ページに広告が含まれることがあります。
化粧水のパウチ、シャンプーのミニボトル、ホテルでもらった小さな歯ブラシ。洗面所の引き出しに、こうした細かいものがたまっていませんか?
捨てるのは気が引ける。かといって、使ってもいない。
今回は、そんな小さなストックの片づけ方を紹介します。
試供品が使い切れないのは、使う前にしまいこむからです。
選択肢は2つだけです。使うか、手放すか。
いつか使うためにしまっておく、という3つ目の道は、おすすめしません。
試供品は、しまった時点で出番がなくなる
小さなパウチやミニボトルは場所を取らないので、とりあえず引き出しへ入れてしまいます。
無料でもらったものであっても、捨てれば損をした気分になります。
こうして、使うあてのないまま、細かいものがたまっていきます。
一度収納スペースに入ったサンプルは、もう出番が回ってきません。
日常では、いつも使っている化粧水やシャンプーに自動的に手が伸びるからです。
わざわざ引き出しを開けて、小さなパウチの封を切るのは、化粧品を切らしたときぐらいのものです。
ですが、たくさん試供品を持っている人って、製品のストックも欠かしていないんですよね。
旅行のために持っているなら、洗面所ではなく、旅行かばんのポーチに直接入れてしまうほうがいいです。
引き出しの奥に置いたままでは、出発の朝まで思い出せません。
しかも、しまっているあいだに中身は劣化します。
化粧品は未開封でも少しずつ変質します。香りが飛ぶ、分離する、変色する。小分けの容器はもともと長期保存を想定していないので、なおさらです。
⇒口紅を最後まで使い切る方法。化粧品の使用期限も確認しておこう
以前、読者からこんなお便りをいただきました。
高級シャンプーのアメニティを、もったいなくて使えず、しまいこんでいた。いざ使おうとしたら、中身が固まっていた。
使えたことは使えたそうですが、楽しみに取っておいた高級品が固まって出てくるのは、悲しいものです。
もったいないから取っておいたのに、そのせいで、もっともったいない状態になる。
いつか使おうと思っていると、こんな残念な結末になります。
一番確実なのは、もらったその日から使うこと
では、どうすればいいのか。
試供品をもらったら、その日から使い始めてください。
ポイントは、今使っているものより先に使うことです。
化粧水のパウチをもらったら、いつもの化粧水はいったん休ませて、パウチのほうから使います。
補欠にしておくのではなく、一軍に混ぜるのです。
洗面台の、毎日目に入る場所に置いておきましょう。容量は少ないので、2、3日で使い切れます。
使いかけの製品を中断するのは中途半端で気持ち悪い、という人もいるでしょう。
でも、ボトル入りの化粧水は、少し待たせても平気です。先に消費すべきなのは、劣化の早い小さなパウチのほうです。
そもそもサンプルを配る側は、今すぐ試してほしくて渡しています。
一度にいくつも開ける必要はありません。開けるのは1つだけ。使い終わったら、次を開けます。
私の娘は、仕事でプレゼンをすると、お礼にハーブティーのサンプルのような小さなものをもらうことがあります。
娘が飲まない分は私がもらい、その日のうちに飲み始めます。
おいしければ楽しいお茶の時間になりますし、口に合わなくても、お湯を注いで飲むだけですから、ものとして残りません。
3、4年前に里帰りしたときは、泊まったホテルの歯ブラシが小ぶりで使いやすかったので、歯磨き粉のミニチューブといっしょに持ち帰りました。
ふだんは電動歯ブラシを使っていますが、歯の間に引っかかったものを取るのに、手動の歯ブラシを使います。
そこで、持ち帰った歯ブラシを洗面所に出しておき、最後まで使いました。
シャンプー類のアメニティは持ち帰りません。
私は湯シャン(シャンプーを使わず、お湯だけで髪を洗う方法)をしているので、使う場面がないからです。
いつどこで何に使うか、具体的に想像できるものだけ持ち帰ってください。
顔用は体へ、体用は掃除へ
それでも、入ってくる量が使う量を上回るときがあります。
そういうときは、幅広い方法で使うようにしましょう。
顔用の美容液は顔に、と律儀に守っていると、小さなパウチ1つ消えるのに数日かかるかもしれません。
顔に使うものは、たいてい手足にも使えます。
15年ほど前、私はネット懸賞に凝っていた時期があり、化粧品の試供品をたくさんもらってしまいました。
顔に塗るだけではとても追いつかないので、手や足に塗って、ボディケア用品として消費しました。
肌に合わなかったものは、掃除に回せば無駄になりません。
ローションを掃除に使ったこともあります。
シャンプーのミニボトルなら、洗面台の掃除や、ニットの手洗いに使えます。中身は洗剤ですから、汚れはちゃんと落ちます。
ただし、逆方向はおすすめしません。体用のものを顔に使うと、刺激が強すぎることがあるからです。
格下げの方向なら、消費の間口が広がります。
使い切りをノルマにしない。追いつかない分は捨てる
とはいえ、全部使う必要はありません。
使い切ることがノルマになると、今度はそれがストレスになります。
気の進まないサンプルを毎日せっせと消費し、洗面所には使いかけの小さな容器がずらりと並ぶ。
これでは、何のために片づけているのかわかりませんよね。
私にも、最後まで使えなかったものがたくさんあります。
若い頃、エイボン・レディ(化粧品会社エイボンの、カタログで注文を取りまとめる販売員)をしていた時期があります。
口紅の試供品がかわいらしく思えて、大量に集めました。
集めること自体が楽しかったので、使うほうはさっぱり進まず、あとでまとめて捨てました。
懸賞でもらったものも、手足に塗るところまではがんばりましたが、けっこうな量を処分しました。
娘の分を捨てたこともあります。
娘はセフォラ(北米発の大手化粧品店)の通販でよく化粧品を買うので、サンプルをためこんでいました。
娘の部屋を掃除したとき、使わない分を引き取り、家に持ち帰ってから捨てました。
目の前で捨てると、娘が「もったいない」とうるさいからです。
もちろん、捨てる瞬間は、罪悪感があります。
ただ、その罪悪感は一度きりです。引き出しを開けるたびに感じる、「使わなければ」という小さなプレッシャーは、持っている限り毎日続きます。
ふだんの生活でとても使い切れないなら、あきらめて捨ててください。
⇒洗面所にある小さなボトルを今すぐ捨てる(プチ断捨離その5)
■関連記事もどうぞ
化粧品のサンプルはもう捨てる:取っておきがちだけど、捨てたほうがいいもの(4)
無料のものをつい受け取ってしまう4つの理由と、やめるための3つの対策
****
そもそも、使う前にしまいこんでしまうのは、それが今の暮らしに必要のないものだからです。
ストレスをためてまで、無理に使おうとしなくてかまいません。
そして今後は、使うあてのないものを家に入れないようにしましょう。
はからずも、入ってきたら、すぐ使うか、使ってくれる人に渡す。
洗面所の引き出しは、ストックの倉庫ではなく、今使っているものを置く場所にしてください。













































