筆子と白い花

ミニマルな日常

最終更新日: 2018.04.8

子供を持たない選択・延命処置の是非・結婚生活を続けるべきか、3つの質問に回答。

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今年になって届いた、断捨離やミニマルライフに直接は関係のない質問とその回答をシェアします。

内容は以下のとおり。

・子供がほしくありません。この決断についてどう思いますか?
・延命治療をどう思いますか?
・結婚生活を続けるべきでしょうか?

基本的に、私は人生相談や、哲学的・宗教的な質問、倫理上の問題について、ブログ上で回答したいとは思っていません(もう充分答えた気がします)。

ですが、返信用メールアドレスが書いてなかったり、返信不用の指定がある方には、いただいた質問に答えないままになっております。そのままでは、気持ちが悪いので、ここでまとめてお答えしますね。

すでに個別にメールで回答している質問もあります。

では、まずranさんのメールから。



子供を持たない選択は正しいでしょうか?

件名:子供をもつことについて

はじめまして。

いつもブログを楽しく拝読しています。

今回、筆子さんに子供をもつ、家族を作ることについてご意見を伺いたくメールいたしました。

私は30代前半で結婚3年目です。夫の転勤に伴い昨年仕事を辞め地方に住み始めました。

私は家族を作りたいと思い結婚しましたが、現在子供を欲しいと思いません。

子供は可愛いですし、いたら楽しいこともたくさんあるでしょう。

しかし友人の子供の話を聞くうちに、妊娠に始まって出産、そして子育て、仕事との両立は苦労の連続で、そんなに大変なら子供はいらないと思うようになりました。

私に同じことが起こったら笑って乗り越える自信がありません。最近は苦労を乗り越える必要があるのかとすら思います。

夫は私の考えを理解しています。本当に子なしで良いのかは分かりませんが。

出産は年齢があるので自分がどういう選択をするか向き合う時期だと思います。

私はどの人生選択も正しいとか間違いはないと思っていますが、筆子さんのご意見を伺いたく、お手数ですがご返信いただければ幸いです。

これからもどうぞお元気でご活躍されますように。





ranさん、こんにちは。

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

ranさんはもう大人ですから、自分の時間をどのように使うかは、ご自身で判断すればいいと思います。

ミレニアル世代(1980年代なかばから2000年代はじめに生まれた人たち)は、あまり子供を欲しがらないといいますね。

私はカソリックではないので、子どもが欲しければ作ればいいし、作りたくないならそのようにすればいい、と考えています。

とはいえ、子供が欲しいからといって必ずしもできるわけではないし、意図せずできてしまうときもありますね。

ご主人としっかり話し合った上なら、子供を作らない生活を選んでもいいんじゃないですか。

ただし、「苦労をしたくないから子供はいらない」というのは、後ろ向きの考え方だし、人生の悪い面ばかりを見る態度なので、まずいかもしれない、とは思います。

人生の喜びは苦労や悲しみと表裏一体ではないでしょうか? 「楽しいこと」「ラクなこと」しかない人生なら、その「楽しいこと」は、もう楽しいことにはなりえません。

なお、私自身も、30代のころ、子供なんてほしいとは思っていませんでした。結婚もしていませんでしたが。結局、37歳のとき娘を授かりましたが、いまは、娘がいて本当によかったと思っています。

次は、Aさんのご質問です。

延命についてどう思いますか?

お久しぶりです。

あれから色々ですが、ゆっくり物を捨てられるようになりました。

相変わらず押し付けられたものを捨てられないこともありますが、前ほどくよくよしなくなったと思います。

以前メールした際に言ったか分かりませんが私は介護職です。

よく海外には寝たきり老人がいないと言います。

今現在は賛否両論の言葉になりつつありますが、私が介護福祉士の資格を取った時には、好意的な意見が多く取り上げられてました。

確かに施設に入ってる利用者の中には、家族の私利私欲のために無理矢理生かされて殺してくれとのたうち回る人、それすらも言えない機械だらけにされた人がいたり、そうじゃなくても自由だけ奪われ、何のために生きてるのかってくよくよしてる人が多いのも事実ですし

生産性のない人間は死ぬしかないのかなって思うとニート、不正受給、犯罪者などなどきりがありませんが、そんな人達だって自分の動作で食べ、トイレもできます。

よくホームに入ってる人にご飯も食べたくないのに詰め込まれ、ご飯を食べたら下剤でつまらないように出させられ、オムツも変えてもらって、うんこをすればお風呂に入れられて
全て苦痛なくらい苦しいのに、贅沢な文句だよなと言われることがあります。

そう言われた時に否定することが出来ない自分もいます。

そもそも私自身が長生きしたくないってのもあるし、子供の頃から逃げ出すような性格だったからだと思いますが、筆子さんはどう思いますか?

何が言いたいか分からなくなってしまいましたが、もやもやしているので一意見として聞きたいのと、

できたら他の世間の人はどう思ってるんだろうと感じていたので、お暇でしたらテーマに老人の延命などについてお答え下さると嬉しいです。

あと自分は精神疾患があるのですが、そういうテーマも扱って頂けると悩みが解決するのかなって他人任せですが思っています(ADHD、鬱、ボーダーライン、過食嘔吐など)。

Tさん、こんにちは。

物を捨てられるようになってよかったですね。

延命治療そのものに対しては、多くの人と同じように、延命だけを目的とした治療は受けたくない、と考えています。

自分がしてほしくないことを、他人にもしたいとは思っていません。よって、母や夫がそういう状況になったら、本人から別の意向を聞いていない限り、そこそこのところで、人工呼吸器をはずしてもらうつもりです。

延命処置や精神疾患の記事は書きません

リクエストいただきましたが、延命処置や精神疾患をテーマに記事を書く予定はいまのところありません。たとえどんなに暇でも。

今後、当事者になったらまた考えが変わるかもしれません。

このブログのテーマは、一応、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづることです。

私自身は、介護の経験もないし、家族に延命治療を強いたこともないし、精神疾患にかかったこともありません。その方面に関する経験が少ないうえに、いま、特に興味があって追求、考察している問題でもないのです。

自分があまり興味のないことは記事に書きたいとは思いません。

まあ、どんな問題でも、ちょっと調べれば、いろいろと興味深いことが出てくるでしょう。しかし、すべての事象を自分ごととしてとらえ、考える時間はないのです。

私はミニマリストなので、なおさらそう思います。

ここに考えるべき問題が100あり、自分のリソースも100だとします。

1つひとつの問題に1個ずつリソースを使って取り組むよりも、2つか3つの問題、それも自分が興味を持っている問題に、30~40ぐらいずつリソースを投じて、コミットしたほうが、より充実した暮らしになると考えています。

言い換えれば、何もかも1人の人間がやろとする必要はないわけです。

Aさんは、介護職についており、その方面の経験や知識は私よりずっと豊富です。ですから、Aさんご自身が、延命処置を考える勉強会を開いたり、そういうテーマのブログを作ったりすればいいのです。

そうすれば、延命治療に興味のある人が集まってくるので、意見を交換することができます。

「自分にはとてもそんなことはできない」と思うかもしれませんが、誰だってリーダーになれます⇒誰だってリーダーになれる。自分の持っている力を認めよう(TED)

私のところには、終活やお墓、お葬式に関するメールが届くこともあります。ですが、大部分の読者は、お墓や延命治療のことより、とにかく、いま、家の中であふれている物をなんとか片付けて、スッキリ暮らしたい、と考えているのです。

私はそういう人たちが、少しでも物を片付けられるようなヒントをブログに書いていきたいと思っています。

なお、ADHDについては以前、記事を書いたことがあります⇒ADHD(注意欠陥他動性障害)の原因と行動の特徴は?汚部屋に関係あるの?

しかし、この記事には、ADHDだという人から強烈なクレームメールが届きました。

また、強迫性障害に関する記事⇒強迫性障害でも物を捨てることができました、というお便りをいただきましたに対しては、その病気にかかっていないし、医者でもない人(筆子)が記事を書くのは違和感がある、というお便りをいただきました。

この方は強迫性障害をおもちだそうです。

これはあくまでこの人の意見ですが、実際に病気で悩んでいる人がそう感じてしまうならば、この記事は書かなかったほうがよかったのかもしれない、とも思います(逆に、「この記事を書いてくれてありがとう」という意見ももらったので、記事は残してあります)。

以上、ご理解いただければ幸いです。

Aさんから以前もらった質問はこちらで回答しています⇒何を着たらいいのかわからず服を断捨離できない、という相談の回答。

次は、やまねさんからのご質問です。

結婚生活をこのまま続けるべきでしょうか?

件名:この決断でよかったのか、毎日胸が苦しい

筆子さんこんにちは。

ここ数ヶ月の胸の苦しみを聞いていただきたく、書きました。

私は、結婚して3ヶ月のものです。この結婚した事に悩んでいます。

夫とは恋愛をして結婚したというよりは、一緒にいて落ち着くといいますか、優しいからという理由で結婚しました。

アップダウンの少ない穏やかな生活が、結婚には必要なのではないかとの考えからです。

夫は、私のことを尊重してくれ穏やかに見守ってくれていれているという感じです。

けれど結婚生活を送っている中で、本当にこの人が好きなのだろうか。やはり、恋愛ですごく好きという感情から結婚へ至らなかった、この結婚は正しかったのだろうか?

こんな中途半端な気持ちでいる自分自身の考えに押しつぶされそうになり、すごく苦しくなってしまうのです。夫は、まさか私がこのような事で悩んでいるとは知らないです。

結婚生活をこのまま続けていってよいのでしょうか?

やまねさん、こんにちは。

私に聞くより、ご主人に自分の気持ちを正直に打ち明けるべきではないでしょうか?

面と向かって言えないなら手紙を書いてみるとか。

話し合ってみると、また違う展望が開けると思います。

まだ結婚したばかりなので、環境の変化に気持ちがついていってない、ということもあるかもしれません。

結婚と同時に実家を出て、遠方に住み始めると、周囲に友達も家族もいないし、結婚と同時に仕事をやめてるから、昼間家で一人です。

すると、考えても結論のでないことを、頭の中でぐるぐる考えて、だんだんネガティブになっていきます。いわゆるマリッジブルーです。

こういうとき、真っ先にすべきことは、相手に自分の気持ちを話すことではなかろうか、と思います。

一人で考えても解決しない延々と考えていてもしかたがありません(それとも考えていれば結論が出る問題でしょうか?)⇒悩みすぎて時間を無駄にしているあなたへ。考え過ぎない人になる7つの方法。

ご主人だけでなく、信頼できる友達や、母親に相談するといいでしょう。

やまねさんからは、その後2回、メールをいただきましたが、ご主人に話すと「すべてがこわれてしまいそうで怖いのです」と書かれていました。

「すべて」とは、具体的に言うと何なのか?

自分の気持ちを偽りながら送る結婚生活のことだとしたら、そんなもの、こわれたほうがいいのかもしれません。

現状をこわさない限り、新しいものは生まれません。

やまねさんにとって、納得のいく解決が得られることを祈っています。

*****
いつもたくさんのお便り、本当にありがとうございます。

断捨離にあまり関係のないQ&Aの記事は、過去にも3つ書いています。

木枕の使い方やハンドルネームの由来など質問にまとめて回答します。

カナダでの子育て体験、英語の学び方、孤独死に関することなど読者の質問に答えます。

海外生活に関する個人的な質問(過去・現在・将来)、3つに回答します。

基本的にどんな質問もありがたく拝見し、返信を希望された方には、すべて順番に返信しています。同じようなことで悩んでいる人もいるかもしれない、と思ったものは、記事で回答しています。

「ブログで回答してください」と書いてあるメールに関しては、できるだけ記事で答えていますが、ブログに書けない内容もあるので、そうできないこともあります。

営業メールには「返信希望」とあっても、返事をしないことのほうが多いです。すみません。





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