ページに広告が含まれる場合があります。
シンプルライフをめざしている読者のお便りを紹介します。主に健康に関する内容です。
差出人はきりこさん。10月のはじめにいただきました。小見出しは私が入れました。
がんになって気づいたことがいっぱいあった
件名:色々と、思うことと感謝の気持ち(大変な長文です)
今年の夏頃にブログに出会い、新着記事と共に、興味のひかれる過去記事を少しずつ読ませていただいております。
色々とお伝えしたいことがあり、とりとめがないですがメールさせていただきます。
断捨離に関する記事が多いですが、運動に関するものもあり、こちらも大変ありがたく拝見しています。
がんになった
といっても少々複雑でして、ただいま40代後半ですが、先日乳がんの診断を受けました。
幸い初期のステージ1で、変な言い方ですが、なんとなくいつか自分は…と思っていたふしがあり、どうせなるなら早めに見つけてほしいと思っていたので、意外なほど冷静に受け止めています。
ちなみに毎年検診は欠かさず、今年も初夏に済ませて異常なしと言われていましたが、その数ヶ月後に自分で異変に気付き受診したところ、自分で気づいていない部分に見つかりました(自分で気づいたところは良性のもの)。
自己健診の重要性をひしひしと感じているところです。
慢性的な運動不足に睡眠不足
そんな中、筆子さんの、運動不足の弊害、また睡眠不足の恐ろしさを語る記事を見て、ああもっと早くこの記事を読んでいれば、筆子さんのご意見に触れていれば、と思ったんですよね。
私は高校生までは運動部だったものの、卒業後は全くといっていいほど運動せず、カーブスという30分のサーキットトレーニング(ご存知ですか?)に、友達と少し通っていたことはあるものの、たしか一年経たずにやめ、
ここ10年ほどは通勤時にトータル30分歩く程度、事務職のため職場でも歩く量はたかが知れています。
そして何よりもうずーっと睡眠不足の日々を重ねてきました。
寝つきが悪い上に暗がりでスマホを何時間もいじり、やっと寝たと思ってもトイレで夜中に2回は起き、ふと気づけば朝。
まるで寝た気がしない…という毎日で、良くないなと思いながらも、日中さほど眠いわけでもなく、子供が寝た後の時間がとても貴重な一人時間、すぐ寝るなんてもったいない! と思ってしまっていたんですよね。
もともと平熱が高く37度近くあり、片頭痛持ちではあったものの風邪はほぼひかなかったので、自分は免疫力が強いんだと信じて自分の体をいじめてきたような気がします。
そんな中のがん宣告。
乳がんは遺伝も関係あるようで、運動不足と寝不足だけでがんになったとは思いませんが、関係なかったとは思えず、加えて気の短い夫に対するストレスも加わり、病気になる土台は揃っていたのだなと思います。
生活改善に取り組み中
今は、筆子さんの記事を何度も読み、何十年も放置してきた、時間がないから運動できない、結局めんどうくさくて運動しない、というどうしようもない思考回路というか言い訳にしっかり向き合い、
運動をし正しい食事をしてしっかり眠ることこそ最優先事項であると心して、真剣に習慣づけるべく努力中です。
ちなみに食事は以前から一応気にはしていましたが、今は小麦と乳製品を控えています。
そして不思議なことに病気になって、より一層物の少ない落ち着いた空間に身を置きたくなり、そちらでも行動を起こしています。
もともといわゆるミニマリストと呼ばれる方々のブログを読み漁って、ある程度のモノは減らし、余計なモノはほぼないといえる状態でしたが、それでもごちゃつくリビング…
なぜか? と改めて考えると利便性を優先させるために色んなものを表に出しているんですよね。
図書館で借りた本やレンタルした娘用のコミック、在宅ワーク用の仕事のファイル、体温計、筆記用具…
一目でわかるようにと子供の時間割やバスの時刻表、学校のお便りなども壁やホワイトボードに貼り付けてあります。
もうこれだけでものすごいノイズですよね。
でもこれらを全てしまうのは現実的ではない(やったらきっとすごく不便になり、きっと戻すことになる)と思って何年もそのままにしていたんです。
でも今はこれらをなんとかしようと思っています。あいにくまだですが、まず手始めに子供の時間割や時刻表は収納扉の裏側に移しました。
まとまりがなく長文で本当にすみません。
うまく言えませんが、運動不足やら睡眠不足やら、そういうものと部屋の乱れって何かつながっているような気がして、だからこそ断捨離ブログの中に運動の記事があっても全く違和感なく、むしろ読者に求められているのでは、と思います。
逆に自分の体を労って満足して日々暮らしている人の部屋はきっと片付いていて美しいのだろうな、と思うのです。
私もそうなりたいです。
これから始まる病気の治療は正直大変ではありますが、一病息災と思って、筆子さんのブログを心から楽しみに、これから頑張っていきたいと思っています。
本当にありがとうございます。
きりこさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
カーブス知ってます。私は行ったことがありませんが、母(89歳)がもう6年ぐらい通っています。今は週に2回ぐらい行っているそうです。
早めにがんを見つけることができてよかったですね。
早期のがんであれば、9割以上治りますから。治療はつらいでしょうし、何かとお金も出ていくでしょうが、くじけず取り組んでください。
運動不足の記事を読んでも行動を変えない人は多い
きりこさんが、運動不足の記事をもっと早く読んでいても、何も行動は変わっていなかったかもしれません。
30代、40代の人は、まだ若くて元気だから、運動不足や睡眠不足の弊害と言われても、ピンと来ないんです。
「運動不足も睡眠不足も健康によくない」という知識はあっても、自分の行動は変えません。
人間は物事を楽観視する傾向があるので⇒楽観主義バイアスを知って、よりよい人生を生きる(TED)
自分だけは病気にならないと思い込み(これは無意識レベル)、夜更かししてもいいし、えんえんとスマホを見ていてもいいし、運動もしなくてもOKなのだ、大丈夫だと結論づけます。
私のブログを熱心に読んでくださっている読者の中にも、読むだけで、読んだことを実践する人は少ないと思います。
いい話を聞いて、「なるほど、これいいね。私もやってみたい」と思った人1000人のうち、実際に行動する人は100人で、継続する人は1人、という話を、聞いたことありませんか?
この数字に信憑性があるかどうかは別にして、人はそれぐらい、新しい行動を起こさないのです。
病気がきっかけとは言え、行動を起こし始めたきりこさんは、すばらしいですね。
ぜひ、少しずつ生活をいい方に変えていってください。
視覚的ノイズについて
確かに何でも外に出しておいたほうが、見たいときにすぐに参照できるし、手に取るのも簡単です。
しかし、周囲に文字情報の書かれたものがたくさんあると、視覚的ノイズになるので、「どうしても外に出しておいたほうがいいもの」だけを出したほうがいいですよ。
周囲がごちゃごちゃしているとリラックスも集中もできませんから。
文字が集まっている場所の見直し:視覚的ノイズを減らす(その4)
私も、娘が小学生のとき、担任の先生がくれた予定が書かれたマンスリーカレンダーは、小さなパントリーの扉の裏に貼っていました。
1日に1回、毎晩、翌日の予定を確認するために見るだけなので、ずっと外に掲示しておく必要はないと思ったからです。
一度、全部しまい込んで(不用な物は捨てる)、「外にないと困る」と思ったときに、改めて、外に出してはどうでしょうか?
それでは、きりこさんの病気が一日も早く治ることをお祈りしています。
どうぞお大事に。
*****
読者のお便りを紹介しました。
病気にならないにこしたことはありませんが、生きている限り、病気や怪我と無縁ではいられません。
体調が悪いと、気落ちすることも多いでしょうが、どれだけ落ち込んでも、現実は変わらないから、気持ちを切り替えて、自分や家族のためになる選択をしてください。
それではあなたも質問、感想などがありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。