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セルフエスティーム(self-esteem)を高める方法を10個紹介します。
セルフエスティームとは「自分はこれで大丈夫だ」と思う気持ち。ほどよいセルフエスティームを持っている人は、自分を過大評価も、過小評価もしません。無理をせず、等身大の自分で暮らし、気持ちが安定しています。
なぜ、セルフエスティームを高めたほうがいいのか?
セルフエスティームが低い人は、孤独であまり幸福ではありません。
毎日が楽しくないし、勉強や仕事に身が入りません。自分だけが不幸ならまだしも、周囲の人まで不幸にすることがあります。
自分に自信がなく、情緒が不安定なので、ひどい時は、人に危害を加えかねないのです。弱いものいじめしたり、育児放棄したり。
断捨離という面からいうと、物を買いしすぎてしまいます。セルフエスティームの低い人は、自分のことをネガティブに評価しているので、外的承認を必要としています。「物をたくさん持てば大丈夫だ」と思いがちなのです。
自分を大事に思えない人は、時に、かなり深刻な心理的問題をかかえていることがあります。
ですが、単なる思考のクセで、自信がないだけなら、以下のようなことをすると、改善されます。
1.姿勢をよくする
姿勢をよくするだけで、自信がみなぎってきます。背筋をしゃんと伸ばして、胸を張り、腰に手を当ててください。スーパーマンのポーズです。心理学ではパワー・ポーズ(power pose)と呼ばれています。
姿勢がいいと、周囲の人に、「ああ、この人は自信があるんだ」とわかりますが、姿勢をよくした本人の体内でも、ホルモンの分泌が変わります。
男性ホルモンであるテストステロンが増え、ストレスホルモンのコルチゾールが減るそうです。
断捨離前に、物が多すぎて、心が折れそうになったときは、うなだれるのではなく、ガシっと大地に足を踏みしめて、姿勢よくしてください。
ちなみに、人前でスーパーマンのポーズをすると、変に思われるかもしれないので、人に会う前、1人でいるときにこのポーズを取り、人前では、にこやかに応対してください。
2.深呼吸する
深呼吸はリラックスするのに有効ですが、自信回復にも効果的です。深い呼吸をすると、より酸素が脳に行くので、自然に自信がわいてきます。5分~10分ぐらい、呼吸に意識を向けてください。
緊張したときだけでなく、ふだんから、深呼吸するクセをつけておくと片付けも進むことでしょう。
3.運動する
運動をすると、誰でも気分が明るくなります。20分ぐらい、早歩きしたり、ちょっと走るだけで、楽しくなって自信も生まれます。
ミニトランポリンもおすすめ⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果
4.自分を責めるのをやめる
誰でも心の中で、いつも自分のことを批判しています。意識的にこの批判をやめてください。
例えば、私なら、「ああ、またナッツを食べ過ぎてしまった。私って本当に意志が弱い人」とよく思いますが、セルフエスティームをあげるためには、こういう批判はしないほうがいいのです。
「私ってだめな人間だ」「何もかもうまくいかない」「最悪だ」「生まれてこなければよかった」と思えば思うほど、セルフエスティームは低くなります。
自分を批判するにしても、もう少し建設的でポジティブな表現に変えてください。
「またナッツを食べ過ぎてしまったが、一時期よりは減ってきている。明日は、おわんに8分目だけ入れて食べればいいな」とか。
「一時期より減ってきている」は、自分ができるようになったことを認めています。「おわんに8分目だけ入れる」は、改善するための前向きな計画です。
☆セルフエスティームの高い人はこんな人⇒セルフエスティーム(自分を愛する気持ち)が高い人の12の特徴
5.自分のいいところを3つ考える
2分ほど時間をとって、自分のいいところを3つ考えてください。
たとえば、私であれば、
●毎日おもしろいブログを書いて、読者を楽しませている。
●毎朝娘の部屋を片付けるいいお母さんだ。
●きょうもちゃんと流しを磨いた。
別に大きなことでなくてもかまいません。隣の猫に親切にしたとか、ゴミの日を忘れなかった、とか、そういう些細なことでいいのです。
口に出したり、紙に書くのも効果的です。
モーニングページに書いてはどうでしょうか⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
毎日やると、セルフエスティームがあがるだけでなく、物事をポジティブに考えられるようになります。
6.自分と他人を比較しない
人と自分を比べるのをやめると、セルフエスティームは向上します。比べても何もいいことはありません。
比較をやめれば、よけいな物を買うこともなくなります。
比べない方法はこちらに書いています⇒人と自分を比べるのをやめる方法。比較をやめれば物を減らせる。
ものごとに感謝するのも効果があります⇒幸せになる最強の方法、感謝する気持ちがうむ7つの効果。
7.完璧主義を手放す
完璧にすることにこだわるのも、自信を失わせる元です。この世に完璧なことはないので、そこそこのところで手を打つ態度を持ってください。そうすれば、ずいぶん楽になります。
完璧主義の手放し方はこちら⇒完璧主義を克服する7つの具体的な方法。
8.自分の好きなことをやる
自分が楽しいと思うこと、自分が正しいと思うことをやってください。やりたくないことを無理にやろうとするから、心の負担になり、だんだん暗くなってしまうのです。
生活のためにやりたくないことを長時間やっている人も、毎日、自分が好きなことをやる時間をもうけてください。
9.新しいことをやってみる
何か新しい体験をするようにつとめてください。セルフエスティームが低い人は、「自分はこの世の中に対して、何の価値も提供していない」と思っています。それは、たぶん狭い世界にいるからです。
みにくいあひるの子は、あひるの世界ではみにくくて、周囲からいじめられ生きることに絶望を感じていました。
しかし、その世界を飛び出したら、美しい白鳥として、人々の目を楽しめる存在になりました。
どんな人にもいろいろな可能性があるのに、狭い世界にとどまっているから、その可能性を発揮できないのです。
今までやったことのないことをやってみたり、知らない人に会ってみてください。また、これまでの自分からは考えられないような、新しい視点や考え方を取り入れてください。
10.他人に親切にする
人に親切にするということは、自分に親切にすることです。他人にしたことはみんな自分に返ってきます。
セルフエスティームの高い人は、自分も他人も大事にしています。
ほんの小さなことでいいので他人に親切にしてください。
小さな親切の例:
●電車の中でお年寄りや妊婦さんに席をゆずる
●駅やビル、エレベーターで、次の人のためにドアを開けてあげる
●レジで順番をゆずる
●運転中、横から入ろうとしている車を入れてあげる
●家族や友達が悩んでいたら、話をしっかり聞いてあげる
●ちょっとしたことを手伝ってあげる
自分が人にしてもらったらうれしいことをやってください。
☆こちらでもセルフエスティームをあげる方法を紹介しています⇒本当の自分に出会う:セルフエスティームをあげるマニュアル(TED)
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自分を好きになる方法を10個書きましたが、自分が取り組みやすいものから試してください。
私はモーニングページに、毎日、感謝することを3つ書き始めて10ヶ月たちました。何も書いていなかった頃より、楽しくなってきたように思います。