白いTシャツを着ている女性

ファッションをミニマルに

最終更新日: 2022.10.3

同じ服ばかり着ていても何の問題もない、と書いた記事の感想を紹介します。

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他人の評価が気にしすぎるから、服を捨てられないのだ、と書いた記事に対して、2人の方から感想をいただいたので、紹介します。

もしまだ読んでなかったら、先にお読みください⇒いつも同じ服を着ているダサい人だと、他人に思われたくない:着ない服を捨てない理由と、それを乗り越えて捨てる方法(18)の感想を2通いただいたので紹介します。

きょうの内容:

1.私もいつも同じ服の人を好ましく思います

2.洋服に対する考え方が変わってきました

3.告知:エッセオンラインに記事を書きました by 筆子

ではまず、naoさんのお便りです。



周囲にいる、物を長く大事に使っている人たち

件名:2/18の記事の感想です

筆子さん、こんにちは。

着ない服を捨てられない理由の記事、いつも参考にしています。

私もいつも同じ服の人を好ましく思う、その1人です。同様に物を長く使っている方も好きです。

知り合いが、小さい頃から使っているサンリオだかの巾着を、40歳になってもまだ大事に使っていて、私はうらやましく思いました。

親友も、親戚にもこのタイプがいて、全然みすぼらしくもなく、素敵に生活されています。

ただ、私は携帯は壊れるまで使うタイプなのですが、「いつまでそれ使ってるの」と嫌な感じの言われ方をしたことがあるので、誰もが同じような価値観では当然ないようですね。

万人を納得させることはできないのなら、自分のいいなと思ったやり方を選んだ方がいいですもんね。

ちなみに私は服の断捨離はあまり進んでいませんが、最低30回着る服を買う、リサイクルショップも検討する、なるべく同じ服を着て集中的に服を使う、などのアイデアを採用しています。

最近気づいたことがあります。

小学高学年の息子に買い物をすすめても、まだ使えるなら使う、家にあるもので何とかする、そういう子なんです。

夫もすぐにお金を使うタイプではなく、買ったものはすぐに使うし大事にします。

毎日筆子さんのブログを読んでる私ですが、お手本がこんなに身近にあるではないか、とすごく今更ながらに気づきました。

家族の中で自分だけが勝手に買い物に振り回されていたんです。

男女の性差における行動の違いはあると思いますが、私にとっての発見だったので、しょうもないかもしれないけれど、お伝えしたくメールしました。

では今後も楽しみにしています。

お身体にお気をつけてお過ごしください。





naoさん、こんにちは。メールありがとうございます。

記事を参考にしてくださってうれしいです。

しょうもないかもしれない? いえ、そんなことは全然ありません。

素晴らしい気づきだと思います。

物を大事にする人や、買い物に振り回されない人が、すぐそばにいるのに気づかなかったのは、そのよさを探知できる考え方やものの見方をしていなかったからです。

パラダイムシフト(価値観や考え方の劇的な変化)があったから、よさがわかるようになったのでしょう。

naoさんが、シンプルな暮らしをめざして、自分なりに工夫して、努力しているからこそ、変化が起きましたね。よかったです。

携帯の件で、嫌な言われ方をされたことがあるそうですが、言った本人には、深い意図はなかったと思います。その方は、思ったとおりそのまま言っただけではないでしょうか?

自分の生き方について、他人を納得させる必要なんてありません。

naoさん、これからも、自分らしくシンプルライフを楽しんでください。

次は銀時計さんのお便りです。やや長いので、私のほうで小見出しを入れました。

ファッション観の変化

件名:洋服をとおして思うこと

筆子さん、こんにちは。

今日の記事『ダサい服と人に思われるのではないか』を読んで、この3年を振り返り、思うことがあったのでお便りします。

3年前:おしゃれなママをめざす

下の子が幼稚園へ入園した時、『おしゃれなママ』だと思われたくてクローゼットを総入れ替えしました。

小さなシミや毛玉ができただけでウエスにしていました。

アパレルにお勤めだった可愛らしいママがいて、無意識に張り合う気持ちもあったかもしれません。

更に、地曳いくこさんの「服を買うなら、捨てなさい」を真に受けて、自分の気持ちを上げるためだけに服を買うこともありました。(独身時代のような病的な買い方はしませんが)

いつも同じ服を着ているママのことを、まさに『貧乏オーラが出ている人』と下に見ていました。

2年前:私服を制服化

この頃から、自分に自信をもつ手段として、私服の制服化(3パターンくらい)に移行しました。

でも、すごく華やかなおしゃれママと知り合って、自分が女として大切な物を手放したんじゃないか・・・と自信を喪失する日々でした。

湯シャン肌断食も始めたので、鏡を見て落ち込むことが多かったです。

それでも、ママ達をよく観察して、心の中で「着飾っていても皆年相応の肌だなあ」とか、持ち物を値踏みしたりしていました。

1年前:ワンコーデに移行

(元々、人付き合いが苦手なこともあり)ママ友付き合いに疲れてしまって、完全に距離をおくようになりました。

ここで、「もうどう思われてもいい!」と開き直って、ワンコーデでいくことにしました。

気に入った上下(同じもの)を2セット、(プラス違うものを1)だったので、ダサい人と思われてるだろうなあ・・・とやっぱり気にしつつ。

整骨院でのできごと

この頃、毎日のように整骨院へ通っていた時期があったのですが、驚くことがありました。

前年の冬に買ったお気に入りの長袖Tシャツの袖を切って飾りをつけて、半袖にリメイクしたものを毎日のように着ていました。

すると、それを知った整体師のお姉さんが、私を「アパレル業界に勤めていたパタンナーか何かですか!?」と何度も聞くのです。

お世辞と受け取っていたのですが、その後も流行り物の着こなし方を聞かれたりしたので、本気でそう感じたようです。

いつもほぼ同じ格好だったにも関わらず。おしゃれって、数でなく見る人のセンスなんだなと目からうろこでした。

そして、姿見付きの大型ワードローブを捨てたので、鏡を見る回数が極端に減りました。

朝、眉を描くときに見る程度です。

今まで必要以上に見ては、他人と比べて落ち込んでたことに気づきました。
 
更に、2か月に1回通っていたカラーリングもやめました。

毛染めでおしゃれに思われるために、リソースを使うことに意義を見出せなくなったからです。

持って生まれた黒髪を大事にしよう、と考えるようになりました。

現在:年相応をめざす

 
白髪が多少あっても、気にならなくなりました。

あらゆるリソースを使って若作りに必死になるより、『年相応な感じのいいひと』でいれたら充分だなあ、と。

先日、買い替えるたびに「絶対にカップにカビが生えてくるブラトップ」を捨てました。

化繊でかゆくもなるのに、絶対着なくてはと、無理して着ていました。(天然素材で着心地重視の物を購入予定)

家にいるときはノーブラでもよくなりました。「おばさん胸になって、なんだというの」っていう感じです(笑)

ここまで書いて、バリバリ働いてる独身の友人や、子供なしの友人が知ったら、ドン引きするだろうなあ~と、可笑しくなりました。

でも、筆子ジャーナルをとおして『内面の充実』にフォーカスするようになったので大丈夫です!

今の自分は好きだし、(以前よりは)自信ももてるようになりました。(服に使うリソースを自分磨きや家事、家族との時間に使っています)

いつも同じ服を着ている人を見ても「ああ、同志だね」と好意的に見れます。

結局は内面が大事だと思います。

当たり前のことですが、商業主義の中で生活してると見失ってしまいます。

おしゃれで内面も素敵だと最強ですが、私は外見に捉われ過ぎると、自信がない空っぽな人になってしまうので、ミニマリストに向いてます。

筆子さんからは学ぶことが多く、本当に感謝しています。

銀時計さん、こんにちは。お便りありがとうございます。

銀時計さんは、去年の8月、入学式で着るスーツを捨てようかどうか悩んでいましたね⇒ママスーツを断捨離するかどうかずっと迷っています←質問の回答。

今は、自信が持ててよかったです。

おすすめはマイペースなおしゃれ

確かに私は、服装やおしゃれに、あまり神経、時間、お金を使っていませんが、ミニマリストでも、おしゃれな人はいます。

そういう人の書いたブログや本も人気がありますよね。

何を大事にするかは、その人次第です。おしゃれや、外見の美しさにこだわりたいなら、ミニマルライフでも、充分、追求できます。

私は、おしゃれを楽しみたい人には、どんどん楽しんでほしいと考えています。

ワンコーデって、ワントーンコーディネートのことですよね?

1つのトーン(ヴィヴィッドな色、暗い色、渋めの色、淡い色など)でまとめるから、すごくおしゃれなので、ダサい人だなんて思われませんよ。

塗り絵を始めてから、色や配色のことを、よく考えるようになりました。トーンが統一されているほうが、美しく仕上がります(そのように塗ることができるかどうかは別の話です)。

さて、ほかにもいろいろ思うことはありますが(なぜブラトップにカビがはえるのだろうか?とか)、1つだけ書くと、「おしゃれなママ」というのは、雑誌などのメディアの刷り込みだと思います。

母親(人間)として一番大事なことって、おしゃれなことではないですよね?

まあ、ダサいよりおしゃれなほうがいいでしょうが、それよりもっと大事なことはたくさんあります。

半ば商品のカタログと化した雑誌や、ソーシャルメディアばかり見ていると、「おしゃれであること」が、すごく重要な生活目標になってしまい、そうしようと無理したり、そうできない自分を卑下したりします。

服装やおしゃれに関して悩みが多い人は、メディアから距離をとったほうがいいんじゃないでしょうか?

雑誌や世間の流れは気にせず、自分なりにおしゃれを楽しむといいでしょう。

私の母は、けっこうおしゃれで(筆子的には)、もうすぐ88才ですが、マニキュアをし、オーデコロンをつけ、化粧も少しして、ものすごく高額のかつらをあつらえ、出かける前に、私の部屋にやってきて「どう?」と服装の感想を聞きに来ます(里帰りしたときの話)。

そんな母の情報源はテレビと新聞だけです。母がテレビで見るのは、ほとんどが韓国のドラマ。あとはBGMとなっている朝のニュースと健康情報を発信しているワイドショーぐらいです。

母は、「インスタで見たあの服買おう」とか、「おしゃれなおばあさんでいたい」とは思っていません。

きれいなものが好きだから、自分なりにきれいにしている感じです。

こんなふうにマイペースでおしゃれをする生活のほうがストレスが少ないと思います。

それでは、銀時計さん、これからもお元気でお暮らしください。

告知:エッセオンラインに記事を書きました

依頼をいただき、エッセオンラインに記事を執筆しました(書き下ろし)。

50代から厳選すべき7つのキッチングッズ。捨てると家事も気持ちも楽に | ESSE online(エッセ オンライン)

「50代からの暮らし」というページ用に書いてほしいと言われたので、その年代の人を意識して書いていますが、30代でも、80代でも、いらない物は捨てたほうがいいのは同じです。

キッチンの片付けに興味がある方は、ぜひ、お読みください。

自宅や私物の写真も多少まざっています。

それでは、あなたも記事の感想や質問、近況など、伝えたいことがありましたら、「こんな話、しょうもないようね」などと思わず、お気軽にお寄せください。

お待ちしています。





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