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多くの人が、ついつい取っておくものを捨てるススメを書きます。
ついつい取っておくけれど、実はいらないし、全捨てしても問題ないものを思いつくまま順番に紹介しますね。
きょう取り上げる、すぐに捨てたほうがいいものは、紙袋・ショップの袋です。
ショップの袋や紙袋は全捨て推奨
たいていのお宅に、買った物が入っていた袋が何枚かはあるでしょう。
日本の店舗で買い物すると、わりときれいで立派な袋に入れてくれますよね?
ギフトでもなんでもないふつうの買い物をしたときにも。
そうした紙袋を、捨てずにためる人がたくさんいます。私の母もそうだし、かつての私もそうでした。
後生大事にためているだけで、袋の出番はなかなかないと思います。
なぜ出番がないのか?
不用品だからです。
不用品なので、すぐに捨てたほうが、生活の質はあがります。
おすすめは全捨てです。「全部捨てろ」というと、「え、でもいつか、何かに使えるかもしれないのに」と捨てることを怖がる人がいます。
ですが、こうした袋をたくさんためこんでいる人に限って、ショップからもらった袋ではない、正規の袋、つまりバッグや手提げをたくさん持っています。
日常生活で袋を使う必要が生じたら、そうした袋を使えば、充分間に合います。
ショップの袋をたくさん持っていて、「いつか、何かに使える」とか、「誰かに何かをあげるときに使える」と強く思う人は、一度、家にバッグや袋がいくつあるのか数えて、現実に直面してください。
管理する時間とエネルギーがもったいない
ためこんだ袋を捨てずに、美しく収納することや、整理整頓に励む人がいます。
「収納や整理整頓が趣味で、楽しくて仕方がないし、収納にお金や時間を使うのはいっこうにかまわない。私の生きがいだ」。こんなふうに、思うなら収納を続けてください。
しかし、多くの人は、べつに収納したくて収納するわけではありません。
紙袋がたくさんあって始末に困るから、収納グッズを使って、なんとか使いやすいように片付けようとします。
袋をためこんだ結果、「きれいに収納しなくちゃいけない」と思ってしまうだけです。
アマゾンでは、こんな商品が販売されています。
他にも類似品がもあります。
買い物するときは、できるだけ自前の袋を使い、ショップの袋をもらったときは、さっさと使うか、処分するかすれば、こうしたグッズは不用だし、袋を大中小に分類してきれいに並べる必要もありません。
「この袋、何かに使えないかなあ」と悩む生活から解放されます。
日本にお住まいの方は、ものを収納しすぎだし、整理整頓しすぎだと思います。
過剰に整理整頓する日本人のメンタリティについてこちらに書いています⇒なぜ死蔵品が家の中にたまるのか?:今度こそ減らす、リバウンド防止編
いらないものをたくさん持ちすぎるから、収納しすぎ、整理整頓しすぎの生活になるのではないでしょうか?
コンスタントに紙袋を使って、中身が回転しているならかまいませんが、どんどん数が増えるばかりで、何の流れもないときは、すべて捨てましょう。
以前は、私も、母のために、紙袋を整理したことがあります。大きさやきれいさ加減で選び、使えそうな袋を少し残しました。
家にある紙袋を全部捨てても、生きるのに何の問題もない~実録・親の家を片付ける(5)
しかし、今は全捨てのほうがいいと考えています。
この時きれいにした紙袋入れ用の箱、今はまたぐしゃぐしゃになっているはずです。
全捨てしてしまえば、もう二度と散らからないし、ぐしゃぐしゃになりません。
我が家ではこんなふうに袋がたまる
私は、めったに店で買い物しないし、マイバッグを使用することが多いので、余分な紙袋は持ち込みません。
しかし、夫が持ち込みます。
私の夫は、私とは考え方が違い、使用済みの紙袋やショップの袋をとりあえず取っておく人です。
最近は、夫は、私に感化されたのか、はたまた、家が狭いため、置く場所がないからか、クッキーの入っていた缶などをさっさと捨てるようになりました。しかし、袋は捨てません。
夫は、エコバッグを持っていますが、たまにレジ袋も利用していて、中身を出した袋は、別のエコバッグのはしっこに突っ込みます。
袋を入れる袋はファーネス(暖房設備)の横のユーティリティエリアに置いてあり、未使用のペーパータオルが入っています。
基本的にユーティリティエリアは、夫の物置き場です。
毎週木曜がゴミ収集日なので、木曜の朝になると、私はここに突っ込んであるレジ袋をわしっとつかんで、バスルームと自室にあるゴミ箱にライナー(内袋)としてセットし、残りは、全部捨てます(リサイクル用ゴミ)。
この記事を書くため、写真を撮影しているとき、改めてペーパータオルを入れている袋の中身をチェックしたところ、反対側にこんな袋があるのを見つけました。
クリスマスプレゼントとしてもらったワインが入っていた袋のようです。すごくいい紙が使われていますが、今、捨てました。
夫は、レジ袋だけでなく、売り場で野菜などを入れるポリエチレンの袋もためています。
ポップコーンメーカーに突っ込んでいます。めったに出番のない調理器具を収納雑貨として使っているわけです。
夫はポリ袋で、残り物を入れた皿をつつんだり、電子レンジにかける食品をくるんだりします。
ここにある袋は多少は回転しているので、容器の口の線から上に出ている分を、ゴミの日に捨てています。
ショップでもらう大きな紙袋やビニール袋は、夫は自室にしまっています。
我が家は、私が「捨てる人」だから、そこまで悲惨なことになっていません(夫の部屋は別です)。
しかし、全員が「捨てない人」だと、流れが滞って、家の中が散らかるだけでなく、「いらない物の管理」という、しなくてもいい労働をするはめになります。
そう、これ、しなくていい仕事なんです。
紙袋を捨てても、生きる上で困ることは何もないので、だまされたと思って、全部捨ててみてください。
きっと世界が変わるでしょう。
美しすぎる紙袋はすぐに使う
「筆子は全部捨てろと言うけどさあ、この袋はすごく素敵だから、捨てられないわ~」。
あなたの家には、そんなふうに感じてしまう、美しすぎる紙袋があるかもしれません。
そういう袋は、積極的に使ってください。
近所の人や友人に、おみやげを渡すときに入れるのに使ったり、マイバッグの代わりにスーパーで使ったり、弁当を入れて会社に持っていったり。
「美しいから観賞用として取ってあるの」と思うなら、ディスプレイすればいいでしょう。
私の娘のように⇒たまったショップの紙袋の意外な使い道を娘に教わる
袋は、物を入れるためにあるから、どこかにしまいこむのではなく、実際に使ったほうがいいです。
紙袋をばらして、切って、メモ紙にしてもいいでしょう。
「1ヶ月を目安に使い切れなかったものは、捨てる」と決めてもいいかもしれません。
私は塗り絵が趣味なので、家の中に、裏が白い紙や、OPP袋(クリスタルパック、透明感の高いパリッとしたビニール袋)があると、どんどん使ってしまいます。
紙は、メモ紙、下敷き、色出しに使い、OPP袋はパレットとして使います。
ほとんど家に紙袋が入らないので、どちらかというと、紙が足りない状態です。
「もったいなくて捨てられないわ」と思うならば、このように、使うことを意識してください。
そうすれば、少しは回転します。
紙やビニールは物理的には腐りません(劣化はします)。しかし、回転させないと、家の中のエネルギーや、自分の気持ちが腐ります。
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2018年の秋に里帰りしたとき、友人にあげるために名鉄百貨店の地下一階のモロゾフでチョコレートを買いました。
小さな箱にチョコレートが10個も入っていない商品でしたが、店の人は、クリスマス用のとてもかわいい袋に入れてくれました。
このようにかわいくて素敵な紙袋が日本にはいっぱいあるんでしょうね。
ですが、買った商品を無事に家に運ぶことができて、さらに、袋をもらったとき、「かわいいなあ」と思うことができればそれで充分ではないでしょうか。
「もっと別のことにも使おう」と欲張って、使用済みの袋をためこむと、あとで自分が苦しむことになります。