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毎日暑くて、心身ともに疲れている人も多いかもしれません。
そこで今回は、心穏やかな日々を過ごせる7つの生活習慣を紹介します。
やることに追われて、いつも気持ちが急いている。
頭の中がずっとざわざわして、落ち着かない。
そんなふうに感じる日が続いているなら、少しペースを落としてみましょう。
紹介する習慣は、ミニマリズムの考え方をベースに、今、大事なことだけに集中することを意識しています。
どれも簡単で、特別な準備も時間も必要ありません。日常生活に無理なく取り入れられる工夫ばかりです。
1. 感謝してみる
焦りや不安が大きいときは、感謝してみましょう。
やることはとてもシンプルで、寝る前や朝の静かな時間に「ありがたい」と感じたことを1つ思い出すだけです。
大きなことでもいいけれど、「洗濯物が乾いた」「友人からLINEが来た」「お茶がおいしかった」など、ささいなことでもOKです。
思い出すだけでもいいですが、できればノートやスマホに書き出して、感謝をためていくのもおすすめです。
感謝すると、足りないマインドから、たっぷりあるマインドにシフトできます。
続ければ、今の自分は十分に幸せだし、何かを焦って追い求めなくてすむことに気づきます。
自分を責めるクセも手放せるでしょう。
2. 優先順位の高いことを行う
日々忙しくて余裕がないと思うなら、一度To-doリストを見直して、優先順位の高いことを1つだけやるようにしましょう。
リストにあることを、全部やるのではなく、大事なことだけをやればいいのです。
リストにあるすべてをすることはできませんが、大事なことを1つするのは、誰でもできます。
私は、1日のうちで、3つのタスクをやることにしています(仕事が2つ、プライベートが1つ)。
ですが、最近は、3つは多いかもしれないと思うようになりました。
今の自分が一番やりたいことを1つだけやれれば十分でしょう。
朝、今日やるべき一番大切なことを1つだけ書き出し、まっさきにやってみてください。
必要なことに集中するだけで、日々の充実感と満足度が高まります。
3. デジタル機器をさわる時間を減らす
スマホやパソコンから受け取る情報が多すぎると消耗するので、デジタル機器を使う時間を制限しましょう。
今、自分が1日、何度ぐらいスマホをさわるか考えてみてください。
たぶん多すぎると思います。さわる回数を減らしましょう。
そのために、最初にできることはスマホの通知をオフにすること。
通知があるから、反射的にチェックしてしまいます。
また、使わないアプリ、使いたくないアプリは削除します。削除が心配なら、ホーム画面から見えなくするだけでも効果があります。
私は、スマホのGメールのアプリは削除して、メールはパソコンからチェックするようにしました。
このように、自分がスマホをやたらとさわってしまう一番の原因であるアプリを削除すると効果的です。
人がSNSでチェックしているのは他人の人生のアップデートです。
人の生活を見ることに時間を使いすぎると、肝心の自分の人生が二の次になります。
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
4. シングルタスクを実践する
何かをするときは、できるだけその作業だけに集中してください。
マルチタスクは効率がよさそうに見えて、じつは脳を消耗させます。
脳は、一度に1つのことしかできません。マルチタスキングをしているとき、脳は複数の作業を同時にこなしているのではなく、それぞれのタスクを高速で切り替えているだけです。
一度に複数のことを処理しようとすると、注意力・意思決定・記憶管理などを担う前頭前野を酷使します。
その結果、ミスも疲労も増えます。
食事中はテレビを見ず、食べることに集中する。散歩中はイヤホンをはずして、歩くことに集中する。呼吸だけに集中する瞑想を試す。
こんなことから始めるといいでしょう。
いつもやっている家事を無音の中でするのもおすすめです。
たまに意識的にシングルタスクをして、自分がどう感じるか、作業の結果がどうなるか調べてください。
1つずつ落ち着いて取り組んだほうが、疲れません。
5. 朝の時間をマインドフルに過ごす
朝の数分を丁寧に過ごすと、その日1日のトーンが整います。
朝はできるだけ余裕を持って過ごしてください。
おすすめは、いつもより早めに寝て、早めに起きること。そうすれば、朝、ゆっくり行動できます。
また、朝起きてすぐにスマホを見てはいけません。
代わりに、白湯を飲む、ストレッチをする、静かに窓の外を見る、本を数ページ読むなど、落ち着いて過ごす時間を確保してください。
コーヒーが好きなら丁寧に淹れて、ゆっくり味わって飲みましょう。
朝、余裕を持って過ごすと、これから始まる1日が、自分のための1日になります。
逆に、メールやニュースをチェックしてしまうと、外からの情報に気持ちがかき乱されます。
6. スケジュールに余白を作る
予定がありすぎると忙しくなり、文字通りあわただしくなります。
たとえ、それが好きなことであったとしても、スケジュールをびっしり埋めるのは自分のためになりません。
忙しいと、脳は情報処理や問題解決に追われて、ずっと処理モードになります。その結果、感情や内面に向き合う余裕がありません。
やることを絞り込み、休憩や睡眠の時間もちゃんと入れ込んでスケジュールを立てましょう。
私も、忙しくなりすぎないことを意識して、予定を立てています。
ゆるいスケジュールにすると、自分が「さぼっている」と思うかもしれませんが、違います。
多くの人は、今、忙しすぎるのです。
忙しさに対する考え方を変えて、スケジュールにはたくさん余白を入れてください。
不用品を捨てて、スペースに余白を作ると新しいものが入ってきますが、タスクも同じです。
余裕のあるスケジュールにしておけば、思わぬ出来事にも落ち着いて対応できるし、新しい挑戦をする気にもなります。
何も予定を入れない時間も、自分にとって必要な「予定」です。
7. 雑念を手放す
心がざわざわしているときは、頭の中にあるモヤモヤを紙に書き出してみましょう。
私のおすすめは、モーニングページやブレインダンプですが、どんなやり方でもかまいません。
今日やるべきこと、今の不満、心配ごと、誰かに言いたいこと、買い物リスト、やってみたいこと、自由になんでも書いてください。
不安や心配事は、脳にとって未完了の課題です。
紙に書き出して、頭の外に出すと、その問題は、いったん完了します。
また、漠然とした不安やモヤモヤを具体的な言葉にすれば、気持ちを整理することができます。
心の中にうずまいているノイズを外に出して、脳は本当に考えるべきことに使いましょう。
おわりに:やらなくていいことを手放す
気持ちを整える簡単な方法を7つ紹介しました。
7つとも実際に私はやっていますが、別に難しいことはありません。
もしかしたら、デジタル機器と距離を置くのは、人によっては難しいかもしれませんが、できる範囲でやってみてください。
他人といるときや、食卓や寝床でスマホを見ないだけでも、効果があります。
7つの習慣に共通しているのは、今の自分が大切にしたいものにリソースを注ぐことです。
そのためにやらなくてもすむことは、手放しましょう。
どのみち、やらなくていいことなので、捨てても何の問題もありません。
人生は一度だけ。自分が本当にしたいことに時間を使ってください。