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部屋をきれいにしたくて、不用品を捨て始めたものの、いつまでたっても片付かないことってありますよね?
そんなときは、たいてい考えすぎています。
情報を集めて検討することや、捨てるかキープするか深く悩むことに時間とエネルギーを使いすぎているから、肝心の捨てることが進まないのです。
今回は、なかなか片付かない人が、無駄に頭を使いすぎてしまうポイントを3つ紹介します。
心当たりがあったら、頭を使うのはやめて、手をつかって、不用品を捨てましょう。
1.情報の集めすぎ
捨て活にいそしんでいるつもりでも、情報集めをすることに時間と頭を使いすぎて、実際は、たいして捨てていないことがあります。
今、情報があふれているので、集めようと思ったら、いくらでも集められます。
YouTubeで動画を見たり、片付け本を読んだり、インスタグラムやピンタレストで、きれいに片付いた部屋の写真を見たり。
アマゾンや楽天市場で、便利そうな収納グッズを物色したり。ついでに購入者のレビューをえんえんと読んだり。
不用品を捨てるべきだとわかっていても、実はあまり捨てたくない人ほど、情報集めに逃げます。
そうです。情報集めは現実逃避です。
情報を集めていれば、なんとなく断捨離をやっている気分になれますから。
1日は24時間と時間が決まっているので、片付けについて調べたり、考えたり、思い巡らしたりするのに時間を使えば、捨てる時間が減ってしまいます。
情報は集めなくても大丈夫
私もこのブログに、毎日情報らしきものを書いておりますが、正直、不用品を捨てるのに、あれこれ情報を集める必要はありません。
やることは、部屋からいらない物を見つけ出し、捨てるだけなので、難しいことは何もないんです。
インスピレーション(発奮材料)を得るため、片付け本を読むのは悪くありませんが、そんなに何冊も読む必要はないです。
書いてあることは、みな、ほとんど同じですから。
私が、参考にした本は2冊だけです。
『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)
両方ともよくお風呂で読んでいました。
片付けのマニュアルや、人が何かを片付けた体験を読むより、実際に、自分でいろいろ捨てて、その結果を目の当たりにしたほうが、よほど深い洞察が得られます。
いくら断捨離本や片づけ本を読んでも部屋が片付かない本当の理由
情報集めに時間を使いすぎているかも?とちらっとでも思ったら、一度、1日の時間の使い方を見直してください。
インターネット(SNSやYouTube)に時間を費やしすぎているかもしれません。
1日15分は、ちゃんと物を捨てる時間を作りましょう。
これは実際に物を捨てる時間です。物を捨てることについて、「あーでもない、こーでもない」と考えたり、人が捨てている様子を読んだり見たりする時間ではありません。
「断捨離タイム」に、自分が何を行っているか、振り返ってみましょう。
不用品を捨てること以外の活動をしていれば、部屋が片付かないのは当然です。
2.すべてにおいて考えすぎ
考えすぎは、あらゆる段階で、捨て活の邪魔をするので、あまり考えすぎないでください。
情報集めと同じで、いくら長時間考えても、実際に不用品を捨てないと、部屋はきれいになりません。
準備段階の考え過ぎ
まだ何も捨てていないうちから、こんなことを考えていませんか?
・どうやったら、簡単に早く捨てることができるだろうか。ベストの方法を知りたい⇒情報集めに走る
・捨てて後悔しないようにしたい⇒やはり情報集めに走る。人が、「捨てて後悔したもの」と書いているものを読んだりする。
・今は忙しいから、連休に捨てればいいのかも⇒捨てることを先延ばしする
・子供が大きくなったら、断捨離を始めればいいのかも⇒先延ばしする。それもかなり長い間。
・縁起のいい日にちから始めたい⇒実際に、そういう読者がいました。吉日は今日です。今日しかありません。
・そのうち引っ越して/リフォームして、もっと収納スペースが広くなる予定だから、何も今、捨てる必要はないよね⇒「そのうち」っていつ?
捨てている最中の考え過ぎ
・もしかしたら、いつか、必要になるかもしれない⇒「いつか」は来ない。
いつか使うかもしれない物をそこに置いておいても誰も使わないよ。
・捨てると同じものは2度と手にはいらないから、すごく後悔するかもしれない⇒そう考えている時間こそ、もう2度と手に入りません。
後悔に関しては、こちらの記事をどうぞ⇒あとで後悔したくない:物を手放すことに対する不安と恐怖(その6)
3.決められない
考えすぎがもっとも問題になるのは、何かを捨てるかキープするか決められないときです。
捨てる決断がなかなかできないので、考えこんでいる間に片付けタイムが終わってしまいます。
迷っている時間がもったいないので、さっさと決めましょう。
決めるコツ
要不要の決断をするのにやたらと迷う人は、以下の方法をためしてください。
・タイムリミットを決める
だらだら捨て作業をせず、5分、10分、15分、20分と、捨てる時間を決めてください。
その時間は必ずタイマーを使うこと⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
時間を区切れば、集中して作業できます。
仮に迷ってしまっても、15分たてば、迷い時間が終わるので、無駄に頭が疲れません。
タイムリミットは、捨てプロジェクトそのものにも使うと効果的です。
たとえば、7月中にキッチンの断捨離を終わらせよう、とか、1週間で本棚の整理をしよう、というやり方をします。
・簡単なものから捨てる
捨てる決断が簡単にできるものから捨て始め、決断することに慣れてください。
捨てるのが簡単なものは、たとえば、誰が見てもゴミなもの、あまりに古いもの、こわれているもの、賞味期限や使用期限が切れているもの、たくさんありすぎて、1つや2つ捨てたぐらいでは大勢に影響のないもの、実は嫌いなもの。
サンプルや景品など、自分で買っていないものも、捨てやすいと思います。
・捨てるルールを先に決める
先に「こういうものはもう捨てる」というルールを決めてしまい、あとはそのルールに従って、捨てる・捨てないと仕分けしていけば、早く作業できます。
たとえば、1年使っていなかったら捨てる、とか。
ルールの参考にどうぞ⇒断捨離する物にやたらと迷う人向け、捨てる物チェックリスト。
自分でルールを作ったほうが、納得して捨てることができます。
・大事なものを先に取る
捨てるものではなく、大事なもの、どうしてもキープしたいものを先に取って、残りを捨てます。
大事なものは、取り除けてあるのだから、間違って大事なものを捨てる心配がないので、スピードアップします。
・迷っても結果に大差はないと考える
捨てるか捨てないかをえんえんと迷っても、逆に、全く迷わうことなく決めてしまっても、結果はたいして変わりません。
後悔に関する記事に書きましたが、たいていのものは、必要になったら入手可能だし、入手できなくても、それなしで生きていくことができます。
今、自分がたくさん抱え込んでいるものの大半は、生きるのに必要ではないのです。
「いやいや、これは私の心の癒やしです。暮らしのうるおいです」とあなたは言うかもしれません。
しかし、捨てようと思って引っ張りだしたから、そう思うだけで、きのうまでは、それらの存在を半ば忘れて、うっちゃっておいただけですよね?
それらは、存在していなかったも同じです。
人は、何かを失うのが嫌いだから、捨てる直前に、「もったいない、大事だ」と思ってしまうだけです。
これまで、自分がそのガラクタたちとどんなふうに付き合ったか、冷静に考えてみれば、手元に残す必要などないとわかるでしょう。
ストレスを増やさないために
エッセオンラインに新しい記事がアップされました。
今回は、意図せず、ステレスが増えてしまう日々の習慣を7つ紹介しています。
ぜひ、お読みください⇒50代、「やめたらラクになる習慣」。1つでも手放せば毎日がぐんと自由で身軽に | ESSEonline(エッセ オンライン)
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考え過ぎが、断捨離をはばむことについて書きました。
人はいろいろなことを考えますが、特に「迷う時間」がもったいないので、どんどん決断していってください。
私も、ブログの記事を書く前に、たまに迷うことがあります。
「きょうはどんな記事を書こうかな?」と。
でも、さんざん迷ったから、いい記事が書けるかというとそんなことは決してないんです。
迷っても、迷わなくても記事の質は変わりません。
だったら、迷わないほうがいいですよね?