ページに広告が含まれる場合があります。
今年は、ものを増やさないことを意識して、シンプルライフにしてみませんか?
増やさないことに着眼して、シンプルライフに変えていく方法を5つ紹介します。
捨てることが苦手なら
シンプルライフにしたいと思うとき、皆が、一番最初にするのは、不用品を捨てることです。
確かにいらないものを捨てれば、暮らしはシンプルになっていきますが、相変わらず、物を入れ続けていたら、いつまでも捨て続けなければなりません。
捨てるのはけっこう大変なので、早い時期から、増やさないことを意識すると、シンプルに暮らせるし、大がかりな断捨離から解放されます。
不用品を捨てることが苦手な人ほど、増やさないことを意識して、持たない暮らしにもっていくほうが、やりやすいと思います。
では、どうやって増やさずにすませられるか?
1.無意識の物欲と向き合う
物が増える一番の理由は、買い物です。
なぜ、買い物するのか?
必要だから、世間並みにするため、自分へのごほうびとして、安くなっているから、もっと幸せになりたいから。
理由はさまざまですが、そのベースには、物欲があります。
それは物理的なものに対する強い欲望と執着。
どんなときに、どんなものに物欲を感じるのか、なぜ、物欲が芽生えるのか考えると、もっとうまく物欲と付き合うことができます。
生存し、進化するために一定の資源が必要なので、何かを所有しようとするのは人の本能的な反応です。
しかし、現代人は、物が十分そろっていて、何の脅威もないのに、買ってしまうことがあります。
たぶんそれは社会的な競争や文化の影響です。
社会的なプレッシャーや、「こうするべきだ」という思い込みがあるせいで、物欲を感じているとしたら、それは、自分が頭の中で勝手に作り上げた必要性です。
物欲としっかり向き合って見直せば、買わなくていいものを買わずにすむのではないでしょうか?
あれもほしい、これも買いたい。その物欲は偽りの欲望の可能性が高い。
物欲と向き合う方法としておすすめなのは、自己観察や振り返りです。
物を買いすぎて、自己嫌悪を感じるより、なぜ買ってしまったのかしっかり振り返るほうが、自分のためになります。
2.これまでの買い物パターンの検証
いつ頃から、どんな物をどれぐらい買い始め、その結果何が起きたか、10年、20年という大きなスパンで振り返りパターンを見つけてください。
私が「ミニマリストへの道」で書いているようなことを、考えてみてはどうでしょう?
何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)
私が自分のお金でものを買うようになったのは、就職してからです。
小学校のときからお小遣いをもらっていましたが、当時は、使うことより貯めるほうに熱心でした。
というよりただお金を使うこと、つまり失うことがもったいないと思って、使っていなかっただけです。
子供のとき、もったいなくてシールが使えなかったのですが⇒くさらない物も賞味期限を過ぎればガラクタ~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白
お小遣いやお年玉も使うのが「もったいない」と思っていました。もらったお小遣いは、雑誌「りぼん」の付録についてきた、小さな財布のようなポーチに入れていました。
そんな人間がどうしてお金を使うようになったのか、お金を使って、物をたくさん買い集めた結果、何が起こったか。
「ミニマリストへの道」に書いているので、よかったら参考にしてください。
このパターンでずっと生きていたら、私は破滅していたと思います。
あなたも、今のパターンの買い物を続けたいですか?
3.使っていない物の再評価
家の中に眠っている死蔵品とひとつひとつ向き合って、ちゃんと使うようにします。
しまいっぱなしの物を使うために、今すぐすべきこと~死蔵品活用プロジェクト2023
昔、たくさん物を持っていたとき、私は、買った物と向き合うことはあまりありませんでした。
たくさんあって「邪魔だなあ」とか、「どこに、どうやって収納しようか」と考えることはありましたが、死蔵品(とは意識していませんでしたが)を1つのものとして考えていて、それぞれの物はあまり見ていなかったんです。
ちゃんと見ていれば、まだ使えるから、新しい物は必要ないとわかったはずです。
しかし、買い物が楽しくて、次々と新しいものを手に入れることが習慣になっていると、買い物して手に入れることが優先的になり、いったん手に入れたものはどうでもよくなります。
「買っただけで満足する」という言葉がありますが、私はこのタイプで、買った段階で、そのアイテムとの付き合いが終わっていました。
なぜなら、私の買い物の目的は、一時的な満足感や幸せな気分を得ることと、欲望の充足だったからです。
買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
私ほどではなくても、買っただけで、付き合いをやめてしまった物を持っている人は多いのではないでしょうか?
そうした物を掘り出して、また付き合い始めてください。
4.物じゃないものを重視する
人生には、物理的な物以外にも、大事なものがたくさんあります。
物理的な物の獲得に使っていたリソースを、物じゃないものの充実に使ってみてください。
ものじゃなくても大事なものは、ご存知だと思いますが、人間関係、自己実現、社会貢献、自分の学びと成長、健康、心の豊かさなどたくさんあります。
目に見えないけれど重要なものの充実を心がけると、買い物にリソース(時間、体力、意識、お金)が、回らなくなるので、結果的に、物は増えないと思います。
シンプルに暮らしたいなら物にこだわらず、価値観にこだわるべき。
自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)
5.エコフレンドリーな生活
地球温暖化や異常気象を肌で感じられるので、もっと環境にやさしい生活をしたいと願う人も多いでしょう。
地球にやさしい生活をしたいと思うとき、普通の人が、わりと簡単に始められるのは、ゴミの削減です。
バッグや袋物の使い方を見直してゴミと無駄を減らす~私がやっている7つの工夫。
大量生産、大量消費は、ゴミを増やすから、ゴミを減らそうと意識すれば、家に入れるものもごく自然に減ります。
ゴミが増えると、よくないことがたくさん起きます。
資源の浪費、大量廃棄に環境負荷がかかること、プラスチックが自然を汚染すること、廃棄物が分解する過程で温暖化ガスが出ることなど。
すぐにゴミになるようなものを家に入れないことは、地球のためだけでなく、自分のお財布のためにもなりますし、余計な作業が発生しないので、時間の節約にもなります。
まずは、自分がどんなゴミを出しているか、調べてください。
減らすべきゴミがすぐに見つかります。
エコロジーに関する記事のまとめ、その1。もっと環境に配慮したい人へ。
*****
増やさないことを意識して、シンプルに暮らしていくアプローチ法を5つ紹介しました。
ずっと死蔵品を使うプロジェクトをしていますが、やってみると死蔵品を使うのはけっこう大変です。
さっさと手放したほうが、無駄な労力を使わなくてすむことも多々ありますから、バランス感覚が求められます。
しかし、とりあえず、家の中で眠っっている物と対面することはとても意義があります。
「あ、ここに、こんな物がある」と思うことも多いですよ。
私は語学が趣味ですが、今年はすでに手元にあるリソースを優先的に使おうと思っています。
ボールペンの使い切りと同じで⇒持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ
眠っていたものをうまく利用したり、使い切ったりできると大きな満足感が得られ、セルフイメージもよくなります。
新しいものを求めて、外を見るのもいいですが、ときには家の中も見てください。