ページに広告が含まれる場合があります。
ヘアケアに関する読者の質問に回答します。
1. 私が白髪染めに使うもの
2. 湯シャンだと頭がかゆくならないか?
以上2つです。まず、白髪染めの質問に回答しますね。
Oさんからいただきました。
筆子が白髪染めに使っているもの
件名:白髪染め
筆子さんは白髪染めはヘナしているのですか?
私は白髪染め専門の美容室で染めています。
ジアミン入りの白髪染めは体に悪いと聞きましてどうしようか迷っています。
筆子さんはどのようなヘナで染めているのでしょうか?
Oさん、こんにちは。メールありがとうございます。
私、白髪染めはもうしていません。3年前ぐらいに前に完全にやめました。
私が使っていたヘナ
それ以前はヘナを使っていました。
ナイアードの商品です。以下の2つのうちどちらかを使っていました。
こちらはヘナに木藍(もくらん)がまざっていて、黒っぽく染まります。
レビューに、Newバージョンと書いている人がいるので、私が使っていたのはたぶん旧製品です。
10年前だったと思いますが、このヘナを使って毛染めした頭で、日本の友人宅を訪れたところ、(日本では茶髪など、おしゃれ染めが流行っているので)いまどきそんな黒い髪をしている人は日本にはいない、と言われました。
こちらはヘナ100%でオレンジ色に染まります。
ナイアードには、木藍入りで茶色っぽくしあがるヘナもあります。
私の染め方は以前、記事にしているのでよかったらごらんください。
ヘナ歴15年の私が、白髪染めにヘナを使うメリット、デメリットを徹底解説
ジアミンについて
ジアミン入りの毛染めは、身体によくはないですね。きれいに簡単に染まりますが。
アレルギーを引き起こす可能性があるし、ぜんそくを引き起こす恐れもあるし、発がん性もあります。発がん性があるということは、体内の細胞を突然変異させる可能性もあるわけで、環境ホルモンみたいなものです。
環境ホルモンとは何か、その影響など基礎的なことをわかりやすく解説
アメリカでは、ジアミンは、その毛染めの全成分の6%までなら使用してもいい、という規定があります。
髪を染めてもらっている人の使用頻度は、半年に1度くらいでしょうが、その薬品を使って毎日染めているほうは、リスクがあがります。
私は美容院に行かないし、美容院で毛染めをしたのは、25年ほど前に、ヘアマニキュアというのを1度したきりなので、実情がわかりませんが、染めているときは、美容師は、ゴム手袋をしているでしょうが、お流し(染めた髪を洗う)をするときは、素手ですよね?
それとも手袋しているのでしょうか?
化学的に合成された毛染めには、ほかにも危険な薬品が入っているので、ヘナやジアミンの入ってない安全度の高いものを使ったほうがいいと思います。
ヘナだときれいに染まらない、時間がかかる、といった不満を持つ方もいますが、いきなりさーっと染まってきれいな色になるほうが不自然なのです。
つまり、それだけ化学物質が入っている、ということです。
ジアミンについて詳しいことを知りたい方は、以下の記事が参考になると思います。
日本語⇒お洒落染めにジアミンが含まれている理由|イチゴカラーブログ|イチゴカラー(☆2022/07/15:記事が削除されたのかリンク切れになるのでリンクをはずしました。)
ラクトンカラーというジアミンの入っていない毛染めを売っているメーカーのブログのようです。
この記事には、ジアミンの入った毛染めの色持ちは、1ヶ月であり、シャンプー30回で退色するとあります。
化学物質で髪を染めて、それをまた化学物質が入ったシャンプーで落とし、また化学物質で染めるわけです。期間にして、50年ぐらいそれを繰り返します。
毛染めにもシャンプーにも、時間とお金がかかっています。しかし、そのかわり、「美しい姿」を手に入れられます。
見た目の美しさをとるか、健康をとるかの選択といえるでしょう。まあ、おしゃれとはそういうものです。
化粧品にも、有害な物質が入っているし、香水は合成香料を使っているし、ハイヒールは足によくないし、ブラジャーでしめつけるせいで乳がんにかかる率があがるわけですから。
危険なブラジャーの話⇒下着もミニマルにブラとショーツだけ、さらにノーブラ化をめざしています
私が、女優や、銀座のバーのホステスのような、見かけが重要な仕事をしていたら、白髪を染めていたでしょう。しかし、実際は、家でコツコツ、ブログを書いているだけなので、白髪を染めるのはやめました。
こちらはジアミンの危険性が書かれたページです。
英語⇒P-Phenylenediamine – Safe Cosmetics
「ヘナ」と書いてある毛染めでも、ジアミンが入ってることがあるので、成分表示をしっかり見たほうがいいです。
同じことがシャンプーにも言えます。ヘナだけだと、オレンジ色に染まります。それ以外の色になるなら、何らかの物質が入っています。
ナイアードのヘナは、成分をみると、葉っぱや果実など、自然界にあるものなので、大丈夫だろうとふんで使っていました。
ヘナを生育するときに、どのぐらい農薬を使っているのか、という問題もありますが、明らかにジアミンが入っている毛染めを使うよりはずっといいと思います。
もちろん、その人が何に優先順位を置くかで選ぶものは変わります。
ところで、Oさん、返事が必要とありましたが、メールアドレスが書いてなかったので、返信していません。
次は湯シャンに関する質問です。実は2年前にもらったメールで、ご本人にはすでにメールで回答しています。しかし、記事には取り上げていなかったので、今回、紹介しますね。
あさよさんからいただきました。
湯シャンだと頭がかゆくありませんか?
件名:湯シャンについて
ドミニク・ローホーさんについて検索した流れでこちらにたどりつきました。それまでミニマリストという生き方があることも知らなかった50代前半独身です。
節約や考え方がテーマの記事からも大いに刺激を受けておりますが、今回は湯シャンについてご報告したくメールをお送りします。
子供のころから頭皮トラブルに悩まされてきました。肌質に合うシャンプーに出会ってからは調子がよかったのですが、数年前にメーカーの都合で製品が変更されてからまた具合が悪くなりました。
皮膚科にかかるほどではなく、1日洗わないとかゆくなるのが悩みでした。毎日洗髪しても緊張やストレスから無意識に頭をかいてしまうこともあり、睡眠の質の向上にも同時に取り組みました。
血行促進のために頭皮マッサージも試みたところ、乾燥肌なのに地肌が汗ばんでいることがあり、これがかゆみの原因ではないかと思い当たりました。
そこで、目標を「洗髪頻度を下げること」から「毎日洗髪する代わりに2日に1回はお湯だけで洗髪すること」に変えました。
半信半疑でしたが、普通に洗髪したときとさほど変化もなく、石鹸シャンプーのようなごわつきもありませんでした。
湯シャンといっても洗髪前にヘアオイルで地肌をマッサージし、最後には髪にトリートメントを少々使ってます。
「週に2日は湯シャン」のぐらいの軽い気持ちで始めましたが、今では「週に4日は湯シャン、2日はシャンプー」と逆転しました。シャンプー(ボタニカルアミノ酸系)は週末だけでもよいくらいです。
美容室で購入したヘアケア製品をすべて捨てた代わりに、ちょっとお高い柘植ブラシを購入しました。時間もスペースもお金も節約できたうえに、頭皮の状態がよくなってきたのが何より嬉しいです。
筆子さまのブログでシャンプーについて学ぶことができたおかげです。御礼申し上げます。
最後に質問です。
筆子さまは完全な湯シャンでしかも毎日は洗髪なさらないと伺いましたが、それでも頭皮はかゆくならないでしょうか。わたしは汗をかきやすい後頭部から側頭部にかけたあたりが主にムズムズします。
どうぞよろしくお願いいたします。
あさよさん、こんにちは。ご質問ありがとうございます。
湯シャンを始めたころは、毎日洗っていて、2016年夏あたりは、3~4日に1度は洗っていたのですが、最近は2週間に1回程度しか洗いません(夏場はもっと頻度があがります)。
ですが、べつにかゆくないです。
頭を洗わないで耐えられる期間はどのぐらいか実験してみたのですが、3週間ぐらいたつと、地肌に汚れがついているのがわかります。垢みたいなものです。爪の先で削ると汚れがついていきます。
この頃には、かゆいときがありますが、ずーっとかゆいわけではなくて、時々かゆいだけなので、さして気になりません。
ですが、1ヶ月たつと、ふけも目立つし、かゆみが気になるので、いまの私は、1ヶ月たつとかゆくなる、という回答になります。
しかし、それ以前に、頭皮に汚れがついていることに気づくので、2週間に1回は洗うようにしています。
2週間に1回なんて書くと、また、筆子は汚い、女を捨てている、ああはなりたくない、変人すぎる、という声が届くかもしれませんが、本当にこれで大丈夫なのです。
ただ、個人差はあるはずです。体質や年齢によっても違うでしょう。それと、カナダは日本にくらべてずっとドライなので、日本では、もう少しまめに洗髪したほうがいいかもしれません。
私は湯シャンを始めてもう10年ぐらいたつので、湯シャンにあうように皮脂が分泌していると思われます。一般に、シャンプーで洗髪する頻度が高いと、頭皮が乾燥するので、それをカバーするために、皮脂もたくさん出ます。
すると油っぽくなりますよね?
私はヘアケア製品は、いっさい使っていません。毎日、湯船に精油(最近はラベンダー)を入れて入浴しています。
私の髪はシャンプーをしたときのように、サラサラとはしていません。見た目はふつうですが、手ざわりは違います。
シャンプーのCMに出てくる人のサラサラ感が欲しいひとは、合成シャンプーを使うしかないと思います。
頭髪の汚れの8割から9割はお湯で落ちるでしょうが、光化学スモッグなど、大気中にある化学物質は、落ちないと思います。
なので、完璧を期したい人(100%汚れを落としたい人)は、ときどき、石けんで洗ったほうがいいかもしれませんね。
2014年に里帰りしたとき、美容院でシャンプーをしてもらいましたが、このとき、お湯で落ちない汚れが落ちたのかなあ、と思います(私は100%きれいにすることにはこだわっていません)。
その時の話⇒湯シャンの私が美容院に行ってふつうのシャンプーをしてもらった体験談
湯シャンに興味のある人は、とりあえず、ケミカルシャンプーの頻度を落とし、ときどきは湯シャン(お湯洗い)にして、気に入ったら続ける、というスタンスがいいと思います。
ガチガチの湯シャンにこだわることもないです。長いスパンで考えたほうがいいですよ。
湯シャンに関する記事のまとめ⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ
*****
今回は、ヘアケアに関する質問2つに答えました。
何がいいかは、体質やライフスタイルによって違います。
ジアミンの入っている毛染めを使っているからといって、いきなり病気になったりはしないでしょう。
ですが、アトピーや花粉症で悩んでいるアレルギー体質の人は、避けたほうがいいと思います。ほかの選択肢もありますから。
それでは、あなたもご質問、ご感想などありましたらお気軽にお寄せください。