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サイバーマンデー、ボーナス、クリスマス、お正月、福袋、セール。これから買い物が楽しい時期ですね。ですが、調子にのってクレジットカードをスワイプしていると、ガラクタばかりがたまり、お金はどんどん出て行きます。
今回は、特に買い物が好きな人のために、衝動買いをなるべくしない方法をお伝えします。いずれも私が使っているルールです。
買い物が好きな人とは、
●買い物が楽しく、新しいものを手に入れるの好きな人。
●しばらくしてクレジットカードの請求書を見た時、青ざめて後悔する人。
●さらに時間がたってから、断捨離中、ガラクタを見て「こんなもんにお金を払って、ほんと、私ってばかじゃないの」と自己嫌悪に陥る人
こんな人を想定しています。
買い物好きさんむけの対策なので、全く買わないわけではありません。できるだけ衝動買いをやめて、本当に好きなものを買うお金を、残すやり方です。
1.何も買わずに店を出ても問題ないことを頭に叩きこむ
店に入ったら、必ず何か買わなければならないという法律があるわけではありません。
ブティック、100円ショップ、アウトレットモールに行ったときに目当ての物がなかったら、何も買わずに店を出ましょう。
たとえば洋服を買いに行ったとき、本当にほしいものでなかったら、次点で満足せず、手ぶらで店を出ればいいのです。
「せっかくわざわざ買いに来たんだし」なんて思って、本命以外の物を買えば、それがガラクタになります。
「休みの日に遠いアウトレットモールまで来たんだから、買わなきゃもったいない」と考えるのは間違っています。
いらないものを買うほうがもったいないのです。買えばお金が出ていきますし、物を家に入れれば、さまざまなコストが発生します。
物を家にいれることで生じる費用についてはこちらに詳しく書いています⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい
また、無駄遣いしやすい人は、お店に入ったとき、目当ての物1つだけをレジに持っていくことができません。子供のために100円ショップにノートを買いに行ったら、ノートだけを持ってレジに行けばいいのです。
ついでに、ペンやシールや、プチマフラーや液晶タッチができる手袋や、クリスマスのオーナメント、ガラスのジャーにお菓子なんて買っていたら、2000円ぐらいあっというまです。
必要なものがあるときは、その売場へ直進し、周囲は見ずに速攻でノートを選び、レジに走ります。借り物競争の要領で、買い物をしてください。
100円ショップで、100円のものを1つだけ買うことは、けちくさいことでも何でもないのです。観客不在のところで見栄をはっても意味がありません。
2.自分の時給を知っておく
時給でアルバイトをしている人は、自分の時給を知っていると思います。出来高制のフリーランサー、サラリーマン、主婦、学生も、毎月の収入を自分が働いている時間で割って、時給らしきものを算出しておいてください。
何のために時給を知っておくのか?
もちろん、売り場で買おうと思っている商品の値段と比べるためです。それを買うために、あなたはいったい何時間働かなければならないでしょうか?
お金を稼ぐのは大変ですが、使うのはあっと言う間。額に汗して稼いだお金をすぐにガラクタになるようなものに投じていいのでしょうか?
物を買う前に、必ずその品物が自分の何時間分の働きに値するか、暗算してみてください。
時給を計算するには、自分の毎月の収入をしっかり把握しなければならないので、予算をたてることにも役立ちます。
無駄遣いや衝動買いをして、お金をためられない人というのは、たいていお金の流れに無頓着です。
毎月どれだけのお金が入ってきて、どれだけのお金が出て行くのか。この現実をシビアに見つめることは、無駄遣いの抑止力として強く働きます。
1度、買い物に行くかわりに、家でお金の流れを調べてください。詳しいやり方はこちらです⇒経済観念のない人がお金を貯められる人になる8つのステップ
3.なぞそれを買うのか?買う前に必ず理由を確認する
人は、のどが乾いているだけなのに、おなかがすいていると思ったり、退屈しているだけなのに、疲れていると感じてしまうそうです。
何かが必要なことはわかっているけれど、本当に必要なものは何であるのか、わかっていないのです。
この人間の特性が、衝動買いや無駄遣いを引き起こす理由の1つ。私たちは、本当に必要でないのはもちろん、欲しいとすら思っていないのに、心の中にある穴を埋めるために、さまざまな物を買ってしまうのです。
退屈だからちょっとした刺激がほしかったり、お金を払うことで万能感を感じたかったり。
そこで、買い物するときは、必ず自分がそれを買う真の理由を考えてみましょう。心の穴を埋めるためだけの買い物ならしなくても大丈夫。他のことで埋められます。
衝動買いの心理はこちらに詳しく書いています⇒元浪費家のミニマリストが教える衝動買いの心理とそれを防ぐ5つの方法
4.「セール品を買わないチャレンジ」をする
「値段が安いから」という理由で買わないようにします。人は値引きされている(と思っている)商品を買うと、ドーパミンが出てうれしくなります。
私の夫が、さして必要でもないのにセールになっている物を買う理由がこれです。けれどもセールってそんなに珍しいことでしょうか?
フランスの小売店は夏と冬、年に2回しかセールができないように法律で決められています。ですが、日本の店はほとんど毎日、何かがセールになっています。
オンラインショップでも、必ずセール商品がありますね。アマゾンも毎日、セール品があります。私もたまに値段がさがっている電子書籍を買ってしまいますが、「値段がさがっている」という理由から、購買というアクションを起こしそうになったときは、ふだんの買い物の3倍以上、じっくり考えます。
買い物はその品物を気に入ったからするべきであり、値段が安いからするべきではないのです。
「値引き品」ばかり追い求めている人は、結局、トータルで、正規の値段で必要なものだけ買っている人より、お金を使ってしまいます。だまされたと思って、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年ぐらいのスパンで、「セール品を買わない生活」をしてみてください。
ガラクタは確実に減りますし、お金も残るはずです。
5.誘惑の源はとことん断つ
私は最近、買い物はめっきりしないのですが、たぶん広告を見ないからだと思います。買い物好きの人は、広告を見ると「買いたいスイッチ」が入ってしまいます。広告は徹底的に排除しましょう。
オンラインショッピングが多い人は、お店からのメールはすべて解除します。とくに、毎日時間限定のセールをやっており、それについて知らせてくるメールは決して見てはいけません。こういうセールをフラッシュセールと言います。
「今だけ」「この日まで」「数時間だけ」「期間限定」といった言葉で煽るメールです。よく考えてみれば、期間限定品を買わなくたって、生きるのに何の支障もありません。毎日「期間限定品」があるのですから。
むしろ、買わないほうがガラクタが増えないし、食べ物なら脂肪も増えないし、生活の質があがります。
こういうメールを見ていると、うまくセールで買えなかったとき、すごく損した気分になって、それがストレスになります。いつもセール情報を追っていると、せわしない気分になります。
あなたは貴重な人生の時間をこんなことににばかり費やしたいですか?
今たいていのメールがワンクリックで解除できます。楽天市場のメールは全部まとめて解除できます。店のメールを受けとるのをやめれば、チェックするメールが減って一石二鳥です。
さらに、いつも「お得な情報」を教えてくれる人を友だちにしてはいけません。また「お得情報」を流すサイトを見てはいけません。
そもそも本当に「お得」なんでしょうか?
1度この点をじっくり考えるべきです。人生全体を考えたら、むしろ損な情報である、と私は思っています。