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クローゼットもたんすも衣類がぱんぱんに詰まっているので、少し捨てたい。
そう思って、捨てようとしても、なかなか捨てられない。
あ~、やっぱり、私には服を捨てるなんて無理。
そんな経験を何度もしている人が、今度こそ、断捨離に成功するため、試してほしいことを6つ紹介します。
ちょっとやり方を変えてみましょう。
1.どんなワードローブにしたいのかビジョンを明確にする
服を捨てて、どんなワードローブにしたいのか?
この点があいまいだと、どの服も大事に思えて、不用な服をばさばさ捨てることができません。
自分にとって、不用な服がはっきりしていれば、さっさと捨てることができますよね? だって、その服は不用なのですから。
不用な服は、自分がめざしているワードローブの仲間には入れたくないものや、入れる余地のないものです。
どんな服を所有したいのか、ビジョンがはっきりしていないと、不用な服がわからないのです。
おしゃれなワードローブ、定番スタイル、センスのいい服。これらは実にあいまいな言葉です。
「ミニマリスト 服 おしゃれ」とか、「おしゃれなクローゼット」という検索ワードで、このブログに訪れる人がいますが、おしゃれな服もクローゼットも人や場合によって違います。
「よけいな服を持たない」と思っても、よけいな服がなんであるのかわかっていないと、うまく捨てることができません。
そうではなく、求めているワードローブ(所有する服の全体像)や、自分が必要とする服をもっと具体的にイメージして、それから捨て始めてください。
今度はうまく捨てることができるかもしれません。
求めているものを明確にするヒント⇒少ない服でおしゃれを楽しむ方法。この秋からミニマルなファッションにしませんか?
2.作業の流れ(ワークフロー)を意識する
会社の業務を改善するために、ワークフローを可視化しろ、と言われますが、断捨離においてもワークフローを意識してください。
どんな作業も手順や全体の流れがわかっていないと、うまく行うことができません。
これまで、いつも断捨離に失敗していたのなら、手順が決まっておらず、いちいち考えながら進めていたのではないでしょうか?
服を捨てるときは、「捨てる・捨てない」を決めなければならないので、それだけでも頭が疲れます。これに加えて、次にやる作業を考えながらやると、ますます頭が疲れて、作業が止まってしまうのです。
断捨離のフロー
具体的な服を捨てる手順はこんな感じです。
1)ビジョン(めざすところ)をイメージ
2)自分にとって不用な服をできるだけ具体的に定義する
3)捨て作業をする時間、場所、やり方などを決める
4)必要な物を準備する
5)不用な服を取り出す
6)処分先に持っていく
この6つをやれば、服の断捨離は完了します。
これまでは、いきなり5)をやっていて、そこばかりやっているから、うまくいかないのかもしれません。
6つ全部を、ある程度、明確にして、取り組んでみてはどうでしょうか?
ワークフローは、頭の中だけで考えていてもいいですが、書き出したほうが、うまく情報を整理できます。「今度こそ成功させたい」と思うなら、アナログでもデジタルでもいいので、書き出してみましょう。
3.処分の仕方をしっかり決めておく
処分することにした服をどこへ持っていくか(ワークフローの6番にあたる部分)を、先にしっかり決めてください。
服をたくさんためこんでいる人でも、日常出るゴミは、毎週、ゴミの収集日に出すことができていると思います。
なぜか?
「ゴミはゴミの日に、集積所に持っていけばいい」とはっきりわかっているからではないでしょうか?
捨てる衣類も、いつどこに持っていくか、決めてしまうと、もっとスムーズに捨てられるでしょう。
私が服を断捨離したときは、すべて寄付センターに持ち込みました。
不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
現在の手持ちの服は、どれもぼろぼろになるまで着ており、ぼろぼろになったら、小さく切ってウエスにして、掃除に使ってから可燃ごみとして捨てています。
ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
そうやって、服が1着だめになったら、似たような服を1着買い、ぼろぼろになるまで着たら、ウエスにして、また買う。
これを繰り返すだけなので、服の消費について、よけいなことを考えなくすんでいます。
処分の方法は、捨てる、ゆずる、寄付する、売るなどいろいろあります。
服によって持ち込み先を変えてもいいのですが、持ち込み先が増えれば増えるほど作業が煩雑になり、考えるべきことも増えます。
処分方法を複雑にしすぎると、うまく捨てられないので気をつけてください。
4.服は実用品だと割り切る
断捨離しなければならないほど、服をたくさん持ってしまう人は、服は実用品だと考えてはどうでしょうか?
実用品とは、特的の機能をもっている物で、私たちが日常使う物です。
服がたくさんある人は、「そんなに着ないけど、好きだから」という理由で、似たような服を何着も手に入れると思います。
防寒用のコートだったら、住んでいる場所や生活形態にもよりますが、1着か2着あれば十分だし、スカートやパンツだって、色違い、デザイン違い、素材違いで、あれこれそろえなくても生活できます。
鍋やフライパンがそんなにいくつもいらないように、似たような服はそんなに何着もいらない…… こう考えてください。
もっと捨てられる服が見つかるでしょう。
5.理性的な考え方をする
服を捨てられない理由や言い訳が頭をよぎったら、理性的になってください。
「いつかやせたら着られるかも?」 こんな理由で服を捨てないことがあります。
今は着ないけれど、万が一、サイズが変わったときに、着られるから取っておく。
こう思う人は、サイズが変わったときに、新たに服を買うお金がもったいないと思っているのでしょうか?
それとも、その時、自分の趣味にぴったりあった服が見つからないかもしれないと恐れているのでしょうか?
もったいないと思う気持ちについては先日も記事を書きましたが⇒捨てるのはなんだかもったいない、そう言って捨てない人におすすめの3つの考え方。
もし、やせたときに新たに服を買うのがもったいないと思っているのなら、これまでたいして着ない服を買うのに使ったお金は、どうだったのか考えてください。
たんすの肥やしにする服には、わりとお金を使っているのに、やせたときに本当に必要になって買うかもしれない服にはお金を使いたくないなんておかしいですよね?
6.マイナス思考にならない
「今、この服を捨ててしまうと、あとで必要になるかもしれない」。これも捨てないよくある理由です。
「あとで必要になるかも?」と思ったとき、「必要になったときにないと困る」と、マイナス面ばかり見て、自分がとても困っている様子を想像するのをやめましょう。
心底、「あとで必要になったときに困るよ~」と感じたら、「でも、そうなったときに、打てる手はいくらでもある」と思うようにしてください。
実際、あとで本当に必要になったとしても、べつにそこまで困りません。
ほかの服を着ればいいだけです。
服は置き換え可能で互換性のある製品だということを忘れないでください。
その服がなくたって、別の服を着れば、とりあえず、防寒やおしゃれなど、めざすゴールは十分達成できます。
インターネットで買うこともできるし、街角にもたくさん売っています。お金をあまり出したくないなら古着屋も利用できます。
買うのがいやなら、家族や友人から借りることだってできますよ。
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服の断捨離に何度も失敗している人におすすめの解決策を紹介しました。
どれも、効果的だと思いますが、1番のビジョンの明確化と、2番のワークフローの設定は、服に限らず、ほかの物を捨てるときにも使える方法です。
「しちめんどくさい」と思わずに、休みの日にちょっと考えてみるといいと思います。