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どうやって私が洋服を減らしたかお伝えします。自慢ではありませんが、私、以前はたくさんの服を持っていました。1番持っていた時期、枚数を数えたことはありませんが軽く500着ぐらいはあったと思います。
ですが今は14着です。今後減ることはあっても増えることはないでしょう。
たとえ現在、膨大に衣服を持っていたとしても大丈夫。あなたにも洋服を捨てることはできます。
こんなにたくさん服を持っていた
高校生のときは私服が少なかった筆子ですが、OLになって、給料を稼ぐ身になったら、どんどん買ってしまいました。
収集癖があったので、まずはTシャツをコレクション。千趣会で買ったベッドの下に入れる収納ケースに収めていました。
これは1メートル四方ぐらいの背の低い木の箱です。キャスターがついていたので引き出せるようになっていました。
Tシャツはくるくる巻くとたくさん収納できるという「Tシャツくるくる巻きの技」を雑誌で読み、まねをしました。
確かに衣類はロール状にすると、たくさん詰め込むことができます。しわもできないので、たとえば旅行のとき、スーツケースに衣類をたくさん入れたい時に使えるワザです。
しかし自宅でこんなテクニックを使ってしまうと、いらない服が増えるばかり。
Tシャツ以外の服は洋服ダンス、カラーボックス、ファンシーケース、たんすに詰め込んでいました。
からだは1つなのに、洋服はいっぱいあり、部屋の中の空気がどんより淀んでいましたね。
いかにして服を捨てたか?
第1段階 服があふれすぎていたので手当たり次第捨てた
27歳のとき、会社をやめて怒涛のように捨てました。
こんなふうに⇒私が断捨離を始めた5つのきっかけとは?
このとき3分の2は捨てたと思います。
今のように断捨離のやり方とか、近藤麻理恵の本などありませんでしたから、ほとんど直感的に「これはもう着ないな」という服を捨てました。
しかし、この断捨離はリバウンドしました。後日、勤め始めたらまた買ってしまい元の木阿弥でした。なぜ買ってしまったのかはこちらの記事に書いています⇒大量に断捨離したのにリバウンドした理由
第2段階 生きる場所を変えて少しの服だけ選びとった・・・つもりだった
カナダに来る時、心機一転し、シンプルライフにしたかったので、持ってくる服は最小限にしました。飛行機に乗る前、自分がふだん来ているもの、好きなものをリストアップ。
このとき海を渡ったのは、着ている分もあわせて10着未満。
ところが私は大きなミスを犯しました。大部分の服を捨てずに自分の部屋に残してきたのです。
あとでぽつりぽつりと母に送ってもらったり、里帰りしたときにうっかり持ち帰ってしまいました。
さらにオークションやプチプラの服を買うのにこって、服が増えてしまった時期もありました。
物を増やしていた暗黒時代⇒主婦が物を増やす3つの習慣とは?
第3段階 着ない服を重点的に捨てた
50歳になって「最後のチャンス」とばかり、断捨離と片付けを真剣に始め、ほかのものと一緒に服もコツコツと捨てていきました。
捨て方はごくオーソドックスな方法です。
タンスの引き出しの中身を全部出して、「捨てる」「とっておく」「寄付する」服に分けました。
判断基準は
・その服が好きか
・最近着ているか
・サイズがあうか
・着ていて楽か
特に「実際に着ているか?」という点を重視。
次に、クローゼットにかかっている服についても同じことをしました。
当時すでに、カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば自分が見える』や、『「収納」するなら「捨て」なさい』という本を読み、さらにフライレディネット(アメリカのお片づけサイト)のメールを毎日読み、捨てることが日々の習慣になっていました。
そのうち、タンスの中がからになり、ほとんどの服をクローゼットにかけることができました。そこで、確かカレン・キングストンの本にのっていたと思うのですが、1度着て洗濯した服をつねに1番左にかけるようにしました。
すると、着ない服は必然的に右側にたまって行きます。右側にくすぶっている服をどんどん捨てました。
しばらくしてからプロジェクト333のことを知り、参考にしました。
プロジェクト333のこと⇒3ヶ月33アイテムでおしゃれを楽しむ方法~アメリカの女性ミニマリストに学ぶ、プロジェクト333
と言っても、私はすでに、3ヶ月、33アイテム未満で暮していたので、3ヶ月間に身につけた服や、靴、バッグなどをノートに書いていきました。
3ヶ月後に、全然使わなかったアイテムを捨てました。
☆一般的な服の捨て時はこちらにも書いています⇒こんな服は今が捨て時。年末こそ衣類の断捨離を
第4段階 ミニマリストになったのでさらに捨てた
去年の今頃、手持ちの服が67着になりました。そこからおよそ1年かけて40着減らしました。
このときの捨てる基準は
・天然繊維率の低いもの。
⇒私が天然素材を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない
・自分の年齢に似合いそうにないもの。
・似たようなものがほかにもあるもの。
・最近着ていないもの
です。
この段階で捨てた服の一部をこちらで紹介しています⇒洋服を捨てながら断捨離の経験値をアップする日々:ミニマリストへの道(63)
1ヶ月ごとにワードローブを見なおして、袖を通していないものを捨てました。そして現在17着です。
服を減らしてよかったことは、着るものについて迷ったり考える必要がなくなり、暮しそのものが楽になったことです。
服が少ないと、時間も体力も別のやりたいことに使えます。
⇒ミニマリスト主婦の普段着とよそ行き~少ない服はストレスフリーで生産性があげる
いったん減らした服を増やさないコツは、買わないことにつきます。
買わない考え方⇒浪費が止まらない人に送る、物欲にふりまわされない5つの考え方
衣類や身に付けるものは、生活環境や好み、年齢、ライフスタイルによって、一人ひとり必要なアイテムが違うと思います。
ファッション雑誌は、そういうことを無視して、「今シーズンのマストアイテム」とか、コーディネートの例を記事にして半ば押し付けてきます。
大事なのは、「皆と同じ格好をする必要はない」と知ることではないでしょうか?
常に流行の服や小物、バッグ、ガジェットを買って消費しないと、人生がつまらなくなってしまう、と考えている人は多いです。その気持ちはよくわかります。
また、人は本能的に新しいものを好む生き物です。
しかし、「新しいもの」はすぐに古くなるのです。「流行りモノ」は必ず、すたれます。
ココ・シャネルは言いました。「ファッションはすたれるが、スタイルは残る « La mode se démode, le style jamais.»」。
自分らしいスタイルであれば、たとえそれがTシャツとトラックパンツの着たきりでも全くかまわない、と筆子は考えています。