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きのう、持たない暮らしをするためには、3つの生活習慣を変えることが必要だと書きました。
その記事⇒持たない暮らしにするために、まっさきに見直すべき3つの習慣。
1番目は、買い物の習慣の見直しです。
実は私も、若い頃は、買い物の頻度がひじょうに高く、後年、「断捨離するしかない物」をたくさん買い集めてしまいました。
そのような、物を買いすぎるライフスタイルを変えるために、効果的だったと感じることを紹介します。
今回は2つです。
1.買い物代わりに別のことをする
日々、人がやっていることの大半は習慣になっています。買い物もその1つ。
どんなタイミングでどこでどんな物を買うかは、たいてい決まっています。
いつも買い物をしていたタイミングで別のことをしたら、買い物習慣が変わりました。
私がしたこと:勉強+留学
私が生涯で一番よく買い物をしていたのは、新卒で会社に入った20歳から、30代半ばぐらいまでです。
毎日、会社に行き、帰りにファッションビルや地下街をぶらぶらしてよく物を買っていました。
自宅にいるときは、通販カタログをながながと見て、何を注文するか考え、実際に注文していました。
しかし、英語、その他の勉強を始めてから、とても忙しくなったため、買い物をする暇がなくなりました。
勤め帰りは、喫茶店に行き、晩ごはんを食べながら宿題。それから英会話学校などへ行き、自宅に帰ってきてからも宿題や復習。
社会人は、昼間は仕事で時間を取られるため、勉強しようと思ったら夕方から夜、または早朝の数時間しかありません。
その頃の私はまだ早起きはしていなかったので、夜、勉強していました。
留学してからは、学校の勉強についていくのが大変だったので、余暇はほとんど勉強に当てていました。
お金は、学費その他に化けていたので、買い物に使う気にもなれません。
学校を卒業し、主婦になってから、お菓子作りの道具や紅茶、プチプラの服を買いすぎた時期もありましたが、このときも、自分の好きな勉強(たいてい語学)をすることで、買い物グセから抜け出すことができました。
リソースの使い道を変える
買い物ぐせを改めるために、勉強を始めたわけではありませんが、時間やお金を別のことに使えば、買い物習慣は変わります。
いつも書いていますが、自分が持っているリソースは有限です。
リソースとは?⇒物だらけの部屋で暮らしていると、生活の質が落ちる理由(その1)~リソース編
リソースを他のことに使ってしまえば、買い物する分が残りません。
買い物以外の活動はなんでもいいです。
私はたまたま語学でしたが、スポーツ、ガーデニング、ダンス、彫金、絵画、コミュニティ活動、ボランティア、副業、特殊な料理の研究、発明、楽器の演奏、政治活動(デモとか)、小説の執筆、友達付き合いなど、好きなことを選んでください。
ちなみに、語学はものすごく時間がかかるし、今は、あまりお金を使わなくてもできるため、買い物の代わりにする活動としてはとてもおすすめです。
2.店に行かない・アクセスしない
買い物をするために必要なものや要素を考えて、そのどれかに意識的に制限をかけると、買い物ができません。
買い物に必要なのは
・自分自身
・お金
・商品
この3つです。
自分自身についていは、1番の方法で、買い物しにくい状態を作ることができます。
ここでは、商品にアクセスしにくい方法を考えてみましょう。
商品はどこにあるか?
店です。
店に行かなければ、商品にアクセスできないので、買いたくても買えません。
リアル店舗に行かない
シンプルライフを目指して、物を買わないようにしていたとき、私は店そのものに行きませんでした。
買いたい物が明確でないときは、ショッピングモールや店に行かないようにしたのです。
昔は、地下街をうろうろしていましたが、カナダのショッピングモールは広いのでウインドウショッピングをしていると、疲れるだけです。
友人に「どこかに行こう」と言われたら、モールではなく、動物園や美術館など、あまり物が売っていない場所を選んでいました。
動物園や美術館にもスーベニールショップがあるので、物は売っています。
しかし、スーベニールショップはあくまでおまけの施設なので、ショッピングモールや商業ビルよりずっとましです。
メインの施設でしっかり活動すれば、スーベニールショップに行く時間も体力も残りません。
人と待ち合わせをするときは、店ではない場所でしてください。
若い頃、私はよく本屋で待ち合わせをしていました。待ち合わせの時間より、早めに行き、友人が来る前に立ち読みして、文庫本を買ったりしていたのです。
物が販売されている場所に行くと、こういうことは、ごく自然に起こります。
今は、待ち合わせは、極力、店ではしません。駅、ビルの入り口の前、スターバックスの前、フードコート、カフェの中などを選んでいます。
通販カタログは全部止める
私が若い頃、買い物するとしたらリアル店舗か、郵便を使った通販です。
30代の半ばごろ、それまで使っていたカタログはすべて止めました。
今もカタログ類はいっさい取っていません。
カタログを止めると、よけいな紙ゴミも出ないので、時間と体力の節約にもなります。
タログのみならず、何かを宣伝しているチラシも、まったく見ていません。
チラシを見なくても、生活になんの支障もありません。
ネットショップにアクセスしない
近年、ネットショップで買い物することが多いですよね?
ネットショップも、リアル店舗と同じで、サイトにアクセスしなければ、商品も見ることができません。そこで、必要があるときしか、アクセスしません。
今から15年~20年ぐらい前、娘の服をネットの店でユーズドで買うことから始まり、自分の服(ものすごく安い)を楽天市場やヤフオク、カナダのEbayなどで買っていたことがありますが、このときは、毎日のようにネットショップを見ていました。
ネットショップにアクセスしたらやることは買い物しかありません。
何も買わず商品のリサーチをすることもあるかもしれませんが、最終目的は買い物です。
2018年に、塗り絵グッズをよく買っていましたが、このときもよくアマゾンを見ていました。
買い物したいからネットショップを見るのか、ネットショップを見ているから買い物をしてしまうのか?
順番はわかりませんが、確かに言えることは、ネットショップにアクセスすると、買い物に帰結するということです。
ネットショッピングを控えたい人は、どうしても必要があるときだけ、アクセスするようにしてください。
シンプルな戦略ですが、とても効果的です。
必要なときだけアクセスするために
必要なときだけ、ネットショップにアクセスする状況を作るために一番いいのは、スマホやタブレットを手放すことですが、他のことで使うから、これはできないですよね。
私も、スマホとタブレットは毎日使っています。そこで、以下のことを試してください。
・ショッピングアプリは全削除する
買い物を目的として使っているアプリを削除します。
アマゾンのアプリや、メリカリのアプリ、ZOZOTOWMのアプリなど、いろいろあると思います。
こうしたアプリをスマホから削除します。
私も、ショッピングアプリは1つも利用していません。
SNSのアプリでも、それを使用することによって、結果的に買い物をしているのならば、削除したほうがいいです。
・削除ができないなら、専用フォルダにまとめる
何らかの理由で、どうしてもアンインストールしたくないなら、フォルダにまとめて、アクセスしにくい場所に追いやってください。
・店のメールはすべて止める
ショップのお知らせメールは、できるだけ停止してください。
特に、無駄遣いにつながるショップは。
私は、ふだん食品を買っている店のメールは受け取っていますが、インボックス(受信箱)には入れず、ゴミ箱に直行するようにしています。
ゴミ箱にあるメールは、1ヶ月は削除されないので、必要に応じて、ゴミ箱の中を見に行けば、メールの中身を見ることは可能です。
・ショッピングサイトをフォローしない
SNSで、店のアカウントをフォローするのは極力やめましょう。
まあ、買い物を控えたい人は、SNSそのものも控えたほうがいいです。広告が多いですから。
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物を買いすぎてしまう習慣を改めるのに効果的だった方法を2つ紹介しました。
習慣を変えるのに役立ったことは他にもあるので、順番に紹介しますね。