何もない部屋

ミニマリストへの道

最終更新日: 2019.09.6

部屋がどんどんきれいになる7つの片付け習慣とは?~ミニマリストへの道(27)

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50歳になる年、「物を片付けるのは今しかない」と決意した筆子は、これまでにも増して、毎日断捨離や片付けに精を出していました。

階下の物入れから始まって、家中のあちこちを掃除。だいたい毎日30分ぐらい時間をとって、捨てる、整理する、収納することに専念しました。

前回も書いたように、このころ、アメリカのフライレディ(Flylady)のメールをとっていたので、これがよいペースメーカーになり、捨て方のコツを学びました。



Sink Reflections(流しの輝き)という本を入手

そのうち、もっと徹底的に掃除がしたくなった筆子は、フライレディが出している本まで買いました。

その名も Sink Reflections(流しの輝き)です。

毎日メールがたくさん届いていましたが、それはお片づけ初心者がステップバイステップでやれる部屋の片付け方が書いてあるわけではありません。これまでずっと続いていたメーリングリストに途中から参加した形でした。

フライレディ用語のようなものがあり、読んでいても、意味がピンと来ないことがよくありました。

もちろんホームページにはたくさんの情報がありましたが、パソコンを立ち上げている時間も限りがありましたし、なかなかじっくり読めなかったのです。

たまたまアメリカのアマゾンを見ていたら(当時はまだカナダにアマゾンがなかった)、中古本を売っているカナダ在住のセラーを発見したので、注文しました。

このセラーはこんなふうに裏がプチプチになっている封筒に本を入れ、手書きのメモをつけてくれてました。これは北米の人にはめずらしいことです。

sink reflections

筆子はe-bayでよく買い物をしていた時期がありましたが、日本の売り手とは全然違い、くしゃくしゃの封筒(使いまわしている)に、洋服が適当にたたまれて入っていたり、買った本がボンと裸で入っているのが普通でした。

こちらでは、プチプチがインナーになっている封筒はあまり一般的ではないようです。郵便局には売っていますけどね。

筆子がよくオークションを利用していた頃の話はこちら⇒主婦が物を増やす3つの習慣とは?~50代主婦のミニマリストへの道(10)

たまに日本のヤフオクや楽天オークションを利用すると、その到れりつくせりのサービスに感動を覚えたものです。

日本のオークションで本を買うと、ものによってはエタノールで拭いてくれていたり、本は必ずきれいなOPP袋にきっちり包んであり、しかも「お買い上げありがとうございました」といた内容の明細なりお手紙が入っています。

本の値段が30円とかでもそんなふうなのです。

話をフライレディに戻します。





部屋がどんどんきれいになる7つの片付け習慣

フライレディの本の内容はホームページとほぼ同じでした。とても親しみやすい、ユーモアのある文体で、身の回りのものの管理についてさまざまな工夫やアイデアが記されていました。

筆子がこの本を見て、自分の暮しに取り入れた習慣は以下の7つのことです。

1.台所の流しをいつもきれいに磨いておく
本のタイトルはここから来ています。

2.整理整頓や収納を試みるより、捨てることに専念する。
ガラクタを整理することは不可能だからです。

3.15分だけ集中して特定の場所を片付ける。
そのためにタイマーを使用。タイマーがなったらさっさとやめます。

「このタイマーがなったら終わりにする」という方法は、やはりこの頃よく読んでいた村川協子さんの本にも書いてありました。

村川協子さんの本のこと⇒村川協子の「アイデア家事の本」で学んだ家事の効率化の3つの柱~ミニマリストへの道(24)

4.完ぺき主義は捨てる。
きっちりやろうとすると続かない。たとえば、週末がーっと掃除したとしても、そのあと疲れて、しばらく何もしなければ元の木阿弥です。

5.朝、午後、寝る前のルーティン家事を決めて実行する。

6.毎日の家事はひとつずつ約1ヶ月かけて身につけていく。少しずつ確実に。

7.ルーティンを設定し、実行するために「コントロールジャーナル」というファイルを用意してこれに記入し、確認しながらやる。

どれも自明ですが、コントロールジャーナルはフライレディ独自の呼び方ですから、少しご説明します。

☆フライレディから1番最初に学んだのは流しを磨くことでした⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)

☆ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒私が断捨離してミニマリストになった理由(1)~物は私を幸せにしてくれなかった

コントロールジャーナルとは?

コントロールジャーナルは、自分がやるべきことと、日々の暮しに必要な情報を書き記しておくものです。ノートでもバインダーでも、スクラップブックでも、手帳でも、書くものは何でもOK.

中身は、たとえば毎日/毎週やる家事のルーティン、掃除するべき場所のリスト、献立や、買い物のプラン、パントリーリスト(台所につねに置いておく食料品のリスト)、

連絡先(アドレスや電話番号)、個人的な何か(家族の写真とか、好きな言葉とか、自分が幸せな気分になりそうなもの、これからしたいこと)、日々のTo-doリストなどなど。

各種サイトへのログイン情報、パスワードなどもメモしておくといいでしょう。

これ1冊に日常生活を送るために必要は情報をすべて入れておくのです。そうすれば、何かあったとき、知りたいことにさっとアクセスできます。仮に、自分が病気で入院してしまっても、ご主人や子供にコントロールジャーナルをたくせば、日々の生活はとどこおりなくいくはずです。

コントロールジャーナルの作り方はその人次第で、用途によって分冊してもかまいません。

基本的な作り方はこちらにステップバイステップで書いています⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化

筆子のコントロールジャーナル

コントロールジャーナル

実は私のコントロールジャーナルは全く充実していません。すぐに処理できない大事そうな書類を入れているぐらいです。

コントロールジャーナルを作ろうと思った当時は、わりと熱心に、毎日の家事のルーティンなど書いていたのですが、あまり活用できないままに終わりました。今もまだ、自分にあったコントロールジャーナルの作り方を模索中です。

ですが、中身はたいしたことなくても、コントロールジャーナルを作ったというだけでも、私には大きな前進でした。

それまでは、いろんな紙が、大事な物も、そうでない物も、ごたまぜになりそこら中に散らばっていましたから。

現在、筆子が、書類をすべてファイリングして保管しているのは、コントロールジャーナルを作るという考え方をフライレディから学んだからです。

こちらの記事に私のすべての書類の写真あり⇒書類を捨てるために必要なたった1つのこととは?~情報デブはもう卒業

*******

考えてみると、フライレディの本やサイト、メールから「いいな」と思って取り入れたことは今の筆子の家事や仕事のやり方のベースになっています。

特に「完璧主義は捨てる」という考え方を身につけたのはたいへん有益でした。

わたしはズボラなのに、細かいことが気になる完璧主義の面があったのです。完璧主義の人というのは、なにごとも準備が完璧でないと、開始できない傾向があります。

たとえば、コントロールジャーナル1冊作るにしても、どんなノートを作るのかにこだわったり、書く内容にこだわったり、書くものにこだわって、最初から「完璧なコントロールジャーナルを作ること」にフォーカスしてしまい、結局、コントロールジャーナルを作るところにまで至りません。

仕事やタスクを成し遂げる人というのは、準備が完璧でなくても、実行に移す人なのです。

この続きはこちら⇒ミニマルライフは1日にしてならず:棚の整理と紙の断捨離に奮闘~ミニマリストへの道(28)

☆Flylady.netの家事や片付けのやり方は、とてもシステマチックで、ちゃんとやれば、本当に家の中がきれいになります。

ただ、私はそのメールの多さにめげました。本当にすごくメールが多いのです。メールを読んでる時間があったら、その時間、片付けしたほうが、モノが減るのではないか、と思っていました。

ただ、フライレディは、家の中をきれいにするためには、まずは思考を変えなければいけない、という考えで、そのために、毎日メールをチェックして、常に、正しい考え方にふれなければいけない、と思っているようです。

ある種の自己洗脳ですね。





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