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部屋がぐしゃぐしゃになりがちな人の生活習慣7つとその改善法を紹介します。
汚部屋とまでは行かなくても、いつもなんとなく部屋が散らかっている人がいます。こういう人は、きれいな部屋の持ち主とはちょっと違う暮し方のクセを持っています。そんな習慣を7つリストアップしました。
1:1度でアクションを完結しない
たとえば、外出から戻ってきたとしましょう。部屋が汚い人というのは、コートを脱いで、すぐにハンガーにかけません。
なぜか椅子の背とか、ソファの上、ベッドの上、床の上(娘の場合)にコートを放置します。バッグもそうですね。置き場所にしっかり戻さず、そのへんに置きます。
コートなんて、外出から戻ったら、そのまま、とことことクローゼットの前まで歩いて行き、そこで脱いでハンガーにかければ、それ以上散らかりません。
ところが、散らかし屋さんは、なぜか服の置き場所に直行せず、間に、ワンクッション置いてしまいます。
帰ってすぐ収納すればストレスフリーなのに、そのへんに置いてしまうので、あとで、置いた場所からコートを手にとり、本来の場所に戻す必要があります。
これは仕事が2倍になることを意味しています。
忙しいのに自分で自分の手間を増やしているのです。
中には、ずっとソファの上に置きっぱなしの人もいるでしょう。この場合、他にも、しまわずになんとなくソファーの上に乗っているものがいっぱいあると思います。
ソファに何か1つ置いてしまうと、ぜったい他の物も寄ってきます(ガラクタの引き寄せの法則)。
部屋がぐしゃぐしゃの人は、それらが山になって、座る場所がなくなってから、ようやく掃除にとりかかります。
この場合、仕事が100倍ぐらいになっているでしょう。
最初に、物を1回で収納できるチャンスがあったのに、部屋を散らかす人は、そのチャンスをいつも逃すのです。
これはとってももったいないことです。物を出して使ったら、できるだけそれにさわる回数を減らすことを心がけましょう。
つまり一度ですべてのアクションを完了させるのです。めんどくさいと思うかもしれませんが、結局こちらのほうが何倍も時間と手間を省くことができます。
外出から帰ったら、どっこいしょと座り込む前にすべての物を定位置に戻すことを心がけてください。
2:物をためこんでいる
汚部屋の住人は所持品が多いです。
物が多すぎると、片付くものも片付きません。極端な例ですが、何もない部屋と、テーブルや椅子、本、雑誌、洋服ダンス、サイドボードのある部屋とどちらが片付けやすいでしょうか?
何もない部屋のほうが掃除がしやすいに決まっています。
部屋が片付かない人は、物を持ちすぎている可能性が高いです。それも特に今の生活に必要でもない物ばかりです。
15年ぐらい前に学校で使っていた文房具、8年前に友達の旅行のおみやげにもらったキーホルダー、4年前に買った雑誌、2年前に通販で買ったステッパー、半年前に買ったお香、1週間前に衝動買いしたマニキュア。
こうしたどうでもいいものがあちこちに雑然と置かれています。普段使わないので、どんどん上にほこりがたまります。
部屋が片付いている人は、ふだん使うものだけを持っている人です。
掃除が嫌いだ、掃除が苦手だ、と思う人ほど、物は減らすべきです。
3:物を隠す、それも秩序なく
部屋が散らかっている人の所持品は目に見えるところだけに散らばっているだけではありません。
ベッドの下や引き出しなどにもいろいろ入っています。お客さんが来る前に、急いでそういうところに物を隠したからです。
こうすると、その時は部屋がきれいになるかもしれませんが、後が大変です。何がどこに行ったかわからなくなるので、探さなければなりません。
見つからないので、同じ物をまた買ってくることになることも。
部屋が汚い人は物を隠してはいけません。お客さんが来る前にすべきことは「物を隠すこと」ではなく、「物を捨てること」です。
4:光るべきところを光らせない
光るべきところとは、台所なら流しやステンレスの調理台、バスルームなら鏡、寝室ならドレッサーの鏡などです。色で言うなら銀色の箇所です。
こういうところをきれいにしておくと、それだけでとても部屋がきれいに見えます。たとえ他が汚くても、本来ピカピカしているべきところは、ちょっとふいておいてください。
別に特殊な洗剤は必要ありません。水をスプレーして、ウエスで拭くだけで充分です。
ウエスの作り方⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
「ウエスは糸くずが出ていやだ」という人はマイクロファイバーのクロスを1枚用意しておきましょう。
24時間に1回磨いていれば、1つを磨く所要時間は、1分~2分です。
☆家事についてはこちらも参考にしてください⇒部屋がどんどんきれいになる7つの片付け習慣とは?~ミニマリストへの道(27)
5:買い物が多すぎる
ぐちゃぐちゃの部屋に住んでいる人は、物が多い人。物が多い理由は、買い物というアクションが多いからです。
自分はまぎれもない汚部屋に住んでいるが、もうこんな生活はいやだ、と思うなら、買い物を控えてください。
3ヶ月ぐらい何も買わないと、ちょっと変化が見えると思います。掃除や断捨離が苦手なら、「買わない」という行為を徹底するべきでしょう。
6:ゴミを増やすことに無頓着すぎる
散らかった部屋にいる人は、自分が日々どれほどゴミを出しているかあまり考えていません。
掃除も片付けもしたくないなら、せめてできるだけゴミを出さないようにしましょう。
5番で「買い物をするな」と書きましたが、もちろん必要な物は買わないと生きていけません。
そういう時、できるだけ包装の少ない物を選んでください。値段や機能より、「いかに包装が少ないか」「1度の買い物でいかに家に入る物の数が少ないか」という視点でモノ選びをするのです。
理想は何も包装のない商品です。スーパーでは包装のない物のほうが安くつきます。
お菓子も個別包装してあるものは避けてください。プラスチックのパッケージはゴミが増えるだけ。
パッケージに入っているものはたいてい加工品なので身体にもよくありません。
もちろんマイバッグの利用は必須です。できれば、マイ箸、マイボトルを使いましょう。
私は自分の水筒を自宅でも使っています。筆子のマイボトル⇒節約したいなら水筒を持て~象印を愛用中
さらに先日、「マイストロー」を買いました。
毎朝、ホットレモンウォーターをストローで飲んでいますが、これまで大昔に買った、スラッシュ(slush 日本のかき氷を水っぽくしたもの)用のふつうのストローを使いまわしていました。
ゴミが増えるのと、環境ホルモンが気になったのでガラスのストローをオーガニックフードの店で買いました。
10ドルもしましたが、心が安らかになったし、使い心地もよいです。買ってよかったです。
このように、使い捨てグッズを排除して、ゴミを減らす努力をしてください。
7:何でも後回しにする
汚部屋は1つ1つの片付けを先延ばしにした結果です。汚い部屋に住んでいる人は、しばしば先延ばし傾向があります。
1番で書きましたが、しまうべき時に1回でさくっと収納し、物を捨てるべきときにさっさと捨てておけば、汚部屋にはなりにくいのです。
きょう片付けることができるものは、きょうのうちに片付けておいてください。
明日は明日のゴミが出ます。
先延ばしすると作業が大変になるばかり。「あとでやろう」と思うその気持ちが、自分の仕事を増やしてしまうのです。
先日、パーキンソンの法則を紹介しました:
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
今なら30秒でできる片付けを明日にのばすと、24時間もかかることになります。明日、ちゃんと片付ければ、の話ですが。
洗濯ものを畳むのを明日まで放置したら、自分はそのタスクをやるのに24時間かけている、と考えるようにしてください。
あなたはそんなにひまなんですか?そうじゃないはずです。
パーキンソンの法則について⇒さっさと断捨離を終わらせるコツ:パーキンソンの法則から学ぶ
夜寝る前に、床の上や机の上のものを拾ってリセットするといいでしょう。もちろん、現在、汚部屋なら一晩かかってもリセットできないので、きょう散らかした分だけ、しまってください。
そして明日から、毎日5分~15分、片付けをしてください。夜寝る前は必ずその日散らかしたものをリセット。同時に、過去に散らかした物の始末を1日15分ぐらい続けるのです。
先延ばししない方法⇒これならさくさく片付けが進む。断捨離を先延ばししない10の方法
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以上の習慣を改めれば、そこそこ美しい環境をキープできるし、お客さんが来る前にしゃかりきになって掃除をしなくても大丈夫になります。
掃除、洗濯、料理のうち、人が1番時間をかけている家事はたぶん掃除。物が多すぎるし、すぐに物を片付けないので、掃除に時間がかかってしまうのです。
人は一生掃除からは逃れられません。明日は明日の掃除をしなければならないのです。その日の片付けはその日のうちに始末をつけるクセをつければ、部屋がだんだんきれいになっていきます。
それがいやなら家政婦を雇う、という手もありますが。