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自分の家は、風水でよいと言われている家と全然違うので、落ち込みます。
気にしなければいいとは、わかっていても気にしてしまいます。どうしたら気にならなくなるでしょうか?
この質問に回答します。
まず、メールをシェアします。じーあんさんからいただきました。
風水的によくない家に住んでいます
件名:風水についてご意見をお聞かせください。
毎回、ブログを楽しみにしています。
昨年から、影響を受けて、1000個捨てチャレンジをはじめました。
ちょうど、現在500個を超えたところです。
そしたら、色々な事が少しずつ変わり始め、身の回りにちょっとした変化が起きています。
さて、今回は風水について、ご意見を聞かせていただきたくメールしました。
実は、20年前に新築建売戸建の家を購入し、その時に、風水に興味を持ちました。
ただ、風水の本を読めば読むほど自分の家が、良いと言われている風水から、かけ離れているため、落ち込んでいます。
家族に話しても、新築戸建てなのに何の不満があるのか? と怒られています。
どうやったら、風水が気にならなくなるでしょうか?
具体的には、家の前が周辺世帯25世帯分のゴミ集積場です。(風水ではゴミの集積場はよくないとされています。)
ただ、このゴミ集積場は近隣住民だけしか使わないため、掃除も当番制でふたつきのきれいなゴミ箱が設置されています。
また、我が家は玄関を開けると隣の家の壁です。(風水では玄関を開けた時に、壁や電柱等の障害物があるとよくないとされています。)
引っ越しもリフォームも今のところ予定はありません。
風水の本に、「玄関を開けると目の前が、壁など障害物のある家に住むと病気になったり、運が開けない」と書いてあるページを見て落ち込んでいます。
たまに、玄関前が広い庭になっているよい風水と言われる家をみかけると、なぜ、こういう家にしなかったんだろう…と落ち込みます。
風水は、あくまでも風水で、住んでる人が気にしなければ、よいと思っています。
ちなみに今持っている風水の本なんか、全部捨てればスッキリするのかもしれないと思っては、いるのですがかなり、レアな本で捨てられずにいます。
そして、心のどこかで、今後引っ越しするかもしれないから、その時のために、持っていたいとも思っています。
ご意見よろしくお願い申し上げます。
じーあんさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
いつもブログを読んでいただいているのですね。とてもうれしいです。
じーあんさんもメールに書いているように、気にしなければいいんです。
玄関の前に障害物があると病気になると言うけれど、障害物がなくたって、逆に、宅急便の箱だらけだって、病気になるときはなります。
障害物の有無と、病気のなりやすさに関係のないことは、ちょっと考えればわかりますよね?
これが本当なら、大きくてゆったりとした間取りの家に住んでいる人は、みな健康で、狭い公団住宅に住んでいる人は、ばたばた病気にならなければなりません。
ゴミ集積場の前はよくないというのも変ですね。風水にこって、いらないインテリア小物をたくさん買って、家そのものを、ゴミ集積場にしている人もいるんじゃないですか?
運がいい・悪いというのは、それを判定するタイミングや、考え方次第で、どちらにでも解釈できるので、家の間取りと運のよしあしの相関関係は、誰にも出せません。
運がよくなる5つの方法。50歳すぎていてもあきらめてはいけない。
風水を実践するなら、それによって、幸せになる方向にもっていくべきではないでしょうか?
まずは、風水との付き合い方を変えるといいかもしれません。その方法を3つアドバイスします。
1.風水を実践しているゴールを思い出す
なぜ、じーあんさんは、風水を実践しているのでしょうか?
ゴールを再確認し、そのゴールに近づくよう、風水を取り入れてください。
じーあんさんが風水を取り入れるゴールが、「幸せに暮らすこと」だとしましょう。
実は、幸せになるのに、風水は必要ありません。
自分と向き合って、認知のゆがみ(自分のためにならない思考のくせ)を修正し、日々、感謝しながら、目的に向かって切磋琢磨し、前向きに暮らしていると、たいてい気分がよくなります。
「幸せな人生」というタグをつけている記事を全部読んでください⇒幸せな人生に関する記事一覧 風水に頼らず幸せに生きる方法や、幸せに生きている人のことをたくさん書いています。
足りないマインド(できないことや、持っていないもの、不足しているもの)に意識を向けてばかりいると、幸せから遠のきます。
今、じーあんさんが、よく落ち込むとすれば、自分が持っていないもの(風水的にいいとされている家)にフォーカスしすぎているからです。
もっているものに目を向ければ、同じ家に住んでいても、落ち込まなくなりますよ。
2.風水の起源を調べてみる
風水の本を読むなら、家に入れる物や、置き場所を指示しているものではなく、なぜ、風水が生まれたのか、その背景や本質を説明している本を読んでください。
風水のコンセプトで、大事なのは「気」ですよね?
家の中を流れる、気と呼ばれるエネルギー。
なぜ、このエネルギーが注目されるようになったのか、調べて下さい。
ちなみに、気の存在は、科学的には裏付けされていません。
私は、宗教や迷信、スピリチャルなもの(科学で説明しにくいもの)は、すべて、人間の思考が、必要を感じて生み出したものだと思っています。
人間は、「よくわからないものやこと」をそのままにして、不安でいたくないのです。
頭痛に悩まされている人が、病院に行き、「原因不明です。なんの病気かわかりません」と言われると、大きなもやもやを感じるでしょう。
何件か、病院をまわって、ようやく診断がつき、病名がわかると安心します。
相変わらず、頭は痛いけれど、ほっとします。治療の方針が立つという希望もわきます。
「源氏物語」を読んでいると、病気や災難は、すべて、「前世の因縁」のせいです。
まあ、今でもそう信じている人はいるかもしれません。
原因が特定できないことや、原因がないのに起きてしまうことでも、何らかの理由をつけて安心したいのが人間だと思います。
理由がわかれば、それをコントロールできるという希望が生まれるからです。
人はいろいろなことをコントロールしたいのです。
私は風水についてよく知りませんが、風水も、自分の力の及ばないこと(運命など)をコントロールしたいという気持ちが生み出したものではないでしょうか?
しかし、実際は、人にはコントロールできることと、できないことがあります。
この点を受け入れてしまえば、「家の前にゴミ捨て場があるから私は不幸になる」という考えから自由になれると思います。
人生において運が果たす役割とは?:バリー・シュワルツ(TED)
3.自分で決める練習をする
風水や占い、スピリチュアルなことに、はまりすぎている人は、自分で決めることを放棄しています。
家を建てる場所、家に入れる物、それを置く場所、すべて風水や占いに決めてもらいたいと思っています。
なぜか?
自分で決めるのは、めんどうだし(あれこれ考えて頭が疲れる)、まずい決断をしたくないからです。
「風水の言うようにやっておけば安心よ、運が開けて、幸せになれるわ」と思い込んでいて、よくないことが起きると、じーあんさんのように、「本に書いてあるとおりになっていないからだわ」と思うか、「この先生の風水はよくないのよ」「この流派はだめね、あの風水をやってみよう」と別の風水の本を買って、その本に書かれていることを実践します。
ですが、こういう他力本願な生き方(自分以外の誰かに何とかしてもらおうとする態度)をしていると、いつまでたっても幸せになれません。
幸せは自分の心の中にある、幸せをアウトソーシングしてはいけない(TED)
風水に決めてもらうのではなく、自分で決める練習をしてください。
日常、いろいろな決め事をする場面があると思います。
そんなとき、風水や占いではなく、常識と科学的な情報をベースに決めてはどうでしょうか?
自分で決めて、その結果を自分で引き受ける体験を重ねると、自信がつきます。そうすれば、風水頼みの人生から抜け出せるはずです。
それと、じーあんさん、モーニングページかブレインダンプを書いたことがないなら、どちらでもいいので、やってみてください。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
半年ぐらいやってみて、またお便りくださいね。
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風水を実践するのは悪くありません。ですが、あくまで、自分の人生によい影響を及ぼしている範囲内での利用にとどめてください。
風水のせいで、落ち込むことが多いなら、少し距離を取るなど、関わり方を変えるべきです。
そのほうが、結果的に幸せになりますよ。