散らかった部屋

断捨離テクニック

最終更新日: 2017.09.24

物を溜め込むのをやめる4つの方法。溜め込まなければ断捨離に悩む必要もない。

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自分なりにいらない物を捨てているのにいつまでたっても片付かない、ガッツリ断捨離してはリバウンドの繰り返し、という人は、物を溜め込まないことに意識を向けたほうがいいです。

最初から物を溜め込まなければ、断捨離や片付け方、整理整頓に時間とエネルギーを注がなくてもすみます。

どうしたら物を溜め込まない人になれるのか?

4つのヒントをお伝えします。



1.生活全般をシンプルにする

物を捨てることだけをがんばるのではなく、暮らしや考え方、すべてをシンプルにしてください。

せっせと不用品を捨てている人が、シンプルな暮らしをしているとは限りません。物をたくさん買っていたり、収納スペースを拡大しようとしていたら、生活は複雑なままです。

シンプルライフにするために、私が一番効果的だと思うのは、自分の暮らしを自分でコントロールする態度を持つことです。

周囲の人の言うことや、メディアで吹聴されていることにまどわされず、自分が自分らしく生きるために必要なものだけを持ち、必要なことだけをする。誰かのために物を持ったり、行動するのをやめるのです。

シンプルな生き方にするために、こんなことをしてみてください。

少ないもので暮らしてみる

「多ければ多いほどいい」という発想を捨てます。意識的に物を買う頻度を下げたり、量を減らしてください。

早起きして、自分一人だけの静かな時間を持つ

目覚まし時計に起こされ、大慌てで朝の身支度をするのは、自分で自分の暮らしをコントロールしていません。外的状況のせいで、起きたくもないのに起きて、せかされながら朝ごはんを食べたているのですから。

1日中、自分の好きなように時間を過ごせる人はいないでしょう。せめて、1日の始まりぐらいは、自分が主導権を握ることを考えてください。

おすすめの朝の過ごし方⇒快適な1日を送るためにやるべき朝の3つの習慣(超基本編)

すでに持っているものを大事にする

新しいものを買うこと、増やすことばかり考えず、すでに自分の家にあるものについて考えたり、使うことに意識を向けます。

風景の一部になっている置物の1つを手にとってじっくり見てください。

ほかにも暮らしをシンプルにする方法はたくさんあります⇒シンプルライフの始め方。物を捨てるだけが能じゃない

小さな習慣を1つ取り入れるだけで、暮らしが劇的に変わります⇒汚部屋脱却だけでなく人生も変わる3つの最重要習慣とは?

捨てることではなく、暮らしを変えることにフォーカスすると「捨てなくてすむ暮らし」にシフトできます。

2.小さなものを手にしたら、その都度こまめに捨てる

物が溜まってしまうのは用が終わった段階でさっと捨てないからです。そこで、その物のミッションが完了した段階で捨てるクセをつけます。

こんなものからどんどん捨ててください。

ショップの袋

店から自宅への運搬が終わった段階で不用です。すぐ捨てます。

レジ袋

ショップの袋と同じです。私の母みたいに、「あるといつか使うから」と思っているといつまでも片付きません。

日本でふつうに暮らしていたら、絶対袋物が溜まるため、袋を見たら捨てるぐらいじゃないと袋地獄に落ちます。

袋物はこうしてたまる⇒家にある紙袋を全部捨てても、生きるのに何の問題もない~実録・親の家を片付ける(5)

何かに使えそうな空きびん

ジャムの入っていたガラス瓶、オリーブオイルのびんなど。場所も取るので即捨てです。

何かに使えそうな空き箱

雑貨やコスメの入っていたきれいな化粧箱や、靴の箱など。おせんべいの入っていた缶も捨てます。





コンビニでもらう割り箸、アイスクリームのスプーン

家にまともな箸やスプーンがあったら不用です。商品に付属のお箸を溜め込んでいる人は、本物のお箸も必要以上に持っています(母のことです)。

そんなにお箸ばかり集めて自分は何をするつもりなのか、そこを考えるべきです。

小さな容器に入った調味料

ファーストフードでもらうケチャップ、マヨネーズ、塩、砂糖の袋です。食品についてくるものもありますね。

大昔、ダイエットしていたとき、毎日明治ブルガリアヨーグルトを食べていました。今は知りませんが、当時は製品に砂糖の小袋がついていたので、ビニール袋いっぱいに砂糖を溜めたことがあります。

お菓子作りで消費できましたが。

私はめったにファーストフード店に行きませんが、余計な調味料をくれたら、その場で返したり、フードコートにそのまま置いてきます。絶対持ち帰りません。

食パンの口を止めるビニタイ(ツイストタイ)やバッグ・クロージャーなども捨ててください。私の夫は捨てませんが。

バッグ・クロージャー

バッグ・クロージャー

包装紙とかリボン、ホテルのアメニティグッズも捨てます。

このような用済みの物を毎日捨てているうちに、今の生活に不用な物を捨てるマインドセットができていきます。

どうしても捨てられない、という人は、捨てない決心をするたびに、捨てなかったものを写真にとって、「捨てなかったものアルバム」を作り、ときどき眺めてください。

バカらしくなって捨てる気になるのでは?

小さな物をちまちま溜め込む人はこの記事も必読です⇒リサイクルの落とし穴、再利用願望がシンプルライフを遠ざける理由とは?

3.何がガラクタになっているのか突き止める

人によってガラクタになるものはさまざまです。自分の家ではどんなものがガラクタになっているのか、ガラクタが発生するプロセスを考えてください。

ガラクタになりやすいものと、ガラクタになる原因を突き止めたら、あとはその原因を解決するだけ。そうすればガラクタが減っていきます。

たとえばこんな物がガラクタになりやすいです。

自分がよくお金を使って買っているもの

化粧品、本、服、トイレタリー、おもちゃなど、誰でも、ほかの物に比べて、必要以上に買ってしまう物、買うのが好きな物があります。

私の場合は、文房具と本でした。

100円雑貨、というのもあるかもしれません。

家計簿やお小遣い帳をつけていたら、自分がどんな店で、どんな物を買っているのか、すぐにわかりますね。

「やたらと100均に行っている」と思ったら、100均に行くたびに、カレンダーにチェックを入れたり、家計簿に蛍光ペンでマーキングして目立たせてください。

どの程度行っているのか、どのぐらいお金を使っているのか、はたして、みんな家できっちり使っているのか、じっくり考えてください。

ストックで買いすぎるもの

トイレットペーパー、シャンプー、ボディシャンプー、歯ブラシ、歯磨き粉、洗剤、プラスチックラップ、アルミホイル、各種調味料。

こうした消耗品を買いすぎる傾向がある人は、その習慣を捨てます。

書いていて思い出しましたが、私の夫はこういうものを買うのが好きみたいで、無駄にたくさんあります。今見たら液体洗剤(柔軟剤含む)のボトルが洗濯機の回りに8個もありました。

さらに住宅用洗剤が入っているらしいスプレーボトルが台所のシンクの下とバスルームのシンクの下で場所を取っています。

たぶんセールのときに買ってしまうのでしょう。

私に言わせればストック商品を買うのはかえって損です⇒まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。

人からもらってしまった物

親戚や親からやたらと物をもらってしまう人がいます。欲しくもないお下がりの子供服に悩んでいた人もいました⇒いらない贈り物をきっぱりと断る方法。プレゼントを受け取ってはいけない時もある。

貰い物がガラクタになることが多いなら、断るようにしてください。

最初はいちいち断るのが面倒だと思うかもしれませんが、断り続けていると、相手もそのうちくれなくなります。

自分がほしいものはもらって、いらない物は断ろう、といった中途半端なやり方ではなく、全面的に断るべきです。自分が必要な物は自分で買えばいいのです。

全面的に断っていても、日本に住んでいる限り、貰い物から逃れることはできません。その理由はこちら⇒お金を貯めたいなら今すぐ捨てたい、日本人ならではの3つの習慣。

4.「あ、これほしい」と思ってもすぐに買わない

安易に物を家に入れないために、「ほしい」と思ってもすぐに買わず、ちょっと考えます。

今、物の値段が安いので、わりと簡単に何でも買えます。買えるから買うのではなく、必要だから買うようにします。

「ほしい、買おう」と思ったら、私は2つの質問を自分にしています。

本当に使うのか?

昔の私は、使うために買う、というより、買い物がしたいから買うことが多かったです。だから使わない物がたくさん溜まってお金は貯まりませんでした。

物がたくさんある社会では、それが必要だから買うケースは少ないのです。必要ではないが、別の理由があって買っています。たとえばこんな理由です⇒人が物を買う7つの理由。ワケがわかれば、よけいな買い物も減る。

そこで、本当に使うのか、使うとしたらいつ使うのか確認し、具体的に使う機会があるものだけ買うようにします。

同じような物、家にあるんじゃない?

たいていの人は、必要なものはもう全部持っています。

何かを買う前にすでに同じような物を持っていないか思い出してください。

物がたくさんありすぎると、自分の物を把握できません。同じような物を買うことが多く、買ったあとで後悔する人は、持ち物リストを作っておくとよいです。

家にあるすべての物をリストアップするのは大変なので、自分がよく買うカテゴリーのもの、多すぎると思うもの、もっと数を減らしたいものなどと、対象をしぼって、所持品リストを作ってください。

========

今回は物を溜め込まない習慣を身につける方法を4つに分けて紹介しました。

捨てるのに疲れたら、溜め込まない方法もぜひお試しください。小さな行動を変えるだけで、気付きがあり、意識が変わっていきます。





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