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どうして筆子がミニマリストになったのか、なぜ、突然バンバンものを断捨離しまくったのか書いています。
27歳の夏、5つのきっかけで、物をたくさん断捨離しました。
そもそもなぜ、私はこんなにたくさんの物を買ってしまったのでしょうか?
発作的な断捨離の先の話に行く前に、きょうはこの点について考えてみます。
筆子がつまらない物をたくさん買い集めてしまった理由とは?
心の中に何か満たされないものがあり、それを買い物することや、物を手に入れること、そばに置くことで埋めようとしていたのです。
20代後半のとき、筆子は不幸だったのです。好きな趣味があり、習い事もやり、実家住まいの独身で、家賃や生活費の心配もいらず、反抗的な子供もおらず、今よりずっと恵まれていた(?)ので、自分ではそこまで不幸だとは思っていなかったのですが。
しかし、心の中には、さまざまな不満が渦巻いていました。
たとえばこんな不満をかかえていました。
- 給料が安い
- デッドエンドジョブ
- デブである
- 恋人がいない
1つずつ詳しくご説明します。
給料が安い
筆子の入った会社は、ほかの会社にくらべて給与が安かったのです。友だちの年収を聞くたびにため息がでました。しかし、筆子は実家にいたのだから、その気になれば貯金はできたはずです。
デッドエンドジョブ
デッドエンドジョブとは、英語で書くと dead-end job 「行き止まり仕事」という意味です。つまり、どこまで行っても、行き止まりにぶちあたる仕事です。
仕事は嫌いではなかったのですが、この先、何年やっても同じ仕事の繰り返しで先の展望がありませんでした。
デブである
筆子は幼稚園のときはすごく細かったのですが、小学校3年ぐらいからぶくぶく太り始めました。
1度、脂肪細胞ができると、あとは、しぼんだりふくらんだりするだけで、決してなくならないと、と聞きますが(未確認ですけど)、筆子の場合、その後、ほぼふくらんだまま、現在に至ります。
実は25歳のとき、やせたくて、1度、無理なダイエットをしましたが、恐ろしいまでにリバウンドしました。これについてはまた後日書きます。
恋人がいない
彼氏がいなかったのですが、それで特に不自由はありませんでした。ただ、まわりがいろいろ言うじゃないですか?特に母親が。それが、けっこうストレスでした。
先が見えない苦しさを買物で発散
4つの不満の中でも、先の展望が感じられないのが、1番大きかったです。このときはまだ20代で、今から考えるとピチピチとして、体力もあり余り、ひどい虫歯にもなっていなかったし、まだまだ何でもできる年頃なのですが。
今の筆子は、考え方をがらっと変えたので、不満でおなかの中が真っ黒ということはありません。しかしこの頃は、たとえふだんは平常心で暮していても、何かちょっとしたきっかけで、おなかの中にある黒いものがドロドロ出てきそうなくらい、不満たらたらでした。
私はそのような満たされない気持ちを埋めるために服を買い、ピアスを買い、靴を買い、フェリシモで毎月雑貨を買っていたのです。
現状の生活に対する不満を解消するために買っていたのですから、軽い買い物依存症みたいなもの。
しかし、筆子は「物」が好きでしたから、ここが買い物依存症の人とは違います。買ったものすべてを使い切ることはないにしろ、きれいに整理したいという気持ちはいつも持っていました。
あまりに買いすぎて、何を買ったか忘れるということはよくありましたが。
さらに、借金をしてまで買うことはなく、安い給料のおかげで、重度の汚部屋にならなかったのは幸いでした。
お金を使うといえば、一時期わりと値段の安い、規模の小さなエステティックサロンに通っていたこともあります。
施術料はさほど高くありませんが、施術に使う化粧品(マッサージクリームやら何やら)が高かったので、けっこうな無駄遣いでした。
ここは小さなマンションの一室でやっていました。エステにお客さんとして出向くと、大事にされるので、そういうことで心を満たしていたのでしょうね。
買い物をすることで、自分のパワーを感じていたわけです。そして、汚部屋になり、ある時頂点に達して、断捨離という流れ。
このときは、自分の心のメカニズムまで考える余裕はなかったので、いったんガーッと捨てたものの、その後、お決まりの断捨離リバンドが起きました。
この続きはこちら⇒大量に断捨離したのにリバウンドした理由とは~ミニマリストへの道(4)
最近の筆子は、さほど空虚な気持ちにはさいなまれていません。いろいろ考え方を変えたのですが、特に、自分のことばかり考えるのをやめたら、おなかの中の黒いものが徐々に減っていきました。
脂肪は減らないのですが。
生きている限り、自分の思い通りになることなんて、決してありません。ミニマリストとなった今は、そういう「思い通りにならないこと」を楽しむ心の余裕がでてきましたよ。