ページに広告が含まれる場合があります。
年内に片付けたいことやものを紹介しています。
今回を本を片付けてみましょう。いつも、捨てることをおすすめしていますが、まだ読んでいない本を、年内に読んでしまうのも悪くありません。
どうやって読んでしまうか、ちょっとしたコツも紹介しますね。
最後に、エッセオンラインに掲載された最新記事についてもお知らせします。
最後までじっくり読んでください。
1.こんな本は捨てよう
手持ちの本を調べて、以下の本は捨ててください。
1)すでに読んで、もう読み返さない本
2)未読だけど、今年もまた読むことができなかった本
3)情報が古くなったリファレンスブック(事典、辞書、年鑑、地図、情報誌など)
この中で一番捨てやすいのは3番です。多くの最新情報をインターネットで調べることができますから。
そういえば、昔、実家に、全国の郵便番号を一覧にした小冊子がありました。郵便局からもらったのでしょうね。昭和の時代のお話です。
令和の今、重くてかさばる古いリファレンスブックを持つ意味はほとんどありません。
資料としてもつぐらいでしょうか。しかし、ふつうの人は、そんな資料は不要です。
もし、1)~3)の本を捨てることに抵抗があるなら、あと3ヶ月のあいだに読んでしまうことをおすすめします。
2.捨てないなら読もう
本は読むためにあります。捨てない本は読んでみましょう。
その前に、「読むのが楽しいと思えない本」「読みたいと思えない本」は、捨ててください。
「なんとかして読まなきゃ」と思っている本は、まず読めません。自分の蔵書は、学校の教科書じゃないから、無理しないと読めない本は手放してください。
では、好きな本で読みたいけど、なかなか読めない本を読むコツを3つだけ紹介します。目標は1日15分ですが、1分でも5分でもいいですよ。
1)朝1番か1日の最後に読む
朝起きて、周囲が静かで邪魔の入らないときに15分だけ読んでください。
モーニングページを書いている人は⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
モーニングページを書いて、それから読むといいでしょう。
私もずっとモーニングページを書いていますが、いつもモーニングページを一番最初に書いています。
朝、読みたくない人は、1日の最後に読んでください。
すべての用事が終わって、あとは、寝るだけというときです。布団やベッドに入って読むとすぐに寝てしまうかもしれないので、布団に入る前に、静かなところで15分だけ読んでください。
2)いつもやっていることに紐付ける
お子さんが小さいとか、その他、いろいろな事情で朝も夜も無理、という人もいるでしょう。
そんなときは、すでに習慣になっていることに紐付けて読書時間を確保してください。
私が、お風呂に入っているときに、簡単なフランス語の本を読んでいます。そのほかの時間に読むこともありますが、お風呂中は、必ず読んでいるので、毎日、読むことができます。
電車で通勤している人は、電車が来るのを待つ間や、電車の中で本を読んでください。
会社に勤めている人は、出勤する前か、退社したあとにカフェや図書館に行って、そこで15分読みます。
昼休みの最後の15分に読んでもいいですね。
3)ほかのメディアを見る時間を読書時間に差し替える
テレビ、スマホ、YouTubeを見る時間・スマホでゲームをする時間の15分を読書時間に使います。
「忙しくて読書する時間がないの」という人でも、毎日テレビやソーシャルメディアを見ています。
その時間をちょっと読書に分けてください。
こうやって読書時間を捻出すれば、すでに本は手元にあるわけですから、どんどん読んでいけると思います。
3.捨てるのもいや、読むのもいやなら
捨てるのはもったいないし、読むこともできないときは、「もったいない」という気持ちを克服する努力をしましょう。
「本を捨てるのはもったいない」という人は、「捨てるともう2度と手に入らないんじゃない? 読みたいときに手元にないのは心配だわ」と思っています。
恐怖や不安を感じているわけです。
不安を解消するために、以下のことをしてください。
・図書館にあるか調べてみる⇒あれば、借りて読めるから手元になくても大丈夫。
・電子書籍やオーディオブックで出ているか調べてみる⇒あれば、30秒でダウンロードできるから、読みたいとき・聞きたいときにすぐに手に入る
・重要なポイントだけ、パソコンやオンライン上にメモっておく(ブログなんておすすめです)、または、ページごとスマホで写真を撮っておく
料理本は好きなレシピ・使うレシピだけ写真をとってデジタルで保存しておけば、本はなくても大丈夫です。
料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない
4.それでも捨てられないなら
「もったいない」という気持ちの克服がうまくいかないときは、以下の考え方をしてみましょう。
本があるからといって、自分がすばらしい人になるわけではない
本の中には知識や情報が詰まっているので、たくさん本を持てば、自分も賢くて知性のある人になるという錯覚を抱く人がいます。
もちろん、そんなことはありません。特に、手持ちの本を読んでいないときは。
こんな幻想をいだいているとき、その本は野望ガラクタです。こちらの記事に従って、手放してみましょう⇒野望ガラクタを捨てるコツ:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(4)
読まない本は持っていないのと同じ
本は読むからこそ、その価値を引き出すことができます。読まずに、持っているだけなら、持っていないのと同じです。
あなたは、その本から何の価値を得ていません。
おまけに、場所を取られ、ああ、まだ読んでいない」という罪悪感を生じさせます。
本は虫も引き寄せています⇒虫を寄せつけない家にする7つのポイント。できるだけ自然な方法を使います。
ただし、以下の場合は、読んでいない本からある種の価値が生まれています。
・読むためではなく人に見せるために持っている(YouTube動画を作るときの背景用に本を揃えている場合)
・インテリアとして持っている(読むためではなく、部屋の装飾品として本を並べている)
・コレクションしている(読むことが目的ではなく、たくさん集めることがゴール)
人に見せるためにもっているなら、見栄を張りすぎていないか考えてみましょう⇒人に認めてもらいたい気持ちを手放す7つの方法。もっと、シンプルに暮らしたい人へ。
インテリアとして大量の本を並べているときは、飾りすぎていないか考えてみましょう⇒片付けられないなら物を飾るな!増殖する飾り物は断捨離すべし
あなたが本のコレクターなら、読まない本をたくさん持っていても問題ないでしょう。ですが、もし、コレクター生活に疲れているなら、コレクションをやめる道もあります⇒人はなぜ物を集めたがるのか?~私はこうして収集癖を断捨離しました
レス・イズ・モア
「なんでも多ければ多いほどいい」という考え方が通用したのは、物資や食料が少ないのが普通だった昔の話です。
今は、多すぎることが自分の健康をおびやかしたり、生活の質を損なわせるときがあります。
本当に自宅にある本は多ければ多いほどいいのか、いったいどういう理由からそう思うのか、具体的に書いて、一度、私にお便りをください。
レス・イズ・モアとは?⇒レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない
思い出は心の中にある
もう読まないのに持っている本は、しばしば思い出の品となっています。
昔、自分がよく読んだ本、子供が小さいとき好きだった本。はじめてアルバイトして買った本など。
いい思い出のある本を持つのは、悪いことではありません。
しかし、きのうも書いたように⇒子供のフォトブックを作っているけど、どの写真も大切に思えて選べない。そんなときはこう考えよう。
思い出は心の中にあるので、思い出の本は、何冊もいりません。
思い出品との付き合い方を見直してみましょう⇒山のようにある思い出の品から意味のあるものだけを残すすすめ。
出さないと新しいものが入ってこない
古いものにいつまでもしがみつき、部屋や心の中をいっぱいにしていたら、新しいものが入ってくる余地がありません。
不用な本を捨てることは、きのうまでの生活をちょっと変えることです。
「もっとこんなふうになったらいいな」という気持ちがあるときは、少し捨てて、新しい風が入ってくるようにしましょう。
こちらを読んでみてください⇒さっさと捨てたほうがいい理由:古い作品を残すメリットとデメリット
本を捨てたい人用まとめ記事もどうぞ⇒筆子流・本と雑誌の捨て方を書いた記事のまとめ
この続きはこちら⇒デッドスペースにある死蔵品を処分しろ:今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その6)
このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その1)
エッセ・オンラインに新しい記事が掲載されました
今回は、高齢の親の家を片付けるときのコツです⇒いやがる高齢親を動かした一言。実家の片づけを気持ちよく進めるコツとは | ESSEonline(エッセ オンライン)
私の母もはじめは断捨離に抵抗を示していましたが、あることを言ってみたら、すんなり協力してくれました。
物持ちの親のことで悩んでいる人は、読んでみてください。
********
今回は、未読本やもう読まない本の片付けをおすすめしました。
すっと前から、若者が活字離れしていると言われています。
活字離れする理由はいろいろありますが、一番の理由は、インターネットがあるからでしょうね。
その次の理由は、学校で読書感想文を書かされるからでしょうか。
最近の学校は知りませんが、私が学生のころは、毎年夏休みに読書感想文の宿題が出ました。
読書は本来楽しいことなのに、学校の宿題と紐付けられ、しかも評価されるので、本を読むことが、つらいものになってしまうのです。
この点、英語と似ていますね。