シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

もらい物を捨てられないのは、自分の問題と他人の問題を混同しているから。



どうしても捨てたい物があるけれど、毎回捨てずに戻してしまっている、という相談メールをもらいました。お母さんからもらった物だそうです。

今回はこの質問に答えます。

プレゼントを捨てられない理由はいろいろありますが、「自分の物なら捨てられるんだけど」と思う人は、自分の問題と人の問題をごっちゃにしているのかもしれません。問題を切り離してください。

まずメールをシェアします。たまこさんからいただきました。

母親にもらった食器セットが捨てられません

件名:勉強になります

初めまして。

昨年まで3年間片づけで迷走していて、ある程度自分の考えがまとまったものの結局満足する結果にはつながっていませんでした。

そんなところに昨年筆子さんのブログに辿りつき本当に頭の中の霧が晴れた気がしました。

まだまだ問題のある、人を呼べない状況ですが、かなりの物を処分してきました。

しかし本当に何度も処分しようとしては元の場所に戻している物についてご相談をしてみようと思います。

実家の両親がもう金婚式をとっくに過ぎていますが、ずっと仲が悪くお互いにかなりの高齢ですが改善の見込みは無く冷え切っていく一方です。

なぜここまで結婚生活が続いたかというと、お互いに死ぬのを待っていたからです。

この辺、まさに人間関係のお片付けを間違ったんだなぁと思います。ここまで来てしまっては今更離婚も選択しづらいようです。

そのためお互いに良い思いをさせないということに必死です。

私は高齢の両親がいついなくなるか分からないので唯一の孫である子供を頻繁に顔を見せに連れて行っている状況です。

そこで母がいただきもののいい食器などを私に寄越しました。手作りのガラス器のセットやちょっと高級な陶器のデザートセットや焼き物の大皿などです。

問題は実家が10年程前に家を建て直した際に食器がなくなったりして今現在一般家庭とは思えないような状態なことです。

まともな食器がないというか、料理を盛り付ける時にどうしたらいいのか毎回迷うような状況です。例えば麺類を食べるのに丼がないという感じです。

そこで今まで寄越されていた食器類を実家へと思うのですが、父に使わせたくない一心で母が怒ります。あえて波風も立てたくなくて結局持って行っても持ち帰りました。

余りに食器がひどいので何度か様子を見ながらしたのですが無理でした。

私には自分で機会をみては揃えてきたシリーズの食器や趣味の食器など十分好みの物があります。

できれば処分したいのですが、実家の食器の状況を見ると処分しづらいです。しかも父に使わせたくないというおかしな理由で私に寄越しただけで父がいなければいいものは自分で使う母です。

もし母が後に残ったとすれば持って来いと言うのは明らか。

実家へ顔を出すたびにちょっとみじめな思いをする食器を使わざるを得ないのも気持ちが落ち込みますし。

やはり場所ふさぎですし見るたびに嫌な思いをしていますが、これらの食器類は処分しちゃ駄目ですよね。何かの勢いで一気に処分してしまいそうで怖いです。

たまこさん、メールありがとうございます。

この質問の回答を一言で書くと、

その食器が不用なら捨てればいい。

となります。

「実家の両親が」から「気持ちが落ち込みますし」までの18行は、たまこさんがもらった食器を捨てられない理由として書いているのだと思います。

ですが、私に言わせれば、この750文字あまりの説明は、自分が、自分の物である食器を捨てるか捨てないか決めるときに、考慮する必要のない部分です。

以下の問題は、食器の断捨離には関係ないのです。

●実家にまともな食器がないこと

●お父さんとお母さんの仲が悪いこと

もらった物は自分の物である

たまこさんはお母さんに食器をもらったのですから、それはもう自分の物です。

不用なら捨てればいいのです。

シンプルに考えてください。

お母さんが一人になった時、食器を持ってこいというのは明らかだ、と書いていますが、本当に明らかなのですか?

その根拠は何ですか?

ふつう、人は、あとで必要になるものを他人にはあげません。その場合は、「しばらく預かっておいてくれ」と言うでしょう。

何らかの理由で、勝手に捨てると母が怒るかもしれないと思うなら、「このあいだもらった食器、捨てていい?」と聞けばいいのです。

確認するのです。

「え、あれはみんな上等なんだから捨てちゃだめよ」とお母さんが言ったら、「じゃあ、お母さん、使ってよ」と突き返してください。

お母さんが受け取るのをこばんだら、捨てるだけです。

以前、着物を捨てる話で似たような相談に答えています。参考にしてください⇒着物の断捨離と湯シャンのやり方に関する質問に答えます。 

義理のお母さんから趣味に合わない体重ベアをもらった話⇒親がくれた物を捨てたいのに捨てられない、そんな悩みの解決法。

くれた人から嫌われたくないという理由で、捨てないほうを選ぶことは、他人軸な生き方です。このさいそんな生き方は食器と一緒に、捨ててください。

それに親は通常、子どもが何をしても、しなくても、子どもを嫌ったりはしません。


ほかの問題は1つずつ解決する

さて、食器を捨てるべきか、捨てざるべきか、という問題はこれで解決しました。

ほかの問題は断捨離とは関係がないし、べつにアドバイスを求められているわけでもありませんが、「私ならこうする」という解決法を提示しておきます。

実家の食器の品揃えが不満だ、という問題

たまこさんは、もらった上等な食器セットをお母さんに返して、その食器を使って、実家で食事をしたい、という希望があるようです。

今の実家の食器の状態に不満があるのですよね?

実家にある食器を使うと「ちょっとみじめな思いをする」と書いていますから。

この問題は以下の方法で対処できます。

1.自分が実家で使いたいと思う食器セットを親にプレゼントする。

2.自分と自分の子どもが実家で使う食器はその都度持参するか、実家に置かせてもらう(マイ食器の導入)。

3.実家では、キャンプに行ったと思って、ない生活を楽しむ。

4.他人の家なのだから、他人の流儀に従う(郷に入っては郷に従え)。

5.食器に対するスタンダードを下げる(他人の家の食器に対する期待値が高すぎるので修正する。完璧主義を手放す)。

1番の方法は、お母さんとお父さんが嫌がるかもしれません。たまこさんが、お母さんにもらった食器を持て余しているように、ご両親も自分の好きな食器を使いたいと思うでしょう。

2番の方法をとれば、自分の好きな食器を使えますが、お父さんとお母さんに説明する手間が増えます。

いちばん簡単なのは、ご自身の「食器はこうあるべきだ」という思考を変えることです。

メールにある「食器を盛り付けるときに毎回迷う」とはどういう状況なのかなあ、と私は思うわけです。だって、お母さんのところには、あまり食器がないんですよね?

うちだって丼なんかありません。塗のお椀もありません。我が家の食器状況⇒ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合

食器の数が少なかったら、ある物に盛り付けるしかないので、どちらかというと迷わなくなります。

我が家では、汁物などの液体はマグかボールに入れます。個体の食品は皿の上です。

「これはこの食器に入れるべきだ」という思い込みをはずせば、もっと柔軟に対応できます。

ティーセット

好きな食器は自宅で楽しみながら使えばいい。

お父さんとお母さんが不仲の問題

お父さんとお母さんがとてつもなく仲が悪いのは、残念なことだと思いますが、他人の問題なので、たまこさんにどうこうできるものでもありません。

その点については、こちらの記事をお読みください⇒実家がゴミマンション化。片付けられない母親をどうしたらいいのか。

両親はお互いが死ぬのを待っている、とたまこさんは書いていますが、これはたまこさんがそう思っているだけかもしれません。

実際に、お父さんとお母さんそれぞれから、そういう話を聞いたわけではないですよね?

家族問題の相談メールの返事によく書いていますが、あまり、他人が考えていることを、自分で決めつけないほうがいいです。いくら家族だからって、他人の考えていることまでわからないのです。

人は、自分の本当の気持ちだって、よくわかっていないことがあります。

モーニングページを書いたり、ブレインダンプをしていると「私って、こんなこと考えていたんだ」とか「私って、こんなことやりたいと思っていたんだ」と気づくことがあります。

人の考えていることは、そんなに単純に「~である」とは言えません。どんなことにも表と裏があります。また、時間とともに人の考えは変わります。

よって、「改善の見込みは無く冷え切っていく一方」というのは、あくまでたまこさんがそう決めつけているだけなのです。

決めつけるのをやめて、ゆらぎとか、グレーゾーンがあることを認めるともう少し毎日が楽しくなると思います。

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家族からいらない物をもらった、好みでない物を押し付けられた、捨てるにはどうしたらいい?という質問はわりと多いです。

捨てることに悩むぐらいなら、最初からもらわないでください。

断ればいいのです。

10代~20代半ばぐらいならまだ親の影響が大きいかもしれませんが、30代すぎたら、もう完全に別人格です。「いりません」と言えばいいだけです。

いくら親でも、力づくで物を押しつけたりしませんよね。

「もらわない」「ノーと言う」。

この2つをおすすめします。


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