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きょうは読者、ぺろさんのリクエストにこたえて、節約の話を中心に書きます。
ぺろさんはお便り引用不可ですが、「ネタ利用OK」とあったので、リクエスト部分を引用しますね。
節約・貯金の話を聞きたい
「秋に行う、冬支度」「冬になる前にやっておきたい掃除」「暖房費削減になる掃除」など読みたいです。
「貯金」
投資とか突飛的な話ではなく、「空き瓶に小銭を貯めて、定期的に銀行に入れてます」みたいな庶民的な話が読みたいです。
今の例えは自分が実践してることなんですが、こういう話は何度聞いても興味が尽きません。
ぺろさん、こんにちは。リクエストありがとうございます。
節約と貯金の話を希望していることはわかりましたが、冬支度や掃除も、節約という観点から書いてほしいということですかね。順番に書いていきますね。
冬支度について
冬支度はしません。
日本は比較的四季がはっきりしているから、冬支度みたいなものもするかもしれませんが、カナダは冬が長く、私の住んでいるところは、8月でも、気温が氷点下をさがり、雪が降ることもある地方です。
よって、家の中が、夏と冬で大きく変わることはありません。というか、私の部屋はまったく変わりません。
自室でいつも使っている座椅子の上に、ひざかけ(すべて娘のお古)を置いていますが、夏も置きっぱなしです。
暖房はストーブやこたつみたいな局所暖房ではなく、ファーネス(furnace heating)という家全体をあたためるセントラルヒーティングを使っています。
ファーネスについては過去記事でわりと詳しく説明したことがあります⇒暖房を使わずに室内を暖かくする7つの方法
この記事を書いている今は5月の終わりですが、朝方、気温が下がれば、暖房(ファーネス)が自動的に入ります。
冬場着るダウンジャケットは、廊下にあるクローゼット(洋服かけがあるスペース)に通年でぶらさげてあるので、わざわざ取り出すこともありません。
つまり、クローゼットの入れ替え(いわゆる衣替え)は全くしません。
冬になる前にやっておきたい掃除
冬支度をしないので、冬になる前にやっておきたい掃除も思いつきませんね~。
夏物をしまうことぐらいですかね?
それについてはこちらの記事が参考になるでしょう⇒夏の終わりに捨てたいもの9選:プチ断捨離(31)
先にも書きましたが、通年で暮らしは変わらないから、冬になる前に特にどこかを掃除することはしていません。
というか、私は、年間を通して熱心に掃除をすることはないんです。
我が家は、夫のほうがよく掃除をしています。
暖房費を減らすための掃除で思いつくのはファーネスのフィルターの交換です。
エアコンと同じでフィルターが詰まっていたら、ファーネスの効きが悪くなります。
とはいえ、フィルターの掃除をすることはなく、汚れたら、新しいものに取り替えます。これは、家主の責任だと思いますが、我が家は、夫が自分で新しいのを買ってきて、適宜付け替えているようです(私は全く関知しない)。
考えてみると、私はあまり掃除が好きじゃないんです。料理よりは好きですが。
掃除したくないから、物を減らしました。
貯金について
私はまぎれもなく庶民ですが、「空き瓶に小銭をためて~」みたいなことはいっさいしていません。
昔、家計管理の練習を始めた頃は、現金を使っていたので、週に20ドルの予算でやって、あまった分はガラス瓶に入れていました。
その話は過去記事に詳しく書いています⇒現金払いを2年4ヶ月続けて気づいた6つのメリット。貯金が増えます。 ガラス瓶の写真もあります。
しかし、2020年に新型コロナウィルスが流行したとき、現金を使うのはやめました。
今、食料品や日用品はクレジットカードで買っています。
現金を使うのは、「現金で払ってください」という指示があるときだけです。そして、それはきわめてまれなことです。
これまで、現金を使わなければならなかったのは、日本領事館で、書類を取得したときだけです。
それから、25年以上前の話になりますが、学生ビザが切れて、州の健康保険を使えなくなったとき、産婦人科の検診の料金は、前払いで現金でしなければなりませんでした。
貯金や節約については、今年出版したこの本や⇒新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ
このムック⇒ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ
に書いたことを今も実践しています。
たとえば
・収入と支出を把握する
・ニーズとウォンツについて考える⇒ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
・よけいな物は買わない
・しかし、必要な物は買う
・とくにお金を使うのは健康(歯医者、食料)、趣味(語学)、娘、仕事で必要なもの(パソコンや各種サービス)
こんな感じです。
私がとくに効果的だと思うことは
・自分なりに記録をとること
・取った記録を見て考えること
・改善点を見つけて、実践すること
・ニーズとウォンツについて考えること
・買ったものは極力使い切ること
・まめに断捨離する
このあたりです。
記録をとる重要性は、過去記事にくどいほど書いているので、わざわざここで書くこともないでしょう。
記録を取らないと現状がわからないので、何らかの形でログを取るのは必須です。
節約や貯金だけでなく、何か改善したいことがあるときは、現状を調べ、理想の状態(ゴール、どういうふうにもっていきたいか)を考え、そのギャップを埋める作業をします。
現状がわからなければ、ギャップは埋まらないので、記録するべきなのです。
今でも不用品を捨てているのは、不用品を持てば持つほど、コストがかかると考えているからです。
さらに、手持ちの物を見直すと、「最近、無駄遣いが増えているなあ」とか、「これ、買ったのに全然使ってないなあ」と気づくので、まずい方向にどんどん進んでしまう前に軌道修正ができます。
お金よりほかのリソースを考える
節約という面で心がけているというか、考えていることは、お金より、ほかのリソースを大事にすることです。
具体的には時間です。
ぺろさんは、まだ若いから、時間がたっぷりあるでしょうが、私は、人生の残り時間が多いとは言えないので、時間を大事にするために、お金を払うことはよくあります。
たとえば、今、インターネットがあるから、語学は、通信費やスマホ代を捻出できれば、あとは、無料でできます。
無料コンテンツがたくさんありますから。
しかし、無料コンテンツはたくさんありすぎて、自分に合ったものや、そのとき求めているものを探すのが大変だし、しっかりしたカリキュラムをもとに提供されているものは少ないです。
そこで、私は多少お金を出してでも、ある程度、カリキュラムがしっかりしているものを利用しています。
語学アプリも、無料でやろうとすると、広告を見なければならないので、課金して広告ははずして利用します。
何かを1つ勉強するたびに広告を見ると、たとえそれが30秒でも積み重なれば、かなりの時間のロスです。
フラッシュカードアプリ(単語を覚えるアプリ)の画面のどこかに、常に広告が出ていると気が散って、学習効果が落ちるので、この場合も課金して広告をはずします。
娘に言わせれば、「無料でできるのにお金を払うなんて、ママはバカ」となるのですが、時間や意識のほうが大事だから、お金を払います。
いわゆる「庶民的な節約」は無料でできるものはすべて無料で行うことにあるかもしれませんが、私のやり方はその逆です。
節約する目的を考えたとき、私の場合は、「できるだけたくさんのお金を残すこと」ではなく、「今の生活も楽しみつつ、老後の生活に備えること」です。
そのために、心の余裕を大事にしています。
小銭貯金について
びんに小銭を入れてためるのも悪くはないと思います。しかし、本当に節約になっているのかどうか考えるべきです。もし、本当に節約がしたいのなら。
多くの場合、節約している気分になれるのがうれしいからやっているのではないでしょうか?
まあ、それも悪くありません。それは、趣味みたいなもので、楽しい気分でいられますから。
しかし、節約している気分になっているだけで、実際は節約になっていないかもしれません。
今、小銭を入金するのにお金がかかる時代です。
たとえば、郵便局の窓口では、硬貨の預け入れは、50枚までは無料ですが、51枚から100枚までは550円、101枚から500枚までは825円、501枚から1000枚までは1100円で、これより多い場合は500枚増えるごとに550円加算されます。
ATMで預け入れるときは1枚から手数料がかかります。
銀行のことは知りませんが、100枚までは無料のところが多いです。
そのため、ちゃんと節約するためには、事前に硬貨の数を数え、手数料がかからない枚数にして持っていくという準備が必要です。
この準備をするために、考えることや、やることが増えますよね?
昔は、財布の中に余っている小銭をびんにじゃらじゃらと放り込み、たまったら金融機関に持っていくだけでよかったでしょう。
しかし、今は、小銭貯金をするためには、ほかのリソースを余分に使う必要があります。
よって、小銭貯金が必ずしも理想的な節約方法だとは思いません。
日本の銀行は、今のところ、ほとんど利子がつかないので、小銭ではなく、お札の形で箱に入れておくほうが節約になるかもしれないですね。銀行に手数料を払わなくてすみますから。
自宅に大金を保管していると盗難の心配はついてまわりますが。
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今回は、節約の話を書きました。
ミニマリストになると、余計な物を買うことが少なくなるので、そうでない場合より、節約できると思います。
節約する目的は人それぞれなので、自分の目的に合った節約法がベストですね。