タブレットを見る人

ミニマルな日常

カナダでの子育て体験、英語の学び方、孤独死に関することなど読者の質問に答えます。

読者さまからいただいたランダムな質問に回答し、記事のリクエストに答えます。

内容は以下の5つです。

カナダでの子育て体験
英語の学び方
●私の仕事
●TEDの動画の見つけ方
●孤独死について

ミニマルイフやシンプルライフ、断捨離に関する質問にはできるだけ記事で回答するようにしています。

しかし、すでに過去記事で何度も書いている内容、1本の記事にするほどでもない質問、ごく一部の読者しか興味を持たない話、きわめて個人的な質問、メールで返答したくても、メールアドレスの記されていない質問など、さまざまな問い合わせがあります。

そのような雑多なジャンルのメールから2つ選びました。

まずいちさんからです。



子育て体験と英語の習得法を記事にしてください

件名:感想です。

はじめまして。

楽しく拝見させていただいております。ほぼすべての記事がおもしろく、すごく参考になるので、メッセージを送ることなんて普段ないのですが送らせてください。

自分が欲しい情報というか、心地よい内容というか、はたまた自分を肯定できる内容が書いてあるからでしょうか、こちらのブログずっと見てられます。不思議です。

私自身が海外移住に憧れており、小学校1年生の娘がいることもあって、より記事から親近感を感じるかもしれないです。

まだ、全ての記事は読んでおりませんが、ぜひカナダで子育てされた際の経験やダンシャリスト(ミニマリスト?)の観点から見た英語の習得法などがあれば、記事にして頂けると嬉しいです。

いちさん、メールありがとうございます。

子育てついて

子育ての話は、娘の汚部屋の片付けの記事、なぜ子供服が増えてしまったのか、といったトピックで書いている記事にちらほら出てくると思います。

子供がテーマの記事を順番に読んでください。こちらから探せます⇒子供の物を捨てたいママに。子供と楽しむシンプルライフに関する記事のまとめ(1)

バレエの話も娘の話題です⇒検索 バレエ 娘にバレエを習わせてよかったと思う理由

私の娘は19歳になりました。子育てしていたのは、遠い昔のこと。ほとんど何も覚えていません。

いま、思い出せるのは

●あまりに貧乏だったのでどこにも連れていけなかったこと(その他貧乏話はたくさんあります)

●小さいとき(誕生から就学まで)言葉が出るのがものすご~く遅かったこと

●1年生のときすごい高熱が1週間続いて脳膜炎になるんじゃないかと心配したこと

●2年生のとき、プレスクール(保育園)時代から仲のよかった友だちを、転校してきた友だちに取られて(と娘は思っていた)しょんぼりしていたこと

●算数がすごく苦手で、学校の先生から電話がかかってきたこと(小学校2年のとき)

●小学校に入っても、相変わらず国語が苦手で、下級生に本を読んであげる前の晩に、「うまく読めない」とベッドの中で泣いていたこと

娘の通っていた小学校では、毎週、上級生が下級生に本を読んであげる時間がありました。毎年、ペアを組みます。

小さいうちは、読んでもらう側ですが、4年生ぐらいから、読み上げる側にまわります。娘は文章を読むのが苦手だったので、これがすごくストレスだったのです。

「私、うまく読めないから」とめそめそしていました。

これぐらいでしょうか?

まあ、ほかにもいろいろあったとは思いますが、概して子育てではそこまで苦労していません。

娘は洋服を床に脱ぎ捨てる傾向があるため、このブログだけを見ている人には「だらしない人間」というイメージがあるかもしれません。

しかし、実はとてもしっかりしており、私なんかより、ずっと「自分1人で生きる力」を備えています。

親が非力だと、子供はたくましくなるようです。

英語の習得法に関して

英語の勉強の仕方もよく聞かれます。私もまだまだ学習しているわけですが、私が心がけていることを紹介しますね。

私は、特に魔法のような方法を使ったわけではありません。地道に1つずつ単語とセンテンスを覚えていきました(今もそうです)。

一般的な日本人と同じように、中学校にあがってから、学科として英語を勉強しました。

小学校高学年のとき、父がデパートで「小学生の英語」という教材を買ってくれたことがあります。これはカセットテープデッキとテキストがセットで販売されていました。家庭用カセットテープデッキが出始めた頃だったと思います。

私はねだった覚えはないのですが、なぜか買ってくれました。けっこうな値段がしたと思います。その頃、英会話ブームだったのかもしれません。

この教材には、装丁の立派なテキスト(全編カラーの絵本みたいな感じ)が4~5冊とカセットテープが同じ数だけついていました。

せっかく父が買ってくれましたが、テープは最初の1本を聞いただけで、あとはお蔵入り。2本めを聞くほどは、興味がなかったようです。弟も聞いてないと思います。

1番最初のテープに ♪Good morning, good morning, good morning to you ~~~♪ という歌が入っており、この部分は今も歌えます。

テキストの登場人物に Michael (マイケル)とBill(ビル)という2人の小学生がいました。マイケルとビルという名前はすでに知っていた私ですが、その発音が、「マイコー」「ビユ」みたいになるので、ちょっと驚きました。

この教材をよく覚えているのは、カセットテープデッキが衝撃的だったからです。「自分の声を録音できるのがすごい」と思いました。それまで、自分の声を録音して聞いたことなど一度もありませんでした。

英語の本そっちのけで、いそいそと自分の声をテープにとっていました。

まんが「いじわるばあさん」を読み上げて、録音していた話は以前書いています⇒捨てずに持ってる本もある~『サザエさんうちあけ話』の光と影

あと、私は中学生ぐらいから洋楽が好きでよく聞いていました。意味は全くわからず、歌っていました(タモリの空耳アワーの世界)。ほとんど英語の歌だったと思います。

まあ、こんな話、あんまり参考にならないかもしれませんね。

おすすめの英語の学び方

以下のことを心がけるとうまくいきやすいと思います。

●基本的な文法や単語、表現は地道に覚える

●(話せるようになりたいなら)肉体的トレーニング(音読、シャドーイングその他)を重ねる
このトレーニングは、「え、ここまでやる?」的なレベルまでやったほうがいいかもしれません。

●毎日少しずつ勉強する(断捨離と同じです)

●自分の好きなものとからめる
私の場合は音楽です。映画もまあまあ好きですが、音楽のほうが好きでした。

今は、映画も手軽に見られますが、私が学生のときは、ラジオのスイッチをひねれば流れてくる音楽のほうが身近でした。

中高生のときは、洋楽を紹介する音楽評論家かディスクジョッキーに、本気で、なろうと思っていました。映画も音楽も勉強だと思って見たり聞いたりはしていません。

●自分に合った方法を使う
学習者の性格、環境、ゴールは千差万別なので、Aさんにうまくいった方法がBさんに最適とは言えません。

「どんな方法が自分に合っているのか?」は人に教えてもらうものではなく、自分でやりながら見つけるものだと思います。

●目的意識をもつ(これも片付けと同じ)
多くの人が、英語の学習に簡単に挫折するのは、目的意識が欠如しているから。まずゴールを考えて、次に今の自分の位置を見極め、間を埋めていきます。

ギャップを埋めるやり方はこちらを参考に⇒人生で解決すべき問題の優先順位のつけ方。何から始めたらいいのかわからない人へ。

英語は意志の伝達ツールなので、それを使って何をするかが問題です。

●必要なことをやる
目的によって、必要なことは違います。日常会話ができるようになりたいのなら、英検の資格は不要です。

社会人は忙しいので、よけいな勉強に時間をさいている暇はないでしょう。

●楽しんでやる
苦行や修行さながらの勉強をしていると続きません。自分の好きなことにからめると、楽しくなります。

●裏技探しに奔走しない
「ラクをしたい」と、裏技的な方法を探し続けていると、裏技を探し求めているうちに一生が終わってしまいます。

そんな時間があったら、単語の1つでも覚えたほうがいいです。なぜなら、裏技なんてないからです。

裏技的な方法とは、「聞いてるだけでマスター」「1日10分でペラペラ」「30日でネイティブに」みたいな「外国語の習得なんて簡単だ」という主旨のメソッドです。

そんなことありえません。母語として習得した日本語だって、そんなに簡単にマスターできていません。

赤ちゃんは確かに聞いていただけといえそうですが、さまざまなアクションや文脈が紐付いています。

ハイチェアーの上にのっていた哺乳瓶をはたいて、床にミルクをぶちまけたら、お母さんがすごい剣幕で、「こら、そんなことしちゃだめでしょっ!」と言った。だから自分(=赤ちゃん)はショックでわーっと泣いた、とか。

このとき赤ちゃんは、「だめでしょっ!」という言葉に加えて、恐怖やショックという感情込みで、その表現をありありと体験しています。その場の空気も覚えているでしょう。それも1度や2度ではありません。

教材には、この「強烈な体験部分」がすっぽり抜けているため、ただぼーっと聞いているだけでは、人ごとのままではないでしょうか?

次はWさんの質問です。

孤独死についてどう思いますか?

件名:筆子さんのお仕事、ブログ記事の作成方法

筆子さん、いつもためになる記事をありがとうございます。

2年近くブログを拝見していて疑問に思うことがあるので、質問させてください。

①筆子さんの本業は何ですか?

これだけ記事をアップされているのでブロガーなのか、英語ができるから翻訳のお仕事をされているのかとても気になります。

②TEDの記事で取り上げている動画はどのように見つけているのですか?

どのようにアンテナを張っているのか、やはり英語が分かるから見つけられるのか、教えていただきたいです。わたしも見つけてみたいと思うのですが、全然できませんでした。

③孤独死についてどう考えますか?

筆子さんは結婚されて、お子さんもいらっしゃるからご自身が亡くなったあと、対処してもらえる確率は高いかとは思います。

でも、結婚していても孤独死しないとも限らないと考えるようになりました。もし自分に子供がいても、必ず思い通りに後始末してくれるか分かりません。

できれば、ひとりで完結させることができた方が孤独死に対する不安が無くなると思います。

孤独死が問題なのは、故人自身がどうにも後始末できないからなのではないかと思います。

なにか良いサービスが無いかと探しましたが、お金ばかりかかるだけで思うようなものは見つかりませんでした。

筆子さんがどう考えているかお聞きしたいです。

Wさん、こんにちは。2年もブログを読んでいただき、ありがとうございます。

私の本業

ブロガーです。

在宅ワークとしてブログを書いています。カナダの税務署には、self-employed (自営業)で申告しています。

仕事で英語は使っていません。プロとして翻訳できるほど日本語力や英語力、翻訳技術はないと思われます。

TEDのプレゼンの見つけ方

すでに見たことがあるもの、たまたま見つけたものを紹介することもありますが、基本は検索です。

たとえば、「今週はスマホに関するプレゼンを紹介したいな」と思ったら、TED smartphone などという言葉で検索して探します。

孤独死について

孤独死については、別に何とも思いません。

とにかく死ぬまでなんとか生きなければ、と思っているので、その後のことまで心配していません。

死んだあとのことまでコントロールしようとするのは、しんどくないですか?

気になることといえば、私、日本に銀行口座があるので、「自分が死んだあと、誰が凍結するんだろう?」という懸念はあります。夫も娘も全く日本語がわからないですから。

ブログの行方も気になるところです。

ですが、いずれもなるようになるだろう、と考えています。

3ヶ月に1回、このブログのサーバー代を支払っています。

支払いがなされないと、サーバー会社がブログを凍結します。

アクセスしたとき、ブログが消えていたら、私が死んだか、ボケてしまったか、長々と寝込んでいるか、事故で病院に収容されているか、まあ、そういう事態になったと思ってください。

お墓に対する考えは、以前記事に書いたことがあります⇒大がかりな葬式やお墓は必要でしょうか? シンプルな葬儀はこんな感じです。

***********

実は、この手の質問やリクエストで処理していないものがまだまだあります。そのうち、また同様の主旨の記事を書きますね。

メールアドレスが書いてあれば、質問には返信しています。しかし、「ブログで答えてください」とだけ書き、メールアドレスを書いてない人も少なからずいます。

「書け!」と言われたからといって、何でもかんでも即座に記事にできるものではない、ということをご承知おきください。





Saita(咲いた)2017年10月号雑誌「Saita(咲いた)」2017年10月号に筆子の記事(捨てる技術)が掲載されています。前のページ

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