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私が、お金を貯めるためにやったことで、特に効果があったと思うことを5つお伝えします。
私はどんぶり勘定のぐうたら主婦で、長いあいだ貯金できませんでした。いまも、資産管理とか投資について考えるのは好きではありません。
しかし、こんなことをやってみたら、お金を貯められるようになってきました。
1.支出を記録した
何度も書いていますが日々の支出を記録することはひじょうに効果がありました。
何にお金を使ったか記録せずにお金を貯めることなんてできないと思います。
まあ、世界的に有名な映画スターで、コマーシャルに1本でるだけで、数千万円入るような人は別です。しかし、このように高収入の人は、納税額も多いため、やはり何らかのお金の管理が必要でしょう。
収入が少なくても、多くても、どれぐらいお金が入ってきていて、何にどれぐらい使っているのか把握しなければならないのです。
もしまだ、何の記録もつけていないのなら、きょうから早速つけてください。
紙とノートを使うアナログ式でも、スマホを使うデジタル式でも、単にレシートをチェックする簡易方式でも方法は問いません。
「自分が何にどれぐらい使っているのか自分でだいだいわかること」をゴールに、何らかの方法を編み出してください。
私は日々の支出(現金使用)を家計簿をつけています⇒5分でできる小さな節約4選。小さなことが大きな効果を生む。
「年収200万円からの貯金生活宣言」という本を読んでつけはじめたのですが、本に書いてあることをアレンジして、記帳のハードルを低くしています。
1週間の予算を決めて、1週間ごとにしめ、お金が余れば貯金箱へ入れ、使い過ぎたら、翌週、帳尻をあわせています。
家計簿をつけ始めてもすぐに挫折していましたが、自分が続けやすいやり方を採用したら、1年以上続きました。この家計簿、1冊目は使い切ったので、先月新しいノートに替えました。
2.お金を使いすぎているジャンルを発見して減らす
次にどこにお金を使いすぎているのか考えてみました。
家計簿をつけたり、口座の残高をオンラインで見て調べたりして、数字を追っていると、自分が使いすぎている分野がわかるものです。
私の場合は食費でした⇒2015年5月の支出公開~恐怖のメタボ家計、小さな暮しなのに多すぎる食費
次に本です。
昔の私は洋服をたくさん買っており、10年ぐらい前は、お菓子作りの道具に無駄金をはたいていました。
製菓道具はほとんど断捨離しました。こちらに写真あり⇒捨てても大丈夫だった6つのもの(写真つき)~キッチンの断捨離編
手持ちのものを断捨離してみると、買ったけれどあまり使ってないものが出てくるので、どこにお金を使いすぎているのかよくわかります。
お金を使いすぎている物が見つかったら、使いすぎを減らすことができないか考えました。
私はオーガニックの食材をよく買うため、全体的に食費が高くなります。
パッケージに入っているものはさらに高くなるので、なるべく加工されていない食品、ケースや袋に入っていないものを選ぶようにしました。
プラスチックごみを出さないことを意識すると必然的に食費を抑えられます⇒ふつうの人にもできるプラスチックのゴミの減らし方5選。
ナッツを食べすぎていたので、1ヶ月、ナッツに使ったお金だけリストアップしていたこともあります。
人によって、どこにお金を使っているかは違うでしょう。
コスメなどのパーソナルケア、住宅費、教育費、交際費、娯楽費、被服費、食費、どこかに偏っていたら、見直してみれば、そんなに苦労しなくても節約できます。
3.貯金する目的を見つける
「なんとなく貯金できたらいいな~」と思っているだけでは、目的意識が希薄なため、なかなか貯められません。
若いころ、「痛い思いや苦労はしたくない。毎日、そこそこ楽しくて、知らないうちに金持ちなればいいな」と思っていました。このように明確に考えていたわけではありませんが、まあだいたいこんなところです。
しかし、「知らないうちに、いつのまにか」を期待してもそんなことは起きないのです。
そこで、貯金をする目的を短期、長期にわけて、いくつか考え、目的意識をもって貯めるようにしました。
短期的な目的(今すぐ~3年以内に必要になりそうなお金)
●予備費
失業するとか病気になるなど、突発的なことが起きたときに、路頭に迷わないために貯めておくお金です。
月収(あるいは1ヶ月の生活費)の3ヶ月分~9ヶ月分ほど。私が真っ先に貯めようと思ったのは、この予備費です。
●旅行費用
休みにどこかに出かけるお金です。私の場合は里帰りの飛行機代。
●娘の大学の費用
あと3年残っているので、できるだけ貯めています。
●歯科治療代
ほとんど固定費といってもいいぐらい、歯の治療にお金を使っています。
何か値の張るものを買うお金、車の頭金、家のリフォーム代などが、短期的な目的に入るでしょう。
長期的な目的(4年~)
●老後のお金
こんなことを実行しています⇒50代で貯金のない主婦が、老後のためにできる3つのこと
まだ小さな子供の学費、将来、住宅を買うためのお金などがここに入ります。
ただ漠然と貯めたいと思うだけでなく、何のために貯めるか、ゴールを明確にしたら、以前より貯めやすくなりました。
ゴールの立て方はこちら⇒新年の誓いをより効果的に立てる7つのコツ。確実に実現に近づくために。
4.ニーズとウォンツのリストを作った
自分の生活でどうしても必要だから買わなければいけないもの(ニーズ)と、べつに必要ではないけれど欲しいもの(ウォンツ)それぞれについて、どんなものがあるか、考えてみました。
私は、ニーズとウォンツの間にもう1つ、「持っているべきもの」というカテゴリーをもうけています。
それぞれ、どんなものがあるかはこちらの記事に書いています⇒ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること
何か買いたいと思ったら、一応、それはニーズなんだろうか、と考えるようにしています。
ニーズとウォンツのリストは、自分の生活環境に合わせて作ることをおすすめします。他人には、全く無駄なものであっても、自分にとっては必要なものというのがあります。
私は美容に関してはDIYを心がけ、ほとんどお金をかけないようにしています⇒セルフカットのすすめ。時間もお金も大幅に節約できる
けれども、月に1度の美容院行きが、忙しい育児の唯一の気分転換という人もいるでしょう。
あくまで自分にとって必要な費用を考えてください。
いらない物を捨てると、自分のニーズを把握しやすくなります。
5.「お金がない」で終わらせない
何ごとをやるにも、マインドセット(考え方)が大切ですが、節約も例外ではありません。
「お金がない」「節約なんてできない」と決め込んで、思考停止にならないことがひじょうに重要です。
お金がどんどん出ていく日々を送っていると、「これ以上どこを削れっていうの?」となってしまいがちです。けれども、こんなふうに考えてしまうと、突破口が見つからず、何の進歩も見られません。
現状維持が続くか、いまの状態より悪くなります。
「ムリだ」「だめだ」と思うから、ムリでだめな状態が続くのではないでしょうか?
最初の反応が、「ムリだ」であっても、そこで止まらずに、「ムリそうだけど、節約するために、改善できることは本当にないのかな」と考え直してみる行為が、節約を実現させるのです。
否定的にならず、物ごとを決めつけず、可能性をさぐってください。
節約がだめなら、収入を増やすという手もあります。
私が次第に貯金できるようになってきたのも、このようなどちらかというと前向きな思考をしているからだと思います。
どうしても否定的になってしまう方は、こちらの記事を読んでください⇒ポジティブ思考は学習できる。前向きになる4つのポイント教えます。
前向きで建設的な考え方は、いわゆるマネー・リテラシー(お金に関する知識)より大事だと思います。いくら知識ばかり身に付けても、実践が伴わないとお金が貯まりません。
実践するときに必要なのは、前向きな態度です。
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2017年も半分過ぎました。「今年こそ節約する」「今年こそお金を貯める」とお正月に宣言した人の預金口座にお金があまり残っていないとしたら、その理由は1つだけ。
口で言っただけで、実行が伴わなかったのです。
では、どうしたら実践できるのか?
小さなことでいいから、自分にできることを確実にやっていくのが一番です。お金を貯めるのに裏技はなく、ごくあたりまえのことを、あたりまえにやっていくことに尽きるでしょう。