シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

誰だってリーダーになれる。自分の持っている力を認めよう(TED)


セルフイメージが低すぎて、自信が持てず、買い物が止まらない人、汚部屋から抜けられない人に見てほしいTED動画を紹介します。

タイトルは Everyday Leadership(日々のリーダーシップ)。プレゼンターは Drew Dudley(ドリュー・ダドリー)さんです。邦題は「身近なリーダーシップ」となっています。

リーダーシップと聞くと、企業の話かな、と思うかもしれませんが、違います。日常生活において、誰だってリーダーシップを発揮しています、という主旨のプレゼンです。

「私なんか…」とすぐに自分を卑下する人も、実は気づかないうちに誰かの人生によい影響を与えています。だから、「私なんか…」と卑屈になる必要は全くないのです。

「身近なリーダーシップ」TEDの説明

We have all changed someone’s life — usually without even realizing it. In this funny talk, Drew Dudley calls on all of us to celebrate leadership as the everyday act of improving each other’s lives.

私たちは皆、誰かの人生を変えています。たいてい自分でも気づかないうちに。

このおもしろいプレゼンで、ドリュー・ダドリーは、日常、ふつうに行なっていることを、リーダーシップとして、讃えよう、そうすれば、お互いの人生をもっとよくできる、と呼びかけています。

収録は2010年の9月。6分14秒の短いプレゼンです。

日本語字幕もあります。英語は簡単ですが、彼はやや早くしゃべっています。動画のあとに抄訳をつけます。

☆トランスクリプトはこちら⇒Drew Dudley: Everyday leadership | TED Talk | TED.com

☆TEDの説明はこちら⇒TEDの記事のまとめ(1)ミニマリスト的生き方の参考に

みんなリーダーシップをすごいことだと思いすぎ

皆さんに質問です。自分のことを自信をもってリーダーと言える人、手をあげてください。

国中でこの質問をしていますが、どこで聞いても、手をあげない人がいっぱいいます。

みんな、リーダーシップを、何かこう、すごいことみたいに考えているのです。世界を変えること、みたいな。

自分もがんばったら、いつか「リーダー」になれると思っています。でも、いま、自分がリーダーと名乗り出るのは、ずうずうしく感じます。

思うんですが、私たちは、誰もできそうにない、すごいことばかり、賞賛してるんじゃないでしょうか。

そういうことだけが、讃えられるべきだと考えているふしがあります。

だから、日々、私たちがやっていることは、たいしたことない、と思ってしまうのです。

でも、誰もがリーダーなんです。それに気づき、自信を持つべきです。

過去10年、私はリーダーシップを捉え直して、人々をより幸せにする仕事をしてきました。

きょうは、私がリーダーシップを再定義するにいたった決定的なできごとを紹介します。

ある女生徒の告白

私はニュー・ブランズウィック、サックビルにあるマウント・アリソン大学に通っていました。

大学での最後の日、ある女生徒がやってきて、こう言ったんです。

「あなたにはじめて会ったときのこと、覚えています」と。そして、4年前のできごとを私に語ってくれました。

「大学が始まる前日、両親とホテルにいました。大学に行くのがすごく怖くて、自分にはできないと思い込んでいました。

まだ大学に行く準備はできてない。そう思って泣いていました。

両親は、理解があって、こんなふうに言ってくれました。

確かに怖いよね。でも、明日の初日だけ行ってみよう。

居心地が悪くなったら、それでもいい。そのときはみんなで家に帰ろう。何が起きても、パパとママはきみを愛している。

だから翌日大学へ行きました。登録するために両親と並んでいたとき、「絶対だめ、大学なんて行けない、もうやめよう」と思い、家に帰ることに決めました。

とてもほっとしました。

後ろにいる両親に、家に帰りたいと言おうとしたとき、すごくへんてこな帽子をかぶってあなたが学生会館から出てきたんです。

人生を変えたロリポップ・モーメント

あなたは、Shinerama シャイネラマ – 嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょう)と闘うチャリティ団体 – の看板と、ロリポップ(棒付きのキャンディ)がいっぱい入ったカゴを持っていました。

並んでいるみんなにキャンディを差し出しながら、Shineramaの話をしていました。

突然、あなたは私のところにきて、立ち止まり、じっと私を見ました。気持ちわるかったわ。

それから、あなたは、私の隣にいる男生徒にほほえみかけ、ロリポップを渡し、「となりにいる美人にこのロリポップをあげないとね」と言ったんです。

彼は恥ずかしさでまっかになって、私を見もせず、こんなふうに、私にロリポップを差し出しました。

受け取らないと彼にわるいと思って、ロリポップをもらいました。

そしたら、あなたは急に真面目な顔になって、両親を見て、こう言いました。

ちょっと見て、見て。家から出た初日に、お嬢さんは知らない人からアメをもらっちゃってますよ!

この言葉に誰もが大笑いしました。

どうでもいい話だと思うかもしれませんが、みんなが笑っている、この瞬間に、私、大学をやめるべきじゃやない、と思ったんです。

自分のいるべきところがわかりました。ここが自分の家だと。

このときから、4年間、あなたとは、一度も話をしませんでしたが、あなたが大学を去るときいて、あなたに会いにきました。

あなたは私の人生において、とても大切な人だということを伝えるために。

さみしくなります。お元気で」。

こう言って彼女は立ち去りました。呆然としていたら、2メートルぐらい先で、彼女は振り返り、微笑みながらこう言ったんです。

「知ってると思うけど、4年前の彼とまだ付き合っているのよ」と。

トロントに移って1年半後に、結婚式の招待状をもらいました。


人の人生に違いを起こしたことを自分は気づいていない

問題は、このことを私はいっさい覚えていなかった、ということなんです。

おもしろいエピソードだから、覚えてるはずだよな、と思って考えてみましたが、やはり記憶にありません。

このとき気づいたんです。誰かの人生にすごく大きな違いを生みだしたその瞬間を自分は覚えていない、ということに。

こういう「ロリポップ・モーメント」(lolipop moment)、体験したことありますか?

誰かが言ったり、やったことのせいで、自分の暮しが根本的によくなったってことが。

では、そのことを相手に伝えたことがある人は?

ですよね。伝えないんです。

誕生日はお祝いするのにね。365日、死ななかっただけなのに。

誕生日は大事にするのに、自分の暮らしをよくしてくれたことを、相手に伝えません。

誰もが、みんな誰かの「ロリポップ・モーメント」を起こしているというのに。

みんな、自分が言ったり、行動したことで、誰かの人生をよくしているんです。「そんなことはない」と思うなら、さっき、「伝えていない」と手を上げた人を思い出してください。

相手はそのことを、わざわざあなたに話してないだけなんです。

人は自分がパワフルなことを恐れている

自分が人の人生にこんなふうに影響を与えている、と考えるのは恐ろしいから、みんなリーダーシップを自分にはできそうにもないすごいことなんだと思ってるんじゃないでしょうか。

マリアン・ウィリアムソンはこう言ってます。

「私たちのもっとも大きな恐怖は、自分が充分ではないことではなく、ひじょうにパワフルであるということです。

私たちを怖がらせるのは、自分の光であり、闇ではないのです」。

私が言いたいのは、お互いの人生において、自分はとてつもなくパワフルだという光の恐怖を克服するべきだ、ということです。

恐れを乗り越えれば、自分の子供やあとに続く人たちが、お互いの影響力に価値を見い出すでしょう。

それはお金や権力、肩書、権威なんかより重要だとわかってくれます。

リーダーシップの意味を捉えなおし、誰もがロリポップ・モーメントを起こしていることを知るべきなのです。

いったい何人の人がロリポップ・モーメントを作り出し、それがあることを認め、未来につなげたり、「ありがとう」と伝えているでしょうか?

リーダーシップは世界を変えることだ、といいますが、世界なんてありません。それは60億の人々がいかに世界を捉えているかにすぎないのです。

もし誰か1人の世界の見方を変えることができれば、その人に何ができるのかわかってもらえたり、たくさんの人がその人を思いやっていることや、その人自身がどれだけパワフルな存在なのか、知らせることができれば、あなたはすべてを変えたことになるのです。

リーダーシップをこのようにとらえれば、何もかも変えられると思います。

シンプルなアイデアですが、小さなアイデアではありません。

//// 抄訳ここまで ////

単語の説明

howl 大笑いする

kicker 以外な問題点、どんでん返し。

Marianne Williamson マリアン・ウィリアムソン
アメリカの作家で、スピリチャルなことを教えている人。

Our deepest fear is not that we are inadequate. Our deepest fear is that we are powerful beyond measure.

こちらのプレゼンもセルフ・イメージをあげるのに役立ちます⇒2分で人生を変える方法「ボディランゲージが人を作る」(TED)

私たちがもっとも恐れているものは、自分が未熟だということではなく、とてつもない力を持っているということです。

本当はパワフルな人たち

最近の私は、人は自分の持っているものや、できていること、充分なことに目を向ければ、買い物依存もなくなるし、汚部屋もきれいになるのではないか、と考えています。

そこで、こんな記事を書きました⇒お金がなくても豊かに楽しく暮らすたった1つの秘訣。

とはいっても、ないものばかりに目がいってしまうのは、私も同じです。

「どうしてこうなるんだろう?」と考えて、これは脳の癖だろうと、思うに至りました。

脳は自分を守ろうとしているので、身の危険がせまらないように、できないこと、充分でないことにばかりにフォーカスさせようとするのでしょう。

実際、ネガティブなことのほうが記憶に残るようです⇒人はネガティブ思考を引きずるようにできている話と、そこから抜け出す方法(TED)

記憶に残るということは、脳がそれを重要視している、ということです。

しかし、物質が豊かでなく、飢饉が頻発していた昔とは違い、今は物も充分あるし、そんなにあせってたくさん食べなくても大丈夫な時代です。

むしろ心配しすぎがストレスを生んで、害になっています。

実は、私たちは大丈夫であるどころか、とてつもない力を持っている、というのが、きょう動画を紹介していたダドリーさんや、プレゼン中で言葉が紹介されていた、マリアンヌ・ウィリアムソンの考え方です。

私たちは、自分の力を恐れていた「アナと雪の女王」に出てくるエルサ(雪の女王のほう)みたいな存在らしいのです。

そうかもしれませんね。

「私はダメ人間で全く片付けられません!」とか「私は本当にどうしようもなくて買い物が止まりません!」とネガティブ思考全開のメールをもらうことがありますが、読むたびに、強い負のエネルギーを感じます。

このベクトルを逆に向ければいいんじゃないでしょうか?

こういう人たちは、私なんかよりよっぽどパワフルだと思います。


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