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古い物と新しい物があって、どちらを先に手放したらいいのか迷っています。アドバイス、よろしくお願いします。
こんな質問をいただきました。
この記事で回答しますね。
メールは引用しないで、とあったので、質問だけ、ピンポイントで紹介します
差出人はIさんです。
どちらを先に捨てたらいいのか?
箱に入ったままの新品の靴(パンプス)が2足あります。これを1足ずつ手放そうか、もっと古いものから手放した方がいいのか迷っています。
その他の情報:
・片付けが途中で止まっていて、年齢上、心は焦るばかり。
・どうしても積んである新しい物から手放すことになっている。
・古い雑多なものとパンプスを両方手放す方がいいとは思っている。でも、手放すのが苦手。
Iさん、こんにちは。メールありがとうございます。
率直に言って、「どちらを先に捨てようか」、なんて悩む必要はありません。
どちらでもいいので、もういらないなら、さっさと手放してください。
Iさんは、悩まなくてもいいことを悩むのに、時間やエネルギーを使ってしまい、肝心の捨てる行動ができないのかもしれません。
「年齢上、心は焦るばかり」と、メールにありましたが、これ、どういう意味ですか?
捨てることに年齢は関係ないです。妊活じゃないですから。
「もうすぐ、足腰が立たなくなりそうだから、早く捨てたい」とか、「◯◯歳になったら、今の家を出なきゃならないから、早く捨てないとまずい」といった事情がありますか?
そういうのがなかったら、年齢なんて気にする必要ありません。これで、1つ、心配事が減ります。
というわけで、どちらを捨ててもいいのですが、これで終わると、身もフタもないので、8つアドバイスしますね。
1.順番は気にしない
捨て方や捨てる順番にこだわって、肝心の捨てる行動に出ない人がたくさんいます。
やり方にこだわるより、実際に捨てることに意識を向けてください。
近藤麻理恵さんは、服⇒本⇒紙⇒小物⇒思い出グッズの順番に捨てろと本に書いていますが、この順番どおりにやらなくても、片付きます。
私は、こんな順番では捨てていませんが、それなりに物は減りました。
まあ、私も本に、「初日は服を捨てて~」、と書いていますが、これはあくまでも、捨てるとっかかりとして提示しているモデルプランです。
このとおりにやらなくたって、毎日、せっせと不用品を捨てていたら、いつか必ずきれいになります。
逆に言うと、捨てないと片付けは終わりません。
近藤麻理恵方式は本当にリバウンドしないのか?~捨てる順番を間違えたらだめなの?
というわけで順番はどうでもいいのですが、捨てる順番の指針となる考え方を以下に6つ書きます。
2.捨てやすい物から捨てる
靴が新品なのはわかりましたが、「古い雑多なもの」も靴ですか? それとも靴ではない何かでしょうか?
もし、古い物が靴ではなく、押入れの奥のほうにしまってあって、そこへたどり着くまでに、あまたの物を撤去する必要がある、ということなら、手近にある靴を酒に捨てればいいですね。
靴以外でも、捨てるハードルが低いものからどんどん捨てていって、捨てる筋力づくりみたなものをするといいと思います。
次第に環境が整ってきて、思考もクリアになり、決断力がつきます。少しずつできる部屋の余白が励みにもなるでしょう。
3.人に譲るなら新しいうちに
その靴をフリマで売るとか、誰かに譲るつもりなら新しいうちにそうしたほうがいいです。
特に日本は、新品のほうが喜ばれます⇒お金を貯めたいなら今すぐ捨てたい、日本人ならではの3つの習慣。 1番の新品信仰のところをお読みください。
Iさんだって、1970年代の靴をもらうより、21世紀の靴をもらったほうがうれしいと思います。
古い物も新しい物も、自分にとって価値がないことは同じですが、次に使う人にとっては、新しい物のほうがいいので(骨董品などは別ですが)、新しいうちに手放すわけです。
4.家電などは早めに処分
家電や大きな家具の処分にはお金がかかります。
捨てるのにかかるお金は、今後増えることはあっても減ることはないでしょう。
処分料金が安いうちに捨てたほうがいいと思います。
5.維持にコストがかかっている物から捨てる
どんな不用品でも、持っていれば管理にコストがかかります。
コストがかかる話⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい
こちらでも説明⇒もったいないから捨てない。この決断のせいであなたが失っているたくさんのもの。
ですが、特にコストがかかるものがあります。
わかりやすく説明するために極端な例をあげると、あまり乗っていない車と、大学で使った教科書と、どちらが管理や維持費がかかるかといったら、車ですよね?
この場合、車を手放したほうが、家計によい影響があります。
心理的に大きく負担になっている物も、先に捨てると、早く気が楽になります。
6.異様に邪魔な物から処分
いまの自分の生活に、すごく邪魔になっている物から捨てれば、即、生活の質があがります。
押入れの奥のほうにしまってある箱を、そのまま放置しても、とりあえず生活できます。
ですが、毎日のように使っている場所、下駄箱、玄関のたたき、クローゼット、キッチンのカウンター、ダイニングテーブル、ベッド、ソファなどに、いまの自分の生活と関係のない物がたくさん入っている(置いてある)と、使いにくくてしょうがありません。
日々、ダイレクトに邪魔になっている物から捨ててください。
では、ここから、考え方のアドバイスを2つ書きます。
7.捨てるのが苦手なら
Iさんは、「手放すのが苦手」と書かれていました。
もし、手放すことを得意になりたかったら、捨てる行動を何度もするしかありません。
楽器の演奏、スポーツ、料理などと同じです。
やらない限り、うまくなりませんよね。
「私は捨てることが苦手なの」という自覚があるなら、よりいっそう、捨てることに励んでください。何度も捨てているうちに、うまくなります。
「苦手です」で止まっていても、何も変わりません。
確かに、向き不向きはありますが、べつに、スーパーミニマリストやカリスマミニマリストになるわけではありません。
ちょっとでも、ガラクタが減ればいいのですから、自分なりに、捨てることを続けてください。
8.考える前に動く
部屋をきれいにする、汚部屋を片付ける、所持品を減らす、こんなゴールがあるなら、四の五の考える前に、行動してください。
強くおすすめ⇒捨てて、捨てて、捨て続ける
全くおすすめしない⇒ぐずぐず考え込む
「どっちを捨てたらいいのかしら?」と悩んでいると、捨てない理由や言い訳がどんどん出てきます。
すでにIさんの頭には以下の2つの言い訳が生じています。
・新しいのと古いのとどちらを捨てたらいいのかわからない。わかるまでどちらも捨てないでおこう。
・私は捨てるのが苦手だから、捨てられないのも仕方がない。現状維持でいこう。
考えこまないで、とりあえず、手元にある靴やその他の物を捨てていたら、それだけ不用品が減ります。
「部屋に物がいっぱいあって、最悪すぎる」と思っても、できることは必ずあります。
いまの自分ができることを1つひとつやってください。
行動することで、道が開けてきます。
それと、新品のその靴、自分ではくことはできないんでしょうか?
自分が利用できるなら、それにこしたことはないですが。
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