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人生に退屈していてやることがない、毎日が楽しくない。そんな日々を変えるヒントを書きます。
そんなことして何になるの?
退屈に関する記事を書こうと思ったのは、「早起きすると何かいいことあるのか」という質問をもらったからです。
40代主婦のOさんからいただきました。
この方のメールはすでにこちらで紹介しています⇒必要なものといらないものがわからない時の4つの判断の仕方。
メールには質問が4つ書いてありました。
1つは上の記事で答えたいらない物の判別の仕方、もう1つは先日回答した、モーニングページの書き方⇒モーニングページの書き方、やり方を教えてほしいという質問の回答。
3つめの質問が早起きに関するものでした。ここで紹介します。
早く起きてもやることないと思ってます。(子供もいませんし、)旦那さんは8時に起きて自分で朝食を用意して出かける頃起きてます。
早起きできたら変わることってあるんだろうなってあこがれつつも。筆子さんはどうやって早起きできるようになったんですか?(脳科学の本を読まれてということでしょうか・・・でも体は大丈夫でしたか?)
正直、この質問を読んで、不思議な気がしました。
やることがないなら別に無理に早起きしなくてもいいですよね。まあ、遅起きより早起きのほうが体調はよくなると思いますが。
ちなみに、私はもともと朝型なので早起きするのはそんなに大変ではありませんでした。ようするに前の晩、早く寝ればいいだけの話です。
早起きのメリットや早く起きるコツはこちらに書いています⇒夏は朝型人間になる絶好のチャンス~こんな朝活をしています
Oさんの場合、早起きがどうこうというより、やりたいことがない、というのが問題です。
Oさんのメール全体から、「私、退屈なんです。変わりたいけど、どうしたらいいのかわかりません。難しいことはやりたくないし…」というメッセージを受け取りましたが、合っているでしょうか?
似たような質問をよくもらいます。「断捨離して何かいいことあるんですか?」「物を捨てると何がいいことあるんですか?」「ミニマリストになると何かいいことあるんですか?」
何かいいことがあるとわからなければ、何もやりたくないのでしょうか?早起きのための早起き、断捨離のための断捨離をやってもうまくいきません。
「そんなことして何になるの?」とか「何もやることがない」と思う人は、人生に退屈しています。少なくとも、命を輝かせて生きてはいないでしょう。
退屈をほっておくのはよくない
「日々が退屈でつまらない」。そんなふうに感じている人は意外とたくさんいるようです。たまのことならいいのですが、いつもいつもそう感じているなら考え方を少し変えたほうがいいです。
人間誰しも、「ああ、なんか退屈」と思うときはあります。私も若いころ、とくに週末はやることがなくて退屈でした。
その退屈のせいでよけいな物を買ってしまい、ガラクタが増え、貯金ができなかったのです。
日常的に退屈なのを放置すると、うつになったり、不自然な刺激を求めて、何かの依存症になってしまう怖れがあります。
退屈を埋めるために、スケジュールを入れすぎて、気持ちは満たされないのに、やたらと毎日かけずりまわり心身ともに消耗することもあります。
なぜ退屈なのか考えて、退屈な生活から抜け出すと、多少は楽しい生活になります。
人が毎日に退屈する理由
人はこんな理由から退屈を感じます。
やることがない(と思っている)
怠惰な人は、「何もやることないし」と考えがちです。やることがない人は、何もやらないことを選んでいるだけです。
生きる目的がない
人生に何の目的も生きがいもない状態。「こうしたい」とか「こんなふうになったらいいな」という希望もありません。理想の未来像なんてのもありません。
ふと気づいたら、この世に存在していたので、そのまま暮らしています。わざわざ命を終わらせるのも嫌だからです。
Oさんは、「早起きしたら変われるかも」と書いていますが、いったいどんなふうに変わりたいのでしょうか?
モーニングページを書いたり、断捨離をするのも、何かを変えたいからですよね?変えて手に入れたいものがあまりにぼんやりしていると、何をやっても変わらないと思います。
自分の求めているものがわからなければ、手に入れようがないです。
毎日同じことばかりしている
いわゆる判子で押したような日常生活を送っていると退屈を感じてしまいます。そこには何の変化もないからです。
好きなことをしていない
「退屈だ」と言いながら、自分が本当にしたいことはしていません。何がしたいのかわからなかったり、ほかのことで忙しいからです。
完璧主義の人は、失敗したくないので、好きなことでも挑戦したくありません。
日常生活であまり自由がきかない
好きなことはわかっているけれど、暮らしを自分でコントロールできる余地が少ないため、実現できない。だけど、完全に自由を奪われているわけではない。そんなときは、軽い絶望と退屈を感じます。
肉体的に疲れている
働きすぎてあまり睡眠や休息が取れず疲れていると何をする気にもなれず、人生に退屈します。
Oさんはいったい何時に寝て、何時に目が覚め、何時に起き上がるのでしょうか?質のよい睡眠を得るようにすれば、もう少しいろいろなことをやる気になるかもしれません。
睡眠の質をあげる方法⇒睡眠の質を改善する簡単な方法。より長く、ぐっすり眠る6つのコツ。
心の中にぽっかり穴があいている
何らかの理由で空虚だと、退屈を感じます。なぜ虚無になるのか?その理由は人それぞれです。
自分でよくよく考えてみれば、なぜ自分は満たされないのかその理由はわかります。ほしいものや状態があって、それを手に入れられないから満たされないのです。
この場合、そのほしいものを手に入れるために、面倒でもつらくても少しずつがんばると、もう少し日々が充実します。
何をどうしても得られないものなら、それは自分ではコントロールできないこと。あきらめて、自分の力が及ぶ範囲で生きる道を選ぶしかありません。
退屈を解消する方法
一時的に退屈を解消する方法はたくさんあります。テレビを見たり、ショッピングしたり、散歩にいったり、本を読んだり、私や他の人のブログを読むのもいいでしょう。
しかし、こういうのは根本的な解決にはなりません。
こんなことをしてはどうでしょうか?
なぜ、自分は退屈しているのか、理由を考える
まず、自分が退屈していることを自分で認め、その理由を考えてください。これは自分が本当にほしいものを探す作業でもあります。
退屈な人は、外的な刺激を求めがちですが、実は、答えは自分の中にあります。モーニングページを書くのは、自分に正直になるのに効果があります。
Oさんは、早起きして毎朝モーニングページを書いてはどうでしょうか?私はモーニングページを書くのに30分ぐらいかかります。30分早起きすることから始めるといいでしょう。
ふだん考えることを避けていることを引っ張りだす
心が満たされない本当の理由を表に出して向き合ってください。ふだん考えることを避けていることです。
私は、専業主婦時代、自分の収入のないこと、つまり経済力のなさが、劣等感の源になっていました。
ある人にとっては結婚できないこと、ある人にとっては、子供ができないこと、ある人にとっては子供が登校拒否をしていること、ある人にとっては、専業主婦でいること、ある人にとっては容姿が悪いこと。
劣等感を感じるポイントはいろいろあるかと思います。
向きあうのを避けている問題を洗いざらい書き出します。
そして、「こういうことは確かに問題かもしれないが、自分は自分でいいじゃないか」と折り合いをつけたり、「この問題を改善するためにできることからやっていこう」と前向きになってください。
自信を持つ
自分に自信を持ってください。
人生が楽しくない人は、セルフイメージが低かったり、自分のことをとてつもなくネガティブに捉えています。「どうせ私なんて」と。
これまで自分が人生で成し遂げてきた小さなことを1つ1つ思い出すと、自信がつきます。
自信のつけ方⇒自分に自信がない?自信を持つことはスキルの1つ(TED)
自信をもつことはスキルですから、何度も練習しているうちにうまくなります。
セルフエスティームのあげ方⇒セルフエスティームを高めて自信を取り戻す10の方法
好きなことをやる
どんなに小さなことでもいいので、自分が心からやってみたい、と思うことをやってください。
早起きやモーニングページもやってみれば、人生を楽しくするのに役立ちます。ですが、自分がやりたくなかったらやらなくていいのです。
人がいいというからやるのではなく、自分が本当にやりたいと思うことをやってください。
夢を紙に書いてみる
夢を紙に書いてみます。
さまざまなことを夢見るのもスキルの1つ。小さいときは、いろいろな夢があっても、大人になったら忘れてしまうものです。
夢を見たり、希望をいだく練習をしてください。
自分がほしいもの、叶えたい状態を紙に100個ぐらい一気に書いてください。とても出ない場合は、毎日1つずつ書いていきます。
そのうち、いろいろやりたことを思いつくようになります。
まじめに生きる
まじめに生きるとはどういうことか?
自分を大切にすることです。
人の命は贈り物です。もともと人生は先に何が起こるのかわからない、とてもエキサイティングなもの。与えられた命を大切に使おう、という気持ちになると、もう少し気分がシャキッとするかもしれません。
こちらの動画をごらんください⇒幸せはすぐそこにある:自然と美と感謝と~ルイ・シュワルツバーグに学ぶ(TED)
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その他、このブログによく書いている、運動したり、瞑想したり、片付けをすることも、心を整理するのに効果的です。心が整えば、もっと楽しく生きられます。
結局、本来の自分をいかに出せるかが鍵ではないでしょうか?
好きなことをやっていけば(必ずしも仕事にする必要はないです)、もっと生活が楽しくなるし、どんどんアイデアがわいてきます。
「どうしてもやることがなくて退屈」と思うなら、ほかの人を幸せにすることを考えてください。
ほんの小さなことでいいです。朝、ご主人の朝ごはんを作るとか、見ず知らずの他人に親切にするとか、ちょっとしたボランティアをしてみると考え方が変わると思います。
自分に焦点が向きすぎていると、人は煮詰まってしまいます。