料・自然派へ一気に切り替えなくていい、という参考になります。
ちなみにフロッシュはだいぶ前に使い終わり、今はbabyganicsという無香料の食器用洗剤を使っています。
アメリカ生まれのベビー向けオーガニック系洗剤で、植物由来の成分が中心、合成香料や合成着色料、リン酸塩なども不使用です。
カナダ移住後、ヴィダル・サスーンやパンテーンなどの合成シャンプーを毎朝使っていたころの話です。
1日洗わないとかゆくなる頭皮に疑問を持ち、子ども用に石けんシャンプーを試したことを書いています。
家族の反対で一度は戻りますが、合成界面活性剤への関心が高まり、のちに湯シャン生活へ進むきっかけになりました。
シャンプーや髪まわりの香りが気になっている方は、読んでみてください。
古くなった精油を、マッサージなど肌に直接使うのではなく、香りを楽しむ用途や掃除・消臭に回して使い切る方法を紹介しています。
芳香浴、風呂やシャワー、手作りのドライヤーシート、重曹の消臭剤、ゴミ箱の虫よけ、雑巾がけなどに数滴ずつ使います。
変質が激しいものや嫌いな香りは、自治体の方法に従って処分してください。
部屋の汚れた空気が人を病気にする。室内空気汚染の8つの原因。
室内の空気は外気より汚れている場合があり、呼吸器の不調、免疫力の低下、仕事の効率の低下にもつながると説明した記事です。
原因として、ほこり、ホルムアルデヒド、たばこの煙、カビや病原菌、一酸化炭素、塗料や接着剤、消臭スプレーや柔軟剤などの化学物質を挙げています。
ものを減らし、換気し、不要な香り製品を手放すことをすすめました。
香害を1つの製品の問題ではなく、家全体の空気の問題として見直したいときの締めの1本にどうぞ。
お知らせ:私が買ったもの
エッセオンラインに新しい記事がアップされたのでお知らせします。今回は私が買ってよかったものを紹介しています。
⇒60代ひとり暮らしで「あえて増やしたもの」。狭い部屋にイケアの小さいソファがぴったり | ESSEonline(エッセ オンライン)
ぜひ読んでください。
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人工香料に関する過去記事を紹介しました。
体調がすぐれないなら、試しに無香料や自然派の製品に少しずつ切り替えてみてください。
すべてを一度に変える必要はなく、いちばん長く肌に触れる洗濯洗剤や、毎日香りを吸い込むシャンプーから見直すといいでしょう。
今のところ何もつらくないという方にも、上の7本のうち1本でも読んでいただけたらうれしいです。
化学物質過敏症の人は年々増えている印象です。
香料について知っておくことは、自分や家族の未来の不調を1つ減らすことにつながるでしょう。
それでは、ひょうさん、体調に気をつけて、お元気でお過ごしください。














































