新聞紙の束

ミニマルな日常

最終更新日: 2021.10.30

今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その3):紙ゴミを捨て切る。

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シリーズで、年内に終える片付けプロジェクトを提案しています。

今回は、紙ゴミを捨てていきましょう。

ペーパーレスを心がけていても、まだまだ紙が家に入ってくることは多いんじゃないでしょうか?



10.家中にあるDMを捨てる

家中にあるダイレクトメールや、期限切れのクーポン券、古いメニュー、チラシなどを捨てます。

こうした紙切れは、こちらから求めて買ったり、もらったりしたものではなく、向こうから勝手に入ってきたものです。

べつに欲しくなかったのに、家に入ってきただけですから、捨てても体勢に大きな影響はありません。

捨てても全然大丈夫なものばかりですから、物を捨てるのが苦手な人でも、安心して捨てることができます。

ダイニングテーブルの上、状差しの中、引き出しの中、プラスチックのかごの中。

DMをためこんでいる場所はもらさずチェックして、すべて捨てましょう。





損したくないと思うから捨てられない

欲しいと思っていなかったのに、たまたまやってきただけの紙切れをなぜすぐに捨てないのか?

それは、「損したくない」と思うからです。

「何か、すごくお得な情報が書いてあるんじゃないか?」と思ったり。

そう思うだけで、中身をじっくり読むことはせず、いつまでもダイニングテーブルの上に置きっぱなしにしたり、なんとなくDMをためている引き出しに入れっぱなしにしていませんか?

「きれいな封筒だから、何かに再利用できるんじゃないかしら」と考えたり。

私の母は、DMによく使われている透明のOPP袋(別名、クリスタルパック。日本のオークションで本を買うと、この袋にきれいに包んで送ってくれる人が多い。たとえ30円で落札した古本でも)を、たくさん引き出しに突っ込んでいました。

適当に突っ込むから、届いたときは、ピンときれいだったであろうOPP袋に無残にしわが入っていました。

こちらに写真あり⇒なんでも入れてしまう場所を片付ける:プチ断捨離(35)

「透明できれいな袋だから、そのまま捨てるのがもったいない」と母は思ったのでしょう。

すでに何度も書いていますが、「もったいない」と思うから、ガラクタがどんどんたまります。

たとえOPP袋1枚でも、手元に残せば、管理する必要性が生じます。

「もったいない」と思うばかりに、自分で買ったものだけでなく、勝手に入ってきたものも、どんどん残す。

家の中が物だらけになって当然です。

「これ、何かに使えるかも」と思ったら、すぐに、「でも、手元に残すと管理しなきゃいけないよ。その時間と体力、あなたにあるの?」と自問してください。

あなたの家の中にあるのはガラクタばかりではないと思います。

大事なものだって、たくさんあるでしょう。そうした大事なものを管理することだけでも、相当エネルギーを取られるのに、勝手に入ってきたものを管理する余裕、ありますか?

人間は損をするのが嫌いな話⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる

11.いらない紙を全部捨てる

もういらない紙をすべてシュレッドして捨てます。量が少ないなら、手で破っても大丈夫だし、そのまま捨てて問題ないものは、そのまま捨ててください。

個人情報がのっている卒業アルバムの捨て方。

いらない紙を一掃する方法を2つ紹介します。

どんなふうに紙類を管理しているかによって、どちらが便利かは変わるので、やりやすいほうを使ってください。

A.古い紙からどんどん捨てる

押し入れなどに突っ込んである古い紙を全部捨ててください。

その紙が古ければ古いほど、今の自分や、今の生活とのかかわりが希薄です。

たとえば、古い手紙、カード、年賀状、ノート、お知らせ、給料の明細書、レシート、ただ取ってあるだけの茶封筒。

昔書いたノート、原稿、作りかけたスクラップブック。大昔の家計簿、日記、スケジュール帳。

使い終わった手帳や家計簿はいつまで取っておくべきか?

B.本当に必要な紙だけ取って、残りを全部捨てる

家の中には、捨てると困るかもしれない紙があります。

たとえば、あとで必要になる法的な書類や、税金の申告の数字の証拠書類として取っておけ、と政府が指示している紙など。

こうした紙を先に全部ピックアップして、そうでないものは、まとめて、シュレッダーにかけて捨てます。

私が手元に置いている紙も、こういう大事な紙と、現在、、実際に使っている紙(ブログのネタを書いた紙切れとか)だけです。

あとは、娘がくれたルーズリーフと、今、使い切りのターゲットとしているカードストック、メモ紙として使うつもりの反故紙(ほごがみ)があります。

これらは、すべて同じ引き出しに入れています。

もし、「紙は捨てたくない。みんなメモにして使うんだ」と思うなら、前回の記事に書いたように、使いやすいように、すべて1箇所に集めてください。

1箇所に集めてみると、思った以上に紙があると思います。

紙ゴミや書類の断捨離のやり方(1)~新聞紙は毎日捨てる

12.中途半端に置いているものを全部撤去

初回の記事で、床置きしているものをすべて取り去れと書きましたが、次は、家具の上でこれをやってください。

なんとなく家具の上に乗せているものを全部取って、捨てるなり、適当な場所にしまうなりします。

チェックするといい場所:

机、テーブル、ダイニングテーブル、カウンター(キッチン、バスルーム)、ドレッサー、本箱、たんす、テレビ台。

まあ、家具と名のつくものはすべて上を見てください。

何か乗せていませんか?

私の夫が冷蔵庫に変なものを乗せている話は何度も書いています。

今は、クイジナートの電気炊飯器、電動缶切り、コーヒーフィルター、ティッシュの箱、細々としたよくわからないものをのせているトレイ、中華料理の出前でとったワンタンスープが入っていたプラスチックのケース(中身を食べたあと、洗ったもの)などが見えます。

その置き方は実に中途半端で、ここを物置き場と定めて、ものを置いているのか、なんとなく置いてしまっているのか、判別しづらいものがあります。

このような中途半端な場所を極力なくしてください。

13.売る・寄付する・譲るを終わらせる

すでに、「これはもう手放そう」と決めたものの、「売る・寄付する・人に譲る」ことを終わらせていないがために、いまだに家の中にあるものの片をしっかりつけます。

「メルカリで売るから」といって、古着をいつまでも持つ続ける人がたくさんいます。

売るなら、さっさと売ってはどうでしょうか?

通常、服は、古くなればなるほど、市場価値が落ちますから。

いつかやろうと思うからいつまでもできない

「いつか、使うかもしれない」の「いつか」は来ないとよく言われますが、「いつか時間があるときにやろう」というときの「いつか」も来ません。

私たちは、やってみれば、30秒から1分で終わる、ちょっとしたタスクさえ先延ばしします。

そんなことより、今、やりたいことが他にたくさんあるのでしょう。

けれども、それを捨てないなら、売る・寄付する・人に譲るのどれかを終わらせないと、片付けは終わりません。

本当に手放すつもりなら、できるだけ早く終わらせましょう。あと一息です。

きょうやってしまうのが一番ですが、そうできないときは、せめて計画を立ててください。

たとえば、9月中に全部メルカリに出品して、10月中に売れないものは、すべて捨てる。

季節もの(夏ものとか)は、来年の春先に出品するため、別に取り除けておく、など。

こうしたことを、頭の中だけで考えるのではなく、不用品一掃プロジェクトの1つとして、ノートに書いておくことをおすすめします。

「ノートに書け」「紙に書け」「スケジュール帳に書け」と記事に書きますと、「私はそんなものを書いてるひまなんてない。子供が小さいもの(ペットがたくさんいるもの、介護で忙しいもの、仕事が忙しいもの、なんとなくうつうつするものetc)」と反応する人がたくさんいます。

ですが、頭で覚えておくことができないから、片付けなど、今しなくてもいい、だけど、「放置するとどんどん事態の悪化をもたらす日常のタスク」が、未処理のままたまってしまうのではないでしょうか?

人間の記憶には限界がある⇒ワーキングメモリ(作業記憶)をうまく使って目の前のゴールを達成する(TED)

忙しい人こそ、いろいろなことを書き出してタスクを管理すべきだと思います。

特に、現在、汚部屋の人は、これ以上、片付けを先延ばしにしないほうがいいですよ。

後回しにしたって、誰も片付けてくれません。

童話のように、魔法使いが出てきて、魔法の杖を一振りしてくれることを夢見ているのかもしれませんが。

あるいは、断捨離の神様が自分の上に降りてくるのを待っているのかもしれませんね。

もちろん、魔法使いも神様もいません。

なんとなく人頼みで生きてきたから、自分の部屋なのに、物が主導権が握る環境になってしまったと考えて、今日こそ、主体的な片付けを開始してください。

☆この続きはこちら⇒今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その4):空き箱を捨てよう。

☆これまでに書いた記事はこちら。

今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その1)

今年中にやってしまいたい片付けプロジェクト(その2):何もないコーナーを作る

*****

年内に片付けてしまうといいタスクをさらに4つお伝えしました。

すべて、過去記事でも、何度もふれていることなので、すでに片付け切ったと自負している人もたくさんいらっしゃるかもしれません。

けれども、暮らしていれば、紙はまたどんどん入ってくるので、スッキリ生活をしている方も、一度、見直してください。

それでは、この続きをお楽しみに。感想もお待ちしています。





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