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暮らしをシンプルにするのに役立つリストを7つ紹介します。
リストは項目やアイテムを箇条書きにして一覧できるようにしたもの。To-doリストや買い物リストが有名ですが、それ以外にも、目的に合わせて独自のリストを作ると、意図的な暮らしができるようになります。
最近暑くて、片付けが進んでいない、すっかり断捨離に疲れてしまった、捨てたけど、リバウンドした。
そんな人は、1日15分ぐらい使ってリストを書いてください。
書くだけで、シンプルにすることに意識が向くし、考えを整理できますよ。
私がおすすめするのは以下のリストです。
1.絶対必要だと思うものリスト
自分が持っているもののなかで、とても大事なもの、何があっても捨てたくないもの、墓場まで持っていきたいものを書き出してください。
まあ、毎日使っているものは、たいてい、必要なものでしょう。
私で言えば、パソコンやスマホはないと困るので、絶対必要なものリストに入ります。
このリストを書くと、以下のメリットがあります。
・ニーズやウォンツの区別ができるので、今後、賢く買い物できる
ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
・本当に必要なものがわかる・決められる
・持っているものすべてが大事じゃないとわかる
2.今すぐ捨てたいものリスト
今、この瞬間にでも、さっさと捨てたいものをリストアップします。
このリストにのりそうなものは
・古い衣類
・古い書類やノート
・空の容器やボトル
・ショップの袋
・微妙にこわれたので、新しいものを買ったあと、押入れに押し込んだ家電やツール
・中途半端に残っているコスメ
・もう読まない本や雑誌
・うっかり買いすぎてしまった雑貨
・とうの昔にいらなくなった、子供が使っていたおもちゃ
・3回ぐらい生まれ変わらないと使い切れなさそうな文房具
などなどたくさんあるでしょう。
もっと具体的に
・去年の誕生日に夫からもらったけど、全く使い道のないホットプレート
・20年前、結婚するときに親が用意してくれた大きいだけの婚礼家具
・企業セミナーに出席するたびにもらったボールペンやマグカップ
・やはりセミナーや展示会に出席するたびにもらって、箱にいれっぱなしになっているランチ券やドリンク券、その他のお得券
こんなものがリストにあがる人もいるでしょう。
このリストは実際に断捨離をするときに役立つので、思いつくまま、どんどん書いていきましょう。
3.将来的には捨てたいものリスト
今すぐではないけれど、近い将来捨てたいものをリストアップします。
それは、量が多すぎて捨てるのが大変なものや、捨てる作業がひじょうに面倒くさそうに思われるもの、心理的にきついものです。
たとえば、
・20年分ぐらいためている趣味の旅行の写真(紙焼き)
・何枚あるのかわからない、子供を撮影したデジタル写真
・何かを作りたくてひたすらためた布地や端切れ
・読んでから(勉強してから)処分しようと思っている参考書や問題集
・亡くなった父親から受け継いだ大量の鉢植え
・物がびっしり入っている空き家になった実家
「捨てるものなんて何もないことない?」と思う人は、私のブログの過去1年の記事を読んでいただくか、プチ断捨離の記事を読んでみてください。
何を捨てていいのかわからないときは、こんな物から捨ててみては?:プチ断捨離のまとめ、その2。
捨てたいものは、「物理的な物」だけとは限りません。なぜか毎月送られてくる特定の団体の会報、ジムやゴルフクラブのメンバーシップ、不本意ながらやっていること、嫌なのに続けている人間関係、本当は手放したい悪習慣などもあります。
4.引っ越し先に持ち込みたくないものリスト
半年後に引っ越しするとしたら、新居に運び込みたくないものをリストアップします。
たとえば、私はまだけっこう紙の本を所持していますが、引っ越しするときは、今の半分ぐらいにしたいと思っています。
塗り絵本も、人生の残り時間を考えると、手持ちの半分ぐらいでいいでしょう。
塗り絵はデジタルで購入し、塗る前に印刷することもできるので、塗るものがなくなることは、ありえません。
人によっては、「今は、捨てるつもりがないけれど、引っ越しするなら、古い部屋着は置いていきたい」と思うかもしれません。
このリストは、「マイホームに住んでいて、引っ越しすることはない」と思う人も作ってください。
確かに、当面は引っ越しする予定はないかもしれません。しかし、年をとると、転居する可能性が出てきます。
家をリフォームするために一時的に仮住まいをする、介護ホームに入る、息子や娘と同居する、家族が住むそばに転居する、など。
好むと好まざるとにかかわらず、ダウンサイジングする可能性は高いので、「持って行きたくないものリスト」は、後々役立ちます。
それに、このリストを書けば、なんとなく惰性で持っているけど、本当は手放したほうがいいものに気づくことができます。
5.1つあれば十分なものリスト
いくつも持っているけれど、実は1個あれば大丈夫そう、と思うものをリストアップします。
このリストを書くために、まず同じもの(用途が同じもの)なのに、なぜか複数もっているものを探し出してください。
世間には、冷蔵庫を2つも3つも持っている人がいます。
複数のテレビがある家もめずらしくありません。車もそうですね。家族がそれぞれ1台ずつ持っている家はふつうにあるでしょう。
2人暮らしだけなのに、レストランを開くことができそうなほど、食器を持っている人もいます。
時計やカレンダーがいくつもあるので、各部屋に2つずつ置いている人もいるでしょう(冗談ではありません)。
似たような衣類、靴、バッグをたくさん持っている女性もいます。
ものを買うとき必ず予備を買う人は、すべてのものが、複数あることになります。
同じ洋服を色違いで買ったり似たようなアイテムを複数買いする心理とは?
そのようなものの中から、1個で大丈夫そうなものをだーっと書いてください。
余分なものを捨てる気になるかもしれません。
6.ガラクタの行き先リスト(処分法リスト)
自分の生活環境にあった処分法を、思いつく限りすべてリストアップしてみましょう。
行き先があいまいだと、捨てようと思ったものがいつまでも、家の中にとどまってしまいますが、ちゃんと持ち込み先があれば、片付けが進むます。
たとえば、
・捨てる
・友人にあげる
・メルカリで売る
・リサイクルショップに持っていく
・寄付する(どこに?)
・街のフリマで売る・ヤードセール(庭で売ること)をする
・箱に入れて外に出す⇒ご自由にお持ちくださいボックスに、不用品を入れて出したら、すぐに処分できた。
・隣の奥さんにあげる
・弟の奥さんにあげる
・妹にあげる
・返品する
・専門業者に引き取ってもらう
それぞれの項目の下には、たっぷりめに余白を開けて、実際に、どの品物を処分するか書き添えるといいでしょう。
私はすべて寄付しますが、それでも3通りの方法があります。
1)娘に渡す
娘はスリフトショップ(人が寄付したものを販売し、売上を慈善事業に使う店)の店長なので、店で売れそうなものは、店に並べるし、売り物にならないものは、店に出入りしている専門の廃棄物回収業者に渡してくれます。
2)廊下の所定の場所に置く
ここに置くと、タイミングを見て、夫が近所のスリフトショップに持っていきます。
3)自分でドネーションビン(寄付品を入れるコンテナ)に持っていく
近所に衣類を入れることができるドネーションビンがあるので、たまにここに古着を入れています。
デザインは違いますが、こんな感じのビンです。
7.デジタル化できそうなものリスト
現在紙媒体で持っているけれど、デジタル化できそうなものをリストアップします。
たとえば、
・写真・アルバム
・子供が描いた絵
・書類
・本、雑誌
・自分で書いた日記、ノート、家計簿、メモ、レシピ
・もらった手紙やカード
・音声(CDなどの音楽の音源、自分で録音したスピーチなど)
・映像(DVDなど)
今、スマホにカメラがついているし、標準でついているアプリでスキャンできるので、簡単にデジタル化はできます。
今のところ、紙媒体や物理的な物を利用しているけれど、今後は、デジタルデータを利用できそうなものも探してみましょう。
お知らせ:「買わない暮らし。」の要約動画
最後にお知らせです。
本要約チャンネルというYouTubeのチャンネルの人が、私の「買わない暮らし。」という本を要約してくれました。
この本を読んでいない人や、読んだけど、おさらいしたい人は、動画をごらんください。
説得力がありすぎて、笑ってしまうほどです。セールに弱い人に特におすすめ。
39分40秒。
アニメーションに解説がついた形なので、文字を読むのが苦手な人にも教えてあげてください。
「買わない暮らし。」が初耳の人は、私の説明をお読みください⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
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暮らしをシンプルにするのに役立つリストを7種類紹介しました。
これ以外にも、独自のリストをどんどん書いてください。
リストを書くと、思考の整理ができるし、優先順位がはっきりするし、新しいアイデアを思いつくし、いいことしかないと思います。
書いたリストは、アクションプランの立案にも使えますよ。