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断捨離テクニック

こんな人の家にはガラクタがいっぱい。物をためこんでしまう5つの性格

ガラクタがたまる理由は家の中に物を入れてしまうから。しかし、なぜそうしてしまうのか、その原因は人によって違います。

今回は、ガラクタをためやすい性格を5つ紹介します。性格と言っても、ほとんどが後天的な生活習慣。性向と呼んだほうがいいかもしれません。

自分がガラクタをためる傾向を知り、少しずつ直して行けば、家の中は次第にきれいになって行きます。

1ヶ月だけその習慣をやめてみると、シンプルライフへぐんと近づくはずです。身に覚えのある方は試してください。



1.先のことに手回しが良すぎる人

このタイプの人は、シーズンが終わった直後に次のシーズンで使うものを安く買います。たとえば夏の終わりのバーゲンで水着や熱中症対策グッズを買い込む人です。

バレンタインデーが終わったあとに、来年のバレンタインデーにそなえてかわいいハート型のクッキーカッターやカード、りぼん、ラッピング用品を買います。しかも、安くなっているのでその買い方がはんぱではありません。

まだ子供が生まれたばかりなのに、大きくなったら読ませようと子供向けの絵本をシリーズでそろえたりします。

いつもちょっと先の未来のために、どんどんモノを買い込むので、物はいっこうに減りません。

こういう人のガラクタの特徴は、「ほとんど新品である」ということと、「今の生活から切り離されているものである」ということ。パッケージを開けていないものもたくさん。

今日を生きているというより、ちょっと先の未来、それも本当に来るかどうかわからない未来を生きています。

今は簡単にいろいろな物が手に入るので、そんなに早くから何もかもそろえる必要はありません。

「本当に必要になるまで買わない」というルールをもうけ、1ヶ月続ければ、ガラクタの数は減って行きます。

2.何でも形から入る人

何かを始めるとき、すべてを完璧にそろえないと気がすまない人です。たとえば天皇、皇后両陛下がスロージョギングをしている姿をテレビで見て、自分もやってみようと思ったとします。

まずジョギングシューズ、特に足を痛めない靴底の薄い、フィット製のある靴を買います。しかも2足。「1足ばかり履いていると傷みが早いから」という配慮からです。

次にランニング用のソックスを買います。今、ランナーの間でブームになっている疲れにくい高級な、スポーツ用の5本指ソックスです。

5本指ソックスはいろいろな面でおすすめではあります⇒知らないと損する5本指靴下の健康効果~履き心地の良さには理由あり

それからウエアを買います。汗を吸いやすい素材で速乾性のあるTシャツやUV効果のあるウエア、短パン、ジャージ。さらに雨の日でも大丈夫な撥水性のあるウィンドブレーカーも買います。

ハートレートモニターや心拍数も測ることができるGPS機能付きのランニング用ウォッチを買います。

野球帽、タオル、日焼け止めも買います。なぜか万歩計も買い、日々のランニングの記録を取るため、スマホのアプリもダウンロード。

ジョギングの正しいフォームを勉強するために、本やDVDも買います。本を見たら、「ランニングで怪我をしないためには、事前に筋トレをしておくほうがいい」と書いてあったので、今度は筋トレの本を買います。

まだ走り始める前からこんなに物が増えてしまうのです。

こういう人は準備に時間を費やしすぎて、なかなか走り始めることができません。その一方で「走るのに必要なもの」を次から次へと思いついてしまうのです。

すべてにおいて、完璧に物を揃えようとするので、物の数はいっこうに減らないのです。

このような人が物を減らす方法はごくシンプル。形から入るのをやめるだけです。

何かを始めるとき、できるだけ手持ちのもので間に合わせるか、それがないとどうしても始まらない本質的なもの(ジョギングで言えば靴)を1つだけ揃えます。

「あとは必要になったとき買い揃えればいいや」と気楽にやり始めれば、物はいたずらに増えません。

「私、形から入るひとだから」と言い訳して、買い物することもやめましょう。





3.お買い得商品を買い続ける人

街で見かけた無料のものや、ちょっとお得な物を、何でもかんでも家に持って帰らないと気がすまない人です。

買い物に出かけたとき、セール品のワゴンを見つけたら、絶対そこから何か買わないとすごく損な気がして、必ず買います。

洋服の夏や冬のバーゲンもかかさず出かけ、すでに家のクローゼットに服はいっぱいなのに、「だってめちゃくちゃお得だもの」と言って新しい服を買います。

お得なこと、節約術などに興味があり、株もちょっとやっていて、株主優待のバーゲンもしっかり活用。

映画も試写会で見てプレゼントをもらったり、前売り券を買って先着プレゼントをもらいます。懸賞にもよく応募して、特に使うあてもないものを、1つまた1つともらい続けます。

このような人が買いものする最大の理由は「値引き品だから」。

雑誌もおまけ目当てで買います。

家の中には、雑多なおまけ的商品が山のようにあります。「お得だから」という理由で持ち帰った物たちで、部屋の中の気の流れがどんよりしています。

このタイプの人は、1ヶ月だけ「無料のもの、値引きされているものは絶対家に入れない」ようにしてください。

無料のものには実はひもがついていることを忘れてはいけません。目には見えないそのひもは、別の有料のものに結びついています。

「ただの物」の誘惑に負けない方法はこちら⇒断捨離の天敵、無料サンプルや値引き品の誘惑に打ち勝つ5つの方法

1ヶ月間だけ生活リズムを変えるには、30日間チャレンジがおすすめです⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

4.用心深すぎる人

なんでも2セット揃えないと生きていけない人です。

手持ちの歯ブラシが1本ということはありません。3本は持っています。石けんや化粧品も同じ用途のものがいくつも洗面所の引き出しに。

日焼け止めも3つ、洗顔フォームも3つ、化粧水も3つ、乳液も3つ、クレンジングクリームも3つ、メイクアップ化粧品も、ドレッサーの引き出しからあふれんばかりに入っています。

口紅は38本、マニキュアは62本。

タオルも現在使っている物、洗い替え用、旅行用、お客さん用といくつも持っています。

トイレマットとフタカバーのセットも4種類あります。

トイレタリー製品だけではありません。台所用品も同じ調子です。まな板も包丁も鍋もすべて2セット以上持っています。各種便利な調理雑貨も引き出しにぱんぱんに入っています。もちろんこの人は、ごくふつうの人で料理人ではありません。

ふとんやシーツも同様です。靴や洋服に至っては説明するまでもないでしょう。

このタイプの人は1つあれば充分なのに、なぜかすべて複数持っているのです。

1つだけでは心配なのです。こわれるかもしれない、なくすかもしれない、規格が変わってもう手に入らないかもしれない、と。

それに、同じ用途のものでもバリエーションがほしいのです。鍋は調理する量や、レシピの違うものそれぞれに最適なものを持ちたい」というように。

また「1つだけ選ぶ」ことができないという理由もあります。いさぎよくないのです。

このような人は物に過剰に頼っています。物や道具は自分の頭脳、身体、手足の延長線上にあるものです。

あまりに物に頼り過ぎると、本来自分にそなわっている知力、創造力、体力はどんどん衰えていきます。

1ヶ月だけ「家に似たようなものがあるなら買わない」訓練をしてください。何10年も眠っていたクリエイティビティが開花することでしょう。

5.収納の達人

収納がうますぎる人もガラクタをためてしまいます。このタイプの人はさまざまな理由からものすごい量の物を持っていますが、すべてを完璧なまでに収納しています。

子供の写真はアルバムに年代ごとに貼っています。そのアルバムも15冊ぐらいあります。3つある本箱には、本の大きさや背表紙の色をそろえて、美しく本が並べられています。

台所は整然としていますが、システムキッチンの引き出しを開けると、物がうわっとあります。粉物はすべておそろいの透明のガラス瓶に入っていて、ふたに貼ったラベルに中身を表記。

次の引き出しをあけると、白いプラケースが並んでいて、乾物やらの袋やチューブがまるでお店のディスプレイのように入っています。

クローゼットの中の引き出しをあけると、こんまりのたたみ方で、Tシャツやトップスがきれいなグラデーションをなして、整然と並んでいます。靴下も下着も同様です。すべて立ててしまう収納です。

家中のあちこちに、半透明の引き出しケースがあり、夕方になると白い影が家のあちこちからぼんやり浮かび上がってきます。

たんすを開けると、必ず入っているのが仕切りケース。化粧品、文房具、アクセサリーなどの小物はこうした仕切りに整然と並んでいます。

洗面所やトイレのあたりはカゴだらけです。

整理整頓や片付けが大好き。暇さえあれば、新しい収納術を研究。100円ショップ、無印良品、ニトリ、IKEAの収納グッズについてはそのへんの店員よりよく知っています。

物が増えると必ず新しい収納グッズを買います。いつも「もっと収納スペースのある大きな家に引っ越せば、きれいに片付くのに」と思っています。

このタイプの人はもしかしたら、物を減らしたいとは思っていないかもしれません。しかし、万が一減らしたいのなら、収納家具、収納雑貨をすべて捨ててください。





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