そうじ

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.17

家事嫌いなら試してほしい、4つの「やらない」で家事の負担を大幅に減らす。

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ふだんの家事をいかに簡単にするか、というのは、多くの主婦が日夜考えていることだと思います。

時短家事の本なんて、人気ですよね。

しかし、新しい家事のテクニックを身につけるより、「やらないこと」を増やしたほうが、家事はラクになります。

この記事では、家事が嫌い、苦手、やりたくない、部屋はいつもぐしゃぐしゃという方のために、4つの「やらないこと」をおすすめします。



1.やたらと掃除道具や洗剤を買わない

家事をできるだけラクにしたい、家をきれいにしたいと思いながら、掃除道具をどんどん買う人がいます。

掃除機3つ持っていたりとか。本当にあるんですよ。最近はロボット掃除機が話題になっているので、ダイソンの最新の掃除機を持っているのに、ルンバを導入したりします。

さまざまなモップに、ブラシ、クロス、洗剤。ホームセンターに足を運ぶたびに、掃除グッズを買う人、周囲にいませんか?

実は、これは「部屋を片付けたい」と思って、片づけ本を買っただけで、満足して何もしないのに似ています。

英語の参考書、DVD、CD、その他の教材をたくさん買えば、英語が上達する、と思うのと同じメンタリティです。

掃除道具をたくさん買えば、家がきれいになる、と思っているので、実際に掃除をしません。

現代の人は、問題があったとき、とりあえず物を買って解決するクセがあります。これは小さいときから、しみついてしまった考え方のクセです。

だから、部屋が汚いが、なかなか掃除できない、という問題を前にして、とりあえず、お掃除グッズをどんどん買ってしまうのです。

ふだん散らかさずに、そこそこまめに掃除をしていれば、そんなにいくつも掃除道具は必要ありません。

せいぜい
掃除機(カーペット敷きの部屋がある場合)
ほうき
ちりとり
はたき
雑巾(ウエス)

これだけで、充分ではないでしょうか?

エコ家事に切り替えれば、洗剤の数も減らすことができます。

お酢⇒家事も簡単、シンプルに~お酢を使ったエコ掃除と洗濯のアイデア10選

重曹⇒私のベーキングソーダ(重曹)の使い方7つ。エコな掃除の決定版

その他⇒エコな大掃除にも活躍。重曹、お酢、石けん以外で掃除に使えるもの4つ

きょうから、余計な掃除道具を買わないことをおすすめします。

また、同じ用途の掃除機を持っている人は、1つに絞り込んでください。

家が大きいから、2階に1つ、1階に1つ、それぞれ掃除機を持っている、という人がいます。

本当に、どうしても2つ必要なのか考えてみてほしいです。

物をたくさん持っていると、どれを使おうか迷います。たった1つだけなら、それを使うしかないので、さっと手に取って掃除できます。

掃除道具に頼りすぎるメンタリティを捨てると、「実際に掃除する」という行動に出られるのです。





2.週末に掃除をするのをやめる

兼業主婦は、週末に掃除をすることが多いと思います。1ヶ月だけでいいので、「週末は絶対掃除をしない」と決めてください。

週末は、時間の余裕があるから、多くの人が掃除します。しかし、この「余裕」がくせものなのです。

時間があると、だらだらとしなくていい掃除をしてしまいます。

なぜなら、仕事の量は、与えられた時間を満たすまで、どんどん増えてしまうからです。これは「パーキンソンの法則」です。

詳しくは⇒さっさと断捨離を終わらせるコツ:パーキンソンの法則から学ぶ

週末に掃除をすると、土日のどちらか1日が、掃除でつぶれたりしませんか?

土曜日の朝は、ゆっくり起きるから、起きてブランチを食べたら、もうお昼近く。そのあと、掃除を始めたら、たぶん午後中、かかってしまい、気づくと、もう夕方です。

週末は掃除をしないことにして、平日、短時間ずつやることをおすすめします。

持ち時間が少なければ、やることも減るのです。

「平日、仕事から帰ったあとは、掃除をする時間なんてない」と思うかもしれません。ですが、そういう人に限って、仕事関係のEメールをチェックしたり、SNSをだらだら見たり、スマホでゲームをしたりします。

メールのチェックはそんなにしなくていい話⇒メールチェックしすぎていませんか?メールに支配されないシンプルな暮しのすすめ

週末にまとめて掃除をするのをやめ、平日にちょこまか掃除をするクセをつけたほうが、よけいな家事をせず、ポイントをおさえて掃除することができるのです。

こちらも参考にしてください⇒時短家事、主婦ミニマリストの7つの工夫

3.頻繁に洗濯しない

1回着ただけの服を、汚れも確かめず、単なる習慣で、洗濯機に入れるのをやめてください。

洗濯物の量を減らし、洗濯する回数を減らせば、

●洗濯
●干す
●取り込む
●アイロンかけ
●しまう

この5つの家事がラクになります。

実は、洗濯の回数を減らすということは、かなり時短家事にインパクトがあるのです。

また、可能な限りアイロンのいらない服を選べば、アイロンかけもしなくてすみます。

家事を本当にラクにしたいなら、服を買うときに、メンテナンスのことも考えて買ってください。

洗濯するものは服だけではありません。バスタオルやタオルの量や使い方も見直してください。タオルもあればあるだけ使ってしまい、洗濯の回数が増えてしまいます。

私はバスタオルは使っていませんが、それで不自由はありません⇒バスタオルを使わないシンプルライフ~バスタオルがないとこんな問題は一挙に解決

玄関マット、トイレカバー、ラグなど、余分な敷物やカバー類を減らすことも、洗濯という家事の軽減に結びつきます。

部屋にファブリックが多いと、それだけほこりもたくさん発生することを知っておいてください。

洗濯の回数を減らす方法や考え方は以前、記事にしていますので参考にしてください。

洗濯物の量と洗濯の回数を減らす簡単な方法~服の数が少なくても大丈夫

服の数も、洗濯の回数もぐーんと減らした理由:ミニマリストへの道(49)

4.こった料理を作らない

調理をする台所は、家中でももっとも汚れる場所。キッチンをシンプルに使うことができれば、掃除はラクになるし、健康にもいいです。

台所をシンプルに使う方法は、

素材をシンプルにする
本物の素材と、塩、コショー、お酢など基本的な調味料を使うと、ヘルシーです。

献立をシンプルにする
毎回、副菜を何種類も並べる必要はないし、毎日、違うものを食べる必要もありません。

日本は食文化が豊かなので、和洋中、エスニックといろいろな料理があります。しかし、レストランのように、こった料理を毎回、食卓に並べなくてもよいのではないでしょうか?

こう書くと、「いろいろな食べ物を食べたほうが、栄養のバランスが取れるから、献立にバラエティを持たせるべきです」という人がいます。

ですが、そのいろいろな食品の中に、加工食品がたくさん入っていたら全くもって逆効果です。

どんなに「栄養のある物」を食べていても、一方で喫煙したり、スイーツをたくさん食べていたり、運動をしなかったり、睡眠不足だったら、その「栄養」は体内できっちり代謝されません。

それどころか、カロリーを取り過ぎて、ムダな脂肪が増え、病気になります。

そもそも現代人は食べ過ぎです。

食べることばかり心配する人が大勢いますが、もっと運動不足と睡眠不足を心配すべきです。

それに、「献立を毎日変えなければ」とか、「運動会には幕の内弁当みたない弁当を作らなければ」「幼稚園のクラスで一番かわいいキャラ弁を作らなくちゃ」と考えることは、よけいなストレスを生み出すだけです。

調理法をシンプルにする
素材と油、調味料をたくさん使い、工程の複雑な料理をするのではなく、ごくシンプルな料理をするようにします。

料理が苦手な人が、材料をこねくりまわすと、まずくなる一方です(体験者が語っています)。

鍋やフライパンを集めすぎない
これは1番と同じ理由です。道具を集めても、おいしい料理はできあがりません。

かえって台所が狭くなり、料理がしにくくなります。

関連⇒キッチンを使いにくくしているストレスの元を3つ捨てる(プチ断捨離20)

鍋が少ないと、嫌でもフルに使うことになり、シンクにつけ置きすることがなくなります。

関連⇒汚れた食器をシンクにためこまない4つの方法。洗い物が嫌いでも大丈夫。

●調理をしながらどんどん洗う
先にも書きましたが、道具やツールが少ないと、洗いやすくなります。

==========
家事は切りのない仕事です。どこかで、線引をしなければ、いつまでたっても終わりません。

家事が大変だと思う人は、どんどん膨張させている可能性があります。あれをやらなきゃ、これもやらなきゃ、と思うのではなく、「やらないこと」を増やすアプローチをしてみてください。

また、いつも書いていますが、家中の物を断捨離するのは、終わらない家事をラクにする最強の解決策です。

私も家事が嫌いですが、ミニマリストになったら、掃除が格段にラクになりました。





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