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ほっとくと汚部屋になってしまう高校生の娘の部屋を毎日軽く片付けています。片付けながら、なぜふつうの部屋が汚部屋になってしまうのか気づいたことをお伝えします。
原因を知り、その原因を取り除けば汚部屋にはなりません。最後に「汚部屋にならない3つのコツ」も書いています。
毎日の片付けの手順
ふだんは、そんなにたいしたことはしていません。
1.ベッドまわりの片付け
まずベッドの上に出しっぱなしの化粧品をポーチにまとめて、タンスの上に置きます。それからベッドをきれいに整えます。
娘はベッドの上で化粧をしているようです。髪の毛をストレートにしたり、くりくりにするのは、バスルームで、ヘアアイロンを使っていますが、化粧は自室でするのです。
たぶん、朝、夫がバスルームでシャワーをあびたり、髪の毛に何かつけたりしてなかなか出てこないから自室でやっているのでしょう。
もしノートパソコンがベッドの上にのっていたら、ベッドの下におさめます。
2.床の片付け
ベッドが終わったら床に移ります。床に落ちているものを拾って所定の位置にもどします。
床に落ちている脱ぎっぱなしの服を拾って、ジャケットはクローゼットのハンガーにかけ、Tシャツはこんまり式のたたみ方をしてたんすにしまいます。
脱いだ服の処置についてはこちらに⇒脱いだ服をどこに置くかという問題の考察~汚部屋改善
こんまり流ときめくたたみ方はこちら⇒こんまり流の片付けをする時間がない人には、こんな断捨離のやり方をおすすめします
教科書やバインダーや紙がちらばっていたら、教科書とバインダーはタンスに立てかけて、紙は重ねて、ゴミ箱の横に置いています。
鉛筆や消しゴムが散らばっていたらラタンのチェストの上に置きます。
ラタンのチェストの写真。ベッドの横に置いてます。
以前私が掃除して、汚部屋からふつうの部屋に戻したとき、勝手に1番下の引き出しを文房具や学用品を入れる場所にしました。
最初は拾った鉛筆をここにしまっていましたが、娘が「取り出しにくい」と文句を言ったので、上に置くようにしています。
1番下だから取り出しにくいみたい。確かにそうですね。人が取り出しやすいゾーンは膝上から手を水平に伸ばした高さまでだと思います。
しかし入れ場所を途中で変えると、それはそれで混乱すると思うのでそのままにしています。
もうお気づきでしょうが、娘は勉強机もドレッサーも持っていません。たいていベッドの上で勉強しているようですが、たとえば、ノートパソコンで書類を作成したり、書き物をするときは、キッチンのテーブルか、ランドリーバスケットをさかさまにした机(?)を使っています。
明らかなゴミが落ちていたらゴミ箱に捨てます。
以前ゴミだと思ってビオレの鼻用の毛穴すっきりパックの空き箱を捨てたら、未使用のパックが入っていたそうで、たいそう怒られたことがあります。
その時、新品を買いに行くはめになったので、以来気をつけて、疑わしいものは捨てないでそのままにしています。
ゴミをゴミ箱に捨てたあと、念のため数日様子を見てから、ゴミ箱の中身を台所のゴミと合わせて、外にゴミとして出しています。
靴下は拾って、バスルームへ。あとで石けんをつけて洗います。
拾うものをすべて拾ったら終了です。このあとバッグのジッパーがあいていたら閉めたり、棚の上のものを少し整えることもあります。
ソックスの洗濯を入れても、所要時間2~5分というところ。これさえ毎日できれば汚部屋にはならないのです。
娘は週3回はアルバイトをしているので、朝から晩まで忙しそうですが、フェイスブックを見ている時間を削減すれば、片付ける時間などいくらでもとれることでしょう。
休みの日の翌日など、娘がいつもより部屋にいた時間が長い日の次の日は、片付けるものが増えますが、それでも10分もかかりません。
なぜ汚部屋になってしまうのか?
汚部屋になるのは、すべてやりっぱなしだからです。
娘の部屋の大きな特徴は、あらゆることがやりっぱなしである、ということ。1つ1つの行動が未完了なのです。
「1つやったら必ず完了させる」。
このクセをつければ、絶対汚部屋になりません。
娘の未完了の行為と完了させる方法を書いてみます。
未完了の動作、及び完了の仕方の例
ベッドの上に化粧品を出しっぱなし
化粧品をすべてポーチに入れて、たんすの上に戻せば完了。
たんすの引き出しが引き出しっぱなし
タンスから物をだしたら引き出しを閉めれば完了。
タンスに物を入れすぎるとしまらないと思いますが、娘の場合はそうではありません。なぜ閉めないのでしょうか?
床に置いたバッグのファスナーが開けっ放し
合言葉は「開けたら閉める」
ちなみに、バッグを床に置くのはよくないのですが、今のところ置き場所がないので、たんすの足元に置いています。
どうしても床に置くしかない場合は、ベッドの下や、チェストの足元などの家具のそばや、壁際に置くと、「片付いてる」印象がします。
服をぬぎっぱなし
パンツなど脱いだままの形で放置されています。表に返してたたむなりなんなりし、たんすに入れれば完了。
脱いだ服ときれいな服をまぜたくない人は、「脱いだ服入れ」を作って、そこに投げ込めば完了。
洗濯ものをカゴにいれっぱなし
娘は洗濯をして、乾燥させたものをランドリーバスケットに入れっぱなしにしています。たたんでたんすに入れたり、クローゼットのハンガーにかけて初めて洗濯が完了したと言えましょう。
たたんだり、しまうのが面倒だったら、クローゼットにかけるだけで間に合うように、全体の量を減らすべきです。
ペットボトルが床にほうりっぱなし
台所にあるリサイクル用のゴミ箱に捨てれば完了。専用ゴミ箱が台所にあるので、捨てにくいのかも?しかし、たまに台所のゴミ箱に捨てていることもあります。これは大きな進歩です。
ゴミがそのへんにほうりっぱなし
服を買ったあと、服についている値札やタグ、レシート、ショップの袋、すべてそこらにほうりっぱなしです。お菓子の包み紙もよく散らばっています。
ゴミをすぐに捨てられない理由は2つ考えられます。
1.単にだらしない。
2.どれがゴミなのかわからない。
どれがゴミなのかわからない、というのは、「もしかしてあとでいるかも、使うかも」と無意識に思っているからでしょうね。
ゴミの判別ができない人は「判断迷い物用の箱」とか「判断迷い物用の引き出し」を作ってそこに投げ込むこともできます。
しかし、実はこれは決断を先延ばしにしているだけ。なるべくその場で決めて、捨てたほうがいいです。何事も、やればやるほどうまくなります。「決断する」という行為も回数を重ねれば、うまくなるのです。
ゴミなのか、そうでないのかわからない物のために特別な場所を作ると、それを片付ける手間が増えます。物が片付けられない人は、最初から片付けるものをできるだけ少なくするべきです。
ちなみに娘の場合は、単にだらしないか、無頓着なのだと思います。
きょうのまとめ:
汚部屋にならない3つのコツ:
1.一連の行動を必ず完了させることに意識をむける。
2.片付けるものを増やさないために、物の絶対量を減らすことを心がける
3.ゴミはすぐ捨てる
以上の3つをやれば、汚部屋になりにくいはずです。
ぜひ試してください。