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「使い切る暮し」をめざしているあなたに、いろいろなものをきっちり使い切る方法をお伝えしています。今回はクレヨンを使い切る方法です。そのまま使うだけでなく工作に使用すれば夏休みの宿題の作品が1つ仕上がります。
基本的に4つのやり方があります。
1.寄付する
2.色を塗るのに使う
3.溶かしてクラフトに使う
4.そのままクラフトに使う
1つずつ説明します。
1.寄付する
自宅で使いきろうとせず、どこかに寄付してほかの人に使い切ってもらうやり方です。
私はこの方法で、家にあるクレヨンを一掃しました。
わかりにくいですが、ほとんど使っていないクレヨンが写真に映っています。去年の夏前に断捨離したものです。
コミュニティの寄付センターに持ち込みました。
新品なら、ノートの記事にも書いたように、発展途上国の子供たちに送ってくれるNGOなどに寄付するといいですね。
関連▶三日坊主なあなたに~ノートをきっちり使い切る方法はこれだ
2.色を塗るのに使う
これはごくオーソドックスなやり方で、クレヨンをクレヨンとして使う方法です。
子供1人が使うとなかなか減らないので自分でも使います。最近はやりの大人の塗り絵をしてみてはどうでしょうか?
塗り絵は心の浄化にも役立ちます。
関連▶矢尾こと葉「自分を浄化する方法」レビュー:やはり「捨てること」が1番大事
夕食後はテレビを見ず、家族全員で塗り絵をするのもおすすめです。
3.溶かしてクラフトに使う
クレヨンの基本的な原料は固形ワックスと顔料です。カビがはえないように薬品が入っている可能性もあります。
カナダで一般に出回っているクレヨンはほとんどクレヨラというメーカーのものです。ここのクレヨンは口に入れても安全な商品。
クレヨラのホームページにも自社のクレヨンが溶ける温度が書いてあり、高温で溶かさなければ、大丈夫とあります。摂氏40度ぐらいから柔らかくなり、53度~63度が融点だそうです。けっこう低いですね。
あまりに高温で溶かすと有害ガスが出る可能性もないとは言えませんが。
そのようにシンプルな製品なので、北米の人はよくクレヨンを溶かしてクラフトに使っています。
しかし日本のクレヨンの組成はちょっと違い、体質顔料や油を入れてスムーズにきれいな色が出るようにしているそうです。大丈夫だと思いますが、念のためメーカーに問い合わせてから溶かしたほうがいいです。
私の感覚ではクレヨラのクレヨンは昔ながらのクレヨンというか硬いのです。
クレヨンを溶かして作るクラフトを3つ紹介します。
1)リサイクルクレヨン、またはハート型クレヨン
よくこちらの育児雑誌にのっているのは、お菓子の型を使ってかわいい形のクレヨンにリサイクルするやり方です。
折れたクレヨンを再生させる方法ですが、最近は、シリコンのかわいい形の型が安価で手に入るので、新品のクレヨンを使う場合も増えました。
リサイクルクレヨンの作り方
1.古いクレヨンのまわりの紙をはがし、折ったりくだいて短くする。はさみを使う人もいます。
2.金属の型なら、油をひいたり、パムなど油をスプレーできるものですシューっと油をふきかける(ケーキを作るのと同じ要領)。シリコンの型なら何もぬらなくていいです。
3.型に好きなようにクレヨンを入れる。同じ色ばかりでもいいし、似た色を集めてもいいし、むちゃくちゃに混ぜてもいいです。
4.中温(180度ぐらい)に熱したオーブンかトースター・オーブンに型を入れてクレヨンが溶けるまで7分前後加熱。
5.完全に溶けたら取り出して、好みで中身を爪楊枝でかき混ぜ模様を作ります。
6.そのまま冷やせば、新しいクレヨンのできあがり。
色や形が変わるだけで、子供はまた喜んでお絵描きにクレヨンを使います。
型を使うかわりに、クッキーパン(天板)に、アルミホイルを敷いて、大きめのクッキーカッターをのせ、その中にクレヨンを入れてもできます。
小さな紙コップに、クレヨンを入れて、電子レンジで加熱してもいいです。電子レンジで加熱するときは、2分ぐらいずつ小刻みに様子を見ながら加熱します。
いずれもあまりクレヨンを入れすぎると、取り出す時こぼれるので、控えめにします。
こんなふうに作ります。2分39秒。
数字の型やアルファベットの型を使うと楽しいクレヨンができます。
2)クレヨンで作るキャンドル
キャンドルを作る材料とクレヨンを合わせてカラフルなキャンドルを作ることもできます。
クレヨンキャンドルの使い方。2分半ほどで終わりで、あとは関係ないおしゃべりです。
3)松ぼっくりのオーナメント
こちらではよく松ぼっくりをクリスマスの飾りに使うのですが、その色付けを溶かしたクレヨンでします。
リサイクルクレヨンと同じ要領で、松ぼっくりの入るサイズの紙コップかレンジに入れても大丈夫な容器に、好みのクレヨンを適当に入れ、電子レンジを使って完全に溶かします。
溶けたら、そこに松ぼっくりをどぼっとつけて、クレヨンの塗料をしっかりからませ、ワックスペーパーやアルミホイルの上で乾かしてできあがり。
娘はよく松ぼっくりに、スプレーペイントをスプレーしてオーナメントを作っていました。色をつけると味わいが変わっていい感じになります。
色をつけた松ぼっくりをいくつか並べておくだけでディスプレイになりますが、ツリーにぶらさげたいなら、先に頭のほうにひもみたいなのをつけておくといいです。
ほかには、クレヨンをキャンバスなどにグルーガンで貼り付けて、その上からドライヤーを当てて、部分的に溶かし、顔料を垂らすアートも一般的です。
クレヨンをリップグロスなど手作り化粧品に使う人もいます。
4.工作に使う
photo credit: 2011Crayon-bottominside via photopin (license)
クレヨンを工作に使うときは、そのままいろいろなものにグルーガンで貼るだけでできます。3つ紹介します。紙を剥がす必要はありません。
1)クレヨンのフォトフレーム
100円ショップなどで、木製のフレームを買ってきて、フレーム部分にクレヨンをグルーガンで貼るだけ。
また厚紙や木製の板に、真ん中に写真を貼ってその周囲に枠を作るようにクレヨンを貼り付けてもいいです。
クレヨンのあしらい方によってはすごく芸術的にできます。
2)クレヨンの器
安い器(金属のボールや、木箱など)回りにクレヨンをグルーガンで貼ります。クレヨンで砦を作るような感じです。子供のパーティに使うと受けます。
3)クレヨンのリース
100円ショップなどでリースの枠を買ってきて、草木の代わりにクレヨンをグルーガンで貼ります。新品のクレヨンで作ったほうがきれいにできると思いますが、古いクレヨンを自由に貼ってもいいです。
クレヨンはそれ自体がカラフルなので、ただ並べて貼るだけで素敵なアートができます。この他にもアイデアしだいで可愛いものができます。
クレヨンだけでなく他の素材も混ぜてコラージュにしてもいいですね。アイデア次第でいろいろ楽しめますのでお子さまと楽しんで作ってみてください。
断捨離するという手もある
子供がいる家ではクレヨンが余りがちですよね。家もご多分にもれず、去年まで娘のクレヨンがいっぱいあり持て余していました。
毎年8月に翌年学校の授業で必要な備品を買い揃えます。「指定の備品」の紙に毎度クレヨンが書いてあったので数年おきに新しいのを買っていました。
これは幼稚園(1年だけ)の備品です。幼稚園のときはまだこれぐらいですんだのですが、小学校に入ってからいろいろ増えました。
マーカーはほぼ毎年新しいものを買い、クレヨンや色鉛筆も2年に1度ぐらい新品を調達した記憶があります。
色数が学年によって微妙に違ったので買い替えていましたが、「ずっと同じものを使わせればよかった」と今になって思います。
幼稚園から小学校6年までの7年間ですから、マーカーは途中でなくなったかもしれませんが、クレヨンは持ったんじゃないでしょうか。
娘は昔ながらの握るタイプのクレヨンも持っていましたが、学校指定のクレヨンはペンみたいにプラスチックの筒に芯が入った折れないクレヨンでした。メーカーはクレヨラ(crayola)で商品名はtwistables(ツイスタブルズ)です。長いからなかなか減らないんですよね。
日本の学校は1度買ったら、6年間それを使うでしょうから無駄がありませんね。
溜まってしまったクレヨン、私は再利用せず、寄付センターに持ち込みました。これも1つの選択肢です。