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不用品を捨て始めると、最初はうまくいっても、途中でだれたり迷いが生じたりします。
この記事では、断捨離や捨て活にまつわるよくある悩み10個に、私の経験を交えてお答えします。
あなたが断捨離をスムーズに進めるきっかけになりますように!
1.思い出の品を手放すのが難しいです。どうすればいいですか?
以下を試してください。
・「思い出の品を捨てるのはむずかしい」という思い込みを手放す
・「思い出の品」とひとくくりにせず、それが具体的に何なのか言葉にする
・思い出は「もの」に宿るのではなく、自分の心の中にあると考える
思い出の品は、写真や手紙、精神的なつながりのある人からのプレゼントなど、人の思いがこもったもの。それは、過去の記憶や感情を閉じ込めた特別な存在だと思います。
「これは私にとって特別だ」と思っていたら、紙切れ1枚でも手放せません。
でも、特別なものがそんなにいくつもあるなら、それはもはや特別なものとは言えませんよね?
本当にスペシャルなものは、数が少ないのが前提です。
「特別だから大事だ」と思っているなら、そのアイテムを本当に特別なものにするべく、全体的に数を減らすべきでしょう。
私たちは現在の生活を送るために、実にたくさんのものを使っているので、ここにさらに大量の思い出の品を加えると、スペースはもちろん、精神的にも余裕がなくなります。
捨てられない思い出品を手放す秘訣~保有効果の影響を最小限にする。
2. まだ使えるものを捨てるのがもったいない気がします。どう考えればいいですか?
使えそうなもの、まだきれいなもの、新品同様のもの。
確かにそういう品物は、見るからにゴミっぽいものと比べたら手放しにくいです。
このようなものに対してはこう考えてください。
・本当に使うなら、とっくの昔に使っているはずではないか?
・どんなにきれいでも、使っていなければ、持っていないのと同じことだ(ものは使わなければ価値を引き出せない)
・もったいない気がするだけで、実はまったくもったいなくはない(不用品を所有するのはコストがかかる)
「これを持っていれば、いつか必要になったときに、使える」と思うなら、未来に対する期待を考え直してください。
期待を洗い出しても、捨てられないときは、必要な人の手に渡して、使ってもらう道を選べば、そのアイテムの価値を活かすことにつながります。
3. 捨てた後に後悔しそうで不安です。どうやって決断すればいいですか?
決断を保留する箱(私は執行を猶予する箱と呼んでいますが)を用意して、とりあえず、そこに入れて様子を見てください。
この入れ物は、「全然使ってないし、これからも使わないと思うけど、後悔するのが怖くて捨てられないものを入れる専用の入れ物」です。
そして、今日の日付を書き、決断をする日(3ヶ月後、1年後など)も書き添えましょう。
このように断捨離するまでにワンクッション入れると、心理的な抵抗が少なくなります。
私は食器やプリントアウトしたレシピでこの方法をやってみましたが、やるまでなかったと思いました。
後悔したとしても、対処法はいくらでもあるので、あまり神経質にならず、不用なものは順次捨てたほうがいいでしょう。
4.家族がものを減らしてくれません。どうすればいいですか?
家族が断捨離に協力的でない場合はほっておくのがベストです。
私は、自分のスペースを徹底的に片付けました。
一緒に暮らしている人は、多かれ少なかれお互いに影響し合っているので、誰かが熱心に不用品を捨て、シンプルライフをエンジョイしていると、ほかの人も、ごく自然にシンプルライフの方向に思考が傾きます。
中には、「自分も捨ててみようかな」と思う人もいます。
ですが、無理に自分のやり方を押し付けると、反発を招きます。
自分のものをしっかり捨てるだけでも、けっこう大変です。きれいさっぱり捨ててから、また質問してください。
5.捨てるかどうか迷うものがあります。判断する基準はありますか?
何かを手放していいかどうか迷うことは、私はありませんが、もし迷ったら「これを今日初めて見たら、買うか?」と自問します。
するとたいてい「買わない」という答えが出るので、捨てます。
それでも迷うなら、「1年後の私がこれを使うか?」とか、「これは今の私の生活にプラスの価値を与えているか?」「私が望む人生を送るのに役立つものか?」といった質問もしてみましょう。
迷う理由が「高かったから」「もったいないから」なら、それは今の自分に必要がないサインなので、捨てます。
6.断捨離を始めてもいつも途中で挫折します。どうすれば続けられますか?
「挫折」は「休憩」とか「休み」と考えてまた始めればいいだけです。
先日、noteに完璧主義の記事を書きましたが⇒完璧主義から解放される10の方法~記事の下書きばかりたまるあなたへ。
断捨離において、完璧主義を発揮する人も多く、「まだこんなにものがある」とか、「このクローゼットがからっぽになるまでがんばらねば」と自分をむち打つことがあります。
べつに、すべてを捨て去る必要はないので、少しでも捨てることができたら、「ああ、ここがスッキリした」と、できたほうに目を向ければいいのです。
いったん捨ててもまたものであふれるときは、買い物習慣を見直して、入れるほうを制限してください。
買いすぎない生活ガイド:これ以上ガラクタと寝起きを共にしたくない人へ。
7.必要なものまで捨ててしまいそうで怖いです。見極めるコツはありますか?
常識と良識に従って断捨離をしていたら、必要なものを捨てることはまずありません。
「間違えて、お金やパスポート捨てちゃった」という人は、皆無ではないでしょうが、そんなに多くないはずです。
だから、ここは心配するポイントではありません。
むしろ「いらないものまで残してしまいそうで怖いです」と考えたほうが人生がよくなります。
この部屋にあるもので、何が必要で、何が不用なのかわからない、と思うときは、ニーズとウォンツについて考えることが助けになるかもしれません。
ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
自分にとって「必要なもの」が何なのか、紙に書き出すのもいいでしょう。
その際「必要なもの」と「使っていないけど大事な気がするもの」を区別してください。
– 必要なもの: 今使っている、または近いうちに使う予定がある
– 大事な気がするもの:実際には使わないが感情的な執着がある
前者だけを残すと決めると、判断が楽になります。私自身は、何かを捨てて困った経験はありません。
生きている限り、手に入れるチャンスは続くので、捨てても大丈夫なんです。
8.ものがたくさんあるせいか、いつまでやっても終わりません。いつ終わるでしょう?
確かにものが多いと、数個捨てただけでは、見た目がほとんど変わらないので「終わらない感」にさいなまれますよね。
その場合は、6番に書いた完璧主義の手放しをして、さらに、断捨離というプロジェクトを、「確実に終わった」と思えるような小さなタスクにまで細分化して行ってみてください。
片付ける場所やカテゴリーを細かく分けて、達成しやすい目標を立てると、実際完了できるので、「終わった!」と達成感を得られます。
すると、次のタスクをする気になり、結果的に捨て活が続き、部屋もきれいになっていきます。
9.ずっと片付けたいと思っているけどなかなか重い腰があがらない。どうしたら始められますか?
「この部屋、このままではまずい」と思いながら、ずっと片付けないままここまで来た人には、2つの選択肢があります。
1)断捨離はきれいさっぱりあきらめて、来年も汚部屋で暮らす
2)今日からできることを始める
あきらめられないから、このブログを読んでいると思いますが、一度、自分は本当に部屋の中をきれいに片付けたいと思っているのか、真意を問いただしてください。
人は、やりたくないと思っていることはなかなかできないので、多少なりとも、「不用品を捨てたい」という気持ちがないと、捨て活が困難になります。
捨てたいと思っていると認識したら、今すぐできることから始めましょう。
その際、小さなタスクを積み重ねるのがおすすめです。
こちらにすぐに捨てられるものを集めています⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。
10.忙しいので断捨離できません。どうしたらいいでしょう?
確かに捨て活をする時間がないと、不用品は減っていきません。
でも、どんな人も、1日24時間はあります。その24時間のうちの数分を、捨て活に割く気持ちがあるかどうかの問題です。
たとえ1日5分でも、コンスタントに捨てていると、次第に周囲がきれいになっていきます。
まずは、ものがいっぱいのカウンターあたりから片付けるといいかもしれません。ここがきれいだと、今まで床に置いていたものを、カウンターにのせることができますから。
片付ける時間の作り方~忙しい主婦でも、不用品を捨てる時間はある。
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断捨離に関してよく聞かれる質問に回答しました。
まずはこの10個を押さえれば、捨て活で道に迷うということはなくなるでしょう。
繰り返しますが、断捨離で完璧を目指す必要はありません。
そのへんから不用品を少し間引くだけで、生活の質はあがります。たまりすぎてしまったものがあるなら、捨ててみてください。